SBI証券のクレカ積立攻略! 三井住友カード選びや設定方法、ファンドの選び方を解説

本ページにはプロモーションが含まれております
著者:しょうこちゃん

f:id:showchan82:20200728173116p:plain

クレジットカードを利用した投資信託買付サービスについては「楽天証券×楽天カード」「tsumiki証券×エポスカード」などの先行サービスがありますが、ついにネット証券最大手のSBI証券もこちらを手掛けることになりました。
SBI証券×三井住友カードで、クレジットカード(三井住友VISAカード等)を通じて投資信託を購入することでVポイント(三井住友カードのポイント)が貯まる仕組みや、Vポイントを使っての投資信託の購入ができます。
お得に積立投資をしていくのもヨシ、国内債ファンドと即売りを組み合わせてポイントだけ獲得するのもヨシです。うまく活用していきましょう。具体的なやり方を紹介していきます。

SBI証券でも投資信託のクレジットカード積立投資でポイントがたまる

SBI証券の投資信託の「積立投資サービス」において5万円/月を上限として三井住友カードが発行するクレジットカードで決済が可能となり、決済金額(投資信託の購入金額)の0.5%~5%分のVポイントがたまるようになります。

このポイント付与が最大の特徴です。

普通に投資をする人にってはポイント分安く投資信託を買えるということになります。一方で投資には興味がないという人でも、このポイント付与をうまく利用すればポイント分だけトクをするということも可能です。ポイ活目的でも活用可能です。

まだ、口座を持っていない方は口座開設しておきましょう。SBI証券の口座はポイントサイト経由(ハピタス経由)で6000円相当のポイント還元付きで口座開設できます。

>>ハピタス会員登録
※登録無料です。私は認定ユーザーなので上記から登録をすると+100P追加でもらえます。ハピタス(ポイントサイト)についてもっと詳しく知りたいという方は「ハピタスの評判と活用法」や「ポイントサイトのしくみ」の記事で解説していますのでよろしければご覧ください。

なお、SBI証券の口座開設案件も良いのですが、FXに抵抗がないのであればSBI証券FXであれば16000円相当のポイント還元付なのでこちらの方がお得です。詳しいやり方は「SBI証券の口座開設ならSBI証券 FXのポイントサイト案件がお得」でも解説しているのでぜひご覧ください。

SBI証券の投信のクレカ積立の概要

SBI証券のクレカ積立における基本は以下の通りです。
なお、2024年11月よりポイント還元などが変わります。

  • 対象:積立投信が可能な投資信託
  • NISA:対象
  • 買付タイミング:毎月第1営業日(申込は前月10日まで)
  • 金額:月100円以上~10万円以下※24年5月より増額
  • ポイント還元:カードにより異なる
  • 対象クレカ:三井住友カード発行のVポイントが貯まるクレジットカード

基本的な仕様は楽天証券×楽天カードとほぼ同じです。

始めるにはSBI証券の口座と三井住友カードが発行しているVポイントが加算されるクレジットカードが必要になります。こちらも持っていないかたは合わせて作りましょう。お勧めのカードは後述します。
積立投資が可能な全ファンドということなので、国内債券型ファンドを購入して即売りしてポイントだけを稼ぐという方法も利用できます。この方法を利用すればほとんどリスクなく、毎年3000円~30000円分のポイントを実質的にタダ取りできます(やり方は後述)。

クレジットカードでの投信積立に使えるクレジットカード

三井住友カードが発行するクレジットカードの中でも「Vポイント」が付与されるカードはすべて利用できます。ANA VISAカードのような提携カードもOKです。言い換えるとVポイントが貯まらないカードはダメです。LINEポイントでポイントが還元されるVISA LINE Payクレジットカードなどはポイント付与対象外になります。

クレカ積立のポイント還元率は3種類に分かれる(24年10月まで)

SBI証券でのクレカ積立の基本還元率は0.5%ですが、一部の三井住友カードは1.0%または2.0%還元、5%還元となり還元率がアップします。
なお、2023年からサービスを開始したOliveフレキシブルペイでもクレカ積立が可能となっています。

5%還元の対象クレカ

年会費はかかりますが、年間60万円の上限積立で30000ポイントが貯まります。ただし、年会費は33000円相当必要なので、プラチナカードが欲しい人向け。

  • 三井住友カード プラチナプリファード
  • Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード
2%還元の対象クレカ
  • 三井住友カード プラチナ
  • 三井住友カード プラチナ PA-TYPE
  • 三井住友ビジネスプラチナカード for Owners
1%還元の対象クレカ

NLゴールド、Oliveゴールドは条件さえ満たせば年会費を無料にすることもできます。ポイント還元率が1%にできてコスパのバランスが高いカードです。

  • 三井住友カード ゴールド(NL)
  • Oliveフレキシブルペイ ゴールド
  • 三井住友カード ゴールド
  • 三井住友カード ゴールド PA-TYPE
  • 三井住友カード プライムゴールド
  • 三井住友カードゴールドVISA(SMBC)
  • 三井住友カードプライムゴールドVISA(SMBC)
  • 三井住友ビジネスゴールドカード for Owners
  • 三井住友銀行キャッシュカード一体型カード
0.5%還元の対象クレカ

高額の決済などに利用しない前提なら還元率はやや落ちますが、年会費無料のNL、Oliveフレキシブルペイなどが良いでしょう。

  • 三井住友カード(NL)
  • Oliveフレキシブルペイ(一般)
  • その他、Vポイントが貯まるクレジットカード全般

とこうなっています。当然還元率が高いクレジットカードで積み立てをするのがお得なのは間違いないですが、1%還元、2%還元、5%還元はいずれも年会費有料のカードです。すでに当該カードを持っている場合を除き、新しくカードを作るのであれば年会費というコストと還元率というリターンを天秤にかけてあげる必要があります(後述します)

2024年11月以降のクレカ積立のポイント還元率

2024年11月からはポイント還元のルールが変わります。実際のところ改悪に当たるといえそうです。

  年間カード利用額 ポイント付与率 備考
プラチナプリファード 500万円以上 1%+2%=3%  基本ポイントは1%付与で翌年のカード更新後に年間カード利用額に応じてボーナス分を付与
年会費:33,000円
300万円以上 1%+1%=2%
300万円未満 1%
ゴールド 100万円以上 1% 初年度1%還元。翌年度以降は前年のカード利用額に応じて変動
年会費:5500円(ただし、年間に100万円以上の決済をすれば年会費は永年無料となる)
10万円以上 0.75%
10万円未満 0%
一般 10万円以上 0.5% 初年度0.5%還元。翌年度以降は前年のカード利用額に応じて変動
年会費:無料
10万円未満 0%

ざっくりとこんな感じになります。
ちなみにこの年間カード利用額にはクレカ積立分は含みませんので、普通にカードショッピングをしないとポイントは付与されません。

一般カードやゴールドカードは年間で10万円以上を使わなければ、翌年度のクレカ積立分はポイント還元ゼロになります。

一報のプラチナプリファードに関しても年会費3万3千円という高額なクレカですが、基本ポイントは1%で+αの分は翌年度の年会費を払った後に付与されるという厳しい仕様になっています。ヤメ時が難しい仕様になってつらいですね。

SBI証券でのクレカ積立にオススメのクレジットカードの選び方

SBI証券×三井住友カードで使えるクレジットカードは紹介しましたが、どのカードが実際にお勧めなのでしょうか?私の経験値からお勧めを紹介していきます。

なお、カードの選び方については2024年11月以降のルール変更を前提としたものとしています。

個人的にはプラチナプリファードをクレカ積立で作るメリットはかなり小さくなったとみています。投資額が大きくなりましたが、それでも毎年300万とか500万とかを買い物する前提がついたのはかなり厳しいかと思います。

年間ショッピング金額ごとの年会費を考慮した還元額のは以下のようになります。

  10万未満 10万以上 100万円 200万円 300万円 400万円 500万円
一般 0円 6,000円 6,000円 6,000円 6,000円 6,000円 6,000円
ゴールド(年会費有) -5,500円 3,500円 16,500円 16,500円 16,500円 16,500円 16,500円
ゴールド(年会費無料) 0円 9,000円 22,000円 22,000円 22,000円 22,000円 22,000円
プラチナプリファード -21,000円 -21,000円 -11,000円 -1,000円 21,000円 31,000円 43,000円

※毎月10万円の積立をしたケース
※年間ボーナスも含む
※年会費も考慮
※通常のショッピングによるポイント還元は含まず

こんな感じになります。年間のショッピングで400万円以上する予定があるなら、プラチナプリファードがお得ですが、それ以下の金額ならゴールド修行(年会費無料化)したゴールドがお得となります。

一方で100万修行をしないという前提であれば一般カードがお得ということになりそうですね。ただ、10万円も買い物をしない……という前提だとそもそも還元がゼロになるのでSBI証券でのクレカ積立そのものをお勧めしないという結論になりそうです。

以上を踏まえたうえで各カードを紹介します。

スタンダードにお勧めの三井住友カードNL/Oliveフレキシブルペイ(0~0.5%還元)

三井住友カードの年会費無料のクレカの「三井住友カードNL」または「Oliveフレキシブルペイ」がおすすめです。年会費無料ですので保有コストがかかりません。三井住友カードが発行するクレジットカードで完全年会費無料というカードは少なく、多くのカードが年会費有料です。そんな中で本カードは年会費無料で取得可能です。

クレジットカードとしてのスペックも高く、普段使いに強いです。
例えば、マクドナルドやセブンイレブン、ローソンなどでのタッチ決済をすると最大7%還元+αになるなど、私もコンビニ利用では主力クレカとして活用しています。Vポイントが貯まるクレジットカードを持っていないけど、SBI証券のクレカ積立のために作ろうかなーと考えているのであれば現状一番お勧めなのがこのクレジットカードです。

三井住友カード ゴールドNL/Oliveフレキシブルペイゴールド(0~1.0%還元)

ポイント還元とお得を一番に考えた時に導き出されるのカードは「三井住友カード ゴールドNL」「Oliveフレキシブルペイゴールド」という選択肢です。

年会費は5500円が必要になりますが、一度でも年間に100万円以上のカード利用があれば翌年以降の年会費が永年無料になります。最初に100万円を決済するというハードルがありますが、これがクリアできそうならお勧めの案件です。

年間のお買い物で100万円以上をすればクレカ積立の還元率が1%になり、さらにボーナスポイントとして10000Pも獲得できます。

参考記事①: 三井住友カードゴールドNLのメリット、デメリット。ノーマルNLとの比較と活用法 

参考記事②:Oliveゴールド、三井住友カード ゴールドNL修行のやり方と比較

ちなみに、100万決済は難しいなぁという方は、ノーマルNLを使っているとゴールドNLへの年会費無料特典付きのインビテーション(招待)が届くこともあるようなので気長に使っていくというのもアリだと思います。

プラチナプリファードは高額の決済を毎年やれる人向け

SBI証券×三井住友カードの組み合わせで、当初は還元率5%ということで話題になりましたが、24年11月からのルール変更で一番割を食ったカードといえそうです。

  • 100万円ごとに1万ポイントのボーナス(最大400万円/4万Pまで)
  • 300万円以上で2%、500万円以上で3%のクレカ積立還元

というように高額なお買い物をする人はお得です。とはいえ、年会費の支払いが必要になりますので、年間に400万円以上のお買い物をする人であれば、プラチナプリファードを作ってみる価値があるといえます。
とはいえ、そんなに高額決済できるものなのか?という疑問もありますね。

今から作るならOliveと三井住友カードのどちらがお得?

  • 一般カード(NL)とOliveフレキシブルペイ
  • ゴールドカード(NL)とOliveフレキシブルペイゴールド
  • プラチナプリファードとOliveフレキシブルペイプラチナプリファード

はいずれも対応したような商品性となっています。
今三井住友カードが力を入れているのはどちらかといえばOliveの方ですので、これからカードを作るならOIiveの方でよいかと思います。

※Oliveの特徴やサービス内容は下記の記事でも詳しく解説しています。

dp-invest.hateblo.jp

 

<三井住友銀行の口座がない人>

ポイントサイト案件があります。ポイントサイトの「ハピタス」経由で1500円相当のポイント還元があります。
>>ハピタス会員登録はこちら

<三井住友銀行の口座がある人>

ポイントサイトは使えないので直接の口座開設となります。
>>Oliveの申込はこちらから

SBI証券のクレカ積立で獲得したVポイントの活用法

クレカ積立で貯まるポイントは「Vポイント」になります。もらったVポイントの活用法を紹介します。ちなみに、今後VポイントはTポイントと統合されて新しいVポイントになります。ためておいてその統合を待つというのも一つの手かもしれません。
現段階でのVポイントのお得な使い道については以下の記事でまとめています。

dp-invest.hateblo.jp

ポイント充当(請求金額に充当)

Vポイントをクレジットカード利用料金に充当できます。これを利用すれば実質的に投信をクレカポイント分だけ安く買えるということになります。
仮に1%還元とした場合、5万円で500P還元されます。これを充当すれば49,500円の請求とすることができるわけです。より少ない金額で投信積立ができるし、ポイント処理も考えなくてよいのでお手軽です。ちなみに、ポイント充当した場合でも三井住友カードでのお買い物分に対するポイントは付与されます。
個人的にはこの方法が現状だと一番無難かなーと思っています。

ソラシドポイントへの交換

ANAと提携をしている宮崎の航空会社であるソラシドエアのクレジットカード「ソラシドエアカード」を作成するとVポイントを1ポイント=2マイルで交換をすることができます。ソラシドエアの路線があるエリアにお住まいの方はうまく使えるかもしれません。ただ、特典航空券の取得がかなりシビアという声もありますので、事前に確認しておくことをお勧めします。

SBI証券のクレカ積立ではどの投資信託を買うのがいいの?

基本的にはすべての積立可能な投資信託をクレジットカードで積立投資をすることができます。

長期運用をするなら

長期運用を前提とするのであれば「米国株(S&P500)」や「世界株式(オールカントリータイプ)」などにインデックス運用(株価指数に連動する運用)をする投資信託などがおすすめですかね。
SBI証券は投資信託の保有ポイント還元(投信マイレージ)にも積極的なのでSBI証券でクレカ投信積立で資産を形成していくに向いています。

国内債ファンドの即売りスキームでポイントだけゲットする方法もある

その一方で、クレカでの積立投資が可能な証券会社が増えて、全部に投資をするのが難しい(そんな余裕ない)という人も多いと思います。私もです。
そういう時に活用したいのが「即売りスキーム」です。たとえば、国内債券型の投資信託(値動きがほとんどない)をクレカ積立で購入し、すぐに売却する。こうすれば売買ではほとんど損益が発生しません。その一方でクレカ積立分のポイントは受け取れます。1%程度とはいえ、5万円であれば500Pで年間6000円相当になります。決して小さくはありません。

国内債券ファンドの代表格、eMAXIS国内債券インデックスファンドの場合、1日あたりの変動の標準偏差は「0.117%(2017年2月17日~2021年2月5日)」です。なので、0.5%の還元率であっても即売りで損失が出る可能性はかなり低いといえそうです。

詳しい分析については「国内債券型投資信託の1日あたりのリスクとクレカでのポイント目当て投資の期待リターン」の記事をご覧ください。

SBI証券でのクレジットカードの登録方法

ここからはSBI証券の口座開設と、Vポイントが貯まる三井住友カードをお持ちの方を前提に実際の手続きというか登録手順を解説していきます。

  1. SBI証券のサイトにログインします。
  2. 投資信託
  3. 銘柄検索で購入したいファンドを入力
  4. 積立買付を選択
  5. クレジットカードの登録リンクがあるのでクリック
  6. 三井住友カードのページで購入に使うクレカを選択、登録
  7. 再度、投資信託を検索し、「積立買付」からファンドを選択
  8. 決済方法を「クレジットカード」を選び金額を決める
  9. 申し込みを完了させる

こんな感じの流れになります。

登録したクレカを変更したい場合

「取引>投信(積立買付)>積立設定一覧」から手続きできます。

1)積立設定している投信を解除
2)同、クレジットカードから設定を解除
3)同、クレジットカードから登録する
4)再度、積立設定を実施する

これで行けますね。

SBI証券での投資信託の売却方法と売却可能日

クレカ積立で購入した投資信託は毎月第1営業日に約定します。
国内投資信託の場合はその翌日(1日なら2日)、海外投資信託ならその翌々日に売却が可能になります。

SBI証券の管理サイトにログインをして

My資産>投資信託>売却>全額>発注

の手順で売却をすることができます。

  • 2024年1月5日
  • 2024年2月2日
  • 2024年3月4日
  • 2024年4月2日
  • 2024年5月2日
  • 2024年6月4日
  • 2024年7月2日
  • 2024年8月2日
  • 2024年9月3日
  • 2024年10月2日
  • 2024年11月5日
  • 2024年12月3日