楽天SPUは楽天市場の常設キャンペーンです。
定められている所定の条件をクリアすることで、楽天市場でのお買い物が常時ポイントアップすることになります。
2022年4月以降は、全部の条件を満たせば最大で14倍(14%)のポイントアップとなります。ただ、実質的には楽天市場での通常ポイント(1%分)や楽天カード決済での基本ポイント(1%分)も含まれているので、実質的には+12%還元といったところになります。
短期間で条件がコロコロと変わってしまうのでキャッチアップするのが大変ですが、上手く利用すれば楽天市場のお買い物がとてもお得になります。一度手続きすればほぼ放置でOKというものもあれば、毎月若干の手間がかかるものもあります。
月々の楽天市場の利用金額にもよりますが、上手く活用していきましょう。
2022年11月1日より楽天モバイルによるポイントアップがSPUに追加されました。楽天モバイルユーザーがかなりお得に!!久しぶりの改善ですね。
- 楽天市場のSPUの概要 2022年11月1日~
- 楽天市場SPUの各項目別の攻略
- 楽天カードは決済はぜひやっておきましょう
- 楽天モバイル契約で+3%
- 楽天モバイルキャリア決済で+0.5%(Android端末限定)
- 楽天証券で月に3万円円以上、楽天ポイントを使い投資
- 楽天銀行のSPUは2022年7月からちょっと複雑化
- 楽天ウォレット(暗号資産サービス)手数料はちょっと高め……
- 楽天市場アプリ経由でのお買い物は+0.5%
- 楽天ブックス、koboで月1回1,000円以上の買い物でそれぞれ+0.5%
- 楽天トラベルを月1回5,000円以上利用
- 楽天ビューティーを月1回3,000円以上利用
- Rakuten Fashionでアプリ内での買い物
- 楽天Pashaで対象商品のレシート申請で300P以上獲得で+0.5%
- 楽天ひかり(光インターネット契約)
- 楽天市場のSPUを上手に活用しよう
楽天市場のSPUの概要 2022年11月1日~
まずは最大16倍(16%)の中身を見ていきましょう。
ちなみに、楽天カードの基本ポイントも以下の表では入れているので16%になっています。
還元率 | 上限P | 買物上限 | 還元対象の買い物 | |
---|---|---|---|---|
会員通常ポイント | 1.0% | なし | 全部 | |
楽天カード基本ポイント | 1.0% | なし | 全部 | |
楽天カードSPU分 | 1.0% | 5000 | ¥500,000 | 楽天カード利用分 |
楽天プレミアムカードSPU分 | 3.0% | 15000 | ¥500,000 | 楽天カード利用分 |
楽天銀行(カード支払い) | 0.5% | 5000 | ¥500,000 | 楽天カード利用分 |
楽天銀行(給与引落あり) | 0.5% | |||
楽天モバイル | 1.0% ~3.0% |
7000 | ¥233,300 | 全部 |
楽天モバイルキャリア決済 | 0.5% | 5000 | ¥1,000,000 | 全部 |
楽天ひかり | 1.0% | 5000 | ¥500,000 | 全部 |
楽天証券(投資信託購入) | 0.5% | 10000 | ¥1,000,000 | 全部 |
楽天証券(米国株購入) | 0.5% | 全部 | ||
楽天トラベル | 1.0% | 15000 | ¥1,500,000 | 全部 |
楽天ビューティー | 0.5% | 15000 | ¥3,000,000 | 全部 |
楽天ブックス | 0.5% | 15000 | ¥3,000,000 | 全部 |
楽天kobo | 0.5% | 15000 | ¥3,000,000 | 全部 |
楽天Pasha | 0.5% | 5000 | ¥1,000,000 | 全部 |
楽天ウォレット(暗号資産) | 0.5% | 5000 | ¥1,000,000 | 全部 |
楽天アプリ経由で購入 | 0.5% | 15000 | ¥3,000,000 | アプリ決済分のみ |
楽天ファッション(アプリ経由) | 0.5% | 15000 | ¥3,000,000 | アプリ決済分のみ |
※還元上限はダイヤモンド会員をベースにしています。一部還元上限は会員種別によって上限が異なります。
※買い物上限額は「税別」となります。
条件を満たすのが大変なもの、コストがかかるものとそうでないものがありますのでうまく活用していきましょう。
ちなみに「楽天カード利用分」としている分は楽天カードの決済額となった分が対象なので、ポイントを利用したり、クーポンを利用したりした分は還元対象から外れます。
全部としている分はクーポン値引き前の金額でポイント還元されるのでより還元も大きくなります。
買い物上限は多くの方は気にしないで良いレベルですが、楽天市場を使って仕入れをしているようなビジネス利用されている方は注意されてください。
楽天市場SPUの各項目別の攻略
各項目別の攻略方法を紹介します。
ビジネス用途でやっている人でなければ全部達成する必要は無いと思います。やりやすいものだけ取り組むのでも十分です。
楽天カードは決済はぜひやっておきましょう
お勧め度:★★★★★
楽天カードは楽天市場でお買い物をするのであれば必須だと思います。通常カードであれば年会費無料なわけですから、年数回でも楽天を使うならカードを作っておきましょう。
楽天カードで支払いをした場合としなかった場合とでは以下のように還元率に差がでます。
- 楽天カードで支払いをした場合は最大14%還元
- その他決済(ポイント払いなど)で支払いをした場合は最大9%還元
こんな感じです。SPUにおいて楽天カードの攻略はメイン中のメインです。
まず、楽天カードの通常のポイント還元である1%還元に加えて、SPUとして+1%となります。あとは、そのカード利用分は楽天銀行での支払いをするように設定しておきましょう。こうすれば銀行分の+1%も入ります。
この他、SPUとは別のキャンペーンになりますが、0と5のつく日なら楽天カードで支払いをするとさらに+2%還元です。
とりあえず、楽天カードをまだ持っていないという方は損のないカードなので、作っておきましょう。
「楽天カードの作成キャンペーン」の記事も参考にしてみてください。
なお、年会費無料の一般カードではなくプレミアムカード(年会費11,000円)にすればSPUの特典が一般カードより+2%高くなります。(特典で市場コースを選択すれば火曜日、木曜日はさらに+1%)
ざっくりですが、毎月4万円以上は楽天市場でお買い物するという人であれば年会費を支払ってでも楽天プレミアムカードに切り替えをする方がお得です。
参考記事:楽天プレミアムカードと楽天カードを比較 年会費の損益分岐点はいくら?
楽天モバイル契約で+3%
お勧め度:★★★★★
楽天モバイルを契約していると楽天市場のお買い物が最大+3%されます。
2022年11月~は内容が拡充
- 楽天モバイルUNLIMIT契約かつダイヤモンド会員:+3%(7000P)
- 楽天モバイルUNLIMIT契約:+2%(6000P)
- スーパー放題・組み合わせプラン契約者:+1%(5000P)
というようになりました。
楽天モバイルの最低維持コストは1089円。ということは36300円(税込39930円)以上のお買い物をするなら楽天モバイルを保有している方がポイント還元でお得ということになります。楽天モバイルの料金は楽天ポイント払いが可能なので買い物がこれ以上の買い物をしているなら文鎮扱いでもモバイル契約がお得になります。
後述するモバイル決済も利用すればさらにハードルは下がります。
モバイル回線ってもっておくと色々なキャンペーンやポイ活案件にも利用できます。無料で回線を1つ維持できる楽天モバイルは楽天SPUだけに限らずおすすめです。
今なら申し込みするだけでもポイント還元があります。
>>楽天モバイル
楽天モバイルキャリア決済で+0.5%(Android端末限定)
お勧め度:★★★★
さらに楽天モバイルのモバイル決済(キャリア決済)を2000円以上利用すればさらに+0.5%になります。これは「全楽天市場のお買い物」が対象になるので、楽天でお買い物をしている人はお得です。
さらに、楽天モバイルキャリア決済を利用するとAndroidでのアプリ購入や課金が10%ポイント還元されます。
つまり、「課金料金が実質90%になる」+「当月の楽天市場のお買い物のポイント還元が+0.5%還元」というW特典が利用できるわけです。
楽天証券で月に3万円円以上、楽天ポイントを使い投資
お勧め度:★★★★
2022年3月まではお手軽でしたが4月以降は少し(かなり)ハードルが上がります。楽天ポイントを使って投資信託を3万円以上購入することで+0.5%、さらにポイントを使って米国株を3万円以上購入することで+0.5%となります。
これまでは500円の投資購入でOKだったので一気にハードルが上がりました。
また、前提条件としてマネーブリッジの設定が必要になりました。マネーブリッジというのは楽天銀行と楽天証券の口座を連携するサービスです。両社に口座があれば連携はすぐに終わりますのでこれ自体は特に大きなハードルではないかと思います。
なお、楽天証券、楽天銀行の両口座が必要なので作っておきましょう。
※楽天証券口座と楽天銀行口座は同時に口座開設可能です。
①投資信託を3万円以上購入(1P以上利用)で+0.5%
これは簡単です。私のように楽天カードを使って投資信託のクレジットカード積立をしている人であれば5万円の積立設定をしているはずです。この楽天証券の設定において「ポイント利用設定」ができるので、ここで毎月の利用ポイントを1ポイントで設定すればOKです。
設定は「マイメニュー>ポイント設定・SPU」から行えます。
投資信託と米国株の両方でそれぞれ設定できます。「毎月」の利用上限「1」ポイントと設定しておけばあとは3万円以上を購入すれば対象になります。
クレカ積立をまだやっていないのであればぜひやりましょう。詳しくは「 楽天カード+楽天証券の積立投資で楽天ポイントをお得に貯める方法 」をご覧ください。
②米国株式を3万円以上購入(1P以上利用)で+0.5%
これは少しハードルが高いです。
3万円以上の米国株式を投資する必要があり、外貨決済は対象外です。
つまり、円で米ドル建ての米国株を買う必要があるため必ず手数料(為替手数料)が発生することになります。米国株売買にかかる手数料も発生します。
※買付手数料無料米国ETFは対象外になりますのでご注意。積立投資も対象外なので月1回は手動での注文が必要になります。
おおよそのコストですが、以下の通りです。
- 為替手数料:片道25銭
- 株売買手数料:0.495%(片道)
1ドルを125円とした場合にかかる手数料は少し高めに見積もって500円位かなーといったところです。0.5%のポイントアップを考えるなら10万円くらい楽天で買い物するならやっても良いかもというところです。
楽天銀行のSPUは2022年7月からちょっと複雑化
楽天銀行で楽天カードを引落するようにすると、カード引落分のポイントが最大+1%となるというものです。実際に楽天銀行から引き落とされる楽天市場利用分の金額分が対象になります。
元々はカード引落だけで1%還元でしたが、これが0.5%に下がり、楽天銀行を給与振込口座とすることで+0.5%されて1%還元になります。
給与振込口座を楽天銀行にするだけなので、そんなに手間ではないですかね?楽天市場利用額の0.5%相当なので
- 1万円利用:50円相当
- 5万円利用:250円相当
- 10万円利用:500円相当
というポイント還元になります。給与振込については「 給与振込を活用!銀行の自動入金・自動送金(振込)を活用した銀行ポイ活術 」の記事でも解説している通り、銀行ポイ活の重要な要素でもあるのでうまく活用しましょう。
楽天ウォレット(暗号資産サービス)手数料はちょっと高め……
お勧め度:★★
楽天ウォレットは楽天が提供している暗号資産サービスです。この楽天ウォレットで3万円以上の暗号資産(現物)を購入するとその月の楽天市場のお買い物が+0.5%されます。
ただ、楽天ウォレットでの暗号資産売買は販売所扱いでスプレッドコスト(売買価格の差)が大きめ、往復のスプレッドは4.5%ほどあります。つまり3万円買って売ると、そのコストは約1350円ほどということになります。
結構大きいですよね……このコストをSPUのポイントアップで埋めるためには約27万円相当のお買い物が必要ということになります。ちょっとお勧めするのは難しいですね。
ただ、SPUのためだけではなく、暗号資産投資(積立)をするつもりなのでついでにやるというのであれば悪くない選択かもしれません。
参考: ビットコイン積立 おすすめのやり方と暗号資産取引業者の比較
楽天市場アプリ経由でのお買い物は+0.5%
お勧め度:★★★★★
スマホで買い物をしている人は特に問題ないと思います。アプリ入れてない方は以下からどうぞ。ブラウザ(SafariやChrome)経由ではなく、楽天市場アプリ経由でお買い物をすればそのお買い物が+0.5%となります。
ちなみに、WEBブラウザを利用したい方は、WEB画面の下のほうに「楽天グループサービス」とあり、「アプリ」>「楽天市場」とタップすればそのままアプリ版に移れます。パソコンで注文したい人は先にパソコンで「お気に入り」などに登録をした上でスマホアプリ経由で購入すると+0.5%ポイントアップできます。
楽天ブックス、koboで月1回1,000円以上の買い物でそれぞれ+0.5%
お勧め度:★★★★★
楽天ブックス、koboでそえぞれ1000円以上のお買い物をすれば+0.5%になります。本や電子書籍を買う方はまとめて買うよりも月を分けて毎月購入するようにするほうが良いですね。
0.5%を逆算すると20万円です。月にこれ以上を購入するなら1000円分の本、電子書籍をそれぞれ購入するとお得です。
>>楽天ブックス
>>楽天kobo
ちなみに、お買い物マラソンでも1件1000円以上のお買い物をすれば買い回り1件にそれぞれカウントされるので、マラソン(スーパーセール)に参加するときに買うようにすると良いと思います。
楽天トラベルを月1回5,000円以上利用
お勧め度:★★★★
楽天トラベルで5000円以上の予約をし、予約月の翌々月までに旅行をすると対象になります。旅行月ではなく予約月がSPU対象となります。
ただし、対象となる予約はは翌々月末までが期間のものです。3カ月以上先の予約はSPUの対象にはならないのでご注意ください(キャンセル対策かと思います)。
今は旅行支援に関するキャンペーンが
>>楽天トラベル
楽天ビューティーを月1回3,000円以上利用
お勧め度:★★★★
楽天ビューティーで3000円以上の利用をすれば対象となります。楽天トラベル同様の予約月が対象になります。2021年11月以降は倍率が+1%から+0.5%に下がりました。残念。
>>楽天ビューティー
Rakuten Fashionでアプリ内での買い物
お勧め度:★★★★★
楽天運営のファッションサイト。購入すれば楽天市場のお買い物額に対して0.5%分がもらえます。金額制限はないので100円のものをかってもOKなのですが、送料として550円がかかるので最低でも700円ほどのコストがかかります。
逆をいえば月に14万円(=700÷0.5%)以上のお買い物を楽天でしているなら、無理してでもRakuten Fashionでお買い物するのがトクということになります
>>楽天ファッション
楽天Pashaで対象商品のレシート申請で300P以上獲得で+0.5%
お勧め度:★★★★
楽天Pashaは事前登録制のレシート撮影でポイントがもらえるサービス。
楽天Pashaのサイト上で登録されている商品を事前に登録して購入しレシートを撮影しておくるとポイントがもらえます。ちょっとハードルが高くなり、月間300P以上+レシート10枚送付が必要です。レシート系ポイ活をやっている人はいいけど、それ以外の人には厳しい……。
>>楽天Pasha
楽天ひかり(光インターネット契約)
お勧め度:★★★★
光インターネット契約を楽天ひかりにすることで+1%になります。
この辺は契約の切り替えにかかるコスト(違約金)などの存在もありますので、必須対応ではないと思います。
なお、楽天モバイルに申し込みをした上で楽天ひかりに申し込みをすると1年刊の月額料金無料&工事費無料(または1万円キャッシュバック)の特典があるので楽天モバイルと上手く活用したいところですね。
楽天市場のSPUを上手に活用しよう
楽天SPUは常設のキャンペーンです。
そのため、SPUはその他の楽天市場のキャンペーンやセールと組み合わせることによって相乗効果を発揮することになります。
たとえばお買い物マラソンと併用すれば、最大+9%の買い回りポイントに最大で+13%のSPUの特典が加算されるような形になるわけですね。
SPUは常設ですので、可能な範囲でポイントアップを目指し、その上でセールやキャンペーンを併用していくというのがお得な利用法になります。お得に活用していきましょう。
毎月1日
・ワンダフルデー
※リピート商品の購入におすすめ
毎月18日
・いちばの日
※楽天ポイント利用でのお買い物に向いています
毎月不定期
・楽天お買い物マラソン
四半期に一度
・楽天スーパーセール
0と5のつく日
・楽天カードで+2%還元
毎週火曜日、木曜日
・楽天プレミアムカードで+1%(市場コース選択者)
※エントリー不要
※月に5万円くらい買い物するなら通常カードよりプレミアムカードがお得
不定期
・超ポイントバック祭
随時実施
・楽天ビック来店予約
※ビックカメラの買い物するならSPU上げておくとポイントアップ分が適用されるのでかなりお得です。還元上限は楽天市場内とは別に判定されるので強い。