
楽天証券では、クレジットカードを使った「楽天カード積立」が人気ですが、2022年より電子マネー(楽天キャッシュ)を利用して投資信託の積立ができる「楽天キャッシュ投資(積立)」がスタートしています。
電子マネーで投資信託が買える国内証券会社初の画期的なサービスです。
さらに、新NISA(つみたて投資枠)にも完全対応しており、チャージ方法を工夫すればクレカ積立の中でも最高レベル(最大2.5%程度)のポイント還元を実現できます。
今回は、楽天キャッシュ積立の基本ルールから、お得なチャージルート、そして「楽天カード積立との賢い使い分け」まで詳しく解説します。
- 楽天キャッシュで投信積立をする仕組みとルール
- 楽天キャッシュ投資をお得に活用するコツは「チャージ時の還元」
- 【比較】楽天キャッシュ投資と楽天カード投資、どちらを選ぶべき?
- まとめ:新NISAと組み合わせて毎月の入金力を高めよう
楽天キャッシュで投信積立をする仕組みとルール
まずは、楽天キャッシュ投資の基本的な仕組みから解説します。
楽天キャッシュとは?
楽天キャッシュは、楽天が提供しているオンライン決済用の電子マネーです。
事前にチャージをして利用するタイプで、楽天市場や楽天ペイアプリでの支払いのほか、楽天証券での投資信託の購入代金に充てることができます。
楽天キャッシュには「基本型」と「プレミアム型」がありますが、楽天キャッシュ投資ではどちらも利用可能です。ただし、プレミアム型は現金として出金が可能なため、投資に使うのは少々もったいないです。(投資の引き落とし日前に出金しておくことをおすすめします)
楽天キャッシュ投資のスケジュールと基本ルール
【楽天キャッシュ投資の基本ルール】
- 投資対象:投資信託(新NISAつみたて投資枠・成長投資枠にも対応)
- 月額上限:50,000円
- 設定締切:毎月12日
- 引落期間:前月の13日~15日の間
- 積立指定日:1日~29日の間で選択可能
例えば、1月12日までに積立設定をすれば、2月分の積立からスタートできます。購入用の楽天キャッシュ残高は1月13日~15日の間に引き落とされるため、この期間までに残高を用意しておく必要があります。
楽天キャッシュ投資をお得に活用するコツは「チャージ時の還元」
楽天キャッシュ投資を最大限お得にするための最大のコツは「楽天キャッシュをいかに高還元でチャージするか」です。
楽天キャッシュを使って投資信託を購入した際、一律で0.5%の楽天ポイント還元が受けられます。さらに「楽天キャッシュへチャージした際のポイント」も二重取りできるのが最大の強みです。
【注意】楽天カードからの通常チャージはポイント対象外
現在「楽天カードから楽天キャッシュへの通常チャージ」ではポイントが付きません(投資時の0.5%のみ)。そのため、ひと手間かけて以下の高還元ルートを利用するのがセオリーです。
おすすめチャージルート1:楽天Edyを相互交換するルート(最大2.1%還元)
現在最も汎用性が高くお得なのが、電子マネー「楽天Edy」にチャージしてから、楽天キャッシュへ相互交換するルートです。(iPhone、Androidともに対応済)
おすすめ楽天Edyチャージルート 3選
- 多段階で最大還元を狙うルート(約2.1%還元)
高還元クレカ ⇒ JAL Pay ⇒ ANA Pay ⇒ 楽天Edy - 銀行デビットで手軽に高還元ルート(2.0%還元)
V NEOBANK ⇒ ANA Pay ⇒ 楽天Edy - 手間なし直接チャージルート(1.2%還元)
リクルートカード(VISA/Master) ⇒ 楽天Edy
※月3万円まで。JCBは不可
少し手間がかかっても良い方は、ANA Payを経由する多段階ルートで約2%の還元が狙えます。複雑なのは嫌だという方は、リクルートカードからの直接チャージでも十分お得です。
おすすめチャージルート2:楽天カード「あとリボ」キャンペーンを活用する
楽天カードが定期的に開催している「あとからリボ払い(あとリボ)キャンペーン」を活用してチャージする方法です。
【あとリボキャンペーン活用手順】
- 対象者限定のキャンペーンにエントリー
- 楽天カードから楽天キャッシュにチャージ
- 利用明細に上がったチャージ代金を「あとリボ」に変更
- 手数料が膨らむ前にチャットサポートから一括で「事前返済」する
少々玄人向けですが、キャンペーンの条件を満たすことで数千ポイントの還元を受けられるため、対象になった月は活用してみる価値があります。
※各ルートの詳しいやり方は以下の記事で解説しています。
参考:楽天ギフトカードをお得に買う方法 コンビニルート改悪で残されたチャージルート
【比較】楽天キャッシュ投資と楽天カード投資、どちらを選ぶべき?
楽天証券では、クレジットカードを使った「楽天カード積立」も非常に人気です。では、両者をどう使い分ければよいのでしょうか?
実は両方の併用も可能です。新NISAのつみたて投資枠(月10万円)を満額使い切りたい場合、楽天カード積立(月10万円)と楽天キャッシュ積立(月5万円)を組み合わせれば、毎月最大15万円まで積立投資の枠をカバーできます。
違いを比較してみましょう。
| 項目 | 楽天キャッシュ積立 | 楽天カード積立 |
|---|---|---|
| 月額上限 | 50,000円 | 100,000円 |
| 積立日 | 任意の日(1~29日) | 毎月1日 または 8日 |
| ポイント 還元率 |
チャージ還元(0~2.1%) + 投資時0.5%一律 |
ファンドのコストに応じて 0.5% ~ 1.0% |
| 支払い タイミング |
前月13日~15日に 事前引き落とし |
翌月27日払い (後払い) |
低コストなインデックス投資なら「楽天キャッシュ積立」が圧倒的にお得
これが最も重要です。人気の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「S&P500」といった信託報酬(コスト)の安い投資信託を選ぶと、楽天カード積立ではポイント還元率が「0.5%」に下がってしまいます。
一方、楽天キャッシュ積立なら、どんなに信託報酬の安いファンドであっても「投資時の0.5%還元」は必ずもらえます。これに加えて、先ほど紹介した「チャージ時の還元(約2%)」が上乗せされるため、合計還元率は約2.5%にも達します。
つまり、長期運用で有利な低コストファンドに投資したいのであれば、毎月最初の5万円分は間違いなく「楽天キャッシュ積立」から優先して枠を埋めるべきです。

※一般の楽天カード(年会費無料)でも「その他ファンド(代行手数料0.4%以上)」を選択すれば1%還元にはなります。
短期投資(即売り)でポイントを狙う戦略
長期目線の積立だけでなく、毎月ポイント還元だけを狙って「国内債券型の投資信託(eMAXIS Slim 国内債券インデックスなど)」を買い、すぐに売却する(即売り)手法もあります。
価格変動リスクの極めて低い債券ファンドであれば、値動きの幅よりも獲得できるポイント(還元率)が大きいため、実質的なノーリスクに近い形で毎月のポイントを量産できます。
※短期的にはマイナスになる可能性もゼロではありません。回数を重ねてリスクを平準化し、期待値で勝つという目線が必要です。
参考:国内債券型投資信託の1日あたりのリスクとポイント目当て投資の期待リターン
まとめ:新NISAと組み合わせて毎月の入金力を高めよう
楽天キャッシュ投資に限らず、各社の積立投資でポイントが貯まるサービスは非常に魅力的です。
仮に還元率が1%だとしても、月に5万円の積立をして即売却すれば500ポイント、年間6,000円相当になります。もしチャージを工夫して2%還元になれば、年間12,000円です。
純粋な投資とは別に、こうしたポイント収入を「種銭」として再投資に回すことで、複利効果と入金力を確実に高めることができます。
新NISAのスタートダッシュや日々のポイ活に、楽天キャッシュ投資を活用していきましょう!
参考記事①:全てのクレカ積立を比較
参考記事②:ポイ活で資産運用!ポイ活投資で資産形成をブースト 毎月の入金力を高める裏技