三井住友カードゴールド（NL）修行、Oliveゴールド修行をやる意味と効率的な修行方法、NLとOliveの比較

三井住友カードのクレジットカードの中でも

• 三井住友カードゴールドNL
• Oliveゴールド（Oliveフレキシブルペイゴールド）

この2枚は、1年の間に100万円以上のカード利用をすると以降の年会費（5500円・税込）が永年無料になるという年会費特典があります。また、年間に100万円以上の利用があると10000Vポイント（1万円相当）のボーナスも付与されるという特典があります。

これらの特典のために三井住友カード ゴールドNLやOliveゴールドを100万円利用をするという『修行』を行う人が少なからずいるようです。今回はその三井住友カード修行をする上で押さえておきたい基本的なポイントや注意点、そもそもやる価値があるのか？どういう人に向いているのか？といった点を紹介していきます。

三井住友カード修行をするメリット・特典

三井住友カード ゴールドNLとOliveゴールドというクレジットカードには年間に100万円以上のカード利用をすると以下のような特典があります。

1. 以降の年会費が永年無料となる
2. 100万円利用の達成で1万円相当のVポイント還元

以降の年会費が永年無料となる

これは1回だけでもよいので達成をするとOKです。
なので、三井住友カードのゴールド修行をする人はこの年会費無料特典をクリアすることを第一の目標にしている方が多いのではないかと思います。これを達成すれば、以降は年会費を支払うことなく、三井住友カード ゴールドNL（Oliveゴールド）を年会費無料で保有できることになります。

これは他社カードでゴールドカードを保有していない人にとっては結構な強みになると思います。ちなみに、同カードと同じように所定の条件を満たすことで年会費無料でゴールドカードが持てるカードとしては「エポスゴールド」や「イオンゴールドカード」などがあります。

100万円利用の達成で1万円相当のVポイント還元

三井住友カード ゴールドNL、Oliveゴールドは年間に100万円以上のカード利用があると、通常のポイント還元とは別に10000Vポイント（1万円相当）のボーナス還元を受け取ることができます。通常のポイント還元と別に還元されますので、100万円の利用があれば実質的に+1％還元ということになります。

なお、この特典は「達成年毎」の付与になりますので年会費無料特典のように1度だけでも達成すればOKという話ではないので注意したいところです。

そもそも年会費無料で三井住友カード ゴールドNL、Oliveゴールドを持つ価値はある？

こちらについては「三井住友カードNLのメリット、デメリットと活用法 NLとゴールドNLの比較」の記事でも紹介しています。

1. SBI証券のクレカ積立でポイント還元が2倍（0.5％→1％）になる
2. 全国の空港ラウンジ（ゴールドカードラウンジ）が使える
3. 国内外の旅行傷害保険（利用付帯）

私が考える最大のメリットは「SBI証券でポイント還元率が2倍（0.5％→1％）になる」という点ですかね。私は毎月5万円の積立をしていますので、ノーマルカードと比べて年間に3000円相当のポイントを＋αで獲得できています。

全国の空港ラウンジ無料はさすが三井住友カードだけあって対応している空港が多いです。他の年会費無料のゴールドカードでは使えるラウンジ数が限られていることが多いですが、三井住友ゴールドNL（Oliveフレキシブルペイゴールド）はほとんどの空港ラウンジに対応しています。

なお（3）の旅行傷害保険は2022年より「利用付帯」となっているため、正直そこまで魅力はありません。

三井住友カード ゴールドNL、Oliveゴールドの比較、どちらで修行するべき？

さて、これから三井住友カードのゴールドNLやOliveゴールドで年会費永年無料のための100万円修行をしようとする場合にどちらを使うべきかという点ですが、それぞれの特徴を比較していきます。

それぞれの違いを確認して自分にあった方を選択するようにしましょう。

	ゴールドNL	Oliveゴールド
年会費	5500円	5500円
国際ブランド	VISA/Master	VISA
ポイント還元	0.5％	0.5％
対象店タッチ7％	〇	〇
家族ポイント	最大+5％	最大+5％
Vポイントアッププログラム	最大+4％	最大+10％
引落口座	任意に設定可能	三井住友銀行のみ
選べる特典	×	〇
家族カード	〇（無料）	×
旅行傷害保険	国内：最高2000万 海外：最高2000万	国内：最高2000万 海外：最高2000万
選べる保険	〇	〇

スペック的には近いのですが、基本的にはOliveゴールドの方が強い点が多いです。
OliveゴールドがゴールドNLと比較してネガティブな点は家族カードと引落口座くらいですね。また、国際ブランドがOliveはVISAのみなので、100万円修行をする際のauPAYルートが使えないというデメリットがあります。

一方で、OliveゴールドにはあってゴールドNLにはない「Vポイントアッププログラム」についてはそこそこ強いです。各サービスの詳細は「三井住友の新サービス Olive（オリーブ）を解説 利用するメリットとお得な始め方」の記事で詳しく紹介していますが、軽く紹介します。

VポイントアッププログラムはOliveの方が強い

ローソン、セブンイレブン、マクドナルドなどの対象店舗においてタッチ決済（ApplePay、GooglePay）をすると7％還元に加えて、さらにOliveのサービス利用状況に応じてポイント還元率が最大+10％アップします。つまりセブンイレブンやマクドナルドなどでOlive決済をすれば最大20％（全部足すと20％を超えるケースもありますが、還元の上限は20％に調整されます）。

このVポイントアップに置いて以下の項目はOlive専用となります。

• アプリログイン+1％分
• 選べる特典+1％分
• 外貨取引で最大+2％
• 住宅ローンで+1％
• SMBCモビット利用で最大+1％

※ただし、Oliveと三井住友カードの二枚持ちをしている場合、三井住友カードの方にもOliveで獲得したポイントアップ分は適用となります。なので、決済をゴールドNLに寄せたいという場合は三井住友カード ゴールドNL＋Olive（一般）の二枚持ちというやり方もありです。

三井住友カード ゴールドNLはmastercardブランド発行可能

一方でゴールドNLについてはmastercardブランドで発行できるという点が強いです。
それのどこが？という疑問もあるかもしれませんが、

• auPAYにチャージできる（決済修行がやりやすい）

といった特徴があります。VISAブランドはauPAYチャージができませんが、mastercardブランドならOKです。auPAYにチャージ分はポイント付与対象ですし、auPAYにチャージした残高はさらに他のプリペイドカード等へのチャージが可能でポイントの多重取りが可能になるので、決裁ルートとして貴重です。

dp-invest.hateblo.jp

【例】

1. 三井住友カード ゴールドNL→auPAY：最大1.5％還元
2. auPAY→JAL Pay：0.5％
3. JAL Pay→ANA Pay：0.5％
4. ANA Pay→楽天Edy：0.5％
5. 楽天Edy⇔楽天キャッシュ
6. 楽天キャッシュ利用（楽天ペイ）：1.5％

ちょっとめんどうだけど、こんな形にすれば最大4.5％還元で楽天ペイでお買い物ができるという事になりますね。強い。

三井住友カード ゴールドNL、Oliveゴールドで100万円修行を達成するコツ

さて、諸々前置きが長くなりましたが、三井住友カードのゴールドNLやOliveゴールドでいわゆる100万円修行をするための修行のコツや注意点をまとめていきます。

対象外となる「国民年金保険料」「三井住友カード積立投資（SBI証券クレカ積立）」「所定のチャージ」には注意

まずは例外を知っておきましょう。利用額に含まれない決済をし続けるほど残念なことはありません。

高額の決済が可能となりやすい「国民健康保険など」「SBI証券でのクレカ積立」「モバイルSuica、モバイルPASMO、SMART ICOCA、楽天Edy、WAON、nanacoへのチャージ」はゴールドNL、Oliveゴールドともに年間の100万円利用には加算されません。

達成状況はVpassアプリから確認可能

三井住友カードのアプリ「Vpass」から達成状況は確認可能です。

1. アプリ立ち上げ
2. あなたのサービスご利用状況をタップ
3. 特典達成状況という項目で積算金額が確認できる

こちらで100万円を達成するれば特典獲得となります。100万円修行の起点と終点となるタイミングはカードの入会時期によって異なりますので、三井住友カードの修行をする方は必ずVpassアプリで確認をするようにしてください。

100万円修行に足りない時に使える決済修行

年100万円は月83000円ちょっとの利用が必要になります。
とはいえ、三井住友カードのゴールド修行、Olive修行はSBI証券のクレカ積立が対象外になりますので、あくまでも「お買い物」での達成が必要となります。とはいえ、修行のために無駄遣いするのは避けたいところ。

基本的なクレカの決済金額修行については「 クレジットカードの決済額を増やす決済修行。ふるさと納税、立替、税金、チャージなどを比較 」でも紹介していますのでこちらもご覧ください。

三井住友ゴールドNL、Oliveゴールドをお得に作る方法

最後に、どちらでゴールド修行をするにしてもカード作成はお得にやりましょう。

三井住友ゴールドNLはポイントサイト経由がお得

入会キャンペーンは弱めですけど、ポイントサイト（ちょび立地経由でのポイントサイトの還元が強いです。

• 入会キャンペーン：最大8000円相当
• ポイントサイト還元：7000円相当

両方を併用できますのでカード作成と利用で15000円相当の還元となります。初年度の年会費5500円を考えても黒字にできますね。

＞＞ちょびリッチ会員登録はこちら

Olveゴールドは招待キャンペーン、入会キャンペーンあり

招待キャンペーン、入会キャンペーンは強いですが、ポイントサイト還元は逆に低めです。

• 紹介コード利用：1000円相当
• ポイントサイト：7000円相当
• 入会キャンペーン
  
  • アカウント入金：1000円相当
  • デビットモード利用：最大1000円相当
  • フレキシブルペイ（クレジット）申込：最大15000円相当
  • SBI証券の新規開設＆積立：最大15000円

こんな感じです。Oliveゴールドもポイントサイト案件があります。ハピタス経由で7000円です。ただし、三井住友銀行の口座保有者は対象外となります（銀行保有者のかたのOlive申し込みは「こちら」）。

＞＞ハピタス会員登録
※登録無料です。私は認定ユーザーなので上記から登録をすると+100P追加でもらえます。

その上で、Oliveのアカウント申し込み時後に「キャンペーンページ」から招待コード（SF00149-0050588）を利用すればもれなく1000円分のVポイントがもらえます。

1. ポイントサイト経由でOliveフレキシブルペイ（ゴールド）の申込
2. 招待キャンペーンページで「SF00149-0050588」を入力してエントリー
3. カードが届く（アカウント開設を待つ）
4. 入会キャンペーンをクリアする

その他の入会キャンペーンについては諸条件があります。過去に三井住友銀行や三井住友カードNLなどをお持ちの方、SBI証券を利用している人は対象外となるものが多いです。公式サイトを確認して対象のものだけクリアしましょう。