楽天銀行 株式配当金受取プログラム×単元未満株の攻略法【やり方・注意点・おすすめ銘柄】

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最終更新日:2026年3月
単元未満株と楽天銀行

通常の株式投資は100株単位での購入が基本ですが、現在は1株単位(数百円〜)から手軽に買える「単元未満株(S株など)」の手数料を無料にするネット証券が増えています。

この単元未満株投資と、楽天銀行が提供している「株式配当金受取プログラム」を組み合わせることで、通常の配当金に加えて「配当金が入金されるたびに+10円」のお小遣いを毎月コツコツ稼ぐというお堅い運用テクニックが存在します。

この記事では、この合わせ技の仕組みとメリット、NISA利用者が絶対に知っておくべき注意点、そしてこれから始めるためのおすすめ証券口座(SBI証券・moomoo証券)の選び方までを徹底解説します。

💡 この方法でできることと「向いている人」
  • 1株ずつ多数の銘柄に分散投資し、配当金とは別に「1件10円」の現金還元を狙う手法です。
  • ⭕️ 向いている人:少額からコツコツ高配当株投資を始めたい人、楽天銀行のVIPランクを上げたい人。
  • ❌ 向いていない人:NISA口座で個別株の配当金を非課税で受け取りたい人(※後述する重要注意点あり)。

▼ この方法を始めるには「楽天銀行」と「単元未満株が買える証券口座」が必要です ▼

楽天銀行の「株式配当金受取プログラム」の仕組み

「株式配当金受取プログラム」とは、楽天銀行が毎月実施している常設のキャンペーンです。専用ページから毎月エントリーを行い、株式の配当金を楽天銀行で受け取る設定にしておくと、配当金の受け取り1件につき「現金10円」がもらえるというものです。

単元未満株(1株投資)と組み合わせるメリット

たった10円と思うかもしれませんが、これを「単元未満株(1株投資)」と組み合わせると強力なツールになります。
配当金は「100株持っている人」でも「1株しか持っていない人」でも、配当が入金される回数は同じ(1件)です。つまり、1株ずつ多数の銘柄を保有して配当金を受け取る件数を増やせば、この1件10円の恩恵を最大化できるのです。

📊 100社から年2回の配当が出た場合のシミュレーション

1株数百円〜千円台の銘柄を100社分(合計十数万円程度)購入したとします。
年2回配当の企業が100社あれば、10円 × 100社 × 年2回 = 年間2,000円 の現金を、通常の配当金とは「完全に別で」受け取ることができます。投資金額に対して見ると、利回りを底上げするプラスαの効果として無視できない金額になります。

実は税金面でもちょっと有利になるケースが?

配当金には通常20.315%の税金がかかりますが、税金の計算において小数点以下は切り捨てとなります。そのため、1株投資で1件あたりの配当金額が小さい場合、端数処理の影響で実質的な税率が10%程度に下がるケースがあります。100株まとめて買うよりも、1株投資を100社分散させた方が、手取りの配当金がわずかに多くなる現象です。

この方法のデメリットと絶対知るべき注意点

一見お得なスキームですが、致命的なデメリットも存在します。特にNISAを活用している方は以下の点に十分注意してください。

NISAで個別株を買う人は要注意(非課税にならない!)

NISA口座で個別株の配当金を非課税にするには、受取方法を証券口座で受け取る「株式数比例配分方式」に設定する必要があります。
しかし、本スキームを利用するために配当金を楽天銀行で受け取る「登録配当金受領口座方式」に変更してしまうと、NISAで保有している株の配当金まで全て課税(約20%引かれる)されてしまいます。

【結論】
NISA口座で「高配当の個別株」に投資している方は、非課税メリットを失うため本スキームの利用はおすすめしません。※ただし、NISAで投資しているのが「投資信託のみ(オルカンやS&P500など)」という方であれば、配当金の受取方式の影響を受けないため、併用しても全く問題ありません。

配当金の確定申告との相性が悪い

株式の配当金は源泉徴収されるため原則として確定申告は不要ですが、損益通算などで総合課税として申告したい場合、「登録配当金受領口座方式」を利用していると、配当の件数分すべて手入力で申告書を埋める必要があり膨大な手間がかかります。配当金の確定申告をするつもりがない方なら無視できるデメリットです。

大量の株式関連の書類(通称:郵便爆弾)が届く

1株であろうと株主は株主です。企業からは決算ごとに配当金計算書などの郵便物が郵送されてきます。
100銘柄を持っていれば、6月や12月を中心に大量の郵便物でポストが溢れかえります(界隈では「郵便爆弾」と呼ばれています)。電子交付が選べる企業もありますが、基本的には紙の処理が増えることを覚悟しておきましょう。

ちなみに、これで送られてくる紙は厚紙で上質なので私はメモ帳にしています。

新規で別の証券口座を開設すると設定が上書きされるリスク

配当金の受け取り方式は、すべての証券会社で共通して「一番新しく申請された方式」が適用されます。楽天銀行受け取り(登録配当金受領口座方式)にしていても、後から別の証券口座を開設した際に「株式数比例配分方式」を選んでしまうと、全ての設定が上書きされてしまいます。その場合は再設定が必要です。

始め方と口座の選び方(3ステップ)

メリットと注意点を理解した上で、「やってみよう!」という方向けに始め方を解説します。必要なのは「楽天銀行口座」「1株投資が手数料無料でできる証券口座」の2つだけです。

ステップ1:必要な口座を準備する

✅ 楽天銀行口座(受け取り用)

プログラムを利用するために必須です。まだ持っていない方は先に作成しましょう。時期によって口座開設&入金で特典がもらえるキャンペーンが開催されています。楽天銀行、楽天銀行第一生命支店のどちらでもOKです。

口座開設関連のキャンペーンを上手に使ってください。最新のキャンペーンの実施状況などの詳細は「楽天銀行・第一生命支店の違いを比較!2口座併用で現金還元を増やす方法」の記事で紹介しています。

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✅ 証券口座(買い付け用)の選び方:SBI証券 vs moomoo証券

1株投資の買付コストを無料にできる代表的なネット証券が「SBI証券(S株)」「moomoo証券」です。ご自身の目的に合わせて選びましょう。

比較項目 SBI証券(S株) moomoo証券
1株取引の手数料 無料
(ゼロ革命条件達成時)
無料
(日本株無料キャンペーン等)
こんな人におすすめ 安心の王道・メイン口座にしたい人。NISAやクレカ積立など総合力で選ぶなら一択。 口座開設キャンペーンで手厚い特典が欲しい人。高機能な分析アプリを使いたい人。

どちらでもいいのですが、私は最近moomoo証券を使っています。アプリが非常に使いやすく、また口座開設時のキャンペーン(最大10万円相当の米国株がもらえる)もつよです。詳細は「 moomoo証券の評判と口座開設 米国株投資や1株投資に最適 口座開設キャンペーンやミッションによるポイント活用術 」の記事で解説しています。

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ステップ2:配当金の受取方法を「楽天銀行」に設定する

証券口座が開設できたら、証券会社のマイページや設定画面から、配当金の受取方法を「登録配当金受領口座方式」に変更し、振込先を楽天銀行の口座に指定します。ちなみにこの変更は自分が保有しているどの証券会社でもやってOKです。一つやれば全部変更となります。

ステップ3:月1回、楽天銀行で「エントリー」する

株を買って放置するだけでは10円はもらえません。楽天銀行のキャンペーンページで月ごとに「株式配当金受取プログラム」へのエントリーが必須です。
エントリー受付期間は月ごとに定められていますので、月初などに忘れずにエントリーボタンを押す習慣をつけましょう。あとは配当金が楽天銀行に振り込まれるたびに、翌月に件数分の特典が入金されます。

おすすめ銘柄の考え方と端株優待

このプログラムでは「配当利回りの高さ」よりも「配当回数」や「1株あたりの投資金額の安さ」が重要になります。

「端株優待(1株優待)」を実施する企業なら一石二鳥

配当とは別に、単元未満株(1株)の保有だけでも株主優待(端株優待)が貰える企業があります。これを組み合わせればさらにお得です。

  • 積水化学(4204): アンケート回答でカレンダー(9月権利)
  • テルモ(4543): 買い物優待券、カレンダー(3月/9月権利)
  • 三菱マテリアル(5711): 純金投資等の割引、ジュエリー割引など(3月/9月権利)
  • 三菱商事(8058): 静嘉堂文庫美術館無料招待券(9月権利)

※端株優待の実施状況は企業側の都合で変更・廃止されることがありますので、最新の情報をご確認ください。

詳細な銘柄一覧については以下の記事でも解説しています。

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⚠️ ETFの分配金は「10円プログラム」の対象外

毎月分配や年4回分配を行う「ETF(上場投資信託)」も魅力的ですが、これらは株式の配当金ではなく「投資信託の収益分配金」という扱いになるため、楽天銀行の「株式配当金受取プログラム(1件10円)」の対象外となります。
ただし、他社からの振込扱いになるため、楽天銀行の「ハッピープログラム」の取引件数にはカウントされます。VIPランクを上げるための件数稼ぎとしては有効です。

楽天銀行のハッピープログラムでランクアップも可能

さらに、副次的な特典として配当振込1件=楽天銀行の会員プログラム「ハッピープログラム」の取引1件扱いとなります。

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配当受取件数でスーパーVIPも余裕です

スーパーVIPになると

  • ATM手数料7回無料
  • 振込手数料3回無料
  • 楽天ポイントが3倍

という特典があります。振込手数料3回無料は「給与振込を活用!銀行の入金・振込を活用した完全自動のポイント獲得方法」でも紹介した銀行振り込みでポイント獲得にも使えちゃいますね。

よくある質問(FAQ)

Q. NISA口座と併用できますか?
A. NISAで「投資信託」しか買っていない方なら併用可能です。しかし、NISAで「個別株」を買って配当金を非課税にしたい場合は、このプログラム(登録配当金受領口座方式)を使うとNISAの配当金も課税されてしまうため、絶対に併用しないでください。

Q. 何銘柄くらい持てば効果が出ますか?
A. 手間を考えると、数十銘柄〜100銘柄程度に分散投資すると年間でまとまった還元(数千円)になり、効果を実感しやすいです。1株投資なら十数万円程度から構築可能です。

Q. 楽天銀行の「ハッピープログラム」のポイントはもらえますか?
A. 株式配当金の振込は「ハッピープログラムのポイント進呈」の対象外です。ただし、「取引件数」としてはカウントされるため、VIPやスーパーVIPへランクを上げるための実績稼ぎには非常に有効です(スーパーVIPになると振込手数料が月3回無料などの恩恵があります)。

まとめ:4ステップで配当金+お小遣いをもらおう

単元未満株と楽天銀行を使ったこの運用術は、爆発的に儲かるわけではありませんが、少額からコツコツとお堅くプラスαを狙える非常に面白い仕組みです。

  • ① 受け取り用の「楽天銀行」口座を作る
  • ② 1株投資用の「証券口座(SBI証券またはmoomoo証券)」を作る
  • ③ 証券口座で配当金受取方式を「登録配当金受領口座方式」に設定する
  • ④ 楽天銀行で月1回エントリーし、株を買って待つだけ!

まずは土台となる口座を準備するところから始めてみましょう。NISAで個別株を買わない(投信メインの)方であれば、やらない手はないポイ活投資です!

この記事の内容を5~10分程度の音声コンテンツ(動画)にてまとめています。文章で読むのが面倒という人はぜひご活用ください。

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