ポイントサイト利用時のトラッキング漏れの回避術 通帳や獲得予定に反映されないリスクを減らす

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著者:しょうこちゃん

ポイントサイトを利用するときに注意をしたいのがトラッキング漏れと呼ばれる事象です。トラッキング漏れとは、ポイントサイトを経由して案件を達成したのに、最終的に結果に反映されないというものです。
理由はいくつかありますが、ユーザー側(ポイントサイト利用者側)でも注意するべき点がいくつかあります。仕組みを理解して回避策をとれば、トラッキング漏れのリスクを限りなく減らすことができます。忘れずにやっておきましょう。
なお、冒頭でポイントサイトにおけるトラッキング(成果を補足)する仕組みの解説をしますが、仕組みの解説は不要という方はこの部分は読み飛ばして設定の項目(実際の設定方法)をご覧ください。

ポイントサイトのトラッキングの仕組み

ポイントサイトで案件を利用してそれがどうやって管理されているのかというと、ざっくり以下の2つで成果の補足を行っています。

①ポイントサイト経由で広告をクリックして記録する

この時点であなたのパソコンやスマホに広告クリックを識別する情報が付与されます。その状態でサイトを閲覧したり、商品を選んだり、会員登録をするわけですね。
最近では色々な技術も使われているわけですが、伝統的に利用されているのはcookie(クッキー)という技術です。ポイントサイトでポイント獲得ボタンなどをクリック(タップ)して広告主のページに移動した段階でcookieがアクセスをしたブラウザ(たとえばSafariやChromeなど)に残ります。
ちなみに、このクリックしたかどうか?についてはポイントサイト側でも記録しているようです。ただ、それ以上のことはポイントサイトではこの段階では追跡できません。

②コンバージョンページを表示してクリック時の記録と照合

各リンク先のサイトでコンバージョンページ(サンクスページ)と呼ばれるページを表示すると、そこに①で付与された情報と照合をするシステムが埋め込まれています。この①と②によって特定のポイントサイトで広告をクリックした人が成果条件を達成したかどうかということを判断するわけです。
この②が達成された時点でポイントサイト側にも情報が共有されて晴れて通帳や利用履歴などに成果(予定)として上がるということになります。

トラッキング漏れが発生する原因と対策

ポイントサイトの広告トラッキングの仕組みは上記の通りなのです。
じゃあ、なぜトラッキング漏れが生じるのかというと、上記の①と②の間でなんらかのトラブルが生じるということになります。
具体的に起こりやすいものは以下の3つです。

  1. cookieが消えてしまった
  2. cookieが上書きされた、重複してしまった
  3. 使用するブラウザを変えてしまった

上記のような原因でトラッキング漏れが生じるわけです。言い換えると、このトラブルをなるべく起きないようにすればトラッキング漏れによるポイントサイトの通帳や獲得予定、履歴などに載らないという問題を回避できるのです。

cookieが消えてしまった

cookieには有効期限があります。また、一部のブラウザではブラウザを落としたり、一定の条件を満たすことで自動的にcookieを消す機能がついています。
cookieという技術は広告の追跡に利用されているわけで、場合によってはプライバシーの侵害に近いような使い方もできます。たとえば、訪問したサイトに応じて広告が表示されたり、検索エンジンなどで検索したキーワードに応じて広告内容がカスタマイズされるのもこの仕組みを利用しています。
こうしたことを気持ち悪いと考える人も多く、最近ではこうした追跡をブラウザ側が遮断する動きが強まっています。例えばiPhoneには標準機能として「サイト越えトラッキングを防ぐ」というものがあります。これがオンになっている状態だとcookieが所定の条件で消されてしまうケースがあります。
また、一部のアドブロック(広告ブロック)のツールも同じような動きをする場合があります。こうした機能は私たちのプライバシーを守ったり見たくもない広告を表示させないという側面がある一方で、「ポイントサイトの利用=広告利用」なので広告をブロックすることでポイントサイトによるトラッキング漏れを引き起こしやすくなるリスクが高まります。
少なくともポイントサイト案件を利用するときはブラウザのサイト越えトラッキングは有効にし、広告ブロックもオフにしておきましょう。

【サイト越えトラッキングを防ぐをオフ】
iPhone>設定>Safari>サイト越えトラッキングをオフ
※標準だとオンになっています。

cookieが上書き、重複してしまった

たとえば、仮に楽天市場のポイントサイト案件だとしましょう。

  • ハピタス経由のcookie
  • ポイントインカム経由のcookie
  • ちょびリッチ経由のcookie
  • その他のウェブメディアに掲載されている楽天市場広告のcookie
  • 楽天roomのcookie

これらはいずれも競合します。そして同じ案件のcookieが複数ある場合は一般的に「一番最新のcookie」が有効なものととして紐づけされます。
たとえば、私の楽天roomのページを見て楽天の商品ページに飛ぶと、私のcookieが記録されます。その状態で、ハピタスに行き楽天市場広告(案件)経由で楽天市場に行くとハピタスのcookieが最新なものとなります。その状態で購入をすれば、ハピタスの通帳に記載されます。
一方でハピタスの広告をクリックしたけど、その商品についてもう少し調べたくなって、WEBメディアのレビュー記事を見て、そのレビュー記事から楽天市場に飛ぶと、そのWEBメディアのcookieが最新のものとなります。結果として、その状態で買い物を済ませるとハピタス経由とはならない可能性が高いです。
そのため、ポイントサイトを利用して申し込みをしようと思った案件がある場合でその案件について何かしらを調べたような場合はcookieを削除し、再度ポイントサイトの広告リンクを踏みなおしましょう。

使用するブラウザを変えてしまった、ブラウザがトラッキングに上手く対応できない

ブラウザというのはインターネットを通じてホームページを閲覧するためのソフトウェアをさします。Chrome、Safari、Edge、firefoxなどがあります。

ただ、これら以外にもWEBサイトを表示できるものはたくさんあります。たとえばYahooメールアプリ、Gmailアプリなどのメールアプリもその一つです。このほか、twitter(X)でもリンクを踏んだらWEBサイトが表示されますのでブラウザです。

cookieはブラウザ単位で記録されています。そのため、ブラウザを変更してしまうとcookieと案件の紐づけが上手くいかないケースもあります。そのため広告のクリックと成果地点は同じブラウザで行うのを基本にしておきましょう。

メールアドレス認証時のメールアプリに注意

メールアドレス確認系がある案件で注意をしたいのはメールアプリの挙動です。
Safariで案件を進める。その上で、最終的にメールアドレスの認証が必要な時に、同じブラウザ(Safari)ではなく、Yahooメールのアプリを立ち上げてメールを確認し、そのリンクを踏んだ時に、Safariが立ち上がるのではなく、Yahooメールアプリのブラウザで進んでしまうと、cookieが引き継がれずに、うまく紐づけができない場合があります。

対応としては、Safariなどのブラウザのままメールアドレスの認証をする、あるいはアプリ側の設定でリンクを開くときは規定ブラウザ(この場合はSafari)を開くようにするといった設定が挙げられます。

<gmailの場合>

  1. メニュー
  2. 設定
  3. デフォルトのアプリをSafariなどの標

<Yahooメールの場合>

  1. 左上の歯車
  2. 表示設定
  3. メール内リンクを外部ブラウザーで開くをONにする
twitter(X)やインスタなどのSNSブラウザも注意

twitter(X)やインスタなどのSNSでもスマホの場合はアプリを使って利用するケースが多いと思います。たとえば、よさげなポイントサイト案件があるとき、twitter(X)でポイントサイトに飛んだのはいいけれども、twitter(X)のブラウザで最後まで進めることは少ないため、結局cookieの紐づけが上手くいかない……なんてことがあります。
twitter(X)でポイントサイト案件を見て、やってみたいなと思った場合は面倒でもSafariなどの基本のブラウザからポイントサイトにアクセスをして案件を探して取り組む方がエラーがでるリスクは低いと考えます。

特に、一部のポイントサイトによる「特別URL」などはtwitterアプリからそのまま開いて広告主ページに行くというケースが多いです。そのため、直接申し込み系の案件はURLをコピーしてSafariなどの標準ブラウザにペーストして使うのがお勧めです。
なお、パソコンでのアクセスのように通常のウェブブラウザでSNSを見ている場合はそのままのリンクを使っても問題ありません。

なお、twitter(X)などのアプリを開いている人が特別URLなどを標準アプリで開く方法は以下の通りです。

iOSの場合
①URLを長押しする
②共有する
③Safariで開くをタップ

Androidの場合
①URLを長押しする
②共有
③Chromeを選択

同じ理由でポイントサイトのアプリもオススメしない

各ポイントサイトでも専用のアプリを開発していますが、SNSと同じ理由でポイントサイトのアプリ利用もトラッキング漏れを回避するという観点からはお勧めをしません。こちらについてもできれば、Safariなどの標準ブラウザからポイントサイトを開いて案件名を検索してから案件の広告リンクをクリックするようにしましょう。

トラッキング漏れを回避して楽しいポイントサイトライフを!

というわけで、ポイントサイトを利用するうえで発生したら残念なトラッキング漏れ(通帳未記載)について紹介しました。
これらの点に対策をしておけば、トラッキングエラーはほとんど発生しなくなると思います。

特に高額案件に取り組みをする際は注意しましょうね。