丸井系のクレジットカードの「エポスカード」も楽天証券×楽天カードと同じようにクレジットカードで積立投資ができます。
月々100円~5万円まで投資が可能です。ポイント還元率は0.1%~0.5%。継続期間が延びるほど0.1%ずつアップしていきます。
表面的なスペックだけを見ると、投資信託の積立によるポイント還元は楽天カード×楽天証券に負けるのですが、エポスゴールドにまでランクアップをさせることができたら利用価値が大幅に改善します。最大で1.5%還元、さらに家族で利用すればさらに+0.1%の還元も期待できます。
ノーマルのエポスカードからtsumiki証券を始めてエポスゴールドにランクアップ(無償インビテーションを獲得)することを目的にクレカ積立(エポス修行)をするのにもいいです。
ちなみに、私はtsumiki証券でエポス修行を始めて半年ほどでインビ届きました。これでエポスゴールド(年会費無料)会員としてさらにエポスカード×tsumiki証券やポイ活投資で得をしています。
というわけでエポスカード×tsumiki証券は個人的に激押しです。ちなみにtsumiki証券の口座開設には、エポスカードが必須となっております。カードをお持ちでない方は先にエポスカードを作成する必要があります。
- エポスカードとtsumiki証券
- tsumiki証券は投資信託専用の証券会社
- 攻略要素 エポスゴールドのインビテーションをもらえばtsumiki証券のクレカ投資が最大1.6%還元
- tsumiki証券×エポスカードをフル活用しよう
- エポスカードはお得に作成しよう
エポスカードとtsumiki証券
エポスカードはマルイ系のクレジットカードです。そしてそのマルイ系の証券会社がtsumiki証券(つみき証券)です。
普通の証券会社のように広く門戸を開くのではなく、エポスカードユーザーだけを対象にした投資サービスを行っています。なので、tsumiki証券を作るには口座開設の前にエポスカードが必要になります。
すでにエポスカードをお持ちの方は、エポスカードの会員サイトのEPOS NETから口座開設手続きができます。
このエポスカードとtsumiki証券、私がおすすめしているポイ活投資の一環として非常におススメで、私も家族ぐるみで活用しています。エポスカードというとマルイユーザー向けという印象をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、エポスゴールドになれば普段の決済用のクレカとしてもハイスペックになり、ポイント還元のメインクレジットカードにもなりうるクレジットカードです。
ぜひ、エポスカードとtsumiki証券を上手に活用していきましょう。
tsumiki証券での投信積立までの流れ、始め方
大まかな手順は以下の通りです。
- エポスカード作成
- エポスNetからtsumiki証券の口座開設申し込み
- エポスNet(またはtsumiki証券アプリ)から積立設定
という流れになります。
まずはエポスカードを作成する必要があります。tsumiki証券の口座開設はエポスNetで行うため、エポスカード作成が最初でカード到着後に口座開設という流れになります。
tsumiki証券での運用についてもエポスNetにログインして「エポスポイントで資産作り」から証券にログインできますので、そちらで取引できます。またはtsumiki証券のアプリをインストールすればアプリ経由でも取引可能です。
tsumiki証券は投資信託専用の証券会社
tsumiki証券で購入(投資)ができるのは以下の5つの投資信託だけです。
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(世界株・世界債券)
- セゾン資産形成の達人ファンド(世界株式)
- コモンズ30ファンド(日本株)
- ひふみプラス(日本株)
- まるごとひふみ15(バランス)
投資信託としては比較的メジャーですが、この中からしか選べないのか……という印象。分かりやすさ重視ってことなのかな。
投資は100円以上で最大5万円/月まで。売却はいつでも可能です。
クレジットカード積立の基本スペック
tsumiki証券のクレカ積立設定の基本は以下の通りとなっております。
- 買付設定期限:前月27日まで
- 買付日:毎月10日前後
- 売却可能日:買付日の翌営業日以降
- ポイント還元率
- 基本ポイント:0.1%~0.5%(積立年数1年ごとに+0.1%)
- エポスゴールド特典:最大1.0%(年間の決済額ボーナス)
- 月額上限:5万円
tsumiki証券は手数料が高いって本当?
なお、tsumiki証券の投資信託は手数料が高いといわれています。個人的にはその通りだともいます。高いです。細かく見ていきます。
以下はtsumiki証券取り扱いの5ファンドと、比較対象となる日本株に連動するインデックスファンドと世界株に連動するインデックスファンドの保有と売却に係る手数料です。
ファンド名 | 信託報酬 | 信託財産留保額 |
---|---|---|
セゾン・バンガード | 0.63% | 0.1% |
セゾン・資産形成 | 1.55% | 0.1% |
コモンズ30 | 1.08% | なし |
ひふみプラス | 1.08% | なし |
まるごとひふみ15 | 0.66264% | なし |
eMAXIS Slim TOPIX | 0.154% | なし |
eMAXIS Slim オールカントリー | 0.1144% | なし |
tsumiki証券で扱っている5ファンドは株価指数に連動するインデックスファンドと比較して手数料(信託報酬)が高いことが見て取れます。
この信託報酬というのは投資信託の運用コストのようなもので、毎日上記を日割りした金額が残高から差し引かれます。この手数料の差以上にファンドが結果を出してくれればいいのですが、必ずしもそうなるとは言えません。
個人的にインデックス型のファンドを導入してくれればいいのに。と思います。
いずれも株式に投資をするファンドなので比較的値動きは大きいです。買付&即売りするような場合は後述するポイント還元以上の損失となる可能性があります。
特に、セゾンバンガード、資産形成の達人ファンドについては「信託財産留保額」が設定されています。
信託財産留保額は解約時の手数料のようなものなので短期投資には向きません。コモンズ30、ひふみプラス、まるごとひふみ15は信託財産留保額はありません。即売りする前提ならコモンズ30、ひふみプラス、まるごとひふみ15の3ファンドの方がいいですね。
エポスカード経由でがんばってるねポイント(エポスポイント)が付与
投資代金はエポスカードからの積立となります。クレジットカード決済以外は使えなくなっています。
エポスカードでのショッピング扱いではありますが、通常のポイントは付与されません。代わりに積立金額に対して「がんばってるね!ポイント」が付与されます。
積立額と積立期間に応じてエポスポイントが付与されます。年間の積立額に以下の利率を掛けたポイント(エポスポイント)が年1回付与されます。
- 1年後:0.1%
- 2年後:0.2%
- 3年後:0.3%
- 4年後:0.4%
- 5年後以降:0.5%
運用年数が長くなると還元も大きくなります。
ただし、この基本ポイントだけであれば他社が提供しているクレカ積立の方が還元率が高いものがあります。
- 楽天キャッシュ×楽天証券:合計1.5%還元程度
- マネックスカード×マネックス証券:1.1%還元
- auPAYカード×auカブコム証券:1.0%還元
- 楽天カード×楽天証券:0.2% or 1.0%還元
といった感じです。各社のクレカ積立について詳しくは「クレカ積立のおすすめ証券会社比較 クレジットカード積立投資のメリット、デメリット」の記事もご覧ください。
エポスゴールドなら還元率は実質+1.0%で最大1.6%還元にできる
通常なら最大0.5%還元なのですが、エポスカードのカードグレードが「エポスゴールド」になると、ボーナスポイントの関係で還元率が大きくアップします。ボーナスポイントを合算すると最大で1.6%還元にまで高めることができ、クレジットカード積立投資が可能なネット証券の中でも最高水準のポイント還元を実現できます。
エポスゴールドは「年会費無料化」も可能なクレジットカードですので手順を踏んで準備していけば大丈夫です!!
つみたてのスケジュールはどうなっている?
前月27日までの申込でその翌月から積立が開始される形になります。投資タイミングは毎月10日前後でファンドによって違います。日程はtsumiki証券のホームページで毎月発信されています。
即売りしても問題ない?
即売りしても問題はありません。
※即売り(投資信託をクレカで購入したのち、すぐに売却すること。)
ただし、前述のようにいずれも株式型の投資信託ですのでそこそこの値動きがあります。エポスカードの場合、がんばってるねポイントだと0.1%~0.5%の還元なので、即売りはややリスクがあるといえるでしょう。
参考情報として信託財産留保額(解約手数料)のないコモンズ30ファンド(日本株)、ひふみプラス(日本株)の日別の変動幅の標準偏差はそれぞれ1.18%、1.22%となっておりまして、そこそこの値動きがあります。
一番変動率が低いのは2021年7月16日から運用可能になった「まるごとひふみ15」ですね。こちら設定来の期間が短いとはいえ、債券の割合が多く(85%)標準偏差は0.15%となっており、他のファンドより変動率が低いです。
※2018年1月~2021年1月末までの日別変動値で計算。まるごとひふみ15のみ、2021年3月30日~6月30日までの変動で計算。
即売りでポイントだけを目的にするのであれば、「まるごとひふみ15」がおすすめです。
即売りを前提とした時の売却可能日(まるごとひふみ15の場合)
- 2023年1月12日
- 2023年2月9日
- 2023年3月10日
- 2023年4月10日
- 2023年5月15日
- 2023年6月9日
- 2023年7月10日
- 2023年8月9日
- 2023年9月8日
- 2023年10月11日
- 2023年11月10日
- 2023年12月8日
上記のようになっています。
※即売りを実施した場合、tsumiki証券ではクレカ現金化防止の観点からか売却代金は当該買付のクレジットカード決済代金の支払い後の払い戻しとなる点だけ注意が必要です。
tsumiki証券での保有投信の売却方法
- tsumiki証券
- 右上のメニューバー
- 資産の状況を見る
- お預かり資産の中身
- 引き出す
- 全て引き出す
- 確認する
- 確定する
この流れOKです。ちなみに、tsumiki証券のアプリを入れていなくても、エポスネットからでも手続き可能です。
ちなみに、売買のタイミングは月末が締め切りで、翌月の10日前後に取引が成立します。そしてその約定日の翌日に資産データとして反映され、その日から売却(引き出し)の手続きが可能です。
セゾンバンガード、資産形成の達人ファンドは外国株に投資をする関係で約定が1日後ろにずれますので、1日後ずれします。
なお、売却代金はエポスカードの引き落とし先の金融機関に着金します。振込手数料は無料です。売却したら勝手に銀行に戻ってくるというのは楽ちんですね。
攻略要素 エポスゴールドのインビテーションをもらえばtsumiki証券のクレカ投資が最大1.6%還元
tsumiki証券がその真価を発揮するのは、通常のエポスカードではなく、エポスゴールド(ゴールドカード)を利用する場合です。エポスゴールド×tsumiki証券はクレジットカードを使ったクレカ投信の中でも最高レベルにお得な運用手段になります。
まずは、エポスゴールドカードへのインビをもらう
ノーマルのエポスカードの人も、tsumiki証券での運用を続けていたらそのうちエポスカードからゴールドカードへのランクアップのお誘いが来るからゴールド修行(エポス修行)としてノーマルエポスから投信積立を始めるのは有効です。私もそうやってエポスゴールドを取得しました。一般的に保有期間1年以上、50万円以上の利用がインビテーションの条件と言われています。
エポスゴールドへのインビテーションについては以下の記事でもまとめています。
エポスゴールドを保有すればtsumiki証券の投資が最大+1.1%お得になって、クレカ投信のポイント還元率が基本ポイントと合わせて最大1.6%還元になります。
年間50万円の買い物で+2500ポイント(0.5%)、100万円の買い物で1万ポイント(+1%)
エポスゴールドカードの会員になると利用金額50万円で2500ポイント(0.5%相当)、利用金額100万円で1万ポイント(1.0%相当)のボーナスが貰えます。このボーナスはtsumiki証券の積立分も含まれます。
通常のtsumiki証券でのポイント還元(0.1%~0.5%)に加えて最大1%がプラスされるわけです。これは大きい!!
なお、tsumiki証券での積立は月額5万円(年60万円)が上限なので単体だけでは100万円のボーナスには到達しないので残り40万円(月33000円ちょっと)は別の目的で決済しましょう。「エポスカードの使い道と活用方法」でも紹介していますが、選べる3加盟店はポイント還元率が1.5%になるので、保険料とかの固定費をエポスゴールド払いにしておけば達成は難しくないと思います。
あるいは選べるポイントアップショップをmixiにしておいてMIXI M(旧:6gram)にチャージをすれば端数調整もできます。このプリカへのチャージでOKなので年間不足分の調整に向いていますね。
参考:MIXI Mのお得な活用法 エポスゴールド経由のチャージで最大2.5%還元
家族で利用すればさらに+0.1%
エポスカード×tsumiki証券に限りませんが、ご家族がいる場合は夫婦でクレカ積立をやればポイント獲得は2倍になります。
また、エポス×tsumiki証券の場合は夫婦(家族)で取り組むメリットはさらに大です。エポスゴールド会員は2親等内の親族をエポスゴールドに無料で招待できます。招待されたユーザーは最初から年会費無料エポスゴールドを持てます。
このとき、さらに美味しいのは、招待したユーザーは「ファミリー会員」となり、年間の合計利用額に応じたファミリーボーナスポイントもらえます。
- 100万円以上:1000P
- 200万円以上:2000P
- 300万円以上:3000P
年間の利用金額を100万円とする場合、還元率+0.1%相当にあたりますね。ちなみに、家族カードではありませんので、それぞれ新規にカードを発行します。請求先(引き落とし口座)も別々です。
個人の年間ボーナスとファミリーボーナスを加えると最大1.1%のボーナスが貰えるわけです。
tsumiki証券×エポスカードをフル活用しよう
と、いうわけでエポスカード×tsumiki証券はかなりお得に活用できる手段です。
- がんばってるねポイント(0.1%~0.5%)
- 利用金額に応じたボーナスポイント(+0.5%または1.0%)
- ファミリーボーナスも+α(最大0.1%相当)
という最大3つのポイントがもらえます。
がんばってるねポイントは利用年数が1年ごとに0.1%ずつアップし、ボーナスポイントについては50万円利用で2500ポイント(0.5%相当)、100万円利用で1万ポイント(1.0%相当)のポイント還元があります。
これに追加でエポスカードで通常のお買い物を40万円以上するのであればボーナスは1万ポイントとなり、クレカ投資での還元率は1.1%還元~1.5%還元となり、楽天カード×楽天証券を超えてきます。
さらにエポスゴールドは通常のお買い物もお得になるわけで、エポス投資×エポスゴールドは、クレジットカード界隈の中でも最高レベルのお得カードになります。
エポスカードはお得に作成しよう
エポスカードはクレジットカードですので、ポイントサイトやキャンペーンを活用すれば通常よりもお得に作ることができます。
もともと年会費無料ですけど、カードを作るだけでポイントがたくさんもらえます。
エポスカード入会ポイント
まず、入会ポイントはネットからのカードを作ると自動でもらえます。これは2000円相当のポイントがもれなくもらえます。ちなみにカードをマルイ受け取りにすると、館内で利用できるクーポンになります。
カードの発行を急ぎたい場合はマルイ受け取りにすれば最短即日での受け取りが可能になります。急ぎたい場合は店頭受け取りの方が良いかもですね。
ポイントサイトのポイント獲得
続いてはポイントサイトです。ポイントサイト経由でエポスカードの新規申し込みをするともれなくポイントがもらえます。
カード作成(入会)だけで条件達成となりますので簡単案件です。ポイントサイトって何?という方は「こちら」の記事で解説していますので、よろしければご一読ください。
現在エポスカード入会でもっともお得なポイントサイトは「ポイントインカム」です。2023年4月8日現在は6000円相当を還元してくれます。結構大きめ
ポイントサイトを使いたくないという方は、以下の公式サイトから直接申し込みもできます。その場合、ポイントサイト分の還元はありませんが、公式のキャンペーンポイントと以下の招待コード利用分のポイントはもらえます。
エポスカード招待コード利用で500P
最後に、既存のエポスカード利用者からの招待コードを利用するとさらに+500ポイントされます。招待者にもポイントが入るのでお友達やご家族に利用者がいらっしゃったら、利用されるとよいでしょう。
私の招待コードを使ってもよいというのでしたら「23060621862」をご入力くださいませ。
上記の3つの特典は全部まとめてもらえます。
カード到着後は、エポスNetからtsumiki証券の口座開設が可能です。併用してポイ活投資に活用していきましょう。