dポイントについてdポイント投資で増やしたポイント、キャンペーン等でそこそこまとまった単位で獲得したポイントなどの使い道について考えていきたいと思います。
dポイント投資はかつての“攻略法”が終わってしまったため、運用しているポイントの出口を考えている人も少なくないと思います。
中には数万、数十万、下手したら数百万単位でdポイントを保有している人もいるかもしれません。そんな大量のでポイントの出口戦略をどうするべきなのか?ということについて色々紹介していきたいと思います。
必ずしも超お得な交換方法というわけではなく、まとまったポイントの使い道としての出口戦略です。
お勧め順に紹介していきます。また、数百ポイント程度の利用ではなく、数千、数万、数十万といった大量のdポイントをお持ちの方向けの活用法です。
日興フロッギー経由で株を買う、現金化する(要SMBC日興証券口座)
おすすめ度:★★★★★
手軽度:★★★
期間用途限定ポイント:〇
SMBC日興証券が提供している100円からの株式投資サービスである「日興フロッギー」でdポイントを使った株式投資ができます。
日経ETFと日経インバースETFを同時購入する方法を使えば実質的な現金化も可能です。期間・用途限定ポイントも利用可能なので、dポイント交換増量キャンペーンなど各種キャンペーンで獲得したポイントの利用も問題ありません。
SMBC日興証券の口座が必要となるため、ちょっとだけ手間がかかります。とはいえ、口座開設・維持は無料。Cash is Kingという言葉があるように、dポイントを現金化できるツールは持っておいて損はありません。
また、記事閲覧等でdポイントを貯めることもできる点もGoodです。dポイント利用者ならぜひ口座を持っておくことをお勧めします。
もちろん、現金化という方法ではなく、株式を購入する(投資する)ことで資産運用をはかっていくというのももちろんアリですよ。私は投資します。
iDキャッシュバックに交換して使う(要dカード、dカードGOLD)
おすすめ度:★★★★★
手軽度:★★★★
期間用途限定ポイント:〇
dポイントの場合、基本的に“ポイント払い分はポイント付与対象外”となります。ポイントの価値を高めるのであれば、その一つがiDキャッシュバックで利用するという方法です。
iDキャッシュバックはdカード(ドコモのクレジットカード)に付帯している電子マネーiDの利用額にあとから充当できるプリペイドポイントのようなものです。
詳細記事:iDキャッシュバックの特徴と活用方法
iDキャッシュバックに交換し、ApplePayやdカード付帯のiDで決済することで、dカード決済扱いになります。そして決済分は1%分のポイント還元され、特約店ならさらにポイント還元UPします。
通常のお買い物でdポイントをポイントのまま充当してもポイントの再付与はありませんが、iDキャッシュバックなら再付与されます。dポイントスーパー還元プログラムが終了したため、還元率的なうまみはやや減少。
他のプリペイドへのチャージなどが多い人は前述のフロッギーで現金化の方が良いかもしれません。最近はチャージ系のキャンペーンも多いです、プリペイド残高が貯まっている人も多そうです。
iDキャッシュバックを利用するにはdカードまたはdカードGOLDのクレジットカード(どちらか)が必要になります。
dショッピングデーで使う
おすすめ度:★★★
手軽度:★★★★
期間用途限定ポイント:〇
毎月20日は「dショッピングデー」です。dショッピング、dファッション、dデリバリーがポイント20%還元となります。
“dポイントを使った決済も20%還元”となりますので、dポイントの大量消費としてもおすすめです。期間・用途限定ポイントも利用OKです。
還元率は高くておすすめなんですけど、楽天市場などの他ECモールと比較すると品ぞろえが微妙です……また、お値段自体も少しお高めな商品も多いので楽天やAmazonなどと価格比較が必須です。
ポイント交換で消費する
おすすめ度:★★★
手軽度:★★★★
期間用途限定ポイント:×
dポイントを別のポイントに交換するルートはあまりありません。JALマイルへの交換は50%還元となります。特典航空券と交換するならいいかもですね。
- JALマイル(2P→1マイル:月間4万ポイントまで)
- 自治体ポイント(5250ポイント→5000ポイント)
自治体ポイントへの交換はレートが落ちます。あえてレートを落としてまで交換する先ではないかと思います。
マイルについては人によって利用価値が異なるので何とも言えません。「JALマイルの価値はいくら?」でも取り上げられていますが、マイルの利用価値は使い方で変わります。
JALマイルは大量にあれば、海外旅行などへ特典航空券で旅行できたりもするのでdポイント投資の大量dポイントの出口としては有効な交換先だと思います。
ただ、一般的に考えてメチャクチャお得といえるレートではないです。
dカード プリペイドにチャージ(ポイント還元対象)
おすすめ度:★★★
手軽度:★★★★
期間用途限定ポイント:〇
ドコモ経済圏(dポイント経済圏)以外でのお買い物に使いたいならdプリペイドというmastercardブランドのプリペイドカードとなります。
マスターカードの加盟店でカード払いができます。月々1万ptが上限ですが、dポイント(通常ポイント)をチャージすることが出来、クレジットカードと同じようにお買い物に使えます。
ドコモ以外のお買い物で幅広く使えるうえ、チャージしたdポイントに対しても200円につき1ptのポイント還元があるのがうれしいです(0.5%)。単純な還元率なら前述のiDキャッシュバックの方がメリットが大きいです。
一時はd払いの支払元とすることで各種d払いキャンペーンの適用対象になるというメリットがありましたが、最近のキャンペーンではdカードプリペイドは対象外となっているので、現時点でのおすすめ度は低下しています。
dポイントのスペシャルクーポンとの交換に使う(要、ドコモ回線)
終了しました
おすすめ度:★★★
手軽度:★★
期間用途限定ポイント:〇
ドコモユーザー限定でしかも、dポイントクラブのランクが4th(10年以上契約)である必要がありますが、対象であれば使えるのがスペシャルクーポンです。
色々なクーポンと交換できます。
アミューズメント施設の入場料金などを通常よりも格安(少ないポイント数)で手に入れたりすることもできます。中でもお得なのは「ジェフグルメカード」ですね。
1アカウントあたり、年間で10万円分(98000ポイント利用)まで交換可能です。98000ポイントで10万円分なのでポイント交換で実質2%分増量されます。お釣りの出るギフト券なのでお気に入りのお店で外食に使うのを勧めます。
なお、ジェフグルメカードは換金や買取は禁止となっているので基本的にはレストラン等で利用するのが前提ですが、なぜか金券ショップで販売されているので、推奨はしませんが、現金化できないわけではありません。
ポイント共有グループでも応募可能です。ただし、4th以上のランクである必要があるので家族もドコモユーザーダル必要があります。
なお、ahamoに切り替えてしまうとスペシャルクーポンは使えなくなります。よって少しハードルが上がってしまいました。
dポイントは使い道も多いので上手に消費しましょう
個人的にお勧めはやはり日興フロッギー経由での株投資(あるいは現金化)でしょうか。最近のポイ活の傾向としてはプリペイド系(チャージ系)の案件が多く、お買い物に使える残高はおなか一杯という方も多いのではないでしょうか。
そして今後もそうなりそうです。
iDキャッシュバックにしてお買い物するのもいいですが、別の○○チャージで××%増量とかのキャンペーンでたまったポイントなどを消化する方が忙しいです。
そんな中でdポイントについては毎年1回のポイント○○%増量(2021年末もあるかはわかりませんが)やd払い関連のキャンペーンのように、ポイント自体がためやすいです。
一方でdポイントから先の交換先は多くなくお得度も高くないです。
以上を考えると、2021年現在のdポイントの消化先(出口)としては日興フロッギーを経由して資産化するか、現金化注文によって現金にして他の決済キャンペーン等の原資にするのが賢い方法だと思います。