iPhoneやスマホの保険・補償を最大化するコツ クレカの補償を上手に活用して保険料節約

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著者:しょうこちゃん

iPhoneやAppleWatch、スマートフォン端末、タブレット、ノートPCなどの精密機器。ウェアラブル端末も増えて軽量となったことで持ち運ぶ人も増えていると思います。そんな中のリスクとして怖いものの一つに紛失、盗難、あるいは破損ですね。

スマホを落として壊してしまった……なんて人生の中で一度や二度は経験することかと思います。時間がたっていれば、買い替えの良いタイミング……なんて気持ちの切り替えもできますが、買ったばかりだと目も当てられません。

そんなリスクをカバーする保険があります。一つは「ショッピング保険」それともう一つは「モバイル保険(家財保険)」と呼ばれるものです。この二つは組み合わせができますので、うまく利用して10万円を超える機種価格のiPhoneやスマートフォンの保険を賢く利用していきましょう。

スマホ保険の種類

iPhone、スマートフォンなどのモバイルデバイスの保険については大きく2つの種類があります。

  1. 購入したスマホの損害を補償してくれる保険(ショッピング保険など)
  2. 保有しているデバイスの補償をしてくれる保険(家財保険)

一般的に、スマホ保険というと(2)のタイプの保険が主流となりますが、(1)のタイプの保険の存在も知っておくと少しお得になる可能性がありますので両方を理解しておきましょう。

ショッピング保険(スマホ購入から一定期間の損害を補償)

まずはショッピング保険です。クレジットカードなどに付帯している保険で、カードショッピングでお買い物をした場合、その商品の紛失や盗難、損害などを補償してくれる保険です。

ただ、多くのクレジットカードのショッピング保険では破損しやすい「モバイルデバイス」は保険の対象外となっていることが多いです。その中でもiPhone、スマートフォン、モバイル機器も対象となるのがイオンカードの「ショッピングセーフティー保険」です。

イオンカードのショッピング保険「ショッピングセーフティー保険」

ショッピング保険とは、一般にクレジットカードで買い物をした商品が一定期間内に保険事故(破損や盗難など)が発生した際に保証をしてくれるサービスです。

iPhoneやAppleWatch、スマートフォン端末、タブレット、ノートPCなどを購入する時、ポイント還元などの値引きも大切ですが、こうした「保険」も実はちょっと考えておくと良いかもしれませんね。

ショッピング保険は多くのクレジットカードについています、そんな中でも特に強いのがイオンカードのショッピング保険「ショッピングセーフティー保険」です。

  • 補償期間が180日と長い
  • 年間50万円まで補償
  • 免責額(自己負担額)が0円
  • モバイル機器も補償対象(ほとんどのカードは対象外)
  • 5000円以上の商品が対象

盗難や故障であれば自己負担ゼロで補償されます。当然故意に行うのはNGですが、180日(約半年)で保険がきくのは強いですね。なお故障の定義ですが、機能に支障をきたさない損害は対象外です。塗料の剥げ、傷などでは利用できません。画面割れについては程度によりそうですが、画面が大破したとうようなケースは補償対象になるものと考えられます。

なお、イオンカードのショッピングセーフティー保険の補償には利用控えが必要になりますので、購入時は取っておきましょう。イオンカードをお持ちでない方は「 イオンカードの種類とおすすめカードを比較 ポイント還元や特典、入会キャンペーンの活用術 」の記事で様々な特典があるイオンカードを比較していますので是非参考にしてみてください。

イオンカードは保有だけで特典があるカードも多いのでショッピングモールのイオンでお買い物をしない人でも作る価値があるカードがあります。

保険の対象となるのは購入額(カードで切った金額)までとなります。
たとえばiPhoneのケースでAppleStoreでAppleギフト券を使って残りをイオンカードで買い物した場合、補償の対象となるのはイオンカードで支払いをした金額が上限となります。

参考記事①:iPhoneを安く買う方法 Appleギフトカード経由、新規、MNPキャンペーン、型落ち、中古品

参考記事②:Appleギフトカードを安く買ってApple製品を格安にする方法 

とはいえ、モバイル機器のような万が一がありそうな商品を買うときはイオンカードと覚えておくと意外と使えると思います。

スマホ保険(家財保険)でiPhoneやスマートフォン、モバイル機器の補償を受ける

スマホの損害を補償するスマホ保険という保険があります。これも大きく二つに分類されます。

  1. 専用のスマホ保険(保険料を別途支払うタイプ)
  2. クレカ等の付帯保険としてのスマホ保険(保険料の支払いないタイプ)

(1)については月々数百円程度の保険料を支払ってスマホやモバイル機器などに万が一があった時の補償が受けられるサービスです。独立した専用商品もあれば、ドコモやソフトバンクなどのキャリアが提供しているケータイ補償などもこのタイプです。やや広義にはAppleCare(アップルケア)などもこれに該当します。

一方で(2)のタイプのクレジットカード等の付帯保険(セット保険)として提供されるスマホ保険は別段の費用負担もなく保険を受けることができます。ただし、保険適用には一定の条件があるケースがほとんどです。

ただ、保険料の節約をするには(2)の付帯保険タイプのスマホ保険を上手に使うことをお勧めします。いくつかサービス(保険)を紹介しますので自分に合ったものを選んでみてください。
ただ、保険料としては無料でもカードの年会費などがかかるケースが多いです。この辺りはそのカード自体のそのほか特典とも一緒に考えて特典がありそうなものを選ぶと良いでしょう。

  • ミライノデビット(プラチナデビットカードのモバイルの保険)
  • JCBカード「JCBスマートフォン保険」
  • アメックス(スマートフォンプロテクション)
  • dカード GOLD ケータイ補償

ミライノデビット(プラチナデビットカードのモバイル端末の保険)

ダークホース的に強いのが住信SBIネット銀行のデビットカードによる保険(モバイルの保険)です。プラチナデビットカードの年会費は11,000円(税込)とやや高めに見えるかもしれませんが、結構補償が充実しています。

プラチナカードですが、こちらデビットカードなので審査はありません。主婦や無職であっても発行可能です。

dp-invest.hateblo.jp

  • 自動付帯(料金支払い等は不要です)
  • 補償期間:発売から5年以内、または購入から1年以内であることが証明できるもの
  • 対象者・対象機器:本人および同居家族名義のWiFi接続可能な機器
  • 保険事故内容:破損・損壊・水濡れ・水没・故障・盗難
  • 保険金額:最大10万円まで(修理不能の場合は25000円)
  • 免責金額:0円

保険金の支払い対象となる機器は幅広く、上記が対象となります。保険金の支払い対象となるのは年1回/最大1端末までとなります。支払い対象となる事故は「破損・損壊・水濡れ・水没・故障・盗難」とこちらも広いです。
※海外での盗難は対象外。

端末の数が問われないですし、同居家族名義の機器も対象になるのはかなり強いですね。

【プラチナデビットカードのそのほか特典】

  • ポイントは1%還元もらえる
  • スマプロランクが2ランクアップ
  • 海外空港でのプレミアムラウンジ利用(プライオリティパス※年3回)
  • 海外旅行傷害保険も強め
  • 航空便遅延保険も付く
  • 招待日和(グルメ特典)もあり

と、こんな感じになります。スマプロランクアップするのでSBI新生銀行ダイヤモンドランクの関係でSBIハイブリッド預金を解除してスマプロランクが下がっちゃう人がランクを最上位キープできるのも隠れたメリットと言えそうですね。

>>モバイルの端末の保険(詳細ぺージ)

>>住信SBIネット銀行
※ポイントサイト案件はないです。

JCBカード「JCBスマートフォン保険」

  • 補償期間:購入から2年以内(JCB the classは3年以内)
  • 対象者:スマホの通信料支払いにJCBを3か月以上利用
  • 保険事故内容:破損(スクリーン画面割れ損害を含む)
  • 対象カード(上限額)
    • JCB一般カード:3万円(破損のみ)
    • JCBゴールドカード、プラチナカード:5万円(破損のみ)
    • JCB the Class:10万円(破損、火災、水濡れ、盗難)
  • 免責金額:1万円(盗難時は15,000円)

JCB the Classホルダーなら年10万円&3年間の補償が付くというのはかなり強い。とはいえ、JCB the Classはインビテーションが必要なクレカですので、欲しいと思ったとしても簡単には手に入らないという点がありますね……。

ただ、一般カードでも3万円、ゴールドカードなら5万円までは保険がききますし、画面割れもOKというのでお守りにはなると思います。
※年会費無料のJCB CARD Wは対象外です。

>>JCBスマートフォン保険詳細情報

>>JCBオリジナルシリーズ(ゴールドカード)申し込み
※ポイントサイト案件無し

アメックス(スマートフォンプロテクション)

  • 補償期間:事故発生時点で購入から36カ月以内のスマートフォン
  • 対象者:スマートフォン通信料を直近3カ月以上連続して決済していること
  • 保険事故内容:破損(スクリーン画面割れ損害を含む)、火災、水濡れ、盗難
  • 対象カード(上限額)
    • アメックスグリーン:3万円
    • アメックスゴールド:5万円
    • アメックスプラチナ:10万円
    • ヒルトンプレミアム:3万円
    • マリオットプレミアム:3万円
    • ANAアメックスゴールド:3万円
    • ANAアメックスプレミアム:5万円
    • デルタスカイマイルゴールド:3万円
  • 免責金額:5000円

アメックスプラチナならそこそこの保険金額ですけど、他のカードだと保険上限金額がちょっと厳しい感じですね。条件はケータイ料金の支払いを3か月やっておけばよいのでお守りがわりにはなりますかね。

※ビジネスカードは対象外。個人カードのみです。

>>スマートフォン・プロテクション公式ホームページ

なお、AMEXのクレジットカードについては直接入会するよりも招待経由で入会をする方が入会時のボーナスが大きいです。ご家族や友人にアメックスホルダーがいれば紹介してもらいましょう。

dカード GOLD ケータイ補償

NTTドコモ、ahamoユーザー限定のサービスとなります。dカードGOLDを保有している方は購入から3年以内の端末(ドコモで購入が確認できるものに限る)であれば利用できる保険です。

  • 破損(修理可能):×
  • 水濡れ:〇
  • 全損:〇
  • 紛失:〇
  • 盗難:〇

破損(修理可能)は対象外ですが、全損時は同じ端末の再購入費用から上限10万円までが補償されます。

  • 購入がドコモで確認できること
  • dカードGOLD(年会費11,000円)を保有していること
  • 購入から3年以内であること
  • 全損状態であること

というように条件はありますが、ドコモやahamoユーザーの方であればdカードGOLDはポイント面でも有利なところがありますのでキャリアのケータイ補償を付けるよりはという面があります。

dp-invest.hateblo.jp

ちなみに、私も過去に一度利用したことがあります。iPhoneの水没で全損となり、新しいiPhoneが購入できました。

なお、注意点として「ドコモでの購入が確認できることが」と「ドコモに通常使用する携帯電話として登録されていること」が必要となります。そのため、たとえばAppleStoreでオンライン購入をしたiPhone、他社で購入してMNPでドコモやahamoに移ってきたスマホなどはdカードGOLDケータイ補償の補償対象外となります。

年会費を払うのが嫌なら専用保険という手もある

ここまで紹介してきたクレジットカードのモバイル保険はいずれも年会費がかかるクレジットカードです。スマホ保険は欲しいけど、そのためだけに1万円も年会費のかかるクレジットカードを作るのは本末転倒だ!というご意見もあると思います。

おっしゃる通りで、これまでに紹介したクレジットカード(デビットカード)の付帯保険はあくまでもそのクレジットカードの他の特典も活用するという前提にあります。

そうでなければ、専用のスマホ保険を利用する方が安くつく可能性もあります。