2023年の地方税(固定資産税、自動車税、住民税)をキャッシュレスでお得に納付する方法 eL-QR統一コード活用術

本ページにはプロモーションが含まれております
著者:しょうこちゃん

私たちが支払う税金の中でも地方税は、固定資産税、自動車税、住民税などの税金があります。

サラリーマンをしている方は国税(所得税)は源泉徴収されることで自分で納付をしない方も多いと思いますが、マイホームを持っている方は固定資産税、自動車を持っている方は自動車税などの税金は自分で納付している方が多いと思います。

そんな地方税をキャッシュレスで支払うことができるeL-QR統一コードがスタートしました。これによって各種スマホ決済サービス(PayPay、auPAY、ファミペイ、楽天ペイ、d払い)などによる支払いが可能となりました。

キャッシュレスを利用してポイント還元付きで少しでも負担を減らして税金の納税をしましょう。

納付書のQRコードを読み込んで支払う請求書払いとeL-QR(地方税統一QRコード)

自動車税などの地方税は自宅に納付書が届き、コンビニなどで支払うというケースが多かったと思います。

所が近年では「請求書払い」といってバーコードを読み込み支払いが可能となっています。また、2023年からは全国共通のQRコード(eL-QR)が導入され自宅にいながらキャッシュレス決済サービスを使っての納税が簡単になりました。

ちなみに税金は大きく「国税」と「地方税」に分けることができます。

国税は国に対して支払う税金。一般には所得税や消費税などがありますが、一部の自営業者や経営者の方、あるいは副業でそこそこ売上や利益を上げている人以外はそこまでかかわりないかもしれません。

一方の地方税については、自動車税や固定資産税といったように特定の資産を保有していると納税義務が生じる税金があります。たとえば自動車税は自家用車を保有していると毎年5月に納税しないといけないですよね。また、マイホームをお持ちの方は年4に分けて固定資産税を納付する必要があります。

eL-QR(地方税統一QRコード)があれば専用サイトから支払いが可能

納付書にあるeL-QR(地方税統一QRコード)を読み取り、地方税お支払いサイトを通じて納税をすることができます。

こちらでは各種クレジットカードの他、PayPayや楽天ペイなどのスマホ決済サービスで支払いが可能です。

クレジットカードによる納付は手数料が発生

これは国税のクレジットカード払いと同様にクレジットカードで納付をすると手数料がかかります。

  • 1円~1万円:40円
  • ~2万円:123円
  • ~3万円:205円
  • ~4万円:288円
  • ~5万円:370円
  • 移行、1万円ごとに82円または83円が加算

手数料率はざっくりと0.8~1%くらい。還元率の高いクレジットカードによる納付ならプラスにはなりそうだけど、ちょっとメリット薄いです。

とはいえ、クレジットカード納付を全くダメというつもりはないです。エポスゴールド→MIXI Mチャージなら2.5%還元取れるわけですから仮に1%弱の手数料を取られたとしても1.5%は残ります。以下で紹介するスマホ決済サービスやコンビニ払い(電子マネー払い)なら手数料はかかりませんが、あまり還元が取れないようならコストを払ってでもクレジットカード納税の方がメリットがあるケースもあります。

ちなみに国税(所得税など)の場合はクレカ納付よりAmazonPay払いなどの方が強いので必ず経由して支払いをしましょう。
参考:国税のスマホ払い(AmazonPayやd払いなどが強い)

スマホ決済サービス利用なら手数料無料

一方で、PayPayなどのスマホ決済サービスを通じての地方税納税なら手数料無料で行うことができます。

  • auPAY
  • ファミペイ
  • PayPay
  • 楽天ペイ
  • d払い

といった主要なスマホ決済サービスの他、銀行系の決済サービスも対応しています。これらで納税をする場合は手数料無料なので、基本的にはこのスマホ決済サービスで納税をしましょう。

ただし、スマホ決済サービスによる地方税納税では納税自身によるポイント還元はありません。そのため、納税単体ではお得度はありません。それぞれの決済サービスに対してどのようにして「チャージ」するかがお得に地方税を納税するキモとなりますね。

地方税の納税でお得なスマホ決済サービスを比較

地方税の納税をする場合にお得なスマホ決済サービスは「楽天ペイ」か「auPAY」のどちらかが基本になると思います。

楽天ペイ、チャージのポイント還元を活用で一番お得

地方税の納税で現状一番お得なのはこの楽天ペイだと思います。楽天ペイ決済によるポイント還元はありませんが、チャージ時のポイント還元があります。

楽天カードからのチャージで0.5%還元が受けられますし、楽天市場で月に2万円以上のお買い物をしている人なら+1%還元(上限5万円まで)もあるので1.5%還元です。

この他、ファミリーマートのファミペイ経由で「楽天ギフトカード」を購入してからチャージするという方法もあります。こちらのルートでも1%~のポイント還元が獲得可能です。

  1. ファミペイにチャージ:0.5%~2.6%
  2. 楽天ギフトカード購入:0.5%
  3. 全額還元キャンペーン:0.5%または100%

合計1.5%~3.6%

(1)はファミペイへのチャージのポイントです。
ファミマTカードを登録してチャージしても良いですし、2023年5月からファミペイへのチャージにApplePayが対応しました。MIXI M経由でチャージをすれば最大2.6%還元になります。

(2)このチャージ残高で楽天ギフトカード(POSA)をファミマで購入すれば0.5%還元です。

(3)はチャージをした楽天ギフトカード(楽天キャッシュ)のキャンペーンです。楽天ペイは2023年4月17日(月)10:00~2023年5月31日(水)23:59の期間中は楽天ペイで税金や公共料金を支払うと全額還元となるキャンペーンを実施しています。全額還元は抽選ですが外れても+0.5%の還元があるのでさらに強いです。エントリーは「こちら」。

2023年の自動車税ならお得にチャージした楽天ペイで決まりといっても良さそうです。楽天ペイのアプリをまだ入れていない人は「powl」というポイントサイト経由でダウンロード&利用すれば1250円相当のポイント還元もあります。

参考:楽天ペイのお得な使い方とチャージ、ポイント払い、ポイント還元を解説

auPAYは月5万円までmastercardやAMEXからチャージ可能

納税によるポイント還元はありません。ただし、毎月5日、8日、15日、25日にauPAY(コード支払い/請求支払い)を200円以上でPontaポイントが必ず当たる「たぬきの吉日」というキャンペーンが使えます(1P~3000P)。

また、クレジットカードによるチャージもできます。auPAYカード経由だと還元ゼロですが、mastercardブランド、AMEXブランドのクレジットカードならチャージ時に対象カードのポイントが貯まります。

三井住友カードNLゴールドなら最大1.5%還元、年会費無料のPayPayカードでも1%還元でチャージができるのでそのあたりを利用すると良いですね。

  • クレカのチャージポイント:0.5%~1.5%
  • たぬきの吉日:1P~3000P

参考:auPAYをお得に使う チャージやクーポン、キャンペーン

ファミペイはファミマTカードや一部JCBブランドカードでチャージ可能

納税1件につき10円分のファミペイボーナスがもらえます。
また、クレジットカードによるチャージが可能です。ファミマTカード経由によるチャージなら0.5%+α。他にも一部のJCBブランドのクレジットカードであればポイント還元があります。

※ただし、ファミペイで納税をするよりもファミペイチャージから楽天ギフトカード経由にするほうが還元率が0.5%アップするのでそちらの方が良いかもですね。また、そもそもファミペイはコンビニ店頭(ファミマ)で納税できていたので特段の驚きはありません。

  1. ファミペイ納税
    ファミマTカード:0.5%
    ファミペイ納税:10円/県
    合計0.5%+10円
  2. ファミペイ→楽天ペイ納税
    ファミマTカード:0.5%
    楽天ギフトカード購入(POSA):0.5%
    合計1.0%

ちなみに、4月中ならファミペイ→楽天ギフトは0と5のつく日でPOSAカード購入+1.5%がさらにつきます。

参考:ファミペイへのチャージと決済でトクする活用法 キャンペーンやクレカ、POSAカード活用方法 

PayPayはPayPayマネーのみ納税に利用可能(マネーライトは不可)

がっかり系です。

PayPayでの納税の場合はPayPayマネーのみが地方税納税に利用できます。
PayPayマネーは銀行口座からチャージした残高です。基本的にチャージではポイント還元がないのであまりお得度は高くないですね。

ただし、「スルガ銀行スマ口座」がある人は200円以上のチャージで10円のキャッシュバックがあるので、実質0.5%還元にはできます(複数回に分けてチャージが必要ですが……)。>>スルガ銀行スマ口座

PayPayマネーライト(クレカチャージ分)は不可です。たとえば、ソフトバンクまとめて支払いでポイント還元付で……と考えている方は注意してください。ただチャージしただけの人になります。

PayPayポイントがある人は「PayPay資産運用を通じた現金化」もできるので、PayPayポイントが大量にあるという方はその消化目的に使うのはありかもです。とはいえ、特段お得とは言えないですね……

d払いも銀行口座チャージ分のみ対象 キャンペーンはある

がっかり系②です。

d払いも地方税納税でポイント還元はなし。
また、納税できるのは銀行口座からのチャージ分に限ります。dポイントも使えません。d払いもPayPay同様に地方税の納税にはあまりお勧めではありません。

一応「500万ポイント山分けキャンペーン」をやっているようですが、上限200Pなのでわざわざ納税に利用するメリットはないかもですね。小額の公共料金の支払いなどがある場合はやってみても良いかもしれません。

コンビニで支払いをする場合はファミペイかnanaco、WAONあたりがお得

コード払い、請求書払いができないケースでは、地方税(自動車税、固定資産税、住民税)などはコンビニ納付となります。
※あと、『領収証』が必要な場合は店頭払いで行う必要があります。

この場合は原則として現金による納税となりますが各コンビニ対応のキャッシュレスは利用可能です。

  • セブンイレブン:nanaco
  • ファミリーマート:ファミペイ
  • ミニストップ:WAON

いずれも自動車税などの地方税納税分はポイント還元の対象外です。

ですが、それぞれの電子マネー残高へのチャージに対するポイント還元はつけることができますのでチャージ分のポイント還元を上手に活用しましょう。

セブンイレブンのnanacoで納税

nanacoへのチャージはクレジットカードなら「セブンカード・プラス」から可能で0.5%のポイント還元があります。また、福利厚生サービスを利用している人は1%OFF価格でnanacoギフトを購入可能です。

参考:nanacoへのチャージをお得にする方法

ファミリーマートはファミペイで納税可能

ファミペイ残高で支払い可能です。チャージについてはファミマTカードによるチャージが基本となります。他JCBブランドであればチャージ可能ですが上限が月15000円までとなっているため、税金の支払いを考えるとちょっと力不足だと思います。

ファミマTカード」は還元率0.5%ですが、入会キャンペーンでは+3%のポイント還元も付くので納税目的でも十分強いです。また、チャージ(決済)金額が大きくなるとサンクスポイントプログラムによるポイント還元アップもあります。

参考:ファミマTカードのキャンペーンを攻略 FamiPayチャージと決済をお得に活用しよう 

ミニストップのWAONは日付を考えて納税

イオン系のミニストップでも電子マネーのWAONを使って納税が可能です。決済によるポイント還元はありませんが、イオンカードセレクトを利用したオートチャージ、またはApplePayを使ったWAONのクレジットチャージがつかえます。

使いやすいのはApplePay経由ですかね。WAONはチャージ系のキャンペーンも不定期にやっているのでそうしたキャンペーンを利用してコツコツチャージをしてWAON貯金しておくのも良いかもしれません。auPAY残高(プリペイド)経由のチャージがおすすめです。

参考:イオン銀行とイオンカードセレクトのお得な活用法

参考:auPAY残高(プリペイド)へのチャージとポイント還元