
ブランドプリペイドカードのKyash。クレジットカードからチャージをして、別のプリペイドカード等へとチャージをする中継地点としてかつては非常に優秀でした。
しかし、2024年以降の各種ルート封鎖や、2026年の制度改定により、現在の活用方法は大きく変化しています。
今回はこのKyashの最新のサービス内容と、絶対に知っておくべき注意点や改悪情報について解説していきます。
初めての方へ:Kyashの基本サービス

事前にチャージした範囲でクレジットカードとしてお買い物ができるVISAプリペイドカードです。VISAプリペイドなのでクレジットカードのような審査はありません。
- Kyash Card
- Kyash Card Lite
- Kyash Card Virtual
の3種類があります。各カードの基本スペックは以下の通りです。
| Kyash Card | Kyash Card Lite | Kyash Card Virtual | |
|---|---|---|---|
| 発行手数料 | 900円 | 300円 | 無料 |
| 年会費 | 無料 | 無料 | 無料 |
| Apple/Google Pay | 〇 | 〇 | 〇 |
| 本人確認 | 必須 | 任意 | 任意 |
2026年4月1日からのポイント制度リニューアル(大幅改悪)
2026年4月1日より、Kyashのポイント還元制度が大きく変更されます。主にクレジットカードチャージを利用していた方にとっては非常に痛い改悪となります。
- Kyashバリュー(クレカ・デビット等からのチャージ分)の還元がゼロに
これまで月間5万円まで0.2%のポイント還元がありましたが、4月1日以降はポイント付与が終了し「還元率0%」となります。 - Kyashマネー(銀行口座等からのチャージ分)は一律0.5%へ
これまで月間1200ポイント(12万円利用分)まで1.0%還元でしたが、上限が無制限になる代わりに、還元率が0.5%にダウンします。 - ポイント付与対象外店舗が大幅に拡大
モバイルSuica等の交通系、セブンイレブン等のコンビニ、マクドナルド等の飲食店、ドラッグストア、公共料金など、日常使いの多くがポイント付与の対象外となります。
対象外ショップも含めると、決済による還元という面はほぼ期待できなくなりましたね。
Kyashの現在の活用状況と注意点(ルート封鎖の歴史)
かつてはKyashを経由することでポイントの多重取りができましたが、現在はその多くが塞がれています。過去の情報を見て誤ったチャージをしないよう注意してください。
終了したポイ活・チャージルート
- TOYOTA Walletへのチャージ
かつてはKyashからTOYOTA Walletにチャージし、合計2.2%還元を得る手法が人気でしたが、TOYOTA Walletの決済還元は2024年3月末で終了しています。 - ANA Pay、IDARE等へのチャージ
ANA PayやIDARE、B/43などへのチャージルートとしても活用されていましたが、2024年3月21日以降、これらのサービスへのチャージが封鎖されています。
【超重要】三井住友カードの100万円修行は3月1日から対象外に
これまで、三井住友カード ゴールド(NL)などの「100万円修行」において、Kyashへのチャージで決済額を稼ぐ手法が定番でした。
しかし、ルールの改定により、2026年3月1日からKyashへのチャージは100万円修行の集計対象外となります。
このルートでの修行達成が不可能になりますので、あと少しで達成という方は、絶対に2月末までにチャージを完了させてください.
参考記事:三井住友カードゴールド(NL)修行、Oliveゴールド修行をやる意味と効率的な修行方法、NLとOliveの比較
Kyashへのチャージがポイント付与対象外のクレジットカード
一部のクレジットカードでは、Kyashへのチャージ自体がポイント付与の対象外となっています。
- JCBカード(ANA JCBなども)
- 楽天カード
これらからKyashにチャージをしてもポイントは付きませんのでご注意ください。
まとめ:決済ハブとしての役割を終えたKyash
かつて、Kyashはクレジットカードから様々なプリペイドカードや決済サービスへ残高を流す「最強の中継地点(ハブ)」として、ポイントの多重取りには欠かせない存在でした。
しかし、度重なる仕様変更により、高還元を誇ったチャージルートは次々と封鎖されてしまいました。
さらに、2026年4月からのポイント制度リニューアルにより、クレジットカードからチャージした残高(バリュー)での決済還元が完全にゼロとなり、ポイント還元という面でも現状ではほぼ期待できなくなってしまいました。
また、三井住友カードの100万円修行の対象外となる(2026年3月1日以降)など、クレジットカード側のキャンペーン達成用ツールとしてのメリットも失われつつあります。
今後は「ポイント還元を狙うカード」というよりも、送金機能や家計簿アプリとの連動、ネットショッピング専用のサブカードといった、決済の利便性やセキュリティ管理を目的とした使い方にシフトしていくことになりそうです。