PayPayアプリ内の「PayPay資産運用」では2023年10月16日からPayPayカードを使った投資信託の積立投資も可能になっています。
- PayPayカード(クレジットカード)を使った積立
- PayPay残高(PayPayマネー、PayPayポイント)を使った積立
この両方が利用できます。どんどん増えているクレジットカードをつかった投信積立ですが、PayPay証券(PayPayカード)もついに導入となります。選べる投信の数はやや少なめではあるものの、ポイ活目的としても十分に利用価値があると思います。
うまく活用していきましょう。
なお、2024年1月27日からは規約が変更され「短期間の売却などポイント獲得を目的とする取引」に関してはポイント付与の取り消しとなる可能性が生じています。
即売りはNGになったので、私は約1カ月は保有しつつ売却する方針に24年1月積立分から切り替えています。米国株投資でも実質利回り+7.2%と思えば全然あり
- PayPay証券のクレカ積立を始めるには?
- PayPay証券のクレカ積立のスペックと特徴
- 売却した資金はPayPayマネーとなる。PayPay銀行があれば現金化可能
- 【即売り禁止】ポイ活投資的な運用はどうするべき?
- PayPay証券のクレカ積立の総評
PayPay証券のクレカ積立を始めるには?
PayPay証券のクレカ積立を始め方は少しだけ特徴的です。
PayPay証券の口座開設が必要になりますが、それだけではだめで、PayPay証券の口座をPayPayアプリを連携し、PayPayアプリ内の「PayPay資産運用」というミニアプリから行う必要があります。
また、PayPay証券のクレカ積立ができるのはPayPayカード(またはPayPayゴールドカード)ですので当然ですが同カードの保有も必要です。また、可能ならPayPay銀行の口座もあると売却した残高の出金にも便利です。
取り急ぎこの3つの金融サービスの口座やアカウントは作成しておきましょう。こうした口座開設系については「ポイントサイト」を経由するとお得です。金融系サービスは特に還元金額も大きめなのでうまく利用しましょう。
ポイントサイトがよくわからない人は「ポイントサイトのしくみ」の記事で解説しているのでよかったら先にご一読ください。
今回は3案件もありますので、それぞれうまく利用しましょう。
PayPay証券の口座開設
口座開設はポイントサイト案件は現在ありません
PayPayカードの作成(年会費無料クレカ)
年会費無料のPayPayカードは現在「ハピタス」経由のカード作成がお得です。4000円相当のポイント還元付きとなっています。
>>ハピタス会員登録
※登録無料です。私は認定ユーザーなので上記から登録をすると+100P追加でもらえます。ハピタス(ポイントサイト)についてもっと詳しく知りたいという方は「ハピタスの評判と活用法」の記事で解説していますのでよろしければご覧ください。
PayPay銀行
PayPay銀行の口座開設については現在「アメフリ」経由での案件があります。口座開設で1000円相当の還元付きです。
PayPay証券のクレカ積立のスペックと特徴
- 買付設定期限
- PayPayカード積立:27日15時まで
- PayPay残高積立:いつでも
- 買付日
- PayPayカード積立:28日
- PayPay残高積立:任意に設定可能(毎日、毎週、毎月)
- 売却可能日:買付日の翌々日~
- ポイント還元率
- PayPayカード積立:0.7%
- PayPayポイントまたはマネー積立:0.5%
- ポイント還元の上限:700P(合計)
- 投資対象:PayPay資産運用取り扱いファンド
冒頭にも書きましたが、投資信託の積み立てに関しては「PayPay残高」を使う方法と「PayPayカード」を使う方法があり、それぞれで設定が可能です。
ただし、現在はPayPayカード積立で0.7%還元となり、ポイント還元の上限も700Pとなっているので、PayPayカード積立で10万円分とするのが一番簡単です。
PayPay資産運用での投信積立のやり方
- PayPayアプリの立ち上げ
- アプリ内の「資産運用」をタップ
- 下メニューの「探す」
- 投資信託を選び投信をチョイス
- 下メニューの「つみたて」を選択
- 「頻度」「金額」「支払い方法」を決定
- 確定
この流れで決めることができます。なお、すでに積立投資をしている銘柄の場合は「つみたて設定変更」から金額等の修正ができます。
即売りは規約で禁止へ
ポイント目的でクレカ積立を行い、買付日のその翌日に売却をするような、いわゆる即売りについては2024年1月27日より規約で禁止(ポイント付与の取り消し)となる可能性があります。「翌日に売却注文をするような……」「繰り返し行った……」という基準がどの程度のスパンなのかはわかりませんが、超短期の売却は避けた方がよさそうですね。
私がやろうと思っているこの規制を回避する方法は後でまとめます
どの投資信託を選ぶべき?
投資信託のチョイスとしては、長期運用ならeMAXIS Slim米国株などがありますので、この辺りを選んでおけばよいと思います。ポイ活要素強めで短期の売却を考えている人はバンクローンコース(為替ヘッジあり)あたりを選んでおくとよいかもしれませんが、即売りがダメになるので、基本的にはこうした運用商品よりはS&P500やオールカントリーといった運用系で信託報酬(運用コスト)が安いファンドがお勧めです。
PayPayカードによるクレカ積立分の売却
売却は買付日の翌々日から売却可能です。28日が土日祝日に当たる場合はその翌営業日が買い付け日となります。
- PayPayアプリ立ち上げ
- PayPay資産運用
- ポートフォリオ
- 売却したいファンドを選択
- ページ中ごろにある「売却」
- 全売却
という流れで売却が可能となります。
PayPay証券でPayPayカード積立した投資信託の売却可能日
- 2023年11月30日
- 2024年1月4日(12月分)
- 2024年1月31日
- 2024年3月1日(2月分)
- 2024年4月1日(3月分)
- 2024年5月2日(4月分)
- 2024年5月30日
- 2024年7月2日(6月分)
- 2024年8月1日(7月分)
- 2024年8月30日
- 2024年10月2日(9月分)
- 2024年10月31日
- 2024年12月1日(11月分)
ただし、前述のように即売りはNGなので売却可能日にすぐ売るのは非推奨です。
私は毎月マジメに積み立てをして翌月の積立日くらいに売却の判断をするという方向性で行こうと考えています。実質1か月は保有するというイメージですね。
詳細は後述
売却した資金はPayPayマネーとなる。PayPay銀行があれば現金化可能
なお、PayPay資産運用で売却した投資信託の残高は現金ではなくPayPayマネーとして扱われます。そのままだと現金化できませんが、PayPay銀行があれば現金化が可能です。
- PayPayアプリ
- ウォレット
- 内訳・出金
- 出金
- PayPay銀行を選択して金額を入力する
ちなみにPayPay銀行以外に出金することもできますが、他の銀行だと100円の手数料がかかります。こうした意味もあるのでPayPay証券でクレカ積立をやるのであれば、PayPay銀行の口座も作っておきましょう。
【即売り禁止】ポイ活投資的な運用はどうするべき?
即売りというかポイント目当ての運用はポイント付与しないというふわっとわかりにくいルールを用意しています。この規制に引っかからないためには一定以上は保有する前提が必要になりそうです。
私の運用方針は以下のようにします。
- PayPayカード積立で10万円積立
- 運用商品はどちらも長期運用商品(S&P500やオールカントリーなど)
- 積立後に売却はせずに翌月の28日(休みなら翌営業日)に売却
こうしておけばPayPayカード積立で10万円を約1カ月運用することになります。28日に売却注文をすれば、翌月のクレカ積立と重複しないため、翌月分を即売りとはならなず、ほぼ切れ目なく約10万円を運用し続けて毎月700Pを獲得できるということになります。
10万円の運用+8400Pが年間の収益となり、米国株を運用し続けながら実質利回りが株式運用+8.4%もUPする計算になります。投資をしたくないという人には向いていませんが、投資をすでにやっている人であれば、PayPayクレカ積立&PayPay残高積立を利用することで利回り8.4%UPで魅力的な運用手段になると思います。
上記はあくまでも私の個人的な判断に基づくアクションです。このやり方ならPayPay証券の規約をクリアしていると保証するわけではありません。
PayPay証券のクレカ積立の総評
全体としては面白いと思います。
クレカ積立単体だと0.7%還元というのは他と比べてやや低め。ただ、PayPay残高を使った積み立ても併用できるので合計10万円まで積立ができる点は強いですね。スルガ銀行の銀行ポイ活と併用できる点もなかなか強いと思います。
もちろん私はやります。
ちなみにほかのクレカ積立については以下の記事でまとめていますので、こちらも併せてご覧ください。