MIXI M(ミクシィエム )はミクシィが運営している決済サービスです。ちょっと前まで6gramという名前でサービス提供していました。
いわゆるチャージ式のプリペイド方式の決済サービスを提供しています。ポイント還元は全くなしで正直単体でみたら何も美味しくありません。このように還元ゼロにも関わらず、このMIXI Mという決済サービスを使っている人は沢山います。
なぜそうなっているのでしょうか?
最大のメリットとしては、他のキャッシュレス決済の「中継地点」にできるという点が挙げられます。代表的なものとしてエポスゴールドやauPAYプリペイドなどが挙げられます。
なお、かつてはMIXI M経由でnanacoやWAONへのチャージをすることができたため、そのルートを活用する方も多かったのですが、2022年6月にMIXI M経由のnanacoチャージ、WAONチャージはふさがれてしまいました。残念。
ただ、現状でも最大2.5%還元でPayPayでの支払いやSuicaへのチャージなどが可能となっています。特にSuicaチャージはクレジットカードのチャージだとポイント還元対象外のものが多いので実は使える出口だったりしますね。
- MIXI M(旧6gram)の始め方
- MIXI Mへを使うには?残高チャージのやり方
- エポスゴールドカード経由でMIXI Mにチャージをすれば1.5%還元
- KyashやauPAYプリペイドからチャージをするという方法もある
- でも、なんでMIXI Mにチャージする必要があるの?直接使えばよくない?
- MIXI Mからチャージした残高の使い道には注意
- (おまけ)エポスゴールドの作り方、年間100万円のボーナスの達成方法
MIXI M(旧6gram)の始め方
MIXI Mはブランドプリペイドカードです。
- バーチャルカード(JCB/VISA)
- リアルカード(VISA)
の二種類があります。クレジットカードからチャージが可能でチャージした残高の範囲でお買い物に利用できます。
以前は招待制のサービスでしたが今は誰でもアカウントを作成可能です。MIXI M公式ホームページから登録できます。
MIXI Mの本人確認のやり方
MIXI Mはそのままでも利用できますが、本人確認を済ませることで利用限度額がアップします。少し時間がかかるのでアプリをDLしたら先に本人確認をやっておきましょう。
- 「アカウント」タブをタップ
- 「個人情報」をタップ
- 「本人確認」をタップ
- 本人情報登録および本人確認書類のアップロード
MIXI Mバーチャルカードの作り方
続いてバーチャルカードを作りましょう。バーチャルカードというのはカードの実物はないけどカード番号を使ったり、アプリを通じて決済が可能なプリペイドカードになります。
MIXI Mの場合、ApplePayやGooglePayに登録をすればQUICPayとして町のお店でも決済できます。
バーチャルカードはアプリトップの「バーチャルカード」から発行できます。ブランドは「VISA」と「JCB」から作ることができます。
なお、後述するnanacoへのチャージを考えるのであれば「JCB」のブランドを選択しておきましょう。
- 年会費:無料
- 国際ブランド:JCB/VISA
- ポイント還元:0%
- 発行手数料:無料
- ApplePay:〇(QUIC Pay+)
- GooglePay:〇(QUIC Pay+)
- 3Dセキュア:〇(VISAのみ)
- 利用限度額(本人確認無):3万円
- 利用限度額(本人確認済):50万円
MIXI Mリアルカード
ちなみにMIXI Mにはブルリカードを発行するサービスもありますが、ただいま発行停止中です。
- 年会費:無料
- 国際ブランド:VISA
- ポイント還元:0%
- 発行手数料:800円
- ApplePay:〇(QUIC Pay+)
- GooglePay:〇(QUIC Pay+)
- 3Dセキュア:〇
MIXI Mのポイント還元率は?
直接の還元はゼロです。MIXI Mはカードを使って支払いをしてもポイント還元などはありません。ただし、MIXI Mに残高チャージをするクレジットカードのポイント還元があるため、MIXI Mを利用する人はそのチャージ元のポイント還元を目的としているケースが多いです。
MIXI Mへを使うには?残高チャージのやり方
MIXI Mを作ったら、次は残高のチャージが必要になります。チャージ済みの残高を使ってバーチャルカード(リアルカード)で支払いをすることができます。
チャージのやり方は以下の通りです。
- MIXI Mアプリを立ち上げる
- トップ画面にある「+」をタップ
- チャージ方法(クレジットカード)を選択
- チャージする(1000円単位)
チャージの上限はひと月当たり最大50万円までとなっています。また、チャージをすることができるのは3Dセキュア対応のVISAまたはMastercardとなります。
ここでお勧めのクレジットカードが「エポスゴールド」となるわけです。
エポスゴールドカード経由でMIXI Mにチャージをすれば1.5%還元
直接のポイント還元はありませんが、エポスゴールドカードとの組み合わせが強いです。MIXI Mは運営会社がミクシィ(mixi)です。
そしてエポスゴールドカードには「選べるポイントアップショップ」という特典があり、指定した3店舗でのお買い物のポイント還元が3倍になるという特典があります。この指定店舗の一つに「mixi」があるのです。
これを利用してmixiを選べるポイントアップショップの一つにしておけばエポスゴールド→MIXI Mへとチャージをすれば3倍ポイント還元(0.5%×3=1.5%還元)とすることができます。
また、エポスゴールドカードには年間で100万円の決済をすると1万ポイントがもらえるボーナス特典があります。これも活用できれば通常のポイント還元(0.5×3=1.5%)とボーナス(最大1%)の両方で最大2.5%還元とすることができます。
また、細かいことを言うとさらに、エポスカードでファミリー登録して家族で合計100万円以上の利用があるとさらに1000pt(+0.1%)となり、合計で最大2.6%還元にまでできますね。
このようにエポスゴールド経由だと大変お得にチャージできるわけです。
エポスカードのゴールドカード会員になる方法や、年間100万円を利用するコツなどは本筋と少しそれるため、本記事の最後の方で再度説明します。
KyashやauPAYプリペイドからチャージをするという方法もある
なお、MIXI Mへのチャージ元として、エポスカードだけでなくKyashやauPAYプリペイドを利用するという方法もあります。KyashやauPAYプリペイドはいずれも事前チャージ型のプリペイドカードです。
EPOSゴールドより複雑化してしまいますが、Kyashには別のクレジットカードからチャージができます。たとえば三井住友VISAカード→Kyash→MIXI Mといったチャージのルートも作ることができます。
たとえばKyashを経由することで、Kaysh元のクレジットカードのポイント還元に加えてKyashのポイント還元の+0.2%も受け取れます。
参考:Kyash Cardの活用法と注意点 キャンペーンやクレカ決済の中継として活躍するプリペイドカード
参考:auPAYをお得に使う チャージやクーポン、キャンペーン、Pontaポイントを上手に利用しよう
でも、なんでMIXI Mにチャージする必要があるの?直接使えばよくない?
MIXI M自体はポイント還元などの還元施策がゼロなのになぜMIXI Mにチャージする必要があるのか?という疑問がある方もいるかもしれません。
その理由は、①エポスゴールドの選べるポイントアップは3ショップのみに限定されているという点と、冒頭でも紹介した②MIXI MならWAONにもチャージができるという点が挙げられます。
エポスゴールドの選べるポイントアップは3ショップのみに限定されている
エポスゴールドの選べるポイントアップは3店舗しか選べません。さらに、全店舗が対象ではありません。一方でエポスゴールド→MIXI Mを経由してMIXI Mで支払いをすれば、実質的にすべてのお店での支払い3倍(1.5%還元)にポイントアップすることができるわけです。
つまり、エポスゴールドの3ショップのみの1.5%の高還元をカードが使えるほとんどのお店に変えることができるわけです。年間ボーナス分もコミコミにすれば最大2.6%還元。MIXI Mを経由すればほとんどのお店で高還元で支払いができることになりますね。
※MIXI Mはプリペイドカードなので携帯電話料金の支払いやガソリンスタンド、継続的課金が発生するサービスなどの一部の支払いには対応していませんのでご注意ください。
MIXI MならnanacoやWAONにもチャージができた(今はできない)
2022年6月9日:MIXI M → nanaco(WAON)のチャージはできなくなりました。
もう一つの大きな意味がMIXI M経由ならnanacoやWAONチャージができるという点です。WAONはApplePayに対応したことでApplePayを通じて登録しているクレジットカードなどからチャージができます。
そのチャージ元にMIXI Mが選択できるわけです。
こうすればエポスゴールド→MIXI M→naanco/WAONとすることで、実質的にWAONチャージで最大2.6%ものポイント還元が受けられるということになるわけです。
ちなみに、WAONへのチャージはApplePayでできるわけなので他のクレカでもできますが、たとえばリクルートカードなどはnanacoチャージはポイント還元の対象外だったりします。
一度プリペイドカードを経由させることで確実にポイント還元を受けることができるという点が大きな強みといえるはずです。
MIXI Mからチャージした残高の使い道には注意
残高の使い道には少し注意が必要です。
プリペイド系全般に言えますが、クレジットカードよりも使えるお店は少ないです。サブスクなどの継続支払いはNGとなっているところが多いです。
そのため、チャージするのはいいけど使い道がないなぁとなると大問題です。
かつてはnanacoチャージ、WAONチャージができたのでどうにでもなる部分はありましたが、現在はふさがれています。ただ、現在でも以下のような出口があります。
- ApplePayやGooglePayでQUICPayとして利用
- リアルカードを発行して決済
- PayPayでの支払い
- モバイルSuicaチャージ
このあたりは使えるので、こうした利用が出口として良い感じでしょうかね。
ApplePayやGooglePayでQUICPayとして利用
もっともスタンダードというか、基本の利用方法ですね。
MIXI MはApplePayやGooglePayに登録ができて、スマホでタッチ決済(QUICPay)として利用できます。ポイント還元はありませんが、前述のようにエポスゴールドからのチャージで2.5%還元が間接的に還元されるなら十分メリットはあるはず。
リアルカード(2021年8月13日より発行停止中)
2021年6月にMIXI M(当時は6gram)のリアルカードを発行できました。リアルカードがあれば実店舗でもクレジットカードと同様に支払いが可能です。ただ、こちらは現状申し込みを停止していますので、新規の方は利用できません。
PayPayでの支払い
MIXI Mの残高を使ってQRコード決済のPayPayと紐づけが可能となっています。MIXI Mは3Dセキュアにも対応しているため、PayPayでの決済で30日間で25万円まで利用可能ですね。エポスゴールドからのチャージで最大2.5%還元でチャージした残高が使えるので良いです。
ただし、PayPay側が実施するキャンペーンの中にはPayPay残高やPayPayカードでの支払いでないと対象にならないものもありますのでご注意ください。
モバイルSuicaへのチャージ
ApplePayにMIXI Mを登録してウォレットからモバイルSuicaに残高をチャージすることができます。このルートだと2.5%還元で交通系残高にチャージできるので結構魅力的です。Suicaへのクレジットカードでの残高チャージはポイント還元対象外のクレカが多い中、MIXI M経由なら間接的にポイント還元を受けられるのが魅力です。
モバイルSuicaは交通での利用の他、各種小売店での利用、さらにAmazonギフト券へのチャージなんかにも使えますので汎用性の高い電子マネー残高です。
(おまけ)エポスゴールドの作り方、年間100万円のボーナスの達成方法
まだ、エポスゴールドを持っていない人、あるいは年間100万円という利用額が難しそうだという方向けのおまけコンテンツです。
\ とりあえずカードを作ってエポス修行 /
エポスゴールドカードの作り方
普通にエポスカードを使っていてもそのうち招待されます。
裏技として、すでに親族でエポスゴールドを持っている人がいるなら招待してもらうのも手です。この場合、すぐにエポスゴールドを作ることができます。あるいは、5000円の初期費用を容認できるのであれば、最初からゴールドを作って、すぐに家族をエポスゴールドに招待しましょう。そうすれば次年度以降は年会費無料になります。
参考: エポス修行(エポスゴールドカード修行)を秒速で終わらせる 正攻法と裏技の紹介
エポスゴールドを100万使うのがしんどいという方へ
tusumiki証券の口座開設をしましょう。月額5万円までエポスカードから投資ができ、この金額分は年間ボーナスの算定額に入ります。
毎月5万×12か月=60万円
となりますね。これだけで2500Pは確定。あとは1年に40万(月額3.3万円)位を利用すればOKということになりますね。MIXI M経由でPayPay支払いやSuicaチャージなどを活用する予定であれば余裕ではないでしょうか?
投資は怖いという方はtusumiki証券の「まるごとひふみ15」という商品を選んでおき、買付日の翌営業日にすぐ売却をすればあまり大きなリスクとはならないはずです。