楽天証券の米国株式(米株投資)のSPU攻略法 損益分岐点とお得な買い方

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著者:しょうこちゃん

2022年4月1日より楽天市場で提供されているスーパーポイントアッププログラム(SPU)の楽天証券の特典分に変更がありました。新しく米国株式へのポイント投資が追加されています。

実質的には改悪で、2022年3月までの投資なんかやらないけどとりあえず条件達成してSPU1倍(+1%)をゲットという状況から、投資をする前提の特典になりました。

<旧条件>

  1. 楽天ポイントコースの設定+1ポイント以上を利用して楽天証券で500円分以上の投資信託を購入する

<新条件>

  1. マネーブリッジの設定と当月合計30,000円以上のポイント投資(米国株式):+0.5倍
  2. マネーブリッジの設定と当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託):+0.5倍

これを受けての楽天証券での新SPUをクリアするための条件について、特にハードルが高い米国株を中心にクリア方法を紹介します。

3万ポイントとか無理ゲー?いえいえ、1ポイントあればOKです。

ポイント投資3万円とか、30000ポイントも持ってないよ……という方も多いと思います。安心してください。3万円の投資のうち「1ポイント」でも楽天ポイントを利用すればOKです。

楽天証券>ポイント投資>ポイント利用を設定する

から設定をしましょう。「投信+0.5倍判定対象」「米株+0.5倍判定対象」のところでポイント利用のところで、それぞれの毎月の利用上限を1ポイントに設定しておけばOKです。

こんな感じですね。

投信+0.5倍の攻略は比較的簡単、クレカ積立やキャッシュ投資でも達成可能

こちらはサラッとやります。投資信託の積立投資を設定しておいて、そこで1ポイントを利用すればOKなわけです。

オススメの方法としては「楽天カード積立」か「楽天キャッシュ積立」を利用して3万円以上を積立しておき、上記のポイント利用設定をしておけばクリアになります。投資のリスクを減らしたいというのであれば「国内債券投資信託」などのようにリスクの低い投資信託を3万円購入して、すぐに売却すればリスクを減らせます。

ノーロード(販売手数料無料)の投資信託を選べばコストはゼロです。なお、楽天カード積立や楽天キャッシュ積立の場合、投資によってポイントも貯まるので、むしろプラスになります。うまく利用していきましょう。

参考①: 楽天カード積立のお得な攻略法 年間6000ポイントが貯まるクレカ投信積立のやり方と注意点 

参考②: 楽天キャッシュ投資 電子マネーで積立投資がサービス開始 ポイ活投資でお得に投資 

米株+0.5倍の攻略はコスト計算が必要、楽天ヘビーユーザーか米株投資家向け

本題となるのがこちらの米株+0.5倍の攻略です。こちらの米国株投資でのSPU達成は前述の国内投信のようにコストゼロで達成はできません。

3万円の投資(円貨決済)になりますので「米国株の売買手数料」「円⇔米ドルへの為替手数料」の両方が必要になります。

  • 円貨決済する必要がある(外貨決済はダメ、つまり為替手数料が毎回かかる)
  • 米国株式購入はスポットである必要(毎月1回は売買執行が必要)
  • 買付手数料無料のETFはSPU判定対象外

注意したいのは「手数料無料ETFは対象外」という点です。SPU達成のためにはわざと手数料がかかるETFを買うという経済合理性のかけらもない取引をしなければなりません。しかも、楽天証券の手数料無料ETFは、SPY、VT、VTI、VOO、QQQといったように個人投資家にも比較的人気のあるETFが多く含まれています。

通常の投資目線ならありがたいことですが、それら以外からチョイスしないといけないのが米株SPUのつらいところですね。

楽天証券の為替コストは片道25銭、往復だと50銭(0.5円)必要になります。また米国株の売買にかかるコストは0.495%が必要です。往復だと0.99%ですね。

実際にかかるコスト試算

これ難しいのは米国株は「1株単位」でしか売買ができないという点です。つまり3万円きっかりの購入というのはできないわけです。たとえば現在の為替レート1ドル133.31円で3万円は224.61ドルになります。

一方でたとえば、購入する米株(ETF)はそれぞれ1株単位で購入するという仕様上下記のように必要額は変わってきます。必要資金が大きくなればその分だけ売買手数料も高くなります。コストを抑えるのであれば3万円きっかりになるような投資をする必要があるわけですが、株価水準によっては3万円きっかりというのは難しく多少上振れしてしまいます。

雑な計算ですが、コスト的には3万円ギリギリになるような株式をチョイスした場合で、購入&売却に必要なコストは470円くらいになるかと思います。
※為替レートが133円程度の場合。

損益分岐点は単純に計算すると10万円程度

ここから単純に逆算をすると楽天市場でのお買い物を10万円以上しているという人であれば10000×0.005=500円となりますのでコストよりもポイント還元が上回るという計算になるわけですね。ちなみに、これは最低水準です。10万円くらいで収支トントンというところです。

なのでポイント目当てで米株取引をやるのであればもう少し買い物をしている人向けと言えそうですね。

米国株、米国ETFで資産運用をする前提の人ならもう少しハードルは低い

一方で米国株で長期的な資産運用を考えている人はハードルが少し下がります。継続的な投資を考えるのであればどのみち手数料はかかるという前提があります。

普通に買付をするなら買付時手数料無料ETFを選ぶ方が合理的ですから、その差分(買付額の0.495%)だけがSPU達成のためのコストということになります。買付手数料分だけなら3万円相当で170円くらいですので、0.5%のポイントアップから逆算をすると、3万5千円以上のお買い物をしていれば損益分岐点はプラスにすることができるでしょう。

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ポイントサイトって何?という方は以下の記事なども参考にしてみてください

dp-invest.hateblo.jp