スマートフォンについて自分の2つ目以上のサブ回線となる電話番号が欲しいときにおすすめのキャリアや契約の仕方を紹介していきます。現状、各スマホキャリアは原則として「新規契約(新しい電話番号での契約)」よりも「乗り換え・MNP(他のケータイ会社から電話番号を引っ越しする)」を優遇しています。
たとえば、MNPであれば14000ポイントを付与するが、新規回線であれば6000ポイントしか付与しないといった具合です。
一方でMNPする電話番号がない場合はどうしようもないですね……。
と、そんなわけでこちらの記事では新しく回線を作りたい!というときにオススメのスマホ回線、プラン、キャンペーンなどを紹介していきます。
サブ回線を持っておくメリット、活用術
そもそも、一人の人間に二つ以上の電話回線が必要なのか?という疑問がまずあると思います。私自身も結構長い間、一つしか回線を持っていませんでしたが、現在では5回線以上を持っています。
そこまで持つ必要があるかどうかは疑問ですが、現在のスマートフォンキャリアのキャンペーンの実施状況などを見る限り、一人2、3回線くらいの電話番号はあっても損はないと考えています。
- MNPキャンペーンを積極的に利用できる
- 営業避けの電話番号を持てる
- (許されている)複垢を持てて二重にトクができるケースもある
- 【ポイ活】iOS/Androidの両方の案件に対応できる
MNPキャンペーンを積極的に利用できる
個人的に最も大きなメリットだと感じているのがMNP系のキャンペーンを積極的に利用できるという事です。MNPキャンペーンを利用することによって「大量ポイントの獲得」「新しいスマホ機種を安く購入できる」といったメリットがあります。
スマホ回線のMNPは今や大変お手軽ではありますが、回線のキャンペーンの達成には時間がかかるケースも少なくありません。
たとえば、MNPをしてその還元が得られるのが6カ月後という場合、その端末(回線)は最低でも6カ月は回線を維持する必要があります。その間に、他にお得なキャンペーンが出てきてしまった場合は指をくわえて見送るしかありません。
ところが、回線が2つ以上あれば、バラけさせてキャンペーン等をうまく利用することができます。たとえば、「楽天モバイルの三木谷キャンペーン」や「ahamoのSIMのみ20000P還元」のような強いキャンペーンが出てきたときに利用できます。
ちなみに、ケータイ回線は多くのキャリアで「釣った魚には餌はやらない状態」になっています。なので定期的に回線はMNP(乗り換え)をしてお得なキャンペーンをホッピングすることを推奨します。
参考:スマホ料金の節約 MNPを利用したキャンペーン乗り換え節約術とお得なキャンペーン紹介
営業避けの電話番号を持てる
回線(電話番号)が複数ある場合、一つの番号を家族や友人などのプライベートなものとし、もう一つの番号は、色々な場面で書くことになる「営業用の番号」としておくことで営業避けをすることができます。
色々な場面で書かされる電話番号やメールアドレスを分離させておくことで余計なストレスから逃れることもできますね。最近では巧妙なスパムメールやSMSを利用した悪質な詐欺なども多いですから、こうした分離はさらに有効になると思います。
(許されている)複垢を持てて二重にトクができるケースもある
あくまでも運営元が複数アカウントを許容している場合ですが、端末や電話番号が二台あることで複数アカウントを保有して、その結果トクができるケースもあります。
※明確に運営者が複数アカウントをNGとしているケースもあります。
【ポイ活】iOS/Androidの両方のポイントサイト案件に対応できる
ポイ活、ポイントサイト案件についてですが、iOS端末とAndroid端末の両方を持っていると、iOS専用案件、Android専用案件があるときのどちらにも対応できます。
また、アプリ案件などでiOS/Androidの両方に対応している案件であっても、実はそれぞれがポイント還元となる案件も多いです。たとえばアプリダウンロード&条件達成で1000円という案件があるとして、iOSとAndroidが案件として分かれている場合は、2台の端末でそれぞれ条件をクリアすると二重取りできるケースもあります。
新規の回線契約(新しい電話番号)におすすめのスマホ回線のキャンペーン
冒頭にも書きましたが、スマホキャリアは一般的に新規回線(荒らしい電話番号で契約する)よりもMNP(他社からの乗り換え)を優遇しています。一方で一部のキャリア(というよりキャンペーン)では新規回線での契約も優遇されているものがあります。
今回は新しく電話番号をつくるという前提でのおすすめのキャンペーンをまとめていきます。
- povo2.0:新規といって特典はないが無料で回線が作れ、維持費も安い
- LINEMO:ベストプラン6カ月実質無料
- ワイモバイル:認定中古iPhoneが新規回線でもセール中
- LIMBO:端末が実質無料、株主優待との組み合わせで低コスト維持可能
- エキサイトモバイル:5回線分のSIMをまとめて申し込みできる
他にもあると思いますが、個人的に今おすすめなのがこれらになります。
大手キャリア系で新規回線を作成する
まずは大手キャリア系の新規回線を作る場合を紹介します。サブブランドやオンライン専用プランなどです。
大きな特徴としてはオンライン契約であれば事務手数料が無料であること。回線の帯域について絞られていないため快適に通信できるという点が優れています。
povo2.0:新規といって特典はないが無料で回線が作れ、維持費も安い
とにかくコストをかけずに回線数だけを追加したい人向け
まず、新規の回線を作るという上で一番に挙げられるのがpovoでしょう。
povoはKDDI系のオンライン専用のスマホプランです。
- 事務手数料無料
- 月々の利用料金無料
- 解約時(MNPする際)の違約金なし
ということで、実質的に無料でスマホ回線を持てます。データ通信や通話料金は別途「トッピング」を購入して利用します。逆を言えばトッピングを買わなければ無料のまま回線を持つことができます。
あくまでも「回線」を持っておくという意味では非常に使い勝手が良いです。
また、必要に応じてトッピングを購入することで回線を使いたい時は1日単位で利用も可能です。
一方で契約によってポイントが大量にもらえたり、端末が安く買えたりといった特典はありません。あくまでも「追加回線をコスト無く作れる」という形となります。
既存ユーザーからの招待キャンペーンがあり、招待コードを利用すると100GB分(3日間)のデータ(ギガ)がもらえます。使える期間は短いですが、大きなアプリのダウンロードなどもできるのでうまく利用してください。
招待コード:LU4FB4K9
>>povo2.0の申し込みはこちら
※ポイントサイト案件は現在ありません。
より詳しくpovoについて知りたい方は「格安スマホのpovo2.0 基本料金無料でサブ回線として優秀」の記事でpovoの特徴等について解説しています。
LINEMO:ベストプランなら10GBまでの通信が6カ月実質無料
サブ回線を使ってその回線も使ってデータ通信したい人向け。端末はある人
こちらも追加回線を実質的なコスト無く作ることができるというものになります。ただ、LINEMO(ベストプラン)の場合は6カ月間分の資料量が実質全額PayPayポイントで戻ってくるという仕様になります。
なお、契約時の事務手数料は無料です。
新しい回線を作ってその回線でもデータ通信等を利用したいという前提があるのであればpovoよりもLINEMOの方が使い勝手は良いかもしれません。
なお、実質無料ではありますが、2か月目~7か月目の使用料金相当額が10か月目に還元されるという形になりますので、月々の支払いは通常通り発生します。早期解約はできない形ですが、外部にMNPするような場合でも一定期間以上の契約はあった方が良いため、これ自体は大きな問題とは言えないでしょう。
>>LINEMOの申込はこちら
※ポイントサイト案件はありません。
詳細はLINEMOの公式サイト(https://www.linemo.jp/)でご確認ください。
LINEMOのサービス内容や特徴などについて知りたい方は「 LINEMOのキャンペーン活用術 新規契約・乗り換えでお得にソフトバンク回線を作る 」の記事で解説しています。
また、
ワイモバイル:認定中古iPhoneが新規回線でもセール中
新しい回線を作り、そのうえで新しいスマホ、iPhoneも欲しい人向け。
新しい回線を作り、スマホ端末(iPhone)が安く買えるのがワイモバイルです。
現在10周年記念ということもあって、そもそも通常価格より安く販売されているソフトバンクの認定中古iPhoneについて新規回線利用者向けにも安く販売しています。
新規向けでここまで割引しているのは珍しいです。これに加えて、ワイモバイルでは「新・だれでれも特典」として契約後の一定期間内のPayPay支払いの20%還元も行っているため、一部の端末は実質無料どころか黒字です。
ネット経由の申し込みであれば事務手数料も無料。
一方でワイモバイルの通常の月額料金は、端末割引が大きいシンプル2Mプランだと基本使用料は月額4,015円とまずますします。
- 2回線以上契約で‐1,100円
- おうち割 光セットで-1,650円※1と2は重複不可
- PayPayカード割:-187円
などを組み合わせることで月額2,178円とできます。優遇獲得後は基本料金の安いシンプル2Sに変更すれば最低月額1,078円で回線維持ができます。
>>ワイモバイルのiPhone(認定中古品)のラインナップ
※ワイモバイルにポイントサイト案件はありません
詳細はワイモバイルの公式サイト( https://www.ymobile.jp/store/)でご確認ください。また、ワイモバイルヤフー店についてはワイモバイル ヤフー店公式サイト( https://ymobile-store.yahoo.co.jp/)でご確認ください。
より詳しくワイモバイルについて知りたい方は「 ワイモバイルのお得な乗り換えキャンペーン 料金プランやLYPプレミアム、enjoyパックの解説 」の記事で解説しています。
格安SIM(MVNO)で新規回線を作る
ここからは格安SIMになります。MNOではないため、契約時には事務手数料やSIMカード発行費用がかかるのが一般的です。また、回線速度についてMNP(ドコモやソフトバンクなど)から回線を借りているため、混雑時には通信速度が低下しやすいです。
一方で柔軟なプランや条件がそろえば相当格安で回線が維持できるケースもあったり、キャンペーン等と組み合わせることでお得にスマホ端末が購入できるケースがあります。
LIMBO:端末が実質無料、株主優待との組み合わせで低コスト維持可能
サブ回線を新規で作成するのにおすすめ。
現状新規でもmoto g24が1円(実質)を実施しています。
- 事務手数料&SIM発行手数料:3,733円
- 機種代金:20,001円
- 後日ポイント還元:20,000ポイント
- なっとくプランの3GB 音声プラン:980円/月
※3ヶ月は500円に割引
といったプランになります。なお、購入できるのは一人一台限りとなります。LIBMOの最低利用期間は1年間です。 1年未満で解約すると、違約金(月額利用料金の1ヶ月分相当です。つまり3GBプランなら980円)がかかります。
隠れた特典としてTLCポイントがあります。これはLIMBOを含むTOKAIグループの会員ポイントプログラムです。回線と同時申込ができます。サービスを利用しないと会員登録できません。TLCポイントは実はdポイントの増量交換(不定期)に流せますので、今回のキャンペーンでもらえる20000Pは仮に10%増量なら22000P相当とすることができます。地味に美味しいです。
また、「TOKAIホールディングスの株主優待」を利用すれば月々の料金の割引の他、仮に1株しか保有しないでもアンケート回答で500TLCポイントがもらえます(例年)。長期の回線維持にも強みがあります。
LIBMOのサービスの詳細については下記の記事でも解説しています。
エキサイトモバイル:最大5回線分のSIMをまとめて申し込みできる
エキサイトモバイルは最大5枚までのSIMカードを申し込みできます。
- 新規契約事務手数料:3,300円/申込
- SIMカード発行手数料:433円/枚(5枚で2,165円)
1回分の事務手数料で5枚のSIMカードの契約ができます。
また、エキサイトモバイルでは1つの契約で最大5枚のSIMカードを合算して利用することができます。同一契約内であればデータ容量を分けあって使用するため、5つの回線を一つの契約で運用できることになります。
現状事務手数料相当のデジタルギフト券がもらえるキャンペーンをやっているので初期費用を実質的に抑えることができます。
- 低速通信のみ 495円
- 〜3GB 690円
- 〜7GB 1,430円
- 〜12GB 1,980円
- 〜17GB 2,750円
- 〜25GB 3,245円
段階料金となっており上記のようになっています。なお、SIMカードを追加する場合、2枚目からSIMカード1枚につき以下の料金がかかります。たくさん作りたくなりますが、たくさん作ると維持費が上がってしまいますので気を付けてくださいね。
- 音声SIM+SMS+データ通信:528円
- SMS+データ通信:462円
- データ通信のみ:220円
ちなみに、追加したSIMカードはそれぞれ個別にMNPによって外部に転出することもできます。複数枚のSIMカードが欲しいという場合は結構有効かと思います。