ポイント投資の攻略ブログ

ポイ活と投資を融合させたポイ活投資を実践して資産運用

ポイント運用で本当に怖い権利落ち(配当落ち・分配落ち)と対策

f:id:showchan82:20201026104520j:plain

dポイント投資やStockPointなどのポイント運用は、基本的に対象となる指数や株価にポイント数が連動するように作られています。株価(投信の場合は基準価額)の変動に合わせてポイント数も増減する仕組みとなっているわけです。

実際に株や投資信託を保有するわけではないという点に注意が必要になります。

その影響がモロに出てくるのが権利落ちです。

通常の投資であれば権利落ち(配当落ち・分配落ち)が生じたとしても配当金や分配金がもらえるので無問題なのですが、ポイント運用の場合、配当金・分配金はもらえないようになっています。

そのため、権利落ち分はポイント運用投資家の丸損となるわけです。そんな怖い怖いポイント運用の権利落ちとその対策方法を紹介したいと思います。

なお、権利落ちに注意するべき、ポイント運用サービスは以下の通りです。

  • dポイント投資
  • PayPayボーナス運用
  • 永久不滅ポイント運用(株式コース)
  • StockPoint(for CONNECTを含む)

権利落ちとは何か?

成長企業の中にはその資金を会社成長のために使うことを優先して配当金を出さない会社もありますが、企業は、年間にあげた利益の一部を投資家に配分します。

この配当金は特定のタイミングの時点での株主に対して出されます。このタイミングを「権利確定日」と言います。

この権利確定日の時点での株主に対して配当金を出すわけです。他のETFや投資信託などの金融商品も同じようなルールで配当金・分配金を出しています。

この特定のタイミングで配当金・分配金が貰えるということは、逆をいえばその日を1日でも過ぎてしまうと配当金や分配金がもらえないということになります。

このことを「権利落ち」と言い、権利落ちする日(その日以降は配当などがもらえなくなる日)を「権利落ち日」と言います。

ちなみに、この日までに買っておけば配当金や分配金などを受け取れるよという最終日のことを「権利付き最終日」と呼びます。

「権利確定日」と「権利付き最終日」は同日じゃないの?と思われるかもしれませんが株式や投資信託の売買などは当日に完了するわけでなく数日のタイムラグがあります。これを受渡(うけわたし)といい、2020年10月現在の日本株式の受渡日はT+2(当日の翌々営業日)となっております。

たとえば、11月30日(月)が権利確定日の場合、権利付き最終日は11月26日(木)となり、その翌日の11月27日(金)が権利落ち日となります。

権利落ちをすると株価(投資信託の場合、基準価額)はその分下がる

通常、株式や投資信託などは権利落ち日には株価(投信の場合は基準価額)が配当金相当だけ下がります。

これは考えたらもっともなことです。

たとえば、ある会社が年1回配当金として50円を出しているとしましょう。権利付き最終日までに買えば50円が貰えるのに、翌日(権利落ち日)になると50円もらえないわけです。

その会社の価値自体は配当前後で大きく変わることがないわけなので、理論上、権利落ち日にその会社の株価は50円前後下がります。この下落分のことを「権利落ち」と呼びます。

投資信託も同様ですね。

権利落ちした株価は、他の要因を無視すれば次の配当の権利確定日までに徐々に回復していき、次の権利落ちでまた配当金相当額だけ下落する(権利落ちする)ということになりますね。

f:id:showchan82:20190704082534j:plain

権利落ちのイメージ

もちろん、株価の変動要因は配当だけではないので、その他の要因でも動きますが、それらを除外すると上記のような動きになるわけです。

権利落ちしたからといって、「通常は」投資家にとっては有利不利はない

ただ、権利落ちで株価が下がったからといって投資家が損をするわけではないですね。権利付き最終日に株式を売却せずに持ち越すことによって「配当をもらえる権利」が受け取れるわけですから「権利落ち相当額」と実質的に相殺となります。

その為、権利落ちしたからといって有利不利はありません。

しかしながら、ポイント運用の場合は大ごとになります。

 

ポイント運用の場合、権利落ち相当額だけ損をする

dポイント投資やStockPointなどのポイント運用は、実際に株や投資信託に投資をしているわけではなく、疑似的に投資をしています。

これらはいずれも「表面上の株価(価格)」で取引を行っています。

そのため、権利落ちというのは大きなネックとなるわけです。通常の株投資や投資信託への投資の場合は権利落ち相当の配当金(分配金)がもらえますが、ポイント運用の場合はもらえません。

しかしながら、表面上の株価に連動するため権利落ちによる株価下落はそのまま影響を受けてしまうわけです。

えーって感じですよね?ですから、権利落ちが発生するとポイント運用の場合は、その分だけ丸損してしまうことになります。

たとえば、dポイント投資についてもテーマ運用されている各ETF(米国ETF)は以下のようになっています。

  • 新興国:iシェアーズ・コア MSCI エマージング・マーケット ETF ( IEMG)
  • コミュニケーション:iシェアーズ グローバル コミュニケーションサービス ETF (IXP)
  • 生活必需品:iシェアーズ グローバル生活必需品 ETF (KXI)
  • ヘルスケア:iシェアーズ グローバル・ヘルスケア ETF (IXJ)
  • 金= iシェアーズ ゴールド・トラスト (IAU)
  • クリーンエネルギ= iシェアーズ グローバル・クリーンエネルギー ETF(ICLN)
  • 米国大型株= iシェアーズ・コア S&P 500 ETF (IVV)

そして、それぞれのETFの分配金利回りは以下のようになっています。

  • 新興国:2.96%
  • コミュニケーション:1.05%
  • 生活必需品:2.11%
  • ヘルスケア:1.41%
  • クリエネ:0.65%
  • 米国株:1.82%

※2020年10月26日時点で過去1年の分配金で利回り計算

権利落ちが考慮されない場合、各テーマに投資をした場合は1年間でこれだけ“本来もらえていたお金がもらえない”という事になります。

たとえば、生活必需品は年2回分配ということを考えると、権利落ちの瞬間にポイント運用では1.05%ほど目減りする計算になります。米国株なら年4回なので1.82÷4=0.45%くらいの目減りです。

個別株式に対するポイント運用サービスのStockPoint(ポイント投資で国内株が買えるサービス)の場合も同様です。

  • みずほFG:5.72%
  • KDDI:4.30%
  • イオン:1.33%

※配当利回り計算は2020年10月26日

これだけの配当利回りがありますが、配当金は無視されます。さらに言えば、国内株の場合は「株主優待」などの制度もありますが、当然これらももらえません。

 

dポイント投資の権利落ち対策

アクティブコース、バランスコースは無分配のTHEOグロースAI、THEOインカムAIなので関係ないです。一方のテーマ運用の場合は分配金のでない「金」を除き権利落ちがあります。

  • 日経225:7月(年1回)
  • 新興国:6月、12月(年2回)
  • コミュニケーション:6月、12月(年2回)
  • 生活必需品:6月、12月(年2回)
  • ヘルスケア:6月、12月(年2回)
  • クリーンエネルギー:6月、12月(年2回)
  • 米国大型株:3月、6月、9月、12月(年4回)

ちなみに、次回の権利落ち日は以下のようになっています。これは重要なのでdポイント投資(テーマ運用)をしている人は忘れないでくださいね!!

  • テーマ日経:2021年7月6日(日本時間)
  • テーマ米国株:2021年9月24日(米国時間)
  • その他テーマ:2021年12月13日(米国時間)

ちなみに、テーマ金(ゴールド)は無分配なのでいれっぱでOKです。

権利落ち日の確認方法

確認は「こちら(英語サイト)」から可能です。

f:id:showchan82:20210303063433p:plain

英語なのでちょっと確認しずらいかもしれませんので該当部分だけ引用しております。EX-DATEが権利落ち日ですので、IVV(米国大型株)は3月25日、6月10日、9月24日、12月13日が権利落ち日ということになります。

dポイント投資の権利落ち対策

米国時間なので日本時間とは約1日のズレがあります。

たとえば、9月24日が権利落ち日ということは、その前日の9月23日までに引出が完了している必要があります。9月23日の取引終了時間は日本時間の9月24日5時です。

そのタイミングで引き出せるのは日本時間9月23日20時までに引出注文が必要ということになりますね。

9月23日は秋分の日で祝日なのでさらにその1日前の9月22日20時が期限となります。

 

PayPayボーナス運用の権利落ち対策

dポイント投資と同じくPayPayボーナス運用についてもdポイント投資とおなじように考える必要があります。

スタンダードコースは「SPY」という米国ETF、チャレンジコースは「SPXL」という米国ETFに連動するように作られています。これら二つのETFにも権利落ちがあります。

SPYの権利落ち日

  • 2021年6月18日
  • 2021年9月17日
  • 2021年12月17日
  • 2021年12月30日

※いずれも米国時間が基準。自分で確認したい方は「こちら(英語)」よりどうぞ。

SPXLの権利落ち日

  • 2021年6月24日~25日に予定
  • 2021年12月22日~23日に予定

※同様に米国時間基準。自分で確認したい方は「こちら(英語)」からどうぞ。

ちなみにSPXL(チャレンジコース)の権利落ち日は、日付が複数日にわたっていますが、これはまだ確定していないからです。SPXLを運用しているDirexionはギリギリにならないと権利落ち日を確定してくれないので困ります。正確な日付が出ましたら反映します。

なお、ポイント運用における権利落ちの仕組み自体はdポイント投資と同じです。ただPayPayボーナス運用は、市場がクローズした後でも相場が動きます。

確実に権利落ちを回避するなら「権利落ちをまたぐタイミングだけは引き出しておく」というものですね。

たとえば、SPY(スタンダードコース)の場合、次回の権利落ちは「米国時間の2021年9月17日(金)」です。PayPayボーナス運用の場合、この権利落ちの調整は日本時間同日の22時30分の米市場スタート時に調整されるようです。

PayPayボーナス運用は24時間リアルタイム変動してるからちょっとわかりにくいよね……。

 

永久不滅ポイント運用の権利落ち対策

永久不滅ポイント運用は運用先がすべて投資信託となっております。そして無分配であるため、以下のすべてのコースで権利落ちを考慮する必要はありません

  •  アクティブコース:無分配
  • バランスコース:無分配
  • 日本株コース:無分配
  • アメリカ株コース:無分配

なお、株式コースは後述するStockPointのエンジンを利用しておりますので、投資する株式に応じて権利落ち対策をする必要があります。

 

STOCK POINTの権利落ち対策

STOCK POINTは個別株にポイント運用で疑似投資可能です。ただし、権利落ちに対する補償はありませんので、権利落ち日までに売却する必要があります。

権利落ち日は銘柄によって異なります。

会社四季報などのページで「決算月」が確認できますのでそちらで確認してください。基本的には「決算月の月末」ですが、一部の銘柄では20日を権利確定日としているところもあります。

ちなみに、月末が権利確定日の銘柄の権利付き最終日は以下のようになっております(2021年の場合)。

  • 2021年4月27日
  • 2021年5月27日
  • 2021年6月28日
  • 2021年7月28日
  • 2021年8月27日
  • 2021年9月28日
  • 2021年10月27日
  • 2021年11月26日
  • 2021年12月28日

StockPointは当日14時30分までの注文が当日終値でポイント反映されるようになっておりますので、権利付き最終日の14時30分が〆切ということになります。

なお、以下の記事で対象銘柄をまとめています。

dp-invest.hateblo.jp

StockPointの場合、対象銘柄が月によって異なるため、一律ではないのでご注意ください。

 

権利落ちはポイント運用の最大のデメリット

こうした権利落ちはポイント運用における最大のデメリットであるといえます。ただ、年に2回~4回程度の話ですから毎度対応しましょう。

この記事は毎回わかるように更新していきますし、SNS(twitter)でも都度権利落ちのタイミングを発信していきますのでフォローいただけると嬉しいです。