クレジットカードを使っての投資信託の積立投資が各社から登場しています。ネット証券大手の「マネックス証券」でも2022年にサービスがスタートしています。ポイント還元率はなんと最大1.1%(クレジットカード投信積立時、通常決済は1%還元)と高いです。
投資信託の積立投資でクレカのポイント付与というのが大きな特徴です。実質的にポイント分だけ投資信託が安く買えるということで、投資信託を買うならポイント還元ありの所で買うのが最適解となっています。
還元率も高く、運用目的でもポイント目的でもどちらでもお勧め度の高いネット証券となっています。
マネックス証券でのクレジットカード積立投資を始めるには、マネックス証券の口座を開設した上で、マネックス証券のサイト内からマネックスカードの申込が必要となります。
- マネックス証券によるクレカ投信買付(投信積立)
- マネックスカードの発行の流れとマネックスポイントの活用
- マネックスカードのポイント還元およびポイント利用法
- マネックス証券でのクレジットカード投資(積立)はどれを狙うべき?
- 2024年 マネックスカードでの積立した投資信託の売却可能日
- マネックスカードでの積立した投資信託の売り方
- マネックス証券のクレカ積立が設定できたら他社でも始めてみよう
マネックス証券によるクレカ投信買付(投信積立)
マネックス証券のクレジットカードによる投資信託の積立投資(クレカ積立)についての基本的な条件は以下のとおり。
- 買付設定期限:原則毎月10日の前営業日(休日の場合は前々営業日)
- 買付日:毎月20日(非営業日の場合は翌営業日)の3営業日前
※dカード積立は第1営業日なので注意 - 売却可能日:買付日の翌営業日以降
- ポイント還元率:~1.1%
- 月間上限:10万円
- 投資対象:全ファンド(23年3月より一部ファンドが新規設定不可に)
- 対象口座:特定口座/一般口座/一般NISA/つみたてNISA
還元率1.1%というのは他社と比較しても相当程度に高い還元率です。クレカ積立を始めるのであれば第一に考えてよい証券会社です。また、還元されるマネックスポイントは他社ポイントへの交換も可能で交換範囲が幅広く使い勝手が良いですから1.1%のポイント還元は強い魅力ですよ。
・5万円以下の部分:1.1%還元
・5万円超7万円以下の部分:0.6%還元
・7万円超10万円以下の部分:0.2%還元
上記のように5万円を超えた部分の還元率が下がるように設計されています。
他のクレカ積立ができるネット証券と比較しても仕組みがシンプルかつ1.1%という高還元率なので、初心者の方が始めるのにも向いていますね。
マネックスカードの発行の流れとマネックスポイントの活用
現在、マネックス証券は「マネックスカード」というクレジットカードを「アプラス」と提携して発行しています。マネックス証券でのクレカ積立を始めるには「証券口座」に加えて「マネックスカード」の発行も必要となります。
- 年会費:550円(初年度無料。年1回以上利用で翌年無料)
- ポイント還元(ショッピング):1%還元
- ポイント還元(投信積立):1.1%還元
- 還元ポイント:マネックスポイント
- カードブランド:JCB
- その他特典:マネックス証券の即時出金サービスを月5回まで利用可能
年会費の設定はありますが、クレカ積立をすれば毎月利用が発生するので年会費は実質無料にできます。マネックスカードの発行は「マネックス証券」の口座保有が前提なので、先に口座は作っておきましょう。
※なお、2024年よりdカードを使っての積立も可能になりました。dカードGOLDでの積立かつNISA口座を利用している場合は還元率がマネックスカードよりもアップする仕様になっています。詳しくは👇の記事もご覧ください。
マネックス証券の口座開設はポイントサイト経由だと強力に還元中
マネックス証券の口座開設はポイントサイト案件もあります。ポイントサイト経由であればポイント還元がありますし、条件も緩いです。現在だと「ハピタス」というポイントサイト経由であれば、口座開設&1取引(100円以上)で10000円相当のポイント還元があります。
>>ハピタス会員登録
※登録無料です。私は認定ユーザーなので上記から登録をすると+100P追加でもらえます。ハピタス(ポイントサイト)についてもっと詳しく知りたいという方は「ハピタスの評判と活用法」や「ポイントサイトのしくみ」の記事で解説していますのでよろしければご覧ください。
マネックスカードはポイントサイト案件なし
ちなみに、マネックスカードは通常利用でも1%のポイント還元で還元率高めです。キャンペーンも結構不定期にやっているので日ごろの決済用のクレジットカードとしても使えます。貯まるポイント(マネックスポイント)は後述しますが、使い勝手良好です。
マネックスカードのポイント還元およびポイント利用法
マネックスカードの決済やクレカ積立によって貯まる予定の「マネックスポイント」はdポイント、Tポイント、Pontaポイント、nanacoポイント、永久不滅ポイント、ANAマイル、JALマイルなどと交換可能になっており、ポイントとしての使い道はとっても広いです。
- dポイント:1P単位(等価)
- Pontaポイント:1P単位(等価)
- Tポイント:50P以上(等価)
- nanacoポイント:50P以上(等価)
- WAONポイント:100P以上(等価)
- 永久不滅ポイント:250P以上(等価:250P→50永久不滅ポイント)
- ANAマイル:1000P以上(交換レート25%)
- JALマイル:1000P以上(交換レート25%)
レートはマイル交換を除けば等価交換ですね。
マイルにしたい方はPontaポイントやnanacoポイントへの交換を経由してマイルに交換するほうがレートが高くなります。
投信積立で1.1%ポイント還元という高い還元率に加え、交換先も豊富なマネックスカードの積立投資は一気に最強のクレジットカード積立投資サービスになりますね。
マネックス証券でのクレジットカード投資(積立)はどれを狙うべき?
ポイント還元率も高いため、長期的な積立はもちろんですし、(ほぼ)ポイント目当てとなるような投資方法も有効です。
長期運用の場合であれば、皆様の状況やお好みで選んでいただければと思います。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
などが代表的でしょうか。
一方でポイント目的で運用するのであれば、国内債券型のファンド(投資信託)を選ぶと良いです。ただし、2023年3月1日よりこのような国内債券型ののファンドを「新規」で積立設定することはできなくなります(既存で積立設定している人は引き続き利用可能ですが追加等はできません)。
そのため、マネックス証券のクレカ積立については実質的に多少リスクのあるポイント目的なら選択する必要があります。ここでいうリスクというのは「変動の大きさ」という意味になります。1日あたりの変動が少ないファンドであれば、すぐに売却したとしてもリスクは限定的となります。マネックス証券で取り扱いファンドで過去の変動率がやや低めなものとしては
- 東京海上・円資産バランスファンド(国内)
が挙げられます。ファンドのリスクの大きさについてはマネックス証券のサイト内でも検索できます。リスクレベルが低く、シャープレシオが低いものから選べばほどほどのものが表示されるはずです。
なお、その際は「信託財産留保額(解約時の手数料)」が設定されていないものを必ず選んでください。
2024年 マネックスカードでの積立した投資信託の売却可能日
- 2024年3月18日
- 2024年4月18日
- 2024年5月16日
- 2024年6月18日
- 2024年7月18日
- 2024年8月16日
- 2024年9月18日
- 2024年10月17日
- 2024年11月18日
- 2024年12月18日
上記売却可能日は国内ファンドを購入時です。世界株や米国株投資信託などの外国株に投資をする投資信託の場合は+1営業日~をする必要があります。
マネックスカードでの積立した投資信託の売り方
【アプリの場合】
- アプリTOP
- 保有残高
- 投資信託の所の「売却」をタップ
- 全部解約
- はい
- 次へ
- 実行
これでいけます
【PCの場合】
- ログイン
- 保有残高・口座管理
- 投資信託所の「売却」
- 全部解約にチェック
- はい
- 次へ
- 実行
ほとんどスマホの場合と同じです。
マネックス証券のクレカ積立が設定できたら他社でも始めてみよう
マネックス証券のクレジットカード積立投資の設定が終わったら次は別の証券会社でクレカ積立を始めましょう。
毎月5万円も出し続けられない……という方はすぐ売却してもいいんです。ポイント分だけはほぼ確実に得をしていけます。そして貯めたポイントを使って実際の投資や運用に充てていけばきわめて小さなリスクで少しずつではありますが資産形成が可能です。
現在は「楽天証券」「SBI証券」「auカブコム証券」「tsumiki証券」などと多数の証券会社でクレカ積立ができますのでうまく活用してお得に「ポイ活投資」をやっていきましょう。
各社のクレカ積立の特徴や特色については以下の記事で詳しく解説、比較しています。