ANA PayというとANAのマイレージクラブアプリで使えるスマホ決済サービスでしたが、こちらがリニューアルされて新ANA Payとなります。まずは新旧のANA Payの違いは以下のようになっています。
旧ANA Pay(サービス終了済み)
JCBと提携して運用されるモバイル決済(コード決済)。
なお、2023年6月に新規登録停止、10月にチャージ停止、11月に決済が停止。
新ANA Pay
2023年5月からスタート。タッチ決済が可能。1マイル=1円としてチャージできる。バーチャルプリペイドカードも発行できオンラインショッピングでも利用できるようになります。
この記事では現行サービスの「新ANA Pay」について使い方、活用方法について紹介します。
新ANA Payの始め方について
ANA Payは専用のアプリがあるわけではなく、ANA会員向けのアプリである「ANA Mileageアプリ」を使って利用します。
なお、ポイントサイト案件があります。ポイントインカム経由でANAマイレージクラブアプリをダウンロードしANA Payにチャージをすれば600円相当のポイントがもらえます。
>>ポイントインカム会員登録
※登録無料です。上記のリンクから登録をすると+250円相当が追加でもらえます。ポイントインカム(ポイントサイト)についてもっと詳しく知りたいという方は「ポイントインカムの評判と活用法」や「ポイントサイトのしくみ」の記事で解説していますのでよろしければご覧ください。
- ANA Mileageアプリをダウンロード
- アプリトップ真ん中下にある「ANA Pay」をタップ
- 新しいANA Pay(タッチ払い)をはじめるをタップ
- 利用規約同意
- SMS認証
- メールアドレス登録&認証
- タッチ払いの設定(ApplePay登録)
これで基本設定は終わりです。なお、登録しただけだと残高がないのでチャージをする必要があります。チャージはANA Mileageアプリから行え、クレカ、ApplePay経由、セブン銀行ATM経由があります。
クレジットカード番号登録してチャージ
クレジットカード番号を登録します。本人確認をしない場合は2万円のチャージが上限になるようです。本人確認あり(1回10万、1日10万、月30万)、本人確認なし(1回2万、1日2万、月10万)となるようです。
ApplePay経由でチャージ
アプリからApplePayを選び、チャージ元となるクレジットカードなどを選択してチャージします。以下で紹介するキャンペーンはクレジットカードによるチャージが必要になりますので注意してください。
マイルを使ってチャージ
1ANAマイル=1円としてチャージすることもできます。ただ、基本的にANAマイルの価値は1マイル1円以上はあるはずなので、基本的にはもったいないです。
ただ、マイルが貯まったものの、今後貯める予定も使う予定もないという人は無駄に失効させるよりは良いので使ってしまいましょう。
ANA Payの基本的なスペック
- 年会費:無料
- チャージの手数料:無料
- ポイント還元:200円(税込)の支払ごとに1マイル(0.5%相当)
- 決済方法:バーチャルカード/コード決済
クレカ経由のチャージでもポイント付与
ANA Payはクレジットカードを使ってチャージが可能です。
ただし、ANAカードからのチャージはポイント付与が一部対象外となっています。また、三井住友カードが発行しているクレジットカードや楽天カードのように一部のクレジットカードはANA Payへのチャージをポイント付与対象外としています。
JAL Payを経由したチャージも可能
なお、プリペイドカードであるKyashやauPAY、JAL PayなどからもANA PAYにチャージが可能です。特にJAL Pay経由であればJAL Pay側のポイントも貯まるのでポイントの二重取りが可能です。
※2024年1月25日~Kyash→ANAPayの還元(0.2%)は付与されなくなりましたが、チャージ自体は可能です。また、auPAY経由のANA Payチャージについても2024年2月13日~還元対象外へ。
auPAY経由だと還元はないですが、クレカ経由のチャージをブリッジすることでポイント還元の対象にできたりします👇
<例>
・三井住友カード(masterブランド)→auPAY→ANAPay
・楽天カード→Kyash→ANA Pay
ANA Payのお得な使い方、活用方法を紹介
ポイント還元は200円につき1マイルとマイル還元率は0.5%とそこまで高いわけではありませんよね。具体的にはどのような活用方法があるのでしょうか?
- ANAカード&ANA Payでマイルの二重取り
- ANAプレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジ
- 楽天Edyルートで納税にも使える
このような活用法があります。
ANAカード&ANA Payでマイルの二重取り
ANA PayへのチャージをANAカードで行い、ANA Payで決済をすればANAのマイルを二重にためることができます。ただし、この技が有効なのはANAカードの中でもプレミアム系のカードに限られます。
カード名 | チャージ時 | ANA Pay利用時 | 合計還元率 |
---|---|---|---|
ANA 一般カード | 0.1% | 0.5% | 0.6% |
ANA ワイドカード | 0.1% | 0.5% | 0.6% |
ANA ワイドゴールドカード | 0.6% | 0.5% | 1.1% |
ANAカード プレミアム | 1.1% | 0.5% | 1.6% |
一般カードやワイドカードだとチャージ時の還元が0.1%と抑えられてしまうため利用する旨味がありません。一方でワイドゴールドカードやANAカードプレミアムであれば併用する価値はありそうですね。
なお、ちょっとした裏技ですが、ANAカードからANA Payに直接チャージをするのではなく、ANAカード(masterブランドのみ)→auPAY→ANA Payとチャージをすれば月間5万円上限ですが、通常通りのポイントを貯めることができます。
このほか、Kyashを利用する方法もありますね。
ANAプレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジ
ANAの航空会社としての上級会員資格があり、年間の搭乗ポイント(プレミアムポイント)でランクが決まります。このランク判定ですが、2024年現在、ライフソリューションサービス利用ANAカード、ANAPay決済額によってもステイタス獲得ができ、フライトによるプレミアムポイントが少なくて済むサービスがあります。
ANAカードやANA Payの利用金額による内容もあり、ちょっと条件厳しめですが、年間の決済額が大きい人にお勧めです。
なお、ANAカード→ANAPayのチャージ分は金額に反映されません。
ただし①で紹介した裏技を利用すれば二重にカウントすることができます。
楽天Edyルートで投資や納税にも使える
最後はANA Payを使って楽天Edyへのチャージを利用する方法です。
ANA Payをチャージ元として楽天Edyにチャージ。そしてチャージした楽天Edyを楽天キャッシュに交換するという方法があります。
これに何の意味があるのか?というと楽天キャッシュの用途としては買い物以外にも「楽天証券で投資信託を買う(年間60万円まで)」「国税の支払い」「地方税の支払」というように消費以外の用途でも利用できます。ANAプレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジを考えている人にとって、このルートは結構な朗報なのではないでしょうか。
より詳しくは以下の記事で詳細に解説しています。
納税額などが多い人は楽天キャッシュでの納税をすれば実質的にANA Payの利用金額が稼げてマイル獲得やANAステイタス獲得が随分と楽になりそうですね。
プリペイドカードを上手に使って決済ポイ活に活用しよう
チャージをして決済に使えるプリペイドカードは、クレジットカードの決済修行(利用金額稼ぎ)やポイントの二重取りなどに活用できる手段の一つです。
中でもANA Payについては現状では「楽天キャッシュ(楽天ギフトカード)」のお得なチャージルートやANAのステイタス目的の方などに活用手段がありそうです。
参考記事
・JAL Payのお得な使い方 チャージルートやポイント還元(マイル還元)
・IDARE カード積立で年利2%の金利ポイントが貯まるスマート積立