家族で別々に貯めているポイントを合算(おまとめ)や共有する方法

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著者:しょうこちゃん

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ポイ活するなら、一人でするよりも家族みんなで取り組むほうが効率的だったりしますよね。とはいえ、貯めているポイントを誰かの名義におまとめしたいというようなケースもあるかもしれません。

そんな時に使える家族間でポイントをおまとめしたり共有したりすることができるポイントとその活用法や特徴、注意点などを調べました。自分への備忘録として残しておきます、皆様にとっても役立てば幸いです。

そもそもポイントをまとめたり、共有したりする意味ってある?

ま、いろいろあるんじゃないかなと思います。
ポイントって「ポイント大量保有者が注意したい、ポイントを資産として持つリスク」でも書いたけど、現預金や有価証券(株や投信など)と違って法的な保護があいまいで、ルールはポイント発行元にゆだねられます。

たとえば、永久不滅ポイント(セゾン)って永久不滅と言いながらも本人が亡くなったら消滅します。不滅じゃないじゃん!!
というか、たいていのポイントは本人死亡(退会)=ポイント消滅になっています。相続ルールがある方が少ないです。

他にも、自分名義でためたポイントだけど何らかの理由で自分以外に使わせたいという場合もあるかもしれませんね。最近はポイントを使って株や投資信託、あるいは暗号資産などに投資をできるサービスも出てきていて、自分以外の家族に使わせたいなんてケースもあるかもしれません。

ポイントの譲渡で税金上の問題が出てくる可能性もありますが、そこらへんは各自でご対応ください。

代表的な懸念として、ポイントは消費時に「所得とする」という見解がありますので、ポイントを譲渡=消費として譲渡した人に所得税がかかる可能性があります(一時所得の場合、他の一時所得と合算し年50万円以下なら控除内のため非課税)。

また、ポイントの贈与を受けた側に贈与税が発生する可能性があるかもしれません。ただし、贈与は年110万円以下ならば非課税となるわけですので、規模感の問題もありますが意識しすぎる必要はないと思われます。

数万単位くらいのポイントの合算や共有であればさほど気にする必要はないと思います。金額が多い人は税理士にご相談ください。

ポイントの合算や共有が可能なプログラムと条件

というわけで紹介していきます。ちなみにここで紹介するのは家族などの他人のポイントを自分のポイントなどに合算、共有ができるという話です。

同一名義のポイントの合算や交換については「貯めるべきポイントの選び方。ポイント交換や利用で価値が高まるものを貯めよう」の記事の方が参考になるかと思います。

以下、いろいろと紹介していますが、合算や共有で有用なのは「永久不滅ポイント」と「dポイント」くらいじゃないかと思います。

  • 永久不滅ポイント
  • dポイント
  • Vポイント
  • エポスポイント
  • Pontaポイント
  • 楽天ポイント
  • JRE POINT
  • ソフトバンクポイント

永久不滅ポイント ポイントを同居家族で合算可能

同一住所&同一姓であれば「永久不滅ポイント」は家族間でポイントの合算が可能です。Netアンサーから手続します。クレジットカードは家族カードである必要はありません。たとえば、夫がJQカードセゾンと、妻がウォルマートカードセゾンというように別券種でもOKです。ポイントの移行(合算)が可能です。

ただし、カード会員である必要がありますので、クレカを持てない年齢の子供などにポイントを動かすのは難しいですね。夫婦でポイ活やってポイントを動かしたいなら最適なポイントになると思います。

永久不滅ポイントはJQカードセゾンがあればポイント交換を通じて色々なポイントに交換することができます。また、逆に他のポイントをJQカードセゾン経由で永久不滅ポイントにすることも可能です。

他社ポイント→Gポイント→JRキューポ→永久不滅ポイント

こんな感じですね。また、「永久不滅ポイント運用サービス」を利用すれば永久不滅ポイントを使ってポイント運用(ポイントのまま疑似投資によって増減する)が利用できるので、ポイントを黙っておいておく(貯めておく)ことが無駄にならないという点もよい点です。

ちなみに、合算する場合は全部移行されてしまいます。全部ではなくて一部を移行したいという場合は、永久不滅ポイントの内、移行したくない分だけを永久不滅ポイント運用サービスの運用口座にチャージしておけばよいです(買付する必要はなし)。

そしてポイントを何かに使いたいときは、同じJRキューポ→Gポイントを経由してやれば他のポイントへの交換もできます。dポイント交換増量などのキャンペーンにも流せるのがいいですね。

また、永久不滅ポイントはクレジットカードによってはポイントの価値を増量させることもできるので、家族の持ちクレカに応じてポイントを動かして上手に使っていくという方法もありますね。

参考:永久不滅ポイントのお得な交換ルート 増量交換可能な交換先

>>Gポイント会員登録はこちら(無料)

dポイント ポイントが共有&譲渡可能、未成年者でも利用可能

  • 使い道評価:★★★★★
  • 手続き場所:ポイント共有グループ

続いて、dポイントはポイントを家族間(ポイント共有グループ内)で共有できるサービスとなります。主会員に子会員を紐づける形でポイントを共有しておけばだれでもそのポイントを使えるようになります。
一度設定をしておけば、グループ内ではずっとポイントが共有されることになります。

ちなみに、主会員はドコモ(ahamo)またはdカードの会員である必要があります。非ドコモな方は年会費無料の「dカード」を作っておけば条件を満たせます。

dポイントの共有で一番大きいのは「dポイント投資」と「日興フロッギー」でしょうね。ポイント共有グループ内のメンバーが口座を持っていれば、そのポイントを使って家族みんながポイント運用や日興フロッギーを通じてdポイントで株式投資できます。

夫婦はもちろん、SMBC日興証券は未成年口座も作れますので、お子様もdポイントを使って株投資できます。ちなみに、ジュニアNISAでもポイント利用可能です。

永久不滅ポイントと違い「未成年(子供)」もポイントの共有が対象である点や、ポイントでリアル投資が可能で、売却すれば現金化までできてしまうという点が強みです。

株主優待投資をしている人などは一人で投資するよりも家族複数で分けた方が有利だったりしますので、家族みんなで優待投資という方向性にも合致したポイント運用手段といえそうです。

一方で、dポイントの場合、そこから先のポイント交換先がJALマイル(5000P→2500マイル・50%レート)くらいしかないという点はデメリットです。

このほか、dポイントにはポイント共有グループとは別に、d払いアプリを通じて、第三者にポイントを贈る(譲渡)することができます。本人確認が前提ですがアプリ間でポイントをやり取り可能です。ただし、1か月に贈ることができるポイントは3万ポイントが上限です。

>>SMBC日興証券(日興フロッギー)公式ホームページ

Vポイントは家族ポイント登録者はシェア可能

  • 使い道評価:★★★★★
  • 手続き場所:Vpassアプリ
  • 事前に家族ポイント登録が必要

Vポイントでは、主会員の「2親等内の続柄」の家族を「家族ポイント」として登録することができます。登録することで、コンビニやファミレスなどのタッチ決済のポイント還元がアップする仕組みがあります。

参考:三井住友カードのタッチ決済で7%~20%還元 家族ポイント、Vポイントアッププログラムを併用してコンビニやファミレスがお得

この家族ポイントは登録しておくと、家族内でのポイントのシェアができます。
シェアできるのは自分のポイントで家族ポイントに登録している任意のユーザーに送ることができます。

Vポイントについては1ポイント=1円として使えるほか、「ソラシドエア」や「ホテルニューオータニ」など特定のクレカを保有していればお得なポイントの出口もあったりしますので、そうしたカードを持っている家族にポイントをシェアして有効活用するという手がありますね。

参考: Vポイントのおすすめの使い方、交換先や交換ルートを解説 キャッシュバックやマイル交換、ポイント交換 

エポスポイントはファミリー登録でシェア可能

  • 使い道評価:★★★★
  • 手続き場所:エポスNet

エポスカードのポイントである「エポスポイント」についてはエポスファミリーゴールドの会員同士であれば1ポイント単位でシェア可能です。当然ですが両者ともにエポスカード会員である必要があります。

ポイントシェアは即時です。なお、エポスカード(エポスポイント)→JQエポス(JRキューポ)へのシェアも可能です。ただし、この場合3か月くらいの時間がかかるようです。エポスポイントの出口に困っているという人が、家族にJQエポスユーザーがいればポイントをシェアして、本来はできないJRキューポに交換してしまうというような裏技として利用が可能です。

エポスポイントについてはdポイントやPontaポイントへの交換が可能なほか、tsumiki証券を通じてのポイント運用やポイント投資も可能です。

家族誰かがエポスゴールドにならないとダメですが、それこそtsumiki証券で「エポス修行」してゴールドインビテーション(招待)をいただきましょう。一人がゴールドになれれば家族全員が無料ゴールドになり、ポイントの共有もできるようになります。

>>エポスカード公式ホームページ

Pontaポイント auの請求をおまとめしていればをポイントを贈ることが可能

使い道評価:★★★

auの携帯回線を利用している前提ですが、請求先をおまとめしていれば、auIDと連携しているPontaID同士でPontaポイントを贈りあうことができます。Pontaポイントもauカブコム証券での投資信託投資や、StockPoint for CONNECTを通じてのCONNECTでの株式投資などにポイント投資が可能になっていますね。

なお、Pontaポイントは「Pontaポイント交換増量キャンペーン」のようにauPAYマーケットで50%増量などのようにポイントを増量して使うことができます。月4000P→6000Pが上限ですが、夫婦でやれば2倍までいけるようになります。auユーザー限定になりますが、Pontaポイント贈与はそんな使い方もできそうです。

楽天ポイント 楽天カード(家族会員)なら合算可能だけど意味は……

使い道評価:★★

あんまり利用するメリットはなさそうですが、ポイントの移行が可能です。ある代表者の家族カード会員間であればポイントを移行することができます。最低50ポイント~可能で月間に交換可能なものは最大1万ポイントです。
期間限定ポイントや提携先から交換したポイントは移行不可なので、そこまで使う機会はないかなーというところです。

JRE POINT 同一住所、同姓であれば移行可能

使い道評価:★★

永久不滅ポイントとほぼ同じ条件です。ポイント移行サービスが利用可能です。移行先、移行元ともにビューカード(本人カード)を保有している方同士であれば移行可能です。なお、期間限定ポイントは移行できません。

ソフトバンクポイント 同一請求先のポイントは合算可能

使い道評価:★★

ソフトバンクケータイの利用でたまるポイントになります。同一請求先であればポイントの共有が可能です。家族でソフトバンクを利用している方なら機種変更時などに使えるくらいでしょうか……。

 

ポイ活ユーザーならポイントサイト経由で「ギフトコード」を使う手もあるが実は譲渡禁止

ちなみに、ポイントの譲渡を考えたとき、ポイントサイトユーザーならポイントサイトのポイントをGポイントギフトやドットマネーギフトコードを発行して、それを渡せばいいやん。と思われるかもしれません。

確かにその通りなんですが、実はこうしたギフトコードは第三者への譲渡は禁止されているんです。Amazonギフト券なんかは結構手軽に他人にプレゼントしたりすることもあるのでできそうな気もするのですが、禁止です。

Gポイントギフトの譲渡について

Gポイントギフトは、お受け取りされたご本人様のみのご利用となり
他の方への譲渡・売買につきましては、禁止させていただいております。
※Gポイントギフトサポートセンター

ドットマネーギフトコードの譲渡について

第19条(禁止事項)
1.(14) 自らが保有するマネーを、第三者に対し共有、合算、譲渡、承継、貸与、質入れまたは担保供与その他の方法により利用させまたは処分する行為
利用規約

ただ、ヤフオクとか見るとGポイントギフトやドットマネーギフトコードって取引されていたりするんですよね。出品されているギフトコードが特別なものってことはなさそうなので、規約違反上等で売却しているんでしょうね。

ちなみに、額面よりも高い値段で売買されていたりします。これはポイント交換での増量キャンペーンや、ANAマイル、JALマイルなどとの交換を見越しているものなんだろうなぁと思います。
BANリスクもありますので購入も売却も個人的に推奨しません。