
この記事では、ANAのマイレージクラブアプリで使えるスマホ決済サービス「ANA Pay」について紹介します。2023年5月からサービスが新しくなっています。
ANAマイルを使った決済や、決済でANAマイルが貯まる、さらにANAの上級会員(ステータス)に関連する特典などもあります。また、ANAマイルをあまり貯めていないという人にとっても、ポイント獲得のための「チャージルート」として大変優秀だったりします。
2026年現在でもうまく活用してほしい決済サービスの一つです。私もフル活用しています。現行サービスの「新ANA Pay」について使い方、活用方法について紹介します。
【ご注意事項】
※各決済サービスの還元率やチャージ可否は頻繁に変更されるため、実行前に必ず最新の公式情報をご確認ください。
- ANA Payの始め方について
- ANA Payの基本的なスペックと活用術
- ANA Payのお得な使い方、お得なチャージルートを探す
- チャージしたANA Payの出口はどこ?楽天Edyルートでさらなるポイントアップ・楽天キャッシュ投資や納税にも
- ANA Payのままマイルプラスの対象店舗で決済する手もある
- ANAプレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジとANA Pay
- プリペイドカードを上手に使って決済ポイ活に活用しよう
ANA Payの始め方について

ANA Payは専用のアプリがあるわけではなく、ANA会員向けのアプリである「ANA Mileageアプリ」を使って利用します。
- ANA Mileageアプリをダウンロード
- アプリトップ真ん中下にある「ANA Pay」をタップ
- 新しいANA Pay(タッチ払い)をはじめるをタップ
- 利用規約同意
- SMS認証
- メールアドレス登録&認証
- タッチ払いの設定(ApplePay登録)
これで基本設定は終わりです。なお、登録しただけだと残高がないのでチャージをする必要があります。チャージはANA Mileageアプリから行え、クレカ、ApplePay経由、セブン銀行ATM経由があります。
- クレジットカード番号登録してチャージ
クレジットカード番号を登録します。本人確認をしない場合は2万円のチャージが上限になるようです。本人確認あり(1回10万、1日10万、月30万)、本人確認なし(1回2万、1日2万、月10万)となるようです。 - ApplePay経由でチャージ
アプリからApplePayを選び、チャージ元となるクレジットカードなどを選択してチャージします。アプリ上でのクレカ番号登録は不要なのでよりお手軽にチャージができますね。 - マイルを使ってチャージ
1ANAマイル=1円としてチャージすることもできます。ただ、基本的にはもったいないです。とはいえ、マイルが貯まったものの、今後貯める予定も使う予定もないという人は無駄に失効させるよりは良いので使ってしまいましょう。ちなみにマイルの価値については「ポイント交換でANAマイルを貯める方法 ポイ活と増量キャンペーンのお得なANAマイルの交換ルート」で検証しています。飛行機で使うなら1マイル=2円くらいの価値があるのではないかと評価しています。
ANA Payの基本的なスペックと活用術
- 年会費:無料
- チャージの手数料:無料
- ポイント還元:200円(税込)の支払ごとに1マイル(0.5%相当)
- 貯まるポイント:ANAマイル
- 決済方法:バーチャルカード / コード決済
クレカやキャッシュレス経由のチャージでもポイント付与
ANA Payはクレジットカードを使ってチャージが可能です。
ただし、ANAカードからのチャージはポイント付与が一部対象外となっています。このほか、三井住友カードが発行しているクレジットカードや楽天カードのように一部のクレジットカードはANA Payへのチャージをポイント付与対象外としています。
なお、プリペイドカードであるKyashやau PAY、JAL PayなどからもANA PAYにチャージが可能です。特にJAL Pay経由であればJAL Pay側のポイントも貯まるのでポイントの二重取りが可能です。
※JAL PayからANA Payなど特定の電子マネーへのチャージ還元率は現在0.1%となっています。
ANA Payの残高はお買い物の他、楽天Edyにもチャージ可能
ANA Payを使ってお買い物もできますが、キャッシュレス界隈では「楽天Edy」へのチャージが注目されています。楽天Edy⇔楽天キャッシュの相互交換によって、最終的に楽天ペイとしての出口があります。
ANAのステータス修行にも
ANAの上級会員を目指している人、維持したい人にとってANAPayの決済額はANAカード同様に影響します。
ということで、ANA Payの活用は「お得にチャージ」「お得な出口」「ANAのステータス修行」という3つの要素があるわけです。ANAを使わない人でもステータス以外の部分ではすごく有効なキャッシュレスですので上手に活用しましょう。
ANA Payのお得な使い方、お得なチャージルートを探す
ポイント還元は200円につき1マイルとマイル還元率は0.5%とそこまで高いわけではありません。ただ、ANA Payの残高は事前に「チャージ」をして行うわけです。そのため、チャージ元のクレカなどのポイントも貯めることができるため、チャージをうまく活用すれば大きなポイントアップになります。
代表的なものとして以下の3つを挙げます。うまく活用しましょう。
ANAカード&ANA Payでマイルの二重取り(au PAY経由も)
ANAマイルを徹底的に貯めたい人、ステータス修行で決済額を増やしたい人向け
ANA PayへのチャージをANAカードで行い、ANA Payで決済をすればANAのマイルを二重にためることができます。ただし、この技が有効なのはANAカードの中でもプレミアム系のカードに限られます。
| カード名 | チャージ時 | 利用時 | 合計還元率 |
|---|---|---|---|
| ANA 一般カード | 0.1% | 0.5% | 0.6% |
| ANA ワイドカード | 0.1% | 0.5% | 0.6% |
| ANA ワイドゴールド | 0.6% | 0.5% | 1.1% |
| ANAカード プレミアム | 1.1% | 0.5% | 1.6% |
一般カードやワイドカードだとチャージ時の還元が0.1%と抑えられてしまうため利用する旨味がありません。一方でワイドゴールドカードやANAカードプレミアムであれば併用する価値はありそうですね。
なお、ちょっとした裏技ですが、ANAカードからANA Payに直接チャージをするのではなく、以下のようなルートを辿れば通常通りのポイントを貯めることができます。
【おすすめの迂回ルート】
ANAカード (Masterブランドのみ)
↓
au PAY または Kyash
↓
ANA Payへチャージ
参考①:auPAYの活用についての解説記事
参考②:Kyashの活用についての解説記事
高還元クレカ+JAL Pay経由のチャージでWマイル獲得
多少複雑でも還元率を最大化するためには頑張る人向け
JAL PayはANA Payと同じような決済サービスですが、実はライバルの垣根を越えて、JAL PayからANA Payへとチャージが可能だったりします。さらに、JAL Pay自身もクレジットカードからチャージが可能です。
クレジットカード(Master, JCB) → JAL Pay → ANA Payというように多段階的にチャージを繰り返すことでポイント還元率を最大化できます。
- STEP 1 クレジットカード → JAL Pay (1%~1.5%)
- STEP 2 JAL Pay → ANA Pay (0.1%)
- STEP 3 ANA Pay の利用 (0.5%)
- 合計還元率:最大 1.6%~2.1%
というように二重取りどころか三重取りが可能になります。現状のポイント還元率という面ではもっとも強いルートといえます。
なお、2026年現在の直近の仕様では不正利用防止の制限があり「20,001円/回 以上」でないとチャージできなくなっています。また、JAL Payでの本人確認が必須です。
💡 2026年現在のおすすめチャージ元クレカ
PayPayカード(1~1.5%)、リクルートカード(1.2%)、Ponta Premium Plus(1%還元。条件達成で7月、12月は2%還元)などがあります。
※三井住友カードのゴールドも年間ボーナス込みではお得でしたが、2026年3月以降は積算対象外となるためご注意ください。
V NEOBANK経由のチャージで1.5%還元
JAL Payルートよりややシンプル!銀行デビットカードを使ったルート
やり方としてはJAL Payとほぼ同じですがV NEOBANKのデビットカードから直接ANA Payにチャージするだけなのでお手軽です。ApplePay経由で1.5%還元でANA Payにチャージが可能となっています。
サクッと手軽にできるところがメリットですね。ただ、V NEOBANKはデビットカードなのでチャージ相当の現金(預金)を先に預けておく必要があります。
参考:V NEOBANKの活用法 銀行ポイ活でVポイントが貯まる デビットカード還元率も1.5%と高い
チャージしたANA Payの出口はどこ?楽天Edyルートでさらなるポイントアップ・楽天キャッシュ投資や納税にも
チャージルートを考える際はやはり「出口」も大切ですね。
チャージした残高を使ってどのようなお買い物や決済が可能なのか?あるいはさらに他のチャージができないかを考えてみましょう。
現行で一番おすすめの方法は、ANA Payを使って楽天Edyへのチャージを利用する方法です。ANA Payをチャージ元として楽天Edyにチャージ。そしてチャージした楽天Edyを楽天キャッシュに交換するという方法があります。
① Android端末の場合
- 楽天Edyアプリを開く
- 「詳細をみる」を選択
- 「チャージ設定」をタップ
- 「楽天会員情報に登録済みのクレジットカード」を選択
- ANA Payのバーチャルカードを選択
- チャージ金額を入力し、「チャージ」をタップ
- 楽天Edyの残高を楽天キャッシュに交換する
② iPhoneの場合
※楽天Edyの物理カード(楽天カード等)が必要です
- 楽天ペイアプリを開く
- Edyチャージ > クレジットカードからチャージ
- Edyカードをスキャン
- クレジットカード(ANA Pay)を登録する(初回のみ)
- チャージする
- 楽天キャッシュのタブに移動
- チャージを選択し、楽天Edyを選ぶ
- Edyカードをスキャン > チャージする
ANA Payから楽天Edyにチャージするメリット
これに何の意味があるのか?以下の3つの大きなメリットがあります。
- 楽天ペイの決済ポイントも付くのでさらにお得
- 楽天証券口座があれば実質現金化もできる
- 楽天ペイ残高なら請求書払い、国税や地方税の支払いにも使える
メリット1:楽天ペイの決済ポイントも付くのでさらにお得
チャージルートのところでANA Payへのチャージから利用までで「最大2.1%還元」となることを説明しましたが、これを楽天ペイとして決済することで、さらに楽天ペイのポイント還元として1.5%が付与されます。
- ■ クレジットカード → JAL Pay (1%~1.5%)
- ■ JAL Pay → ANA Pay (0.1%)
- ■ ANA Pay → 楽天Edy ⇔ 楽天キャッシュ (0%)
- ■ 楽天ペイ決済(楽天キャッシュ利用) (最大1.5%※)
- お買い物合計:最大 3.1%~3.6%還元
※通常1%、楽天ポイントカードを2回以上利用などの条件達成で1.5%
メリット2:楽天証券口座があれば実質現金化もできる
私はこれを最重要視しています。楽天証券の口座があれば、楽天キャッシュの残高を使って投資信託を買うことができます。
参考:楽天証券で投資信託を買う(年間60万円まで)
- ■ クレジットカード → JAL Pay (1%~1.5%)
- ■ JAL Pay → ANA Pay (0.1%)
- ■ ANA Pay → 楽天Edy ⇔ 楽天キャッシュ (0%)
- ■ 楽天キャッシュ投信積立(決済時) (0.5%)
- 投資信託の積立合計: 2.1%~2.6%還元
ここで注目していただきたいのが、楽天キャッシュでの「投信積立決済時」にもらえる0.5%還元です。
近年の仕様変更により、ANA Payなどの別ルートからチャージした楽天キャッシュであっても、投信積立時に確実に0.5%がもらえるようになりました。これはポイ活ユーザーにとって最強のメリットです。
普通に投資信託を買うよりもお得なわけです。さらに、投資信託であればいつでも売却ができ現金化・換金ができますよね。つまり、上記ルートを活用すればポイント還元分を受けた上で実質的に現金に戻せます。
>>楽天証券口座開設はこちら
楽天キャッシュ積立利用で大幅ポイント還元
メリット3:楽天ペイ残高なら請求書払い、国税や地方税の支払いにも使える
楽天ペイの残高については、「国税の支払い」「地方税の支払」といった使い方もできます。納税自体でポイント付与はされませんが、これまでのチャージ分のポイントは貯まります。
絶対に払わないとダメな税金支払いをポイント還元で少しでも取り戻すというのは有効なやり方の一つだと思います。
ちなみに楽天キャッシュ(楽天ギフト)について、ANA Pay以外のルートも含んだ買い方については、以下の記事で詳細に解説しています(現状はANAPay経由が最善)。
ANA Payのままマイルプラスの対象店舗で決済する手もある
楽天Edyにせず、ANA Payのまま利用する手ももちろんあります。ANA Payマイルプラスは、ANA Payを使用する際により多くのマイルを獲得できる特別なサービスです。
通常のANAPayの決済では200円につき1マイルが加算されますが、ANA Payマイルプラスの対象店舗では追加で1マイルがもらえるため、200円決済につき2マイル(1%相当)が貯まることになります。
- ANA FESTA(空港内の売店)
- ENEOS
- セブン-イレブン
- 紳士服コナカ
- SUIT SELECT
現状ではそんなに数は多くありませんが、こうした店舗を使ってANA Payで支払いをするのも一つですね。
ANAプレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジとANA Pay

ANAの航空会社としての上級会員資格があり、年間の搭乗ポイント(プレミアムポイント)でランクが決まります。このランク判定ですが、ライフソリューションサービス利用ANAカード、ANAPay決済額によってもステイタス獲得ができ、フライトによるプレミアムポイントが少なくて済むサービスがあります。
ANAカードやANA Payの利用金額による内容もあり、ちょっと条件厳しめですが、年間の決済額が大きい人にお勧めです。
なお、ANAカード→ANAPayのチャージ分は金額に反映されませんが、記事内でも紹介したau PAYなどを経由してチャージをすれば、ANAカード利用分・ANAPay利用分で決済額をWカウントすることができます。
例えばですが、SFC修行をやりたいな!と考えている人もANAカード+ANA Payの合計で400万円の決済をすれば必要なPP(プレミアムポイント)は30000で済みます。
通常は50000PP必要なので2万PP安くて済みます。効率的な修行で1PPあたり10円くらいのコストがかかるとされるので20万円のコストとフライト時間の節約ができます。
プリペイドカードを上手に使って決済ポイ活に活用しよう
チャージをして決済に使えるプリペイドカードは、クレジットカードの決済修行(利用金額稼ぎ)やポイントの二重取りなどに活用できる手段の一つです。
中でもANA Payについては現状では「楽天キャッシュ(楽天ギフトカード)」のお得なチャージルートやANAのステイタス目的の方などに大きな活用手段がありそうです。
【参考記事】