dポイント投資と比べて優位性がちょっと低いので、積極的に紹介はしてきませんでしたが、私はセゾン系のポイント「永久不滅ポイント」を利用した永久不滅ポイント運用もやっています。
2020年11月に後出しは封印されてしまい、特別な攻略法というものは無くなったポイント運用サービスですが、永久不滅ポイント運用は「永久不滅ポイント」という非常にポイントとしての利用価値が高いポイントを殖やすことができるため、上手く利用すればポイント運用とポイント交換による増量をWで利用できるポイント運用サービスとなります。
改悪されて魅力度が少し落ちてはしましましたが、必要に応じて上手く活用していきましょう。
目次
重要な追記!後出し封鎖のお知らせ(2020年11月5日~)
2020年11月5日(木)より投資信託コースの売買サイクル及び投資信託4コースのポイント連動先を変更いたします。 今回の変更は実投資をより身近に感じていただくためのものであり、「擬似投資(ポイント運用サービスでのポイントの売買)」から「実投資(証券口座での売買)」へのきっかけとしていただければ幸いです。
良さげな感じで書いていますが、実投資と同じように売買するように変更することでこちらで利用可能だった「後出し投資」が塞がれるという結果になりました。
マネックス証券系から大和証券系にサービスのエンジンを切り替えるようです。
永久不滅ポイント運用とは?
クレディセゾンのセゾンカードやUCカードで貯まる永久不滅ポイントを疑似運用できるサービスです。ポイント投資と呼ばれるジャンルでは草分け的な存在でした。
こちら、カードの利用等でためた「永久不滅ポイント」を100ポイント(500円相当)単位で運用口座に振り替えて、1ポイント単位で疑似投資することができるサービスとなっています。
- アクティブコース
- バランスコース
- TOPIXコース
- アメリカ株コース
- 資産運用の達人
- グローバルバランス
という6つのプランがあり、自由に投資・引出ができます。
この投資信託投資とは別に、個別企業に投資ができる「株式コース」もあります。こちらはStockPointのエンジンを利用しています。StockPointについてはリンク先でも紹介していますが、ポイント運用サービスとしてはコストが高く、大量のポイントを運用するのには適していない形になっているので、株式コースは基本利用しない方向でよいと思います。
こちらに興味がある方は大和証券がPontaポイントと提携して進めている「StockPoint for CONNECT」の方が運用後の出口がしっかりしている(株式へと交換可能)などがあるのでおすすめです。
永久不滅ポイント運用のメリット
後出し運用が封じられたため、あえて永久不滅ポイント運用をするほうが現金による投資よりも有利な面はありません。運用面だけを考えるのであれば、永久不滅ポイント運用をする必要性はないでしょう。
ただ、永久不滅ポイント運用には隠れたメリットがあります。それは「永久不滅ポイントはポイント交換によりポイントの価値を増幅させることができる」という点です。
永久不滅ポイントは「 ポイ活で貯めるべきポイントの選び方。ポイントは価値を高める交換ルートと出口で選ぼう 」の記事でも紹介している通り、他のポイントと交換することができ様々な出口があります。
この出口を上手く利用することで、貯めた(増やした)ポイントの価値をより高めることができます。
いずれにしても、ポイント運用で一定の投資成果を上げながら、ポイント増量キャンペーン等を利用することで「投資収益」×「増量」のWでお得を享受することができるという仕組みになります。
たとえば、投資で10%、ポイント交換で15%の効果があれば「100×1.1×1.15=126.5」となり、複利効果が発揮されます。この運用×増量を活用できるのが永久不滅ポイント運用の最大のメリットといえるでしょう。
プリンスポイント交換
もう一つの交換先は「プリンスポイント」です。プリンスポイントは永久不滅ポイントから交換でき、ポイントを使ってプリンスホテルに宿泊可能です。
で、何が良いのか?というとポイント数に対して泊まれるホテルが豪華であるという点が大きな特徴です。基本的に1ポイント=1円ですが、ホテル宿泊券はその価値よりも高くなっています。直近はやや必要ポイント数がUPして改悪気味なのと、現状のような状況だと宿泊券の魅力は相対的に低くなっていますが(GoToもあるしね)、長い目で見ると魅力的な交換先の一つだと思います。
その他の、お得な増量キャンペーンを待つ
また、永久不滅ポイントについては以下のポイント交換の記事でも紹介していますが、他のポイントへの交換ルートが豊富だったりします。そのため、将来的に○○ポイントへのポイント交換増量キャンペーンなどが始まった時もポイント交換を通じてそうした有利なポイントにポイントを動かすことができるという点も強みです。
たとえば、ポイント交換を活用することで以下のような増量キャンペーンを活用できます。
・永久不滅ポイント→PeX→QUOカードPay(20%増量)
・永久不滅ポイント→Ponta→auPAY限定ポイント(50%増量)
といった具合で様々な増量キャンペーンを活用できるわけです。これは永久不滅ポイントの交換先が豊富だからです(重要なのはJRキューポなのですが……)
基本的には長期運用が前提。コースはどれがいい?
後出し封印後も永久不滅ポイント運用を続けるという場合のコース選択としては、アクティブコースまたは米国株コースがあたりの選択が無難かと思います。積極的に出し入れをするメリットはあまりないので、長期運用目線で考えておくと良いでしょう。
永久不滅ポイントの貯め方
永久不滅ポイント運用を始めるにあたって、ネックとなるのは、そもそも永久不滅ポイント自体を貯めるのが困難という点が挙げられるかもしれません。
セゾン系のクレカの利用で貯まるポイントではありますが、各カードの基本となるポイント還元率はやや低めです。なので、ある程度考えてポイントを貯めていく必要があります。
①クレジットカードで貯める
セゾン系のクレジットカードで貯められます。代表的なところはセゾンアメックスでしょうか。
- セゾンパール(初年度年会費無料・2年目以降も年1回ショッピングで無料)
- セゾンブルー(初年度年会費無料・2年目以降3000円・25歳以下は年会費無料)
- セゾンゴールド(初年度年会費無料・2年目以降1万円・還元率0.75%)
- セゾンプラチナ(年会費2万円・還元率0.75%)
※いずれも税別
等の券種があります。いずれもポイント還元率は基本0.5%とやや渋めですが、セゾンPortalというアプリ内のセゾンクラッセという会員ランクが最上位となればポイント還元率が2倍(+0.5%)となります。
最上位となればセゾンゴールドの還元率は0.75%+0.5%=1.25%にポイント還元率がUPして高還元率カードとなります。
これらのカードを作るならポイントサイト経由で作りましょう。2020年8月現在だと、「ライフメディア」または「ECナビ」あたりのポイント還元がお得です。
>>ECナビ
なお、セゾンゴールドについては前述のセゾンクラッセの特典の一つで「年1回の利用で年会無料」という特典付きで過去に発券できました。他のセゾンカードを作り、セゾンクラッセ特典でセゾンゴールドを作れる機会を待つというのも一つだと思います。
<ポイント交換前提ならJQカードセゾンが必須>
ただ、実のところ永久不滅ポイント運用を行うのに必須のクレカは上記のセゾンアメックスではなく、「JQカードセゾン」です。
このカードがあることで「永久不滅ポイント」⇔「JRキューポ」⇔「Gポイント」というポイント交換ルートが開通し、永久不滅ポイントの利用の幅が大幅に拡張されることになります。
JQカードセゾンは初年度年会費無料です。翌年はカード利用が1度もなければ年会費が発生しますので、何か小額の決済をかけておくとよいでしょう。
こちらはポイントサイト案件は今のところありませんので、直接申し込みをしましょう。
>>JQカードセゾン
②ポイント交換で貯める
前述の「JQカードセゾン」があれば、JRキューポとのポイント交換ルートができます。これを利用してTポイントを等価で永久不滅ポイントに交換することができます。
また、ポイント交換サイトの「Gポイント」を経由すれば他のポイントも永久不滅ポイントに交換していくことができます。
この辺りは「ポイ活で貯めるべきポイントの種類と選び方」の記事でも紹介していますので参考にしてください。
ポイントサイト等を活用して貯めたポイントを「Gポイント」や「Tポイント」などに交換してJRキューポ経由で永久不滅ポイントにするというが大量の永久不滅ポイントを貯めるコツといえるでしょう。