クレジットカードを使って投資信託の積立が可能な証券会社が増えてきました。カードでの投信積立の最大のメリットは、現金での投資と比較して、「ポイント還元」がある分、現金投資よりも有利になります。
たとえば、1%分のポイント還元があればそれは実質的に投資信託を1%安く購入できるのと同じことになります。たかが1%、されど1%です。仮に毎月5万円を年利5%で20年運用したとしましょう。
- (ポイント還元なし):20,551,683円
- (ポイント還元あり):20,757,200円
※ポイント還元分は同時に再投資したものとみなす。
20年で20万円ほどの差。大きい?小さい?微妙?この辺りの感覚は皆さまにおまかせいたしますが、せっかく運用するのであれば少しでも有利に始めるべきです。
また、裏スキームみたいなものですが、クレカ積立でポイントゲットできる分を投資信託を即売りすることでポイント分だけ獲得みたいな方法も可能です。実はこちらの方が最強になっちゃうかも。毎月数千円分のポイントが稼げてしまいます。
投信のクレカポイント、これは資産運用として考えるよりも「ポイ活」として考える方がスッキリするかもしれません。そんな感じで証券会社各社のクレジットカードによる投資信託の積立投資について攻略していきます!
直近では、一部の証券会社でのポイント還元ルールの変更などもあり、少しずつ変わっていきそうではありますが、まだまだ美味しく活用できる投資ポイ活ジャンルです。ちなみに管理人の私は以下で紹介するクレカ積立は全部やっています。
- クレカ投信積立が可能な証券会社の比較一覧表
- マネックス証券×マネックスカード ポイント還元率は最高
- auカブコム証券×auPAYカードは無条件1% じぶん銀行のキャンペーンも強い
- 楽天証券×楽天カード クレカ積立は最大1%還元、楽天キャッシュでも投資でき月額最大15万円の投資が可能
- SBI証券のクレカ積立はクレカを選択可能
- 大和コネクト証券×セゾンカードは永久不滅ポイントが貯まる
- PayPay証券はクレカ積立とPayPay残高積立の両方利用可能
- Wealthnavi×イオンカードはJALマイラーにおすすめ
- tsumiki証券×エポスカード 月10万円まで積立可能だが、24年4月以降の即売りはNGに……
- THEO+ドコモ×dカード(dカード積立)はdポイントヘビーユーザー向け
- セゾンポケット×セゾンカード(ちょっと微妙)
- クレカ積立では、どの投資信託を買うべきなの?
- クレカでの投信積立、資産運用よりはポイ活に近い
- 1社だけの継続積立より即売り前提で複数の証券会社で買付する方が運用としてのリターンは高くなる
- クレジットカードによる投信積立はどの証券会社がおすすめなの?
- 夫婦でやろう!家族でやろう!
- おまけ、投信積立でポイントがたまる証券会社・銀行
クレカ投信積立が可能な証券会社の比較一覧表
まずは比較一覧です。一応おすすめ順で並べています。
証券会社名 | クレカ積立 ポイント還元率 |
投信保有 ポイント還元 |
締め切り 投資日 |
投資可能 ファンド |
---|---|---|---|---|
マネックス証券 × マネックスカード |
~1.1% マネックスポイント |
あり | 投資日 毎月24日 設定締切日 前月10日の前営業日 |
数千種類 月10万円まで |
マネックス証券 × dカード |
~1.1% dポイント |
あり | 投資日 毎月第1営業日 設定締切日 前月10日の前営業日 |
数千種類 月10万円まで |
auカブコム証券 × auPAYカード |
1.0% Pontaポイント |
あり |
投資日 毎月第2営業日 設定締切日 前月9日の2営業前 |
数千種類 月10万円まで |
楽天証券 × 楽天カード |
0.5%~1.0% |
初めて一定残高に達した場合、金額に応じてポイント進呈 ※初回達成時のみ |
投資日 毎月第1営業日 または8日 設定締切日 前月12日まで |
数千種類 月10万円まで |
楽天証券 × 楽天キャッシュ |
楽天キャッシュチャージ分のポイント還元 | 投資日 任意に設定可 設定締切日 前月12日まで |
数千種類 月5万円まで |
|
SBI証券 × 三井住友カード |
0.5%~5% Vポイント ※カード種別により異なる |
あり ※長期投資目的なら一番おすすめ |
投資日 毎月第1営業日 ※24年6月以降は積立日の設定が3日~9日に自分で選択することになります 設定締切日 前月10日まで |
数千種類 月10万円まで |
大和コネクト証券 × セゾンカード/UCカード |
0.1%~1.0% 永久不滅ポイント等 ※カード券種・月々の積立額に応じて還元率変動 |
なし | 投資日 毎月5日 設定締切日 前月末まで |
約30種類 月10万円まで |
PayPay証券 × PayPayカード |
0.7% PayPayポイント ※上限700P |
なし | 投資日 毎月28日 設定締切日 当月27日15時まで |
数十種類 月10万円まで |
PayPay証券 × PayPay残高 |
0.5% PayPayポイント |
なし | 投資日 任意 設定締切日 いつでも設定可能 |
数十種類 |
WealthNavi × イオンカード |
0.5% WAON POINT JALマイル JRキューポ |
なし | 投資日 11日、翌月1日 設定締切日 7日、月末3日前 |
ロボアド 月5万円まで |
tsumiki証券 × エポスカード |
0.1%~0.5% エポスポイント ※1年ごと0.1%UP ※積立分は年間買物額に加算され最大+1%のボーナス ※売却分はポイント付与無し |
なし | 投資日 毎月10日ごろ 設定締切日 前月27日まで |
5種類 月10万円まで |
THEO+ドコモ × dカード |
0.1%~1.0% dポイント |
なし | 投資日 16日(運用は26日) 設定締切日 15日 |
ロボアド 月5万円まで |
セゾンポケット × セゾンカード |
0.1%~0.5% 永久不滅ポイント ※最大+0.4%分は売却分は対象外 |
なし | 投資日 毎月8日 設定締切日 前月28日まで |
2種類 月5万円まで |
※投資日は当日が土日祝日の場合は「翌営業日」となります。
※投信保有ポイント還元というのは、毎月の投資信託の保有残高に応じて証券会社が独自に行っているポイント還元です。積立残高が大きくなるほどこちらも大きくなります。投信の保有ポイントについては詳しくは「 投資信託の保有でポイント還元やキャッシュバックがある証券会社の比較 」で解説しています。
各社とも投資できる上限額は5万円/月ですが、一部証券会社では10万円/月となっています。この他、楽天証券やPayPay証券ではクレカ積立だけでなくポイントや電子マネーを使った積立も可能となっています。
余力があるなら全部(全社)やっても大丈夫。仮に、10件で取り組みをすれば50万円/月までいけることになりますね。そんなお金ないよ……という方も多いでしょうが、長期保有前提ではなく一部を裏スキームの「即売り」を活用すれば、無駄なくポイント獲得が可能です。
以下は即売りをする場合の2024年11月分のスケジュールです。※一部例外あり
マネックス証券×マネックスカード ポイント還元率は最高
お勧め度:★★★★★
大手ネット証券の中でも最高クラスの還元になりました。どの投資信託でも1.1%還元は素直に高い。貯まるマネックスポイントも他社ポイントへの交換など使い勝手が良くて非常に魅力的です。
最初に始めるクレカ積立としては一番にお勧めします。
- 買付設定期限:原則毎月10日の前営業日(休日の場合は前々営業日)
- 買付日
- マネックスカード:毎月20日の3営業日前(休日の場合は翌営業日)
- dカード:毎月第1営業日
- 月額上限:10万円
付与されるポイントはマネックスポイント。ポイントは各種ポイントに交換可能なので汎用性が高いです。還元率が1.1%と上限5万円の投資で毎月550P獲得ができます。
なお、5万円超の積立分はポイント還元率が以下のようになります。
・5万円超7万円以下:0.6%還元
・7万円超10万円以下:0.2%還元
マネックスカード自体も還元率1%と高めの還元でキャンペーンも比較的積極的にやってくれます。なお2023年3月1日より一部の債券型ファンドなどが新規積立設定の対象外になっておりますのでご注意ください。
マネックス証券の口座開設(クレカ積立)とポイントサイト案件
口座開設はポイントサイト経由で行いましょう。ポイントインカム経由で12500円の口座開設案件があります。クレカ積立に必要なマネックスカードについてはポイントサイト案件はなく、口座開設完了後にマネックス証券のサイト内からの申し込みとなります。
>>ポイントインカム会員登録
※登録無料です。上記のリンクから登録をすると+250円相当が追加でもらえます。ポイントインカム(ポイントサイト)についてもっと詳しく知りたいという方は「ポイントインカムの評判と活用法」や「ポイントサイトのしくみ」の記事で解説していますのでよろしければご覧ください。
なお、マネックス証券のクレカ積立の詳細は👇の記事でもより詳しく解説しています。
なお、現在はマネックスカード以外に「dカード」でも積立が可能になっています。還元率はマネックスカードと同様ですが、dカードGOLD&NISA口座の人は少し還元率がアップします。
ポイントとしての使い勝手はマネックスポイントの方が上だと思いますが、dカード積立の場合、獲得できるdポイントがdポイントクラブのランク判定に算入されるのでポイントクラブの星のランクアップを考えている方はdカードの方が魅力的かもしれません。
※基本的な仕様はマネックスカードもdカードもほぼ同じですが、dカードの積立日は毎月1日となります。
auカブコム証券×auPAYカードは無条件1% じぶん銀行のキャンペーンも強い
お勧め度:★★★★★
基本ポイント還元は1%。貯まるPontaポイントは使い勝手も良いです。クレカ積立はもちろんですが、au陣営は「auじぶん銀行を使った外貨預金ポイ活」も強いのでセットで利用すればだれでも年間に万単位でポイントがもらえます。
- 買付設定期限:毎月9日の2営業日前
- 買付日:毎月第2営業日
- ポイント還元率:1%
- 月間上限:10万円
付与されるポイントは使い勝手の良いPontaポイントです。基本還元率は1%と高い。
auマネーコネクト(無料)を設定しておけばauカブコム証券で買った投信の売却代金は自動的にauじぶん銀行口座に戻ります。そして積立用のauPAYカードの引き落とし口座をauじぶん銀行にしておけば買付代金を自動的に売却代金から決済でき、グルグルと回すこともできますね。資金管理が大変手軽です。
また、auじぶん銀行側でもポイントが貯まる「じぶんプラス」というキャンペーンをやっています。これも上手く併用してPotnaポイントを貯めていきましょう。
auカブコム証券の口座開設(クレカ積立)とポイントサイト案件
口座開設はポイントサイト経由で行いましょう。ECナビ経由で10600円の口座開設案件があります。また、クレカ積立に必要なauPAYカードについてはハピタス経由で5500円の還元があります。
>>ECナビ会員登録
※登録無料です。上記のリンクから登録をすると+250P追加でもらえます。毎月のTポイント交換で4%増量が嬉しいポイントサイト。
>>ハピタス会員登録
※登録無料です。私は認定ユーザーなので上記から登録をすると+100P追加でもらえます。
なお、auカブコム証券のクレカ積立の詳細は👇の記事でもより詳しく解説しています。
楽天証券×楽天カード クレカ積立は最大1%還元、楽天キャッシュでも投資でき月額最大15万円の投資が可能
お勧め度:★★★★★
2023年6月積立分よりポイント還元率が変更。楽天カードの券種に応じて0.5%~1.0%還元となります。還元のルールが少しだけ複雑になりましたがやろうと思えばだれでも1%還元取れます。
- 買付設定期限:前月12日まで
- 買付日:毎月第1営業日(2021年6月以降の積立の人は8日)
- ポイント還元率:0.5%~1.0%
- 月額上限:10万円
付与されるポイントは楽天ポイントですが、そのポイントをそのまま楽天カードでの支払いに充当することができるので、5万円分の投信を49500円で買える計算になります。
選べる投信の数も多く、楽天証券と楽天銀行を連携(マネーブリッジ)しておき、楽天カードの決済口座(引き落とし口座)を楽天銀行にしておけば、入金、出金、売却の流れにおいてお金を送金する必要がないため便利です。
楽天キャッシュを使った投資も可能になって、合計10万円まで投資できるようになって金額上のメリットが大きくなりました。
<低コストのインデックスファンド>
楽天カードの券種によって還元率が変動します。
・一般カード:0.5%還元
・ゴールドカード:0.75%還元
・プレミアムカード:1%還元
・ブラックカード:2%還元
<それ以外の投資信託>
・一律:1.00%還元(ブラックカードは2%)
とこのようになっています。
長期運用に向く低コストのインデックスファンドのポイント還元率が0.5%~となっているため、長期目線&楽天カードが一般カードの人はカブコム証券やマネックス証券の方が良いです。楽天プレミアムカードに優位性がありましたが、2023年12月~はSPUの改悪がありますのでポイント目的の方は無理にプレミアムを維持せずに運用する投信を1%還元のものにしてしまえばよいと思います。
楽天証券の口座開設(クレカ積立)とポイントサイト案件
口座開設はポイントサイト経由で行いましょう。ハピタス経由で5000円の口座開設案件があります。また、クレカ積立に必要な楽天カードについても同じくハピタス経由で1300円の還元があります。
>>ハピタス会員登録
※登録無料です。私は認定ユーザーなので上記から登録をすると+100P追加でもらえます。
なお、楽天証券のクレカ積立の詳細は👇の記事でもより詳しく解説しています。
楽天証券×楽天キャッシュ(楽天キャッシュ投資)
お勧め度:★★★★★
2022年6月より実施可能になりました。直接クレジットカードで投資をするわけではなく、楽天カード(クレカ)やコンビニなどで楽天ギフトカードを購入して「楽天キャッシュ」を楽天のアカウントにチャージし、その楽天キャッシュを使って投資信託を購入できます。基本のポイント還元はありませんが、楽天キャッシュをチャージする際にポイントが貯まります。うまくやればカード積立より高還元にできそうです。
- 買付設定期限:前月12日まで(13日~楽天キャッシュ引落)
- 買付日:自由に設定可能
- ポイント還元率
- 楽天キャッシュでの投資時:0.5%
- 月額上限:5万円
楽天キャッシュで投資信託の積立ができます。投資におけるポイント還元は0.5%です。楽天キャッシュをチャージする際には様々な方法でポイント還元があるため、その還元分お得ということになります(楽天カードでのチャージ時は0%)。
コンビニなどで楽天ギフトカードを購入する方法もあります。クレカチャージからの電子マネー(FamiPayやWAONなど)で購入すれば合わせ技で1%超のポイント還元も狙えます。
カンタンなのは楽天カード経由ですが、nanacoチャージやFamiPayチャージとかを駆使できる人は楽天ギフトカード経由ですかね。詳しくは下の記事で。
SBI証券のクレカ積立はクレカを選択可能
お勧め度:★★★★
三井住友カードと東急カード、タカシマヤカードなどクレカが対応しています。ただし、三井住友カード以外の場合は、専用口座への切り替えが必要となります。面倒な方は三井住友カードがお勧め。関東圏にお住まいで東急の電車や東急系の施設とかをよく使う人は東急カードでも良いかも。
ポイント還元率が投資するクレカで変動します。基本還元はこれまで紹介してきたもの証券会社よりはやや低いといえるかも。
- 買付設定期限:前月10日まで
- 買付日:毎月第1営業日
※24年6月~は3日~9日の間で任意に設定できるようになりました。ただし、それ以前に設定し変更をしていない場合は1日のまま - 月額上限:10万円
三井住友カード(Oliveを含む)
基本のポイント還元率は0.5%とやや低め。ただし三井住友カード ゴールドは1%還元、三井住友カード プラチナは2%(or 5%)還元になります。これらのカードを持っている人は有利。また、これからカードを作る人も、三井住友カード ゴールドNLは年会費無料化できるので、一考の余地ありです。私は同カードを年会費無料化して1%還元でクレカ積立しています。
②三井住友の新サービス Olive(オリーブ)を解説 利用するメリットとお得な始め方
なお、ポイント還元率については、2024年11月から変更されます。
年間カード利用額 | ポイント付与率 | 備考 | |
---|---|---|---|
プラチナプリファード | 500万円以上 | 1%+2%=3% | 基本ポイントは1%付与で翌年のカード更新後に年間カード利用額に応じてボーナス分を付与 年会費:33,000円 |
300万円以上 | 1%+1%=2% | ||
300万円未満 | 1% | ||
ゴールド | 100万円以上 | 1% | 初年度1%還元。翌年度以降は前年のカード利用額に応じて変動 年会費:5500円(ただし、年間に100万円以上の決済をすれば年会費は永年無料となる) |
10万円以上 | 0.75% | ||
10万円未満 | 0% | ||
一般 | 10万円以上 | 0.5% | 初年度0.5%還元。翌年度以降は前年のカード利用額に応じて変動 年会費:無料 |
10万円未満 | 0% |
カードショッピングの利用がなければポイント還元率が下がる仕様になり、実質的な改悪に……
SBI証券の口座開設(クレカ積立)とポイントサイト案件
口座開設はポイントサイト経由で行いましょう。SBI証券はハピタス経由でFX口座開設で16000円の口座開設案件があります。ちょっと注意点があるので詳細は「SBI証券(FX案件攻略)」で紹介しています。
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※登録無料です。私は認定ユーザーなので上記から登録をすると+100P追加でもらえます。
>>フルーツメール会員登録
※登録無料です。国内でも歴史のあるポイントサイト。入会で1000pt(100円相当)
大和コネクト証券×セゾンカードは永久不滅ポイントが貯まる
お勧め度:★★★★(ポイント目的ならやる価値大)
2023年1月スタートのクレカ積立投資サービスです。大和証券系のスマホ証券の大和コネクト証券でセゾンカードまたはUCカードを使ってクレカ積立が可能になりました。2024年1月5日以降は月間積立額の上限が10万円にUP。ただし当月売却分はポイント付与無しへと変更されました。
- 買付設定期限:前月末まで
- 買付日:毎月5日
- ポイント還元率:0.1%~1.0%
- 月額上限:10万円
最高の還元率は1.0%ですが、これは年会費22,000円のセゾンプラチナのクレジットカードだけです。他のクレカの場合、毎月の積立金額に応じて0.1%~0.5%還元。満額(5万円)の積立で0.5%還元となります。
もう少し還元率が高いと嬉しいところですけどそれでもやる価値は充分にあると思います。対象ファンドは長期積立も可能なインデックスファンドから、売却前提の国内債券型のファンドもあります。
2024年1月分より、いわゆる即売りは規制されることになります。10万積立→翌月は積立せずに売却、みたいにすればポイント獲得できます。
さらに、少し工夫をして
1)A銘柄を10万積立設定
2)積立日にA銘柄を売却
3)次月の積立銘柄をB銘柄に変更
4)月末にA銘柄を(2)の売却額に合わせ購入
5)翌月月初にA銘柄を再度売却
6)翌月積立日にB銘柄を売却
7)次月の積立銘柄をA銘柄に戻す
8)翌月目月末にB銘柄を(6)の売却額に合わせ購入
9)翌々月初にB銘柄売却
という風にすれば理論上は毎月ポイントが付与される上、運用リスクも限りなく抑えることができます。ただしちょっと面倒すぎますね。
なお、積立完了から翌月月初までの運用リスクを終えるのであれば、ここまで面倒なことはしなくてもよく、毎月積立する銘柄を入れ替えて翌月月初に売却するだけでOKです。私はこの方針で行こうかなーと思っています。
なお、JQカードセゾンもなぜかポイント付与対象でしたが、2024年11月1日以降は対象外となります。ただしJQカードセゾンGOLDについては「年間ボーナス」については参入されるとのこと。
大和コネクト証券の口座開設(クレカ積立)とポイントサイト案件
口座開設はポイントサイト経由で行いましょう。ちょび立地経由で2000円の口座開設案件があります。また、クレカ積立に必要なセゾンカードついてはハピタス経由でセゾンカードデジタルが8000円還元
>>ハピタス会員登録
※登録無料です。私は認定ユーザーなので上記から登録をすると+100P追加でもらえます。
なお、大和コネクト証券のクレカ積立の詳細は👇の記事でもより詳しく解説しています。
ちなみに、セゾンカードの一つである「JQカードセゾン」もポイント付与対象であることを確認しました。こちらのJQカードセゾンGOLD(ゴールドカード)は年間利用額に応じてのボーナスがあります。ポイ活でも使えるクレカなのでセゾンカードではなくJQカードセゾンもいいかもしれませんね。
参考: ポイ活民必携!JQカードセゾンの魅力とお勧めのカードブランドの紹介とJQカードセゾンGOLDの無料インビ
PayPay証券はクレカ積立とPayPay残高積立の両方利用可能
お勧め度:★★★★
2023年10月~PayPay証券でPayPayカードを使ったクレカ積立サービスが始まりました。
- PayPayカード(クレジットカード)を使った積立
- PayPay残高(PayPayマネー、PayPayポイント)を使った積立
この両方が利用可能です。還元率はPayPayカードが0.7%(月10万円まで)、PayPay残高が0.5%(月5万円まで)です。なお、ポイント付与は最大で合わせて月700PまでなのでPayPayカードで10万円積立というのが一番わかりやすいと思います。
※2024年1月27日に規約変更でポイント目的での運用(即売り)はポイント付与を取り消すというように規約変更をしています。ある程度は保有する前提が必要になりそうです。短期目的での運用には不適となります。一定期間の保有というのがどの程度になるのかは不明です。
私は1ヶ月保有して翌月の積立日に売却するという形で1ヶ月保持する運用にしようと思います。
PayPayカード積み立て
- 買付設定期限:27日15時まで
- 買付日:28日
- 売却可能日:買付日の翌々日~
- ポイント還元率:0.7%(700P上限)
- 投資対象:PayPay資産運用取り扱いファンド
PayPay残高積立
- 買付設定期限:任意
- 買付日:任意
- ポイント還元率:0.5%(250P上限)
- 投資対象:PayPay資産運用取り扱いファンド
運用設定はPayPayアプリ内にある「PayPay資産運用」から実施となります。
PayPay証券の口座開設(クレカ積立)とポイントサイト案件
口座開設はポイントサイト経由で行いましょう。ポイントインカム経由で3600円の口座開設案件があります。また、クレカ積立に必要なPayPayカードについてはPowl経由で3900円の還元があります。
なお、PayPay証券のクレカ積立の詳細は👇の記事でもより詳しく解説しています。
Wealthnavi×イオンカードはJALマイラーにおすすめ
お勧め度:★★★(ゴールドインビ目的やJALマイル目的ならあり?)
他のクレカ積立と違って投資信託投資ではなく、ロボアド運用になるので運用維持費が高いのがネック。基本のポイント還元率は0.5%とやや低めな点も弱い。0.5%還元とは言えイオンJMBカードならJALマイルが貯まるのは悪くない気がします。
- 買付設定期限:7日、月末3日前
- 買付日:11日、翌月1日
- ポイント還元率:0.5%(200円につき1ポイント)
- WAON POINT:イオンカード
- JALマイル:イオンJMBカード
- JRキューポ:JQ SUGOCA、JMB JQ SUGOCA
- 月額上限:5万円
Wealthnavi(ウェルスナビ)はいわゆる投資一任サービス(ロボアド運用)で資産運用をおまかせするサービスとなります。ポイント還元率は0.5%とやや低め。ロボアド運用は年間の運用額に応じての手数料(年率1.1%相当)が発生します。
そのため、長期運用としての運用コストは通常の投資信託投資よりも高くなります。その代わり投資家は投資判断をせずに運用できる点がメリットです。
イオンカードのゴールドカードへの無料アップグレードのインビテーション目的、あるいはイオンJMBカードを通じてJALマイルを貯めるという目的ならアリかもしれません。JALマイルなら0.5%還元でもマイル価値が1マイル=2円だとすれば実質的に1%還元ということになりますからね。
私はイオンJMBで積立しています!!毎月250JALマイルで年間3000マイル。悪くないと思っています。1マイル=2円相当と考えると実質的な還元率は1%相当となります。
>>イオンカード(ゴールドインビ目指す)
>>イオンJMBカード(JALマイルが0.5%貯まる)
WealthNaviの口座開設(クレカ積立)とポイントサイト案件
WealthNavi×イオンカードのポイントサイト案件はありません。なお、WealthNavi×イオンカードのクレカ積立の詳細は👇の記事でもより詳しく解説しています。
tsumiki証券×エポスカード 月10万円まで積立可能だが、24年4月以降の即売りはNGに……
お勧め度:★★★(ポイント目的)
ポイ活要素が強いクレカ投信サービス。どうしてもエポスゴールドがあることが前提になります。平カードの方はtsumiki証券を通じて修行してゴールドに昇格するのもあり。エポスゴールド修行については「 エポス修行(エポスゴールドカード修行)を秒速で終わらせる 正攻法と裏技の紹介 」の記事でも解説しています。
積立投資サービス自体のスペック自体はやや低いものの、エポスカードのポイント目的として考えれば強いと思います。
- 買付設定期限:前月27日まで
- 買付日:毎月10日前後
- ポイント還元率
- 基本ポイント:0.1%~0.5%(積立年数1年ごとに+0.1%)
- エポスゴールド特典:最大1.0%(年間の決済額ボーナス)
- 月額上限:10万円
2024年4月以降は売却分はポイント還元対象外になりますので、ポイント目当ての場合はいらない子になりそうです……。すごくニッチな使い方としては「スルガ銀行Dバンク支店Gポイントクラブ」の口座振替ポイント目的で毎月150円だけ積立するという方法はあります。
投資可能な投信は5本のみ、クレジットカード積立でたまるポイントは初年度はわずか0.1%。以降継続すると年0.1%ずつUPして5年後には0.5%(上限)
ただし、ポイント付与ルールが変更されてマジメ積立しないとポイント的なメリットは大きくありません。一方でtsumiki証券の投資信託はそこまで長期投資に向いているファンドとは言えなさそう……という点がネックです。
現在は優先順位は相当低めに見てよいと思います。
tsumiki証券の口座開設(クレカ積立)とポイントサイト案件
tsumiki証券のポイントサイト案件はありません。
なお、tsumiki証券のクレカ積立の詳細は👇の記事でもより詳しく解説しています。
THEO+ドコモ×dカード(dカード積立)はdポイントヘビーユーザー向け
お勧め度:★★(dカードGOLD&dポイントのランクが5つ星の人ならおすすめ)
前述のイオンカード×Wealthnaviと同様にロボアド運用になるので運用維持費が高いのがネック。
基本のポイント還元率は0.1%と相当低いです。ポイント還元率が高くなる、dカードGOLD保有&ドコモのランクが5つ星の人はいいけど、それ以外は使う価値はないと思います。
なお、「2022/10/13以降にdカード・dカード GOLDに新規お申込みされるお客さまは、dカード積立はご利用いただけません(今後対応予定)」ということなので、一応ご注意。
- 買付設定期限:15日
- 買付日:16日引落で運用開始は26日
- ポイント還元率:0.1%~1.0%
- 月額上限:10万円
ポイント還元率は以下のようにdカードの種類とdポイントのランク(★)で決まります。還元率で魅力的なのは実質的に5つ星ユーザー&dカードGOLDくらい。通常dカード会員は微妙も良いところです。
5つ星を獲得できる人なら利用価値は結構高いけど、それ以外だと弱いかなーという印象です。ドコモやドコモ光など契約済みでdポイント経済圏をバリバリ活用している人を前提とするようなサービスです。
THEO+ドコモの口座開設(クレカ積立)とポイントサイト案件
THEO+ドコモ、ならびにdカードのポイントサイト案件はdカードGOLDのみあります。ハピタス経由で15000円相当還元です。
>>ハピタス会員登録
なお、THEO+ドコモのクレカ積立の詳細は👇の記事でもより詳しく解説しています。
セゾンポケット×セゾンカード(ちょっと微妙)
お勧め度:★★(やる価値はやや低め、JQセゾンGOLDなら……)
正直、メリットは大きくありません。ポイント還元自体はあるものの0.1%と低く、同社が扱う投資信託(セゾン投信)は0.1%の信託財産留保額がありますので、基本的には売却時にはプラマイゼロになります。短期のポイント目当ては無意味ですね。長期投資メインで考えるのであれば必ずしもダメとは言えません。
ただ、それでもここまでに紹介してきた証券会社とクレジットカードの組み合わせの方が還元率も高いので、メリットが目立たないかな……。
- 買付設定期限:前月28日まで
- 買付日:毎月8日(休業日は前営業日)
- ポイント還元率
- 基本ポイント還元:0.1%
- ボーナスポイント:過去の平均投資額に応じて+0.1%~+0.4%
- 月額上限:5万円
今のところ、推す要素があまりないクレカ積立。ポイント還元は0.1%と低く(5000円につき1ポイント。1P≒5円相当)、投資可能なファンドも少なめ。さらに売却時に0.1%の手数料(信託財産留保額)がかかるファンドしかないので、即売りに価値はありません。
長期保有前提なら0.1%分だけとは言え、有利と言えますが、他に低コストなファンドも多い中であえて、セゾンポケットを選ぶ必要性は薄いかも……。セゾンポケットの積立はショッピング扱いになるようなので、セゾンカード/UCカードの決済系のキャンペーンがあれば使えるときがあるかも……という感じでしょうか。
セゾンポケットの口座開設(クレカ積立)とポイントサイト案件
セゾンポケットのポイントサイト案件はありません。なお、クレカ積立に必要なセゾンカードついてはハピタス経由でセゾンカードデジタルが8000円還元をしています
>>ハピタス会員登録
※登録無料です。私は認定ユーザーなので上記から登録をすると+100P追加でもらえます。
なお、セゾンポケットのクレカ積立の詳細は👇の記事でもより詳しく解説しています。
(追記)JQカードセゾンGOLDをお持ちの方なら、年間ボーナスの対象になるようなので年50万(2500P)、または年100万円(1万P)を目的にやってみるのもアリだと思います。ただし、積立によるポイントは付与対象外です。
クレカ積立では、どの投資信託を買うべきなの?
どの投信を買うべきか?ということに悩む方も多いかもしれません。
特に、楽天証券、SBI証券は投資可能なファンド数がとんでもなく多いです。そんな中からどれを選べばいいのでしょうか。
オーソドックスなのはインデックスファンド(米国株、世界株など)
運用においてオーソドックスなものでいえば、全米株(S&P500)、あるいは全世界株式(オールカントリー)あたりのインデックス投信(株価指数に連動するように作られたファンド)が一番効率的だと思います。本件に限らず、長期の積立投資をするなら、このあたりから入るとよいのではないでしょうか。
日本人なら日本株(TOPIXや日経平均)がいいんじゃないの?という方もいらっしゃるかもしれませんが、投資の分散から考えても全米株(or世界株)と日本株を比較するのはちょっと……という感じです。
個人的には日本株を買うなら個別株でいいと思っており、私も投信積み立ては全米株式が中心です。
国内債券ファンドはクレカ積立でポイントは欲しいけど運用リスクは負いたくない人向け(即売り/ポイ活目的)
国内債券ファンドはいわゆる日本国債などの債券に投資をしているファンドです。そのため、価格は比較的安定しており動きが小さいです。投資信託のクレジッカードでの積み立てでポイント獲得については興味があるけど、実は運用のリスクはそこまで負いたくないんだよね……という人向けの商品になります。
国内債券ファンドを購入して即売却すれば実質的にクレカポイントだけを獲得できることになります。証券会社からすればポイント目当てか……となるでしょうが、別にポイント目当てでも悪くはないと思います。
ただし、長期的に見て市場金利が大きく上がるような場合(インフレ時)には債券投資は価格下落圧力が強まりやすいのでご注意下さい。なお、国内債券ファンドを購入してすぐに売るといういわゆる即売りをする場合については以下の記事でもシミュレーションしています。
現在のところ、1日の変動率を考えると各証券会社のクレカ積立で貯まるポイント還元率よりも変動率は低そうなので、即売りスキームは十分に利益が出そうです。
指定ファンド(特定のファンド)にしか投資できない証券会社はどう活用する?
たとえば、今回紹介した証券会社でいえば、tsumiki証券やセゾンポケットは投資対象の投資信託が極めて限定されています。
いずれもアクティブファンド(ファンドマネージャーなどが投資判断を行うファンド、一般にインデックスファンドと比べて手数料がやや高め)となっております。
たとえばtsumiki証券で取り扱いのファンドは以下の4つ。ちなみにセゾンポケットで扱っているのは下記ファンドのうち(1)と(2)です。
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(世界株・世界債券)
- セゾン資産形成の達人ファンド(世界株式)
- コモンズ30ファンド(日本株)
- ひふみプラス(日本株)
- まるごとひふみ15(債券中心)
少し細かく見ていきます。
ファンド名 | 信託報酬 | 信託財産留保額 |
---|---|---|
セゾン・バンガード | 0.63% | 0.1% |
セゾン・資産形成 | 1.55% | 0.1% |
コモンズ30 | 1.08% | なし |
ひふみプラス | 1.08% | なし |
まるごとひふみ15 | 0.66264% | なし |
eMAXIS Slim TOPIX (参考) |
0.154% | なし |
eMAXIS Slim オールカントリー (参考) |
0.1144% | なし |
上記はtsumiki証券の取り扱いファンドと比較対象のインデックスファンドとして「日本株連動(TOPIX)」と「全世界株式」のインデックスファンドです。
信託報酬というのは、投資信託維持手数料のようなものです。上記の%を365で割ったものが毎日控除されます。たとえばセゾン資産形成の達人は1.55%なので、100万円運用するとしたら年間に1万5500円が手数料として発生します。一方で、eMAXIS Slimオールカントリーの場合は1,144円ということになります。この差はかなり大きいですよね。
また、セゾン○○の場合、信託財産留保額というものも設定されています。これは投資信託の解約時の手数料のようなものです。100万円運用しているなら解約時に1000円が差し引かれるということになります。
アクティブ系のファンドが絶対ダメとはいいませんし、インデックスファンドよりも好成績になることはあります。ただし、将来の相場は誰にも読めませんが、手数料は100%確実に発生しリターン(手取り)を悪化させることになります。そう考えると、積立としての優先順位はやや下がるかもしれませんね。
即売りをするにしても、取れるポイントよりも損失の方が大きくなる可能性もあります。信託財産留保額の設定があるセゾン○○系の投信は特にそうです。
そのため、短期だとマイナスとなるリスクはあります。
個人的には、運用として考えるなら他を使った方がよいけど、ポイント獲得などでそれを上回るメリットがあるなら活用してよいって感じでしょうか。ちなみに私はセゾンポケットはやってませんが、tsumiki証券は全額(5万円/月)やってます。
(追記)2021年7月にtsumiki証券に「まるごとひふみ15」という債券中心のファンドが追加されたので即売り前提ならそれでの運用がおすすめです。
クレカでの投信積立、資産運用よりはポイ活に近い
クレカを使った投資信託の積立投資。実はこれって「資産運用」という点からみるとそこまでインパクトはありません。冒頭にも書いたように、毎月5万円を年利5%で20年運用したとしましょう(クレカポイントを1%とした場合)。
- (ポイント還元なし):20,551,683円
- (ポイント還元あり):20,757,200円
トータルでの差は約20万円です。
このうち、12万円分くらいがクレカで直接還元された部分。残りの8万円はその12万円が運用によって増えた複利効果になります。
20万円という金額は決して小さくはないのですが、20年を運用した結果全体で見たところだとそこまで大きくないと思った方も多いと思います。これはクレカでのポイント還元率というものは運用額全体にかかるのではなく、あくまでも月々の積立額に対して単発的(単利的)に発生しているからです。
年1%で60万円追加すれば6000円の還元はありますが、この元金の60万円に対して発生するポイント還元は投資時の1回きりです。
一方の一部の証券会社が提供している「投信保有ポイント」については0.05%程度と還元低めではありますが、運用額全体に対して生じるので「複利的」に働きます。単利と複利については以下の記事でも紹介しているので気になる方はぜひご一読ください。
何が言いたいのかというと、クレカのポイント還元分というのは、資産運用全体への長期的な影響はそこまで大きくないということです。そのため、この還元部分というのは資産運用の中心というよりは、それと切り離した「ポイ活」に近いと考えるほうがすっきりします。
1社だけの継続積立より即売り前提で複数の証券会社で買付する方が運用としてのリターンは高くなる
これを書くと怒られちゃうかもしれません。邪道だといわれればその通り。でも、個人的にはクレカでの投信積立はポイ活目線でやるほうが効率的です。
即売り前提で4社で運用したとしましょう。これは各社5万円を用意しますが、即売りするので翌月も同じ資金を使いまわせます。つまり必要資金は20万円です。
この20万円に対して、得られるリターンは20万円×0.7%(※)×12か月=16,800円相当です。とすれば年間のリターンは8.4%になりますね。
※0.7%というのはクレカ積立が可能な証券会社のポイント還元率の平均値として算出しています。
運用できる資金が20万円しかなくても、クレカ積立投資をポイ活目線でやることで年16800円分のポイントゲットできるわけです。利回り8.4%がほぼ確定利回りでリスク限定的という運用は、ほぼ最高水準でしょう。この利回りをこのリスク水準で提供できる運用商品というものは他にないと思います。
このやり方なら、必要資金は数万円程度~始めることができます。そしてそこから得られたポイントを使って実際に株や投資信託などを購入して資産化していけばよいのです。
言い換えると、クレカ積立によるポイント還元は資産運用初期(運用金額が少ない時期)ほどより有効であるといえます。
クレジットカードによる投信積立はどの証券会社がおすすめなの?
これからクレカでの投資信託積立投資を始めるにあたってどの証券会社から始めるべきか?という順番を付けるとすると以下のようにお勧めいたします。
私は全部やっています。なお()は積立設定をしているクレジットカードです。
- 楽天証券(コンビニチャージの楽天キャッシュ)
- マネックス証券(マネックスカード)
- auカブコム証券(auPAYカード)
- 楽天証券(楽天カード)
- 大和コネクト証券(JQセゾンゴールド)
- SBI証券(三井住友カードGOLD)
- PayPay証券(PayPayカード&PayPay残高)
- Wealthnavi(JMBイオンカード)
- tsumiki証券(エポスゴールド)
- THEO+ドコモ(dカードGOLD)
- セゾンポケット(セゾンカード)
クレカ積立は口座作ったりクレカ作ったりするの面倒に感じるかもしれませんが、それぞれ口座開設にかかる時間は10分程度です。クレジットカードと違って短期に申し込みしたからといって審査落ちしたりするわけじゃないですし、サクッとまとめてやってしまいましょう。
>>マネックス証券
>>auカブコム証券
>>楽天証券
>>SBI証券
>>大和コネクト証券
>>イオンカードセレクト(ゴールドインビ目指す)
>>イオンJMBカード(JALマイルが0.5%貯まる)
ちなみに、auカブコム証券、楽天証券、SBI証券を作るときはauじぶん銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行の口座も一緒に口座開設しておくといいです(持ってない場合)これらの銀行もポイ活&投資にすごく役立つ銀行です。
夫婦でやろう!家族でやろう!
ちなみに、月間の投資に上限がありますので、より効率的にやるのであれば夫婦、家族で取り組みましょう。
独りなら45万くらいが月間運用の上限ですが、夫婦なら90万円になって2倍運用ができます。他にもご家族がいれば家族みんなでやるほうが効率的になります。
ちなみに、家族であっても別人が証券口座を勝手に作って勝手に取引することは法令違反となります。ちゃんと説明して一緒に取り組むという形にしましょうね。
おまけ、投信積立でポイントがたまる証券会社・銀行
本記事は「クレジットカード」による投信積立を紹介してきました。
ただ、クレジットカードによるポイント付与だけでなく、一部の証券会社や銀行では投資信託の積立をするとクレカ投資ではないけど、ポイントやキャッシュバックなどの特典を設けているところがあります。
ポイント還元としてはクレカ積立よりは低めですが、より多くの枠を考えている人にはアリかもしれません。余力があれば以下も活用していきましょう。
SMBC日興証券(投信つみたてプラン)
日興フロッギーでもおなじみのSMBC日興証券では2021年6月1日~投資信託の積立でdポイントがたまるサービスを始めます。ちなみに、ダイレクトコース限定です。
- 10,000円未満:3ポイント
- 1万円以上:1万円ごとに3ポイント
付与上限300P/月(100万円まで)
となっています。表面還元率は0.03%とこれまで紹介したクレカ案件と比較してもかなり低いです。
一応、積立は1000円~可能なので月1000円の積立なら0.3%還元になりますけど、あえてポイント目当てでやる意味は低そうです。ただ、「口座振替でポイント獲得銀行」でも紹介している口座振替ポイントも併用すれば1000円で毎月3P+10P=13Pがもらえるのでちょっとお得。
auカブコム証券&スルガ銀行の毎日積立
クレカ積立が可能なauカブコム証券ですが、実はそれだけじゃなくて積立を利用したお得なポイ活投資技があります。それはスルガ銀行Dバンク支店Gポイントクラブの口座振替でのポイント還元を活用する方法です。
auカブコム証券では「毎日積立」が可能です。そして積立額は都度都度銀行から口座振替してくれます。そしてスルガ銀行Dバンク支店Gポイントクラブでは口座振替1件につき5円~10円分のポイント還元をしてくれます。
口座振替を毎日設定すれば営業日(約20日程度)×10円=200円のポイント還元を受けることができます。投資額は150円×30=4500円なので還元率にすると4.44%となりクレカ積立の還元率を大きく超えます!!
詳しくは「口座振替でポイントが貯まる銀行の活用でポイ活」の記事もご覧ください。スルガ銀行Dバンク支店Gポイントクラブは銀行ポイ活の主力ともいえる銀行なのでぜひ活用しましょう。
三菱UFJ銀行(ポイントサービス)
三菱UFJ銀行では2021年6月13日からサービス利用でPontaポイントがたまる特典が始まりました。この中に投信積み立てでのポイント還元も用意されており、1万円につき30ポイントとなっています。
還元率は0.3%。月間の上限は300Pまでなので10万円までの積立が対象です。ちなみに、この積立以外にも50万円以上の投信残高があれば50ポイントがもらえる特典もあり、併用可能です。この保有還元は年率0.12%となり、そこそこ高いところが魅力です。私は50万は世界株投信を買っておき、毎月10万円分の国内債投信を買い付けしています。