ポイント投資ができて、小額投資に向いている証券会社が3社あります。
・ネオモバ(SBIネオモバイル証券)
・LINE証券
・日興フロッギー(SMBC日興証券)
この3社ですね。いずれも100円程度からの小額投資が可能で、それぞれTポイント、LINEポイント、dポイントを使ってポイント投資をすることができるようになっています。
ポイント投資を前提とするなら貯めているポイントに対応した証券会社を使うほかないわけですが、
私は3社とも利用していますが、それぞれの証券会社ごとの特徴と違い、どんな普通に使えばいいのか?という点をまとめていきたいと思います。同じ小額投資サービスでも3社とも方向性が全く違います。
個人的にはそれぞれいいところがあるのでうまく使っていけばいいんじゃないかなと思います。
ネオモバ
投資要素は一番強い。端株優待ねらいもできて汎用性が高いネット証券
ほぼすべての株に投資できる。投資単位は1株単位。色々な会社の株に分散して投資をしたい人向け。Tポイントを使って投資可能。
- 投資可能銘柄:3000銘柄以上
- 取引単位:1株単位
- 取引のタイミング:1日2回
- 株主の名義:自分
- ポイント投資:Tポイント
- 手数料:月間50万円までは実質20円
おすすめの使い方は色々な会社に広く浅く投資するような方法ですかね。手数料が月50万円までは何回、何社に投資をしても実質20円(220円発生するけど200P還元される)なので、手数多めで投資しても損をしない感じです。
個人的に純粋に株式投資をするのであれば、このネオモバが一番使いやすいと思います。
<向いている人>
- Tポイントを貯めている人/貯まっている人
- 純粋に株式投資をしていきたいと考えている人
- 端株優待に興味がある人
LINE証券
一番お遊び要素が強い。株のタイムセールはいい感じ。LINEポイントを現金化できる要素もポイ活に嬉しい
ごくごく限られた銘柄にしか投資できない。日本を代表するような大企業が中心。リアルタイム取引ができて夜間取引もできるのが強み。
- 投資可能銘柄:300銘柄(国内株式)+15銘柄(ETF)+投信28銘柄
- 取引単位:1株単位
- 取引のタイミング:リアルタイム
- 株主の名義:自分
- ポイント投資:LINEポイント(※)
- 手数料:取引の都度発生(0.05%~0.5%程度)
※LINEポイントについてはLINE証券に「入金」という形で使えます。
強みはLINEポイントという使い道の少ないポイントが現金化できるという点。LINEポイント→LINE証券→出金(LINE Pay)→銀行送金とすることでポイントが換金できます。
投資関係ないじゃん!って話ですが、それが一番の強みかと思います。LINEポイントって色々貯めやすかったりしますが、ポイントの使い道が微妙なので現金化できるのは強みですね。
投資でいえば「株のタイムセール」はほぼ確実にお得だと思います。こちらは積極的に参加しましょう。ただ、これも投資というよりかは、ゲームに近いと思います。
<向いている人>
- LINEポイントが貯まっている、貯めている人
- LINEスマート投資(ワンコイン投資)をやっている人
- 株のタイムセールで小遣い稼ぎしたい人
日興フロッギー
特定の株を積立投資していくスタイルに向く。dポイントの使い道が大きく広がる点も強み。
ほぼすべての株に投資ができる。ただしETF系は少なめ。株数単位ではなく、金額単位なのが特徴的。株主としては扱われない点が注意点。dポイントで投資可能で期間・用途限定ポイントも利用可能。
- 投資可能銘柄:3000銘柄以上
- 取引単位:金額単位(100円単位で購入可能)
- 取引のタイミング:1日2回(実質1回?)
- 株主の名義:SMBC日興証券
- ポイント投資:dポイント
投資のスタイルとしてはネオモバのように色々な銘柄をピックアップして買うというよりも、特定の銘柄を少しずつ積立投資していくといった運用に向く感じです。
dポイント(期間・用途限定)が投資に使える点が大きなメリットです。毎月dポイントカードやd払いなどのキャンペーンでもらえるポイント分を投資に回して積立していくというのが向いていそうな感じです。
期間・用途限定ポイントは日興フロッギーに使って、通常ポイントは一般的なdポイント投資に使うというのが効率的っぽいです。
<向いている人>
- dポイント投資をやっている人、今後やる予定の人
- dカード、d払い、dポイントカードユーザー
その他のポイント投資ができる証券会社
ネオモバ、LINE証券、日興フロッギー以外にポイント投資ができる証券会社も最後に少しだけ紹介しておきます。
SBI証券(Tポイント投資・投資信託)
ネオモバと同じSBIグループのネット証券です。ネット証券では最大手。同じくTポイントを使った投資ができます。投資対象は「投資信託」となっています。
SBI証券は100円単位で投資信託を購入でき、また投資信託の保有残高に応じてTポイントが貯まる仕組みもあります。
>>SBI証券
楽天証券(楽天ポイント投資・投資信託・株式)
楽天証券は楽天ポイントを使って投資信託や株式を購入できます。
楽天ポイントは貯めやすいポイントなので、ポイント投資はしやすいです。ただし、期間限定ポイントは投資できません。また、他社ポイントを楽天ポイントに交換した場合もダメでポイント投資できる範囲は狭い。
投信の場合、保有残高に応じてポイントが貯まる他、楽天カードで投資信託を買付でき、さらにポイントが貯まるような仕組みもあるのでグルグル回して資産運用できるのも魅力。
>> 楽天証券
松井証券(松井証券ポイント)
これは含めていいのか微妙。MATSUI SECURITIES CARD(クレジットカード)を作って、それでお買い物をすると100円で1ポイント貯まり、貯めたポイントで、投資信託が買えます。