CONNECTが投資信託のクレジットカード積立投資サービスが始まります。セゾンカード/UCカードを使っての決済が可能で、最大1%のポイント(永久不滅ポイント)が貯まるようになっています。
サービスの開始は2023年1月25日から。月末期限の翌月5日の買い付けになりますので、1月31日までに設定をすれば2月6日(月)に投資がスタートする形になりますかね。
- tsumiki証券(エポスカード)
- 楽天証券(楽天カード)
- セゾンポケット(セゾンカード)
- SBI証券(三井住友カードなど)
- auカブコム証券(auPAYカード)
- マネックス証券(マネックスカード)
- WealthNavi for Aeonカード(イオンカード/ロボアド)
- THEO+ドコモ(dカード/ロボアド)
に続く、クレカ積立投資ですね。それにしても数が増えました(笑)
クレカ積立だと8件目。他にも楽天キャッシュ積立や三菱UFJ銀行の積立&Pontaとかもありますから、投信積立でポイントが貯まる案件を全部やっている人はCONNECTも参入することで合計60万円/月の積立ってことになりますかね……
全部を純粋な「積立」でやれる人は少ないでしょうけど、貴重なポイ活投資によるポイント獲得の機会と考えて、CONNECT&セゾンカードも上手く使っていきたいですね。
- CONNECT(証券)によるクレカ投信買付の基本
- 長期投資から短期目線まで幅広く投資信託のラインナップがあるeMAXIS Slim国内債券インデックスもあり
- ポイント還元は0.1%~1.0%。ただ0.5%還元が基本になりそう
- 獲得できる永久不滅ポイントは使い勝手の良い高級ポイント
CONNECT(証券)によるクレカ投信買付の基本
CONNECTのクレジットカードによる投資信託の積立投資(クレカ積立)についての基本的な条件は以下のようになっています。
- 買付設定期限:前月末日
- 買付日:当月5日(非営業日なら翌営業日)
- 売却可能日:買付日の翌営業日以降
- ポイント還元率:0.1%~1.0%
- 月間上限:5万円
- 投資対象:35銘柄
- 対象口座:特定口座/一般口座/一般NISA/つみたてNISA
なお、利用にはCONNECTの口座が必要になります。まだ口座をお持ちでない方は「ハピタス」経由で口座開設のポイントサイト案件があります。
長期投資から短期目線まで幅広く投資信託のラインナップがあるeMAXIS Slim国内債券インデックスもあり
クレカ積立の対象となるファンドは35銘柄と他のSBI証券や楽天証券など比べると少ないですが、対象ファンドは長期投資から短期のポイント目線のファンドまで優秀な投資信託がそろっています。
つみたてNISAで積立て行くこともできますので、長期投資の目線でも短期投資の目線でもどちらにも対応しています。
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim国内債券インデックス
などですね。
ポイント還元は0.1%~1.0%。ただ0.5%還元が基本になりそう
CONNECTでのクレカ積立でのポイント還元率は以下のようになっております。
セゾンプラチナカード | セゾンカード/UCカード | |
---|---|---|
5万円 | 1.0% | 0.5% |
40000円~49999円 | 0.4% | |
30000円~39999円 | 0.3% | |
20000円~29999円 | 0.2% | |
5000円~19999円 | 0.1% |
セゾンプラチナだと1%還元ですが、それ以外のクレカだと0.1%~0.5%還元となっております。還元率の高いセゾンプラチナを狙いたくはなりますが、セゾンプラチナは年会費が最低でも22,000円は必要になりますので、すでにセゾンプラチナをご利用中の方を除いてクレカ積立のためにあえて利用する意味はなさそうです。
その他のセゾンカード/UCカードは積立金額に応じて0.1%~0.5%。
なお、セゾンカードDigitalに関しては2023年6月までは還元率が+0.5%上乗せされるキャンペーンをやっていますので5万円の積立なら1.0%還元ということになります(期間限定)。
セゾンプラチナは年会費負け……
セゾンプラチナ各種であればポイント還元率が1%となります。
とはいえ、セゾンプラチナは年会費が最低でも22000円~です。セゾンプラチナにすることによるポイントアップは+0.5%だとすると年間で3000円相当(5万×12カ月×0.5%)にすぎませんので、あえてプラチナを作るメリットはポイント目線では薄いです。
セゾンカードDigitalなら6月まで+0.5%(合計1%還元)
セゾンカード/UCカードのポイント還元率はプラチナ以外だと0.1%~0.5%で同一ですが、「セゾンカードDigital」に限り2023年6月までポイントが+0.5%還元されます。5万円の積立なら1%還元(0.5%+0.5%)になるということです。
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なお、ポイントサイト案件ではセゾンカードデジタルが「ポイントインカム」で出ています。8000円相当の還元がもらえますので、ポイントインカム経由で新規のカード作成するのが良いですね(CONNECTの公式キャンペーンより還元高いです)。
ちなみにセゾンカードデジタルは各種ブランド(Visa/Mastercard/JCB/AmericanExpress)が選べていずれも年会費永久無料です。セゾンカードは「セゾンアメックスキャッシュバック」のキャンペーンがありますので、ここはアメックスブランドを選びましょう。貴重な年会費無料アメックスです。
既にセゾンカードをお持ちならそのカードでもOK
一部対象外カード(永久不滅ポイントが貯まらないカード)もありますが、ほとんどのセゾンカード/UCカードをお持ちならそのカードで積立可能です。
0.5%のポイント還元で長期的に続ける意味はある?
獲得できるのは0.5%です。月5万円の投資なら250円相当ということになります。仮に投資対象をeMAXIS Slim 国内債券インデックスとして、ポイント獲得のみを目的で運用する場合、リスクとリターンの関係は気になるところかと思います。
私が計算した国内債券インデックス投資の1日保有当たりのリスクは「クレカ積立の投信即売り 国内債券型投資信託のリスクとクレカ積立のポイント目当ての即売り期待リターン」の記事でも紹介していますが1日当たりのリスクは95%信頼区間で±0.23%ほどです。
0.5%分のポイントが確実にもらえる前提なら毎月の獲得損益は+0.27%~+0.73%くらいになると考えて良いでしょう。もちろん、上記の変動率を超えて動く可能性もあります。元記事でも書いていますが、963日の変動において0.5%以上の値下がりをした日は5日ほどありました。ここに運悪く当たると0.5%以上の損をしてしまうリスクはあります。ただし、試行回数を増やしていけば変動率は上記の数字に集約していくはずです。
獲得できる永久不滅ポイントは使い勝手の良い高級ポイント
獲得できるポイントはセゾンカードですので「永久不滅ポイント」となります。永久不滅ポイントは「貯めるべきポイントは?」の記事でも紹介しているようにおすすめ度が高いポイントです。
「永久不滅ポイント運用」によってポイントのまま運用をして殖やすこともできますね。使い勝手が良いポイントであるのはうれしいです。
また、他のポイントに交換しやすいだけでなく、みずほルート(ANAマイル)のように高レートでANAマイルに交換できたり、JRキューポを通じて他のポイントにも交換できたりします。
例:みずほルートで利用
みずほルートでANAマイルに交換をすれば100円相当のポイントが70ANAマイルになります。ANAマイルの価値は1マイル=2円程度(特典航空券利用)とすればポイントの価値は0.7×2=1.4(40%増量)となります。
マイルを使う前提ならということになりますが0.5%相当のポイント還元は実質1.4倍の0.7%相当になりますね。
例:dポイント交換で10%増量
2023年もやるかどうかは不明ですが、毎年恒例のdポイントへの交換で増量キャンペーンも実施されれば永久不滅ポイントは毎年増量の対象ポイントです。であれば0.5%還元は2022年実施の10%増量で計算しても0.55%還元となりますね。
仮に永久不滅ポイントが対象外でもJRキューポ経由でGポイントなり他の対象ポイントに交換できると思います。