
ANA PayというとANAのマイレージクラブアプリで使えるスマホ決済サービスについての紹介です。2023年5月からサービスが新しくなっています。
ANAマイルを使った決済や、決済でANAマイルが貯まる、さらにANAの上級会員(ステータス)に関連する特典などもあります。また、ANAマイルをあまり貯めていないという人にとっても、チャージルートとしても大変優秀だったりします。
2025年現在でもうまく活用してほしい決済サービスの一つです。私もフル活用しています。この記事では現行サービスの「新ANA Pay」について使い方、活用方法について紹介します。
- ANA Payの始め方について
- ANA Payの基本的なスペック
- ANA Payのお得な使い方、お得なチャージルートを探す
- チャージしたANA Payの出口はどこ?
- ANAプレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジとANA Pay
- プリペイドカードを上手に使って決済ポイ活に活用しよう
ANA Payの始め方について
ANA Payは専用のアプリがあるわけではなく、ANA会員向けのアプリである「ANA Mileageアプリ」を使って利用します。
なお、ポイントサイト案件があります。ポイントサイト経由でANAマイレージクラブアプリをダウンロードしANA Payにチャージをすればポイントがもらえます。
現在、ポイントサイト案件はないようです。
- ANA Mileageアプリをダウンロード
- アプリトップ真ん中下にある「ANA Pay」をタップ
- 新しいANA Pay(タッチ払い)をはじめるをタップ
- 利用規約同意
- SMS認証
- メールアドレス登録&認証
- タッチ払いの設定(ApplePay登録)
これで基本設定は終わりです。なお、登録しただけだと残高がないのでチャージをする必要があります。チャージはANA Mileageアプリから行え、クレカ、ApplePay経由、セブン銀行ATM経由があります。
クレジットカード番号登録してチャージ
クレジットカード番号を登録します。本人確認をしない場合は2万円のチャージが上限になるようです。本人確認あり(1回10万、1日10万、月30万)、本人確認なし(1回2万、1日2万、月10万)となるようです。
ApplePay経由でチャージ
アプリからApplePayを選び、チャージ元となるクレジットカードなどを選択してチャージします。アプリ上でのクレカ番号登録は不要なのでよりお手軽にチャージができますね。
マイルを使ってチャージ
1ANAマイル=1円としてチャージすることもできます。ただ、基本的にはもったいないです。とはいえ、マイルが貯まったものの、今後貯める予定も使う予定もないという人は無駄に失効させるよりは良いので使ってしまいましょう。
ちなみにマイルの価値については「ポイント交換でANAマイルを貯める方法 ポイ活と増量キャンペーンのお得なANAマイルの交換ルート」で検証しています。飛行機で使うなら1マイル=2円くらいの価値があるのではないかと評価しています。
ANA Payの基本的なスペック

- 年会費:無料
- チャージの手数料:無料
- ポイント還元:200円(税込)の支払ごとに1マイル(0.5%相当)
- 決済方法:バーチャルカード/コード決済
クレカ経由のチャージでもポイント付与
ANA Payはクレジットカードを使ってチャージが可能です。
ただし、ANAカードからのチャージはポイント付与が一部対象外となっています。このほか、三井住友カードが発行しているクレジットカードや楽天カードのように一部のクレジットカードはANA Payへのチャージをポイント付与対象外としています。
JAL Payを経由したチャージも可能
なお、プリペイドカードであるKyashやauPAY、JAL PayなどからもANA PAYにチャージが可能です。特にJAL Pay経由であればJAL Pay側のポイントも貯まるのでポイントの二重取りが可能です。
なお、2025年7月現在では最低チャージ額が設定されており21,000円/回 以上でないとチャージできなくなっています。
ANA Payのお得な使い方、お得なチャージルートを探す
ポイント還元は200円につき1マイルとマイル還元率は0.5%とそこまで高いわけではありませんよね。ただ、ANA Payの残高は事前に「チャージ」をして行うわけです。そのため、チャージ元のクレカなどのポイントも貯めることができるため、チャージをうまく活用すれば大きなポイントアップになります。
- ANAカード&ANA Payでマイルの二重取り(auPAY、Kyash経由も)
- JAL Pay経由のチャージでWマイル獲得
- V NEOBANKのデビットカード(ApplePay)経由で+1.5%
代表的なものとして3つ挙げました。うまく活用しましょう。
ANAカード&ANA Payでマイルの二重取り(auPAY経由も)
ANA PayへのチャージをANAカードで行い、ANA Payで決済をすればANAのマイルを二重にためることができます。ただし、この技が有効なのはANAカードの中でもプレミアム系のカードに限られます。
| カード名 | チャージ時 | ANA Pay利用時 | 合計還元率 |
|---|---|---|---|
| ANA 一般カード | 0.1% | 0.5% | 0.6% |
| ANA ワイドカード | 0.1% | 0.5% | 0.6% |
| ANA ワイドゴールドカード | 0.6% | 0.5% | 1.1% |
| ANAカード プレミアム | 1.1% | 0.5% | 1.6% |
一般カードやワイドカードだとチャージ時の還元が0.1%と抑えられてしまうため利用する旨味がありません。一方でワイドゴールドカードやANAカードプレミアムであれば併用する価値はありそうですね。
なお、ちょっとした裏技ですが、ANAカードからANA Payに直接チャージをするのではなく、ANAカード(masterブランドのみ)→auPAY→ANA Payとチャージをすれば月間5万円上限ですが、通常通りのポイントを貯めることができます。このほか、Kyashを利用する方法もありますね。
参考①:auPAYの活用についての解説記事
参考②:Kyashの活用についての解説記事
ANAカード×ANA Payを利用することでANAマイルを効率的に貯めることができますし、ANAをたくさん使っている上級会員さんは年間決済額やライフソリューションサービスの利用数にもつながりますね。
JAL Pay経由のチャージでWマイル獲得
ANA×JALという夢の競演になります(笑)
JAL PayはANA Payと同じような決済サービスですが、実はライバルの垣根を越えて、JAL PayからANA Payへとチャージが可能だったりします。さらに、JAL Pay自身もクレジットカードからチャージが可能です。
クレジットカード(Master, JCB) → JAL Pay → ANA Pay
というように二重取りところか三重取りが可能になります。現状のポイント還元率という面ではもっとも強いルートといえます。
参考:JAL Payのお得な使い方 チャージルートやポイント還元(マイル還元)
V NEOBANKのデビットカード×ApplePayチャージで+1.5%還元
別にそこまでマイルを貯めたいわけではない……。というマイラー以外の人におすすめなのは2025年3月から還元率が大幅アップとなったV NEOBANKのデビットカードによるチャージです。
参考:V NEOBANKの活用法 銀行ポイ活でVポイントが貯まる デビットカード還元率も1.5%と高い!
還元率が常時1.5%ということで大変魅力的です。
管理人も試してみたところApplePay経由でANA Payチャージが可能でした!!
チャージで1.5%、さらにANA Payの利用で0.5%という事で合計2%還元がお手軽に達成できるわけです。なお、ApplePayのみの対応になりますのでAndroidユーザーは対象外となります。
最近はケータイキャリアのMNPキャンペーンなどを使えば型落ちのiPhoneを安く買えるケースもあるので、Androidの方もサブスマホとしてiPhoneを持ってみるのも悪くないと思いますよ。
参考:iPhoneを安く買う方法 Appleギフトカード経由、新規、MNPキャンペーン、型落ち、中古品
チャージしたANA Payの出口はどこ?
チャージルートを考える際はやはり”出口”も大切ですね。
チャージした残高を使ってどのようなお買い物や決済が可能なのか?あるいはさらに他のチャージができないかを考えてみましょう。
楽天Edyルートで楽天キャッシュ投資や納税にも使える
まず、現行で一番おすすめの方法はANA Payを使って楽天Edyへのチャージを利用する方法です。ANA Payをチャージ元として楽天Edyにチャージ。そしてチャージした楽天Edyを楽天キャッシュに交換するという方法があります。
- 楽天Edyアプリを開く
- 「詳細をみる」を選択
- 「チャージ設定」をタップ
- 「楽天会員情報に登録済みのクレジットカード」を選択
- ANA Payのバーチャルカードを選択
- チャージ金額を入力し、「チャージ」をタップ
- 楽天Edyの残高を楽天キャッシュに交換する
※iPhoneでは楽天Edy→楽天キャッシュの交換ができないため、Android端末が必要になります。iPhoneユーザーの人は「1円スマホ」などでスマホキャンペーンを使ってAndroid端末をサブスマホとして持っておくと便利ですよ。
これに何の意味があるのか?というと楽天キャッシュの用途としては買い物以外にも「楽天証券で投資信託を買う(年間60万円まで)」「国税の支払い」「地方税の支払」というように消費以外の用途でも利用できます。
実質的な現金化ルートとも言えなくないため、非常に強いですね。ちなみに楽天キャッシュ(楽天ギフト)についてより詳しくは以下の記事で詳細に解説しています。
納税額などが多い人は楽天キャッシュでの納税をすれば実質的にANA Payの利用金額が稼げてマイル獲得やANAステイタス獲得が随分と楽になりそうですね。
ANA Payマイルプラスの対象店舗で決済
ANA Payマイルプラスは、ANA Payを使用する際により多くのマイルを獲得できる特別なサービスです。
通常のANAPayの決済では200円につき1マイルが加算されますが、ANA Payマイルプラスの対象店舗では追加で1マイルがもらえるため、200円決済につき2マイル(1%相当)が貯まることになります。
- ANA FESTA(空港内の売店)
- ENEOS
- セブン-イレブン
- 紳士服コナカ
- SUIT SELECT
現状ではそんなに数は多くありませんが、こうした店舗を使ってANA Payで支払いをするのも一つですね。
ANAプレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジとANA Pay

ANAの航空会社としての上級会員資格があり、年間の搭乗ポイント(プレミアムポイント)でランクが決まります。このランク判定ですが、ライフソリューションサービス利用ANAカード、ANAPay決済額によってもステイタス獲得ができ、フライトによるプレミアムポイントが少なくて済むサービスがあります。
ANAカードやANA Payの利用金額による内容もあり、ちょっと条件厳しめですが、年間の決済額が大きい人にお勧めです。
なお、ANAカード→ANAPayのチャージ分は金額に反映されませんが、記事内でも紹介したauPAYなどを経由してチャージをすればANAカード利用分、ANAPay利用分で決済額をWカウントすることができます。
プリペイドカードを上手に使って決済ポイ活に活用しよう
チャージをして決済に使えるプリペイドカードは、クレジットカードの決済修行(利用金額稼ぎ)やポイントの二重取りなどに活用できる手段の一つです。
中でもANA Payについては現状では「楽天キャッシュ(楽天ギフトカード)」のお得なチャージルートやANAのステイタス目的の方などに活用手段がありそうです。
参考記事
・JAL Payのお得な使い方 チャージルートやポイント還元(マイル還元)
・IDARE カード積立で年利2%の金利ポイントが貯まるスマート積立