楽天銀行のハッピープログラムは、楽天銀行ユーザーが楽天IDを連携(楽天会員リンク登録)を行うことで利用できるようになる会員プログラムです。
利用状況に応じて「ベーシック」「アドバンスト」「プレミアム」「VIP」「スーパーVIP」というようにステージがアップしていき、ステージが上がるとATM手数料の無料回数や他行振込手数料が無料になる回数が増えたり、取引でより多くの楽天ポイントが貯まったりします。
楽天銀行は、特に楽天経済圏を利用したポイ活やポイント投資関連で中心的な役割を担うことが多く、ハッピープログラムで上位ランクを取っておくと何かと便利です。
今回はそんな楽天銀行でのハッピープログラムで上位ランクをなるべく手軽に獲得する方法と、楽天銀行で提供されているキャンペーンを毎月お得に攻略していく方法を紹介していきます。
楽天銀行ハッピープログラムの基本
ハッピープログラムの会員ランク別の特典は以下のようになっています。
ベーシックのままだと、1回目からATM手数料もかかるし、振込手数料もかかるので、決済用の銀行としては致命的な弱さです。
少なくともアドバンスト、可能ならポイント付与が大きくなり、他行振込手数料も3回無料になるVIP、スーパーVIPを目指したいところです。
なお、ハッピープログラムは楽天銀行の口座を開設した上で、「楽天会員リンク登録」が必要となります。登録は「こちら」から可能です。
判定日は毎月25日
判定タイミングは毎月25日終了時点のお預かり資産残高、前月26日~毎月25日の対象商品・サービスのお取引件数で翌月適用となります。
できればVIP以上は達成したいなぁというところですね。
預金条件で獲得できるならこの記事は無用の長物……取引件数で上位ランクを獲得する方法
ハッピープログラムのランクは「預金残高」か「取引件数」の二つで判定されます。預金残高条件でクリアできるならこの記事は読む必要はありません(笑)
とりあえず、100万円以上あればVIPになれるわけですから、それでクリアできるならそれでヨシです。ただ、預金残高だとちょっと厳しいなぁという人は「取引条件」でランク上位を目指しましょう。
なお、取引件数で上位を取るということは必然的に、ハッピープログラム対象取引としてポイント獲得にもつながるのでうまく利用しましょう。
楽天銀行のハッピープログラムにおける「取引件数」とは?
- 他行からの入金(1日単位)
- 楽天銀行法人口座からの入金(1件単位)
- 他行への振込(1件単位)
- ATM取引(1件単位)
- ゆうちょ出金(1件単位)
- 給与/賞与/年金の受取(1件単位)
- 楽天カードの口座振替
- 口座振替(1件単位)
- 楽天バンク決済
- Pay-easy
- 楽天銀行コンビニ支払いサービス
- 公営競技の入金(月3日まで)
- 楽天証券の入金(月3日まで)
- 楽天Edyの楽天銀行口座チャージ(月3件まで)
- 楽天ウォレットへの入金(月3日まで)
- 楽天銀行即時入金サービス(月3日まで)
- 宝くじ(ナンバーズ/ロト)購入(1口)
となっています。 ちなみに、それぞれの取引が行われると取引件数1件としてカウントされるだけでなく、楽天ポイントも取引内容と会員ランクに応じて受け取れます。
比較的簡単に達成できるカウント対象取引を攻略
ちょっと前までは公営競技への入金が取引対象だったため1日1回小額の入出金をすることで取引件数と日数分のポイントが稼げたのですが、こちら2020年12月に改悪されて、月3件までと制限されてしまうようになりました。
改悪前までは公営競技だけでVIPをほぼ達成できたわけです……。と使えなくなった案件を懐古しても意味がありませんので、現在の状況で達成できそうな案件を見ていきましょう。
- 配当金は実は1件扱い
- 楽天証券×つみたてNISAで「毎日」積立で3件獲得
- 証券会社への即時入金で月3件獲得
- 楽天カードの口座振替は当然楽天銀行で!
- 他行からの振込は他キャンペーンと相まって効果抜群
配当金は実は1件扱い
株式投資でもらえる配当金は取引件数1件扱いとなります。ハッピープログラムの楽天ポイント還元対象とはなりませんが、それよりも割の良い「株式配当金受取プログラム」で1件あたり10円がもらえます(要エントリー)。
配当金を楽天銀行口座で受け取るようにしておくと、取引件数に加えて現金還元も受けられてお得です。特に1株単位の「単元未満株取引」で色々な会社の株式を大量に買い付けて配当金の件数を稼ぐ方法も有効な攻略法です。
詳しくは以下の記事で。dp-invest.hateblo.jp
ただし、配当金が出るタイミングは時期が分散していないため、3月、9月決算期の配当時期(6月、12月)は余裕で件数が出せるものの、それ以外の月はそれだけでVIP、スーパーVIP達成は難しいかもしれません。
その場合は、以下で紹介する項目を活用しましょう。
楽天カードの口座振替は当然楽天銀行で!
これはあえて言う必要もないかもしれませんが、もし楽天カードを持っていて他行で口座振替しているなら勿体ないです。
- 楽天市場でのお買い物分のポイントが+1%
- VIP以上なら毎月9ポイントもらえる
また、「楽天カード×楽天証券で年間6000P獲得術」のスキームを実行するときも楽天銀行引落にしておけば「買付のための資金」と「楽天証券で投信を売却したときの資金」が同じ銀行に集まるので資金効率が良いです。
メインの銀行が他行で楽天銀行にお金を振り込むのが面倒……という場合は「給与振込を活用!銀行の自動入金・自動送金(振込)を活用した完全自動のポイ活術」でも紹介したような自動入金と自動振込を併用してお金を動かしましょう。ついでにポイントももらえます!
他行からの振込は他キャンペーンと相まって効果抜群
他の銀行からの振込は他のキャンペーンとも相まってポイント還元が大きいのでうまく利用したいです。他行からの入金(振込)はハッピープログラムのポイント還元(1P~3P)だけでなく「 国内外の入金・送金・ATM利用で現金プレゼントプログラム」というキャンペーンが併用できます。
- 他の金融機関への振込:5件×10円
- 他行から楽天銀行への振込:5件×10円
- 全国のATMでの入出金:5件×10円
- 海外の金融機関への送金:3件×10円
- 海外の金融機関からの受取:3件×10円
がもらえます。さらに、それぞれの項目が上限件数に達するとボーナスポイントで100円がもらえます。
なので、たとえば他の銀行から5件振り込みがあると、5回分の取引件数カウントに加えて
- ハッピープログラム分:3P×5件=15P
- 国内外の入金・送金・ATM利用でポイントプレゼントプログラム分:10円×5件=50円
- 上記上限達成ボーナス:100円
の合計165円相当がもらえるわけです。
なので、他行からの振込については月5件までは楽天銀行宛てにしておくと良いでしょう。ちなみに、他行からの振込は「本人名義」でもOKです。振込手数料無料の銀行から楽天銀行に送金するようにするとポイント分お得です。
不足するときは、手作業でカウントをとろう
ここまでで回数が足りなさそうなときは手作業でカウントを取りましょう。
- ATM利用
- 公営競技の入金(月3日まで)
- 楽天証券の入金(月3日まで)
- 証券会社への即時入金(月3日まで)
ATMの無料回数を利用して適当な取引をしたり、公営競技に入金してそのまま返金する。あるいは楽天証券に送金する(マネーブリッジの設定をしておけば勝手に楽天銀行に戻る)なんてことでも回数確保ができます。
また、楽天銀行から他の証券会社への即時入金サービスを利用することで最大で月3件までの取引件数とポイントが貰えます。
- SBI証券
- GMOクリック証券
- マネックス証券
- 松井証券
- LINE証券
などが対象です。多くの証券会社は出金手数料も無料です。
必要もないのにする必要は無いかもですが、回数不足の時なんかは使えると思います。
目標はVIP
ベーシック会員のままだと正直、まったく使えないネット銀行ですが、VIPくらいにまで上がると使い勝手は良いです。預金金利も楽天証券と連携しておくと(マネーブリッジ)、都市銀行の100倍近い金利が付くようになります。
手間をかけずなるべく自動化して楽天銀行のランクをVIP以上(取引20件以上)になるように仕組みを作っていきましょう。
一部のキャンペーンはエントリーが必須なのでご注意
実際にやる作業としては月1回のエントリー作業が必要になります。楽天銀行にログインして以下の二つのキャンペーンを検索してエントリーしましょう。
- 【常設企画】株式配当金受取件数に応じて、現金プレゼントプログラム!
- 【常設企画】条件達成で最大760円!国内外の入金・送金・ATMのご利用でもれなく現金プレゼントプログラム!
キャンペーン名で検索すると見つけやすいかと思います。※毎月エントリーが必要になりますが、1分もかかりません。
なお、作業ついでに楽天銀行のホームページ内にある「現金プレゼントサービス」もやっておきましょう。ポチポチクリックするだけで現金がもらえます。こちらも1分もかかりません。