IDARE カード積立で年利2%の金利ポイントが貯まるスマート積立アプリの運用最適解とリスク

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著者:しょうこちゃん

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Visaプリペイドカード&送金サービスを行っているIDARE(イデア)が2022年2月9日からスマート積立アプリとしてリニューアルしました。

決済アプリとしてだけではなく貯金&ポイ活といった側面のあるユニークなサービスです。毎月の平均残高に対して年率2%分がボーナスとして受け取れるというユニークな特徴があります。

多くのプリペイド系は「使う(決済)」でポイントが貯まることはあっても「貯蓄(残高)」に対してポイント付与というのは中々ないですよね。そういった意味で他サービスとは一線を画しています。

少しわかりにくいサービスですが、私も実際に積立&利用をしてなんとなく活用法が見えてきました。結構使えるキャッシュレスサービスだと思います。当初はiOS限定でしたが現在はAndroidも対応しています。

ちなみに、補償面も充実しており、海外決済時の手数料が無料(ほかのクレカは一般に2%程度を取る)といことを考えると使い勝手も悪くありません。

IDAREのポイントサイト案件

現在、ハピタス経由で1000円相当の還元があります(iOS/Android共通)

>>ハピタス会員登録
※登録無料です。私は認定ユーザーなので上記から登録をすると+100P追加でもらえます。ハピタス(ポイントサイト)についてもっと詳しく知りたいという方は「ハピタスの評判と活用法」や「ポイントサイトのしくみ」の記事で解説していますのでよろしければご覧ください。

IDAREの大きな特徴のまとめ

まずは特徴をまとめます。

  • Visaプリペイドサービス(チャージして決済できる)
  • 残高は出金はできず決済または送金が可能
  • カードの発行手数料は900円(還元キャンペーンが不定期実施)
  • 3DS対応
  • 決済額に対してのポイント還元なし
  • ”残高”に対してボーナスが年率2%のボーナスが付く
  • 決済上限
    • 1回あたり50万円(本人確認後)
    • 月間100万円まで

こんな感じの特徴になっています。
やはり強みの部分は「年率2%相当の残高ボーナス」ですよね。

。なお、本人確認前の場合は1回あたり5万円、月間12万円までの決済上限が低く設定されます。決済額を大きくしたい場合は本人確認をしておきましょう。

IDAREの始め方、使い方

まずはアカウントの作成と本人確認です。冒頭でも紹介したようにポイントサイト案件がありますので、ポイントサイト経由で申し込み(アプリのダウンロード)をしましょう。

>>ハピタス会員登録

本人確認

IDAREは本人確認をしなくても基本的には使えます。ただし、本人確認前だと1回あたりの決済上限が5万円、月間上限12万円までと低く設定されます。

なお、前述のポイントサイト経由の場合、ポイントサイトの承認条件に「本人確認」が含まれていますので、本人確認はぜひやりましょう。IDAREの本人確認はスマホ完結です。確認書類をアプリで撮影し、自分の顔を自撮りすることで行えます。サクサクっと終わらせておきましょう。

チャージ(セブン銀行/クレジットカード)

IDAREはプリペイドカードなので残高をチャージしましょう。ポイントサイト経由の場合、最低2000円以上のチャージが条件になっていますのでお手持ちのクレジットカードなどからチャージをしましょう。おすすめのカードは後述しますが、ポイント還元率の高いクレジットカードなどからチャージをしておくと良いでしょう。
なお、セブン銀行からもチャージ可能です。

リアルカード発行(キャンペーン時でOK)

IDAREはオンライン決済のみならアプリ内で表示されるカード番号を使って決済ができます(バーチャルプリペイドカード)。一方でリアルカードを発行すれば店舗等での支払いも可能になります。
ただし、リアルカードは900円(税込)の費用が掛かります。時々発行手数料還元のキャンペーンがあるので、キャンペーンを実施していないタイミングならすぐに発行せずにキャンペーン実施時に発行をするのが良いと思います。

 

IDAREにチャージをする、ボーナスを貯める

IDAREの最大の特徴といえるボーナス(実質的な利息)についての紹介です。IDAREはチャージ残高と毎月のチャージ額に応じて毎月ボーナスポイントを受け取ることができます。これが他社サービスにはない特徴ですね。

基本的にはポイント還元率の高いクレジットカードでチャージをするのがおすすめですね。また、各種クレカの決済キャンペーンなどに合わせてチャージするのも一つの手だと思います。プリペイドカードへのチャージを「積立する」という貯金的な要素とボーナスポイントというインセンティブが特徴と言えます。

IDAREの年率2%相当の残高ボーナスの付与

月の平均残高に対して最大2%(年率換算)のボーナスが付与されます。年率2%というのは月間0.167%ということになります。これが最大の特徴です。2%という金利水準は昨今の預金金利と比べるとかなり高めの水準です。

IDAREに毎月積立チャージするべき最適金額

若干複雑なのですが、IDAREの毎月の積立でもらえるボーナス金額は当月の入金額の20%が付与上限となっています。もらえる金利相当(年率2%)と釣り合う以上のチャージをしなければならないということになります。
年率2%=月利0.167%です。なので毎月のチャージ額は平均残高×0.167%≒入金額×0.2が釣り合うようにするのが最適解ということになります。残高から逆算するのが良いですね。

ざっくり逆算すると10万円の平均残高に対して2%のボーナスを受け取るために必要な入金額は835円ということになります。そんなに入金ハードルは高くないですね。

この金額をベースに考えると「毎月の必要な積立金額」が分かります。仮に、50万円の平均残高があれば5倍の4175円を積立(チャージ)するようにすればよいといった感じです。一度にまとめてチャージするよりは毎月定期的にチャージするようにした方がボーナス特典が使いやすいと思います。

最大運用するとどうなる?(実質ポイント還元率は?)

残高の上限は100万円になります。
端的にまとめると100万円を人質として預けられる人なら月8500円くらいまでのチャージ&決済を実質20%還元という高還元率の決済にできるということになります。

ただ、100万ないとダメなのか?というとそういうことではなく、残高が少ないうちは実質20%還元として決済できる金額が小さいというイメージで良いです。10万円の残高なら月800円くらいまでの支払いなら20%還元となります。

IDAREへのクレカチャージはどのカードが最適?

IDAREへのチャージは以下のブランドのクレジットカードや一部のプリペイドカードなどからチャージをすることができます。

  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
  • AmericanExpress

上記ブランドのカードからチャージができます。

還元率の高いクレジットカードチャージをするとお得

各ブランドのクレジットカードからチャージ可能です。ポイント還元率の高いカードでチャージをするのがお勧めです。
TカードPrimeとかで日曜日チャージするの良いですね。

dp-invest.hateblo.jp

ちなみに、AMEXブランドのクレジットカードはチャージOKですが、アメリカンエキスプレス本体のプロパーカードはポイント還元対象外だそうなのでお気を付けください。

ブランドプリペイドカードからのチャージもOK

現在のところブランドプリペイドカードのKyash(キャッシュ)ファミペイバーチャルカードでもIDAREにチャージ可能です。こうしたところの残高が眠っているようなら金利相当のボーナスがつくIDAREで寝かせておく方が良いですね。

高額チャージをするならポイント還元が高いクレカもおすすめ

毎月の積立用にはメルカードがお勧めですが、まとまったチャージをしたいというのであればポイント還元が高いカードがお勧めです。

チャージ日はコントロールできるのでTカードPrimeでのチャージは良い感じ。カード作成はフルーツメール経由で8600円相当の還元(+公式で最大6000Tポイント)

>>フルーツメール会員登録
※登録無料です。国内でも歴史のあるポイントサイト。入会で1000pt(100円相当)

あとは、年間の利用額などで特典のある三井住友 ゴールドNLとかもよいと思います。他、カード入会時の決済キャンペーンがあるカードとかで使うのもありですね。

参考①: クレジットカードの決済額を増やす決済修行のやり方 ふるさと納税、立替、税金、チャージなどを比較 

参考②: 年間の利用金額に応じてポイント還元やボーナス、特典があるクレジットカード 

IDAREに最大100万預けても大丈夫?

IDAREのポイント還元の特性を活かすためには100万円満額とは言わなくてもある程度のまとまった残高を入れておく必要があります。その上、1回入れておけばよいというものではなく、一定期間預けておくことで真価を発揮するわけです。

そのため、以下のような問題を考えておく必要があります。

  • IDAREに万が一の際、残高が補償されるわけではない(銀行預金ではない)
  • 不正利用等の補償が弱い 改善されました
  • IDAREにチャージした残高は出金することができない

IDAREの運営会社は株式会社Fivot。
同サービスは前払式支払手段として提供されています。そのため、法律に基づき、発行額の半額を供託しています。この供託された保証金は万が一の場合、優先的に返還されますが、全額保全が行われているわけではありません。また、銀行預金の預金保険のような仕組みがあるわけではありません。同社が破綻した場合には残高の一部が戻ってこない可能性があります。

次に、ブランドプリペイドカード全般に言えることですが、こうしたカードが万が一不正利用された際の補償が弱いです。プリペイドの利点は最大被害が残高までという点であるのですがIDAREの場合はまとまって金額をチャージすると、最大被害額が大きくなるリスクがあります。ただ、アプリで決済のロックをかけることができます。使わないときはロックしておき、使用するときだけ解除するというのも手かと思います。
(追記)IDAREの怖いなーと思っていた不正利用補償ですが、不正補償のサービスを阿開始しています。詳しくは「こちら」。

最後に、プリペイドカードの残高は現金ではありません。使える用途はカード決済ができる範囲に限られます。そのため、残高の出口も考えておく必要があります。

と、まあ最後にリスクも揚げましたが面白いサービスであることは間違いないです。私もとりあえずリアルカードは申込ましたし、毎月1万円くらいはチャージしていきながらIDAREを活用していきたいと思います。

IDAREはどんな人に向いている?どんな使い方がある?

IDAREの活用法を考えてみました。

クレカの決済修行やキャンペーンに活用する

クレジットカードの入会特典やキャンペーン等で一定期間中に○○万円以上の決済をするとボーナスポイントのプレゼントといった特典があるカードを持っている人(作った人)はIDAREに一旦チャージをしておくことで条件を満たすことができます。その上、貯まった残高に対してはIDARE側でボーナスポイントが付くわけですから、クレカ修行する人には良いアイテムになりそうです。

参考:クレカの決済修行とおすすめのやり方

三井住友ゴールドNLとか、エポスゴールドとか、セゾンカードやアメックスの入会キャンペーンといったように決済額が求められる案件で使えそう。

他のギフト券を買うという方法もありますが、そうしたギフト券は保管しておいても1円も価値を生み出しませんが、IDAREなら残高に対してのボーナス額(利息相当)があるのでチャージした残高も無駄になりません。

おすすめのIDAREの残高額 3万の倍数残高&250円の倍数チャージが効率的

IDAREにチャージしておくべき残高額は3万円の倍数とそれに応じて250円の倍数のチャージと覚えておきましょう。

  • 3万円の倍数を残高として入れておく
  • これに対応して250円の倍数を毎月チャージする

たとえば6万円の残高で500円チャージをすれば毎月100円分のボーナスがもらえます。12万円なら1000円チャージ(200円のボーナス)、18万円なら1500円チャージ(300円のボーナス)といった具合ですね。

ただし、最低チャージは1000円~なので無駄なくやりたいのであれば12万円、18万円、24万円、30万……といったような感じで維持する残高を決めていくと分かりやすいと思います。残高別の毎月のボーナス額と必要な月間チャージ額の早見表は以下の通りです。

IDARE残高 もらえる
月間ボーナス額
必要な毎月の
チャージ額
¥30,000 ¥50 ¥250(1,000円)
¥60,000 ¥100 ¥500(1,000円)
¥90,000 ¥150 ¥750(1,000円)
¥120,000 ¥200 ¥1,000
¥150,000 ¥250 ¥1,250
¥180,000 ¥300 ¥1,500
¥210,000 ¥350 ¥1,750
¥240,000 ¥400 ¥2,000
¥270,000 ¥450 ¥2,250
¥300,000 ¥500 ¥2,500
¥330,000 ¥550 ¥2,750
¥360,000 ¥600 ¥3,000
¥390,000 ¥650 ¥3,250
¥420,000 ¥700 ¥3,500
¥450,000 ¥750 ¥3,750
¥480,000 ¥800 ¥4,000
¥510,000 ¥850 ¥4,250
¥540,000 ¥900 ¥4,500
¥570,000 ¥950 ¥4,750
¥600,000 ¥1,000 ¥5,000
¥630,000 ¥1,050 ¥5,250
¥660,000 ¥1,100 ¥5,500
¥690,000 ¥1,150 ¥5,750
¥720,000 ¥1,200 ¥6,000
¥750,000 ¥1,250 ¥6,250
¥780,000 ¥1,300 ¥6,500
¥810,000 ¥1,350 ¥6,750
¥840,000 ¥1,400 ¥7,000
¥870,000 ¥1,450 ¥7,250
¥900,000 ¥1,500 ¥7,500
¥930,000 ¥1,550 ¥7,750
¥960,000 ¥1,600 ¥8,000
¥990,000 ¥1,650 ¥8,250

なお、獲得する毎月の「ボーナス分」に対しては金利は付かないのでボーナス分は貯めこまずに買い物等で消化していくのが良い感じです。
※ボーナス残高はチャージしないと使えないのでご注意。

実際に運用してみた感想

実際にIDAREを運用してみたイメージです。

例として残高として最初に12万円をチャージ。そして翌月以降は毎月定期入金で1000円を入れるようにするというパターンです。

  • 1回目:12万円をチャージ
  • 2回目:1000円チャージ(翌月ボーナス200円)&1000円利用
  • 3回目:1000円チャージ(翌月ボーナス200円)&1200円利用
  • 4回目:1000円チャージ(翌月ボーナス200円)&1200円利用
  • 5回目:1000円チャージ(翌月ボーナス200円)&1200円利用
  • 6回目:1000円チャージ(翌月ボーナス200円)&1200円利用
  • 以降も同様……

という形にすると毎月定額のボーナスを獲得できます。

最初に12万の残高をいれておけば、翌月以降は1000円の入金に対して1200円相当のお買い物ができる状況になります。

ちなみに「ボーナス分」は2%還元の対象外になりますので、ボーナス分については随時使っていくほうが良いですね。入れたままにしておいても複利でボーナスは尽きません。

IDAREの残高の出口、どう使うのが良い?

IDAREの残高はどう使うか?という話ですが、プリペイドカードなので残高の払い戻しは利用できません。ブランドプリペイドカードなので買い物等で利用するというのが基本的な使い道になると思います。

IDAREの場合、チャージ残高に対しては金利のようなボーナスが付くので残高を増やしていっても良いのですが、毎月付与される「ボーナス」については金利相当は付与されません。残しておいてもあんまり気持ちが良いものではないと思いますので、随時消化していきましょう。

私は前項のように入れておく残高を決めておいて、翌月にチャージした金額+獲得した利息(ボーナス)分をアマギフやSuicaチャージとして使うようにしています。

Amazonギフト券出口が無難かも

貯まったボーナスを消化していくという使い方が中心になると思います。であれば、ボーナス相当額を1円単位で決済可能なAmazonギフト券を使って消化していくのも無難です。こちらだとリアルカードは不要です。

>>Amazonギフト券残高チャージ

なお、Amazonギフト券残高であればAmazonでのお買い物はもちろん、AmazonPayを使うことで外部ECサイトのお買い物でも使えます。AmazonPayであれば決済時にポイント還元(0.5%~1.0%)もあるので決済時のポイント還元はないIDAREのマイナス点を補ってくれます。

各種カードからチャージ(ポイント還元)→IDAREで年利2%運用→必要に応じてAmzonギフト券→AmazonPayで支払い(0.5%~1.0%還元)で多重ポイント獲得できます。
参考:AmazonPayでアマギフを使うとお得

IDARE→Suicaも可能

IDAREはモバイルSuicaにクレジットカードとして登録した上でチャージをすればSuicaチャージも可能です。交通系ICカード残高については使い勝手も良いので出口としても有効な手段だと思います。

dp-invest.hateblo.jp

IDAREのボーナスポイントについては貯まっていても2%の利息相当の残高は付与されないのでボーナス分だけをずっとSuicaに流していくというような運用もよさそうですね。

リアルカード発行すれば普通に使えるけど手数料がかかるので無料キャンペーンを待つ

リアルカードを発行することができます。
ただし、発行手数料が900円かかります。不定期にカード作成のキャンペーンもあるのでそのキャンペーンを活用して実質無料になるタイミングなどをみて発行すると良いと思います。

海外決済なら事務手数料無料なので普通のクレカよりも強い

IDAREは海外でドルやユーロなどの外貨建てでの支払いをする場合でも海外事務手数料を徴収していません。一般的なクレカでは2%程度の手数料を取ることが多いため、海外での支払いはIDAREでやるとお得です。

IDAREは個人的には大満足のプリペイドカード

私はサービス開始当初から利用していますが、満足度の高いプリペイドカードです。ポイ活やクレジットカードのキャンペーンなどでクレジットカードで〇〇〇円を決済するという機会ってそこそこあります。

そういう時にAmazonギフト券などを購入するという手もよいのですが、アマギフの残高ってそれ自身は1円も生み出してくれません。一方でIDAREの残高であれば年2%相当というそこそこ高い利回りでチャージ残高が価値を生み出してくれます。
最大100万円までという制約はあるものの、普通の使い方であればそこまでチャージ残高が増えることはそうそうないでしょう。

キャッシュレス系のキャンペーンなどに積極的に取り組むならぜひおさえておきたいサービスです。