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著者：しょうこちゃん

高島屋ではタカシマヤの投資信託として、SBI証券と連携をしてタカシマヤカードを使った投資信託の積立投資が可能になっています（高島屋フィナンシャルパートナーズ仲介口座とする必要あり）。

従来はポイントは貯めるだけでしたが、2022年9月15日から貯めたタカシマヤポイントを使って、ポイント投資（金融商品への投資）ができるようにアップグレードされました。

投資信託のクレカ積立で貯めたポイントだけでなく、高島屋各店でポイントカードやタカシマヤカード（クレジットカード）を使って貯めたポイントも利用可能です。交換単位は2000ポイントを1000円相当の投資信託買い付け代金として充当できます。

このタカシマヤのポイント投資というサービス、実際に利用してみる価値はどの程度あるのかを検証してみました。

高島屋のポイント投資の仕組みと特徴
使えるクレカ積立もタカシマヤカードになりクレカ積立の還元率まで下がってしまう……
タカシマヤポイントをどうしても処分したい人以外は利用価値は低い
タカシマヤコース（高島屋ファイナンシャル・パートナーズ仲介口座）から変更する方法

高島屋のポイント投資の仕組みと特徴

タカシマヤカード、タカシマヤポイントカードで貯まるポイントを使って投資信託を購入することができるというポイント投資サービスです。

タカシマヤポイント2000P＝1000円として投資信託の買い付けに利用できます。

同ポイントについては、通常は2000P＝2000円相当として高島屋でのお買い物で使えます。それを考えると2000P＝1000円というのはかなりレートが悪いです。実質半分の価値まで減価することになるわけですからね……。

タカシマヤポイントの場合、店舗での利用時はポイント利用分に対してポイントは付与されないことを考えたとしてもレートが悪すぎます。

たとえば、2000ポイントをタカシマヤで利用する場合、最大還元率10％（タカシマヤゴールド＆年間利用100万円以上）で買い物をする場合、ポイント利用をすることで200Pが獲得できなくなります。もしも等価でポイント投資ができたならタカシマヤヘビーユーザーの方ならポイントを投信に買えてお買い物はタカシマヤカードでカード決済をするという使い道があったかと思います。

しかしながら、2000P＝1000円というのはレートが落ちすぎです。これなら買い物をするときにポイント利用をするほうが圧倒的に有利です。タカシマヤポイント投資の交換レートが等価とは言わず、2000P＝1900円くらいだったら、高島屋のヘビーユーザーにとっては悪くない話だったかもしれませんけどね。

あるいは最低額が2000Pではなくもっと小額から利用できるなら、また別の使い道があったかもしれませんけが……。

少なくとも貯めてきたタカシマヤポイントをポイント投資として投資信託に交換する経済合理性はないように思います。

使えるクレカ積立もタカシマヤカードになりクレカ積立の還元率まで下がってしまう……

もう一つ、SBI証券でタカシマポイント投資を始める場合、SBI証券の口座が「高島屋フィナンシャル・パートナーズ仲介口座」となります。すでにSBI証券の口座を持っている場合は変更も可能ですが、この場合、SBI証券でクレカ積立できるクレジットカードは「タカシマヤカード」ないしは「タカシマヤゴールドカード」となります。

このタカシマヤカードでのクレカ積立の場合、ポイント還元率は最大で0.1％～0.3％と三井住友カードや他のクレジットカードでクレカ投信積立をするよりもレートが大変悪くなります。

さらに、獲得したポイントも投資信託投資をするのであればさらに半分になるということで現金価値に換算すると0.05％～0.15％という非常に低いレートでのクレカ積立しかできなくなります。

それなら三井住友カードの0.5％～2.0％の還元のあるクレカ積立をするほうが圧倒的にメリットがあります。また、関東地方にお住いの29歳以下（あるいは39歳以下）の方なら東急カードと×SBI証券の方がポイント還元は高くなるはずです。

参考①：三井住友カード×SBI証券のクレカ投信積立を解説

参考②：東急カード×SBI証券のクレカ投信積立を解説

	ポイント還元率
三井住友カード × SBI証券	一般カード：0.5％ゴールドカード：1.0％プラチナカード：2.0％
東急カード × SBI証券	ベースポイント：0.25％カード券種によるアップ：+0.75％年齢による還元アップ：+0.25％～0.5％ TOKYU ROYAK CLUB：+0.25％～+1.5％その他加算：+0.25％～0.75％