「Gポイント」はドットマネーやPeXと並ぶ、国内における主要なポイント交換サイトの一つです。ポイント交換サイトというのは様々なポイントとポイントとの交換を行ってくれるサイトです。
本来は別々のポイントをポイント交換サイトを利用することで交換が可能になるというサイトになります。
GポイントはドットマネーやPeXと比較して、ポイント交換時の手数料の存在が少しわかりづらいため、利用を敬遠している方もいるかもしれませんが、他のポイント交換サイトよりも頻繁にキャンペーンを打ってくれることや、各種ポイントの中でもポイント交換先が充実している「JRキューポ」との間でポイント相互交換が可能なこと、各種キャンペーン等でもらえる「えらべるPay」や「gifteeギフト」の交換先であることなどによりポイント交換の「ハブ(中継地点)」としての役割が高いサイトとなっています。
ネックの手数料については実質無料化する裏技もありますので上手に活用しましょう。ポイント交換を年間で数十万円単位で行っている管理人の私がGポイントのお得な使い方を紹介します。
Gポイントとはどんなサービスなのか?
ジー・プラン株式会社が運営しているポイント交換サービスです。現在はISP(インターネットサービスプロバイダ)のビッグローブ株式会社の連結子会社で、三井住友カードも出資をしています。日本国内のポイント交換サービスの先駆け的存在です。
Gポイント(1Gポイント=1円)というポイントを発行しており、このポイントを介することによって、ポイントを他社のポイントと交換することができます。
ポイントの有効期限は12カ月ですが、Gポイントを取得、利用、交換することで有効期限が1年延長されますのでサービスを利用していれば基本的に期限を気にする必要はありません。
Gポイントに交換可能なポイントとしては
- 各種ポイントサイトのポイント(ハピタスやmoppyなど)
- アンケートサイトのポイント(マクロミル、キューモニターなど)
- クレジットカードのポイント
- 交通系のポイント(JRキューポ)
また、Gポイントから交換可能なポイントとしては
- JRキューポ
- dポイント
- Pontaポイント(auポイント)
- リクルートポイント
- Tポイント
- nimocaポイント
- nanacoポイント
- Vポイント
- ビックポイント(ビックカメラ)
- 現金(銀行振込)
などがあります。ポイントサイトで貯めたポイントに加えて注目したいのが「JRキューポ」と交換が可能なことにあります。冒頭にも書きましたが、これによってポイント交換の幅が広がります。
具体的な活用方法については以下で解説します。
Gポイントを利用するメリット、活用方法
Gポイントを利用するメリットとしては、ポイント交換サイト全般に言えることですが、「ポイント交換によるポイント価値の増量」という活用が可能です。さらに、これに加えて、ポイント交換サイトと比べ「JRキューポとの交換による交換先の拡張」「ポイント交換キャンペーンが豊富」「えらべるPayやgifteeBoxの交換先」というメリットが挙げられます。
ポイント交換によるポイント価値の増量
まずはどのポイント交換サイトでも共通して言えるメリットです。特定のポイントプログラムでは定期的、不定期にキャンペーンを行うことがあります。
- ANAマイル交換レートアップ
- JALマイル交換レートアップ
- dポイント交換○○%増量交換
- ウエルシアでのウエル活(Tポイント)
- Ponta→auPAYマーケット最大50%増量
といったようなものですね。ポイントを交換することでポイントの価値がアップしたり、特定のポイントが特定目的でポイントを使うとポイントの利用価値が増大するというものです。
こうしたキャンペーンに合わせてポイント間をポイント移動できるポイント交換サイトを利用すれば、貯めていないポイントであってもそのポイントにポイントを移動させることができます。
ウエル活をしたい!という時はポイント交換でTポイントにしてポイント価値を50%増量するのも良いですし、毎回大好評のdポイント増量ならクレジットカードやポイントサイトなどのポイントをかき集めてdポイントに交換することでほぼ現金同様のポイントを○○%増量させて実質的にお金を増やすような錬金術的なことが可能になります。
詳しくは「貯めるべきポイントの選び方とポイント交換・ポイント増量の活用術」でも紹介しているので、興味がある方はぜひご一読ください。
JRキューポとの交換による交換先の拡張
ここからはポイント交換サイトである「Gポイント」ならではのメリットとなる部分になります。一つ目は「JRキューポとの交換による交換先の拡張」です。
GポイントはJR九州のポイントである「JRキューポ」とのポイントの相互交換が等価交換できるようになっています。この点が非常に強いです。
なぜなら「JRキューポ」自体がポイント交換先が非常に豊富かつ強力だからです。
- Tポイント
- 永久不滅ポイント(要、クレディセゾン)
- WAON POINT(要、イオンSUGOCA)
- Wallet+(要、福岡銀行などの一部地銀)
上記のようなポイントと交換をすることができます。このポイントと相互交換できることで、たとえば「Tポイント⇔JRキューポ⇔Gポイント→Pontaポイント」というように本来ならばできないポイント交換が可能になります。
ポイント交換キャンペーンが豊富
また、Gポイントは独自のポイント交換キャンペーンが豊富なこともメリットです。
- ポイントサイト→Gポイントへの交換で〇%増量
- Gポイントから特定ポイントへの交換で〇%増量
といったように、ポイントの出し入れでポイントが増量されるキャンペーンを不定期に実施してくれます。PeXやドットマネーでもありますが、独自のキャンペーンとして実施てくれる頻度はGポイントの方が多い印象です。
えらべるPayやgifteeBoxの交換先としてのGポイントギフト
Gポイントは「Gポイントギフト」という形で、最近SNSのキャンペーン等でプレゼントとして利用されることが多い「えらべるPay」や「gifteeBox」のギフト交換先として選択が可能です(最低交換が500円なので500円以上の残高のみ交換可能)。
交換したGポイントギフト(Gポイント残高)は上述したようなポイント交換キャンペーン等で利用することができます。えらべるPayは直接、PayPayやPontaポイントなどに交換をすることができますがGポイントを経由すれば、○○交換で増量キャンペーンなどを利用することができ、ポイントをさらに有効利用することができます。
(重要)えらべるPay、GifteeBoxからのGポイントへの交換レートが100%から90%にレート悪化しています。現状だと交換はもったいないので控えましょう。また、戻ってくれますように……。
Gポイントの最大のデメリット「交換手数料」とそれを無料化する裏技
Gポイントの最大のデメリットといえるのが交換手数料の存在です。
他のPeXやドットマネーにはみられないもので、この交換手数料の存在によりGポイントを使っていないという人も多いように思います。
Gポイントの交換手数料はポイント交換時に発生する手数料です。通常の交換レートとは別に発生します。たとえば交換手数料が4%のPontaポイントの場合、100Gポイント→100Pontaポイントの交換レートにも関わらず、実際には104Gポイント→100Pontaポイントとなるため、ポイント交換をすることによってポイントの価値が目減りします。
ただ、この交換手数料は「ポイント交換手数料還元」というサービスを利用することで無料化することができます
ただし、この交換手数料還元を利用するためには上記のように、Gポイント内でお買い物や旅行予約といったサービスを使う必要があり、ちょっと面倒に感じる方も多いと思います。
これを手軽に無料化する裏技があります。それは「スルガ銀行 Dバンク支店 Gポイントクラブ」を利用する方法です。スルガ銀行 Dバンク支店 Gポイントクラブは口座振替を利用すると1件につき5P~10Pがもらえます。これを利用しましょう。
ここでGポイントを獲得すると「対象サービス利用」という扱いになります。
つまり、月1件でもスルガ銀行から口座振替を利用すればGポイントの最大のデメリットであるポイント交換手数料を無料化することができるわけです。
ついでに言うと、スルガ銀行 Dバンク支店 Gポイントクラブの口座振替ポイントは非常に強力です。私は「 スルガ銀行Dバンク支店 Gポイントクラブのお得な活用方法 口座振替ポイントがお得 」の記事でも紹介している通り毎月900P(900円)前後を獲得しています。このポイント獲得は最初の設定さえすれば後はほぼ放置なので大変コスパが良いです。
ちょっと前まで口座開設の手続きが紙ベースで大変面倒でしたが、今はオンラインで口座開設できるので口座開設もお手軽です。
とりあえずアカウント持っていて損のないGポイント
メリット、デメリットを紹介してきましたが、ポイ活をやっているのであれば確実にアカウントを持っておきたいポイントのハブサイトといえるのがGポイントです。
上手く活用をして得をしていきましょう。