dポイント投資は、ポイントのまま運用することもできますし、日興フロッギーを通じて株式やETFに投資をすることもできます。dポイントを使って投資・運用をするとなると、貯めこんだdポイントを「ポイント運用」するべきか、それとも「投資(株・ETF)」にするべきか悩む位ところですよね。
今回は、これまで貯めこんだポイントをお買い物等で消費するのではなく、資産運用(ポイ活投資)をする前提で、どう投資に活用してくべきかを検証していきたいと思います。
今後も毎日のdポイント投資の変動については、この記事や「twitter(X)」を中心に毎日更新はしていく予定です。
- 2024年10月11日のdポイント投資の変動予想の速報値
- 現在のdポイント投資の活用方法とメリット、デメリット
- dポイント投資の追加、引出し判断と出し入れのタイミング
- dポイントを日興フロッギー経由で投資または現金化するのもアリ
- 同じポイント運用なら永久不滅ポイント運用もオススメ
- ポイントのまま運用するリスクについても知っておこう
2024年10月11日のdポイント投資の変動予想の速報値
※2024年10月11日6時更新
\ 10月11日17時の #dポイント投資 変動予想 /
計算している各数字は米国ETFの価格と為替レートで計算した簡易的な結果の予測速報。為替レートは午前10時頃確定するので、当日17時の最終的な変動結果とは多少乖離します。
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※サービス内容を詳しく知りたい方は「こちらの記事」でも解説しています
現在のdポイント投資の活用方法とメリット、デメリット
dポイント投資は、dポイントを使って疑似的に投資を体験することができるサービスです。世界の株式などに投資をすることができ、その運用結果に応じてdポイント残高が変動します。
ちなみにdポイント投資には必勝法があると聞いたのですが?とう問い合わせが時々あります。答えとして、かつてはありましたが、現在は改悪されて必勝法と呼べる運用は利用できなくなっているというのが回答です。
dポイント投資というポイント運用サービスの変遷については「こちら」の記事でまとめています。
ポイントのまま運用(dポイント投資)する強みはコスト&税制
まず、ポイントのまま運用する(おまかせ、テーマ投資)をするメリットは「手数料がかからないこと」、「税制上有利」である点が大きいです。
米国ETFに投資をする場合、「為替手数料」や「売買手数料」などが必要になります。一昔前とくらべて安くなったとはいえ、外国株手数料は為替手数料込だと売買で1%弱がかかりますので、コスト高です。dポイント投資の場合は手数料がかからないというのは強みです。
また、税制上もポイント運用のほうが強みがあります。
ポイント運用による利益は一般に「一時所得」に該当すると考えられています。一時所得は50万円までは非課税(特別控除あり)となっております。さらにそれ以上の場合でも金額の1/2が課税対象です(5~45%の所得税+10%の住民税)。
通常の投資だと、利益に対して20.315%(所得税+住民税)が一律で課税されることになるわけなので、税制上の優遇は大きいです。
新dポイント投資(ポイント運用)の運用コースごとの特徴
dポイント投資の運用方法を紹介していきたいと思います。大きく3つの運用コースがあります。
- おまかせ運用(アクティブ/バランス)
- テーマ運用(日経/日経インバース)
- テーマ運用(その他)
おまかせ運用・アクティブ/バランス
メリットはそこそこ分散されているという点です。なので極端な値動きになりにくいです。おまかせはTHEOグロースAI、THEOインカムAIで運用しており、それぞれのファンドは無分配です。なので、後述するテーマ運用のような「分配落ち(権利落ち)」の問題もないので、長期保有もできます。
今後の世界経済の回復と成長を見るのであれば、アクティブコースに突っこんだままという戦略も必ずしも悪くないと思います。
手をかけずにポイント運用を続けたいとうのなら有力候補です。
その一方で当日14時までに追加判断をして実際に運用開始となるのは翌日5時(サマータイム以外は6時)とかなりタイムラグがあります。そのため、後出し可能時代とは真逆に短期投資には一番向かないコースとなりました。
テーマ運用・日経・日経インバース
後出しではないので別段有利な運用ができるというわけじゃないですが、一番ゲーム性をもって運用できるのがこちら。
当日14時の時点で当日15時の株価よりも明日の15時終値が上がるか下がるかの予想になります。時間的なズレは1時間だけなので、明日の日経平均を予想するという運用が可能です。
これを攻略するなら明日の日経平均を予想する感じになります。毎日投資する/しないを判断してdポイント投資で遊びたいというなら候補に入る感じですかね。
なお2021年2月22日からは日経平均の動きと逆の動きをする「日経インバース」も新しくテーマ運用に加わりました。値下がり=利益の商品なので基本的には短期目線のことが多いと思いますが、さらにゲーム性が高まったような気がします。
テーマ運用(新興国/コミュニケーション/生活必需品/ヘルスケア/金/クリーンエネルギー/米国大型株)
テーマ運用は7つの種類の投資対象がありそれに投資をすることができます。いずれも米国株(米国ETF)となっております。
テーマ運用のメリットは本来ならそこそこかかる手数料(外国株売買手数料、為替手数料)を実質ゼロで投資できるという点です。
普通なら売買高の1%程度の取引コストがかかりますが、無料で取引できる点が強みです。売買時間にズレがありますが、14時までに注文すればその晩の米国市場の終値で投資できるというように覚えておけば、そこまで大きなずれはありません。
コスト差が一番大きいのはこのテーマ運用になりますので、現金を使って投資するよりも有利にやりたいというのであればこのテーマ運用が有力候補です。
長期投資を前提にするなら米国大型株(S&P500連動)がいいですかね。
テーマ運用は分配金の権利落ちに注意
テーマ運用の場合、各ETFの分配金(配当金)が反映されないという大きなデメリットがあります。
分配金の権利が確定する翌日は「権利落ち」といってETFの価格が値下がります。通常の投資なら分配金がもらえるわけなので問題ないのですが、分配金のでないdポイント投資(ポイント運用)だとその権利落ち分だけ価格が下がって損をします。
- 金:無配
- 日経:年1回(7月)
- 新興国、コミュニケーション、生活必需品、ヘルスケア、クリーンエネルギー:年2回(6月、12月)分配
- 米国大型株:年4回(3月、6月、9月、12月)分配
となっております。
dポイント投資(ポイント運用)で損をしないためには、この権利落ちのタイミングはポイントを抜いておかないと損をします。これがちょっと面倒なところですね。
権利落ちとポイント投資に関しては上記の記事で詳しく紹介しています。
dポイント投資を私(管理人)はどう使ってる?
私の運用プランはテーマ運用の「米国大型株」で権利落ち周辺のタイミングではポイントを抜く感じにしたいと思っています。長期の運用ならインデックス投資が最善(最も効率的)と考えるからです。
dポイント投資が運用対象としている米国大型株=IVV(iシェアーズ・コア S&P 500 ETF )は運用経費率も低く、長期投資には最適なETFです。
ただし、前述のように権利落ち問題がありますので、年4回(3月、6月、9月、12月)の作業が必要になります。それ以外は基本入れっぱなしで運用します。
出し入れが面倒なら「アクティブコース」で運用するのもありですね。
dポイント投資の追加、引出し判断と出し入れのタイミング
dポイント投資は以下のコースごとに追加・引き出しのタイミングにズレがあります。ご注意ください。
売買期限 | 実質的な買付(売却)タイミング | |
---|---|---|
おまかせ | 当日14時 | 翌朝5時の米国株価+翌日10時の為替レート(仲値) |
日経 日経インバース |
当日14時 | 当日15時の日経平均株価(終値) |
その他テーマ | 当日14時 | 翌朝5時の米国株価+翌日10時の為替レート(仲値) |
※サマータイム中の場合、冬時間中は翌日5時→6時となります。
dポイントを日興フロッギー経由で投資または現金化するのもアリ
dポイントについてはポイントのまま運用するdポイント投資という方法だけでなく、dポイントを使って直接株式を購入できるサービスである「日興フロッギー(SMBC日興証券)」を利用するのも一つの手です。
上記の記事でも詳しく紹介していますが、dポイントをあえてポイント運用するのではなく、日興フロッギーを通じて実際の株式として運用するのアリです。
私は、dポイント投資(ポイント運用)をベースとしながらも、増えたポイントは日興フロッギーを通じて実際の株式(あるいは売却して現金化)という方法を出口にしています。
日興フロッギーはdポ投資をするならセットで持っておきたい証券口座です。dポイントもコツコツ貯まりますし(⋆ᵕᴗᵕ⋆)
同じポイント運用なら永久不滅ポイント運用もオススメ
なお、dポイント投資と同じようにポイント運用が可能なサービスとしてdポイント投資の後出しが封じられた現在でお勧めなのは永久不滅ポイント運用です。
詳しくは以下の記事で紹介しています。
dポイント投資よりもおすすめする理由は以下の通りです。特に米国株投資の場合。
- 運用商品が無分配投信なので配当落ちを気にしなくてよい
- ポイント運用で増やした永久不滅ポイントの使い道が豊富
たとえばdポイント投資の米国大型株の場合、分配金が出るタイミングでポイント運用から引き出しをしないと損をするということは説明しました。一方で永久不滅ポイント運用の米国株は無分配型の投資信託に投資をしているので分配金を気にする必要がなくずっと入れっぱなしにできます。
また、dポイント投資で増やせるdポイントは出口に日興フロッギー経由の現金化という手はあるものの、他はJALマイルかポイントで買い物くらいしかありません。
一方で永久不滅ポイントの場合は、各種マイル、プリンスポイント、JRキューポなど多彩なポイントに交換できます。dポイントにも交換できますので、たとえば、dポイントへの交換増量のようなキャンペーン時には「ポイント運用で増やしたポイントをさらに交換増量で増やせる」という複利での運用までできてしまうわけです。
問題としてはポイント交換のためにクレカが必要なケースがあるなど少し面倒くさい点でしょうか。
ポイントのまま運用するリスクについても知っておこう
ポイントのまま運用する際、一番大きいな問題はポイントに保護がないってことですかね。極論、ドコモが倒産したらdポイントは1円も補償されずに消滅する可能性もあります。
ドコモが倒産するわけないやんって話もありますが、ルール改悪は今回のdポイント投資がそうであったように十分に考えられます。
後は、本人の死亡リスクですね。現金なら相続できますが、ほとんどのポイントは相続不可です。この辺は下の記事でまとめています。数十万、数百万単位でポイント運用をしている人は少しご用心を。
対して、現金投資の場合、投資した資金は法律でしっかりと守られます。こうした意味での安定性は当然、ポイントよりも現金での投資の方が上ですね。
半後出しができた時期はdポイント投資(ポイント運用)の方に圧倒的なメリットがありました。そのため、現金をポイントに変えてでも投資するというような極端な運用であっても、そちらの方がメリットがあるような状況でした。
ところが、dポイント投資(ポイントのまま運用)が改悪により普通の投資と同じようなタイミングでしか運用できなくなりましたので、dポイント投資単体で普通の投資よりもすごく有利に運用ということはできなくなりました。
ただし、ポイント運用の「手数料無料」「税制上有利」という強みは活かしつつ、ほどほどのポイントでやるというのが賢いやり方のように感じます。何百万ポイントなどの運用はちょっとやりすぎかもね、と思います。
ポイントがまとまったら、私は冒頭で紹介した日興フロッギーで優待株やETFを買っていますよ。