ドコモのポイントであるdポイント
dポイントは各種キャンペーンの他、不定期に開催されている「ポイント増量交換キャンペーン」あるいは「dポイント投資」などによって比較的貯めやすい、増やしやすいポイントですね。数万~数十万単位でポイントを貯めている人もいらっしゃるでしょう。
一方で貯めるばかりでなく貯めたポイントは「使う」必要もありますよね。今回はその出口部分に注目した記事となります。dポイントについて貯まったdポイントをどのようにお得に、そして上手に使っていけるかについてまとめています。
dポイントのお得な使い方
dポイントは1P=1円相当でdポイントカード加盟店で支払いに利用できます。ポイント利用で普通に使ってもよいのですが、dポイントは「ポイント利用時にはポイントが付与されない」という弱点があります。
dポイント加盟店での利用なので本来ならdポイントの利用還元があるのですが、それが受けれれないわけなのでポイントを普通にお買い物で利用するとちょっとだけ損をします。
そこで、よりお得にdポイントを使う方法をいくつか紹介していきます。
- ドコモ、ahamoなどの電話料金に支払う(1ポイント=1.1円程度)
- iDキャッシュバックで利用する
- ポイントを現金化・換金する
- d曜日にポイント利用でd払いする
- dショッピングデーで買い物に使う
- JALマイルに交換をする
- d払いで税金の支払いに充当する
それぞれに特徴がありますので、自分に合った方法を利用しましょう。
ドコモ、ahamoなどの電話料金に支払う(1ポイント=1.1円程度)
ドコモやahamo、ドコモ光、ドコモでんきのユーザーであればこの方法がおすすめです。
消費税(インボイス適用)によってdポイントの価値を実質的に10%増量できます。ドコモはdポイントを使って電話料金の支払いに充当ができるようになりました。
上記を見ていただくとわかりますが、dポイントを電話料金の支払いに充当をすると税引前の金額から控除ができるようになっています。そのため、必要な消費税がが少なくなります。
例として5000円の通信料金がかかる場合、税込みの支払額は5500円になります。
一方で5000円の通信料金に対して1000dポイントを利用した場合、差し引き後の4000円に対して消費税が課税されるため4400円です。実際の総支払額は4400円+1000P=5400円相当となります。
これは実質的にdポイント1円の利用分が1.1円の価値を持つことになります。電話料金の支払いに関しては期間限定ポイントも利用可能です(2024年1月10日~)。
なお、ポイントの充当は「こちら」から手続き可能です。
iDキャッシュバックに交換して使う(要dカード、dカードGOLD)
dポイントの場合、基本的に“ポイント払い分はポイント付与対象外”となります。ポイントの価値を高めるのであれば、その一つがiDキャッシュバックで利用するという方法です。
iDキャッシュバックはdカード(ドコモのクレジットカード)に付帯している電子マネーiDの利用額にあとから充当できるプリペイドポイントのようなものです。
詳細記事:iDキャッシュバックの特徴と活用方法
iDキャッシュバックに交換し、ApplePayやdカード付帯のiDで決済することで、dカード決済扱いになります。そして決済分は1%分のポイント還元され、特約店ならさらにポイント還元UPします。
通常のお買い物でdポイントをポイントのまま充当してもポイントの再付与はありませんが、iDキャッシュバックなら再付与されます。ただし、dポイントスーパー還元プログラムが終了したため、還元率的なうまみはやや減少。
他のプリペイドへのチャージなどが多い人は後述する日興フロッギーで現金化の方が良いかもしれません。最近はチャージ系のキャンペーンも多いです、プリペイド残高が貯まっている人も多そうです。iDキャッシュバックを利用するにはdカードまたはdカードGOLDのクレジットカード(どちらか)が必要になります。
日興フロッギー経由で株を買う、現金化する(要SMBC日興証券口座)
SMBC日興証券が提供している100円からの株式投資サービスである「日興フロッギー」でdポイントを使った株式投資ができます。
日経ETFと日経インバースETFを同時購入する方法を使えば実質的な現金化も可能です。期間・用途限定ポイントも利用可能なので、dポイント交換増量キャンペーンなど各種キャンペーンで獲得したポイントの利用も問題ありません。
SMBC日興証券の口座が必要となるため、ちょっとだけ手間がかかります。とはいえ、口座開設・維持は無料。Cash is Kingという言葉があるように、dポイントを現金化できるツールは持っておいて損はありません。
また、記事閲覧等でdポイントを貯めることもできる点もGoodです。dポイント利用者ならぜひ口座を持っておくことをお勧めします。
もちろん、現金化という方法ではなく、株式を購入する(投資する)ことで資産運用をはかっていくというのももちろんアリですよ。私は投資します。
d曜日にd払い(ポイント利用)で買い物をする
ドコモのスマホ決済・オンライン決済サービスである「d払い」では毎週金曜日・土曜日を「d曜日」としてキャンペーンを行っています。毎月キャンペーンにエントリーの上、金曜日・土曜日にd払いをすると+3%のポイント還元があります。
通常dポイントを使ったお買い物はポイント付与対象外ですが、d曜日のキャンペーンポイント(3%)については付与対象です。
d払いができる店舗としてはAmazon、メルカリ、ふるなび、アイリスオーヤマ、マクドナルドのモバイルオーダー、タクシーの支払い(Go)のように結構な種類があるので使い勝手もまずまずです。
詳しくは上記の記事で解説していますのでこちらもご覧ください。
dショッピングデーで使う(10%還元)
毎月10日、20日は「dショッピングデー」です。「dショッピング」「dショッピングサンプル百貨店」でのお買い物がポイント最大40倍となります。
このdショッピングデーにおいてはdポイントを使った決済についてももポイント付与対象となり、最大10%還元となります。
還元率は高くておすすめなんですけど、楽天市場などの他ECモールと比較すると品ぞろえが微妙です……また、お値段自体も少しお高めな商品も多いので楽天やAmazonなどと価格比較が必須です。
dポイントをJALマイルに交換をする
dポイント(通常ポイント)はJALマイルと交換をすることができます。
交換レートは50%なので2ポイント=1JALマイルです。
レートが極端に良いというわけではありませんが、そもそもJALマイルの交換レートはANAマイルと比べて渋いので50%でも高い方です。なお、不定期ですが、「dポイントからJALマイル交換のレートアップキャンペーン」も実施されるのでこうしたタイミングを狙って交換する手もありますね。
マイルについては人によって利用価値が異なるので何とも言えません。「JALマイルの価値はいくら?」でも取り上げられていますが、マイルの利用価値は使い方で変わります。
JALマイルは大量にあれば、海外旅行などへ特典航空券で旅行できたりもするのでdポイント投資の大量dポイントの出口としては有効な交換先だと思います。
d払い(dポイント)で税金の支払いに充当する
人を選びますし、お得度はそこまで高くありませんが、ドコモのdポイントは納税(国税)にも利用できます。国税のスマホ払いと呼ばれていますが、所得税や法人税、消費税などの国税をd払い(dポイント利用もOK)で支払いが可能です。
なお、dポイントがあまりに余っているというケースを除けば、国税のスマホ払いについては上記記事でも書いているようにAmazonPay払い、あるいは楽天ペイ払い(楽天キャッシュ)での支払いであれば実質的なポイント還元付きで納税ができるため、d払いの使用優先順位は低いです。
dポイントを上手に利用しよう
ポイントについては「貯めるべきポイントの選び方とポイント交換・ポイント増量の活用術」でも紹介しているように1ポイントの価値をいかに増量させるか?という点がポイ活出口編の真骨頂です。
dポイントについては出口面で「増量」ができる使い道としてコモ料金やドコモ光、ドコモでんきなどの支払いで実質的に消費税分トクできるという道ができたので、対象料金の支払いをしている人はポイント充当がお得だと思います。
ドコモ料金等を払っていない人であればやはり「日興フロッギーによる現金化」が一番かなーと思います。積極的な増量手段がない以上は現金化しておいて別の形でポイ活を狙っていくのが良いと思います。
うまくポイントを使って得しましょう。