MATSUI Bankのサービス開始 松井証券×NEOBANK(住信SBIネット銀行) 0.2%の普通預金&1%還元のデビットポイント還元

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著者:しょうこちゃん

松井証券がNEOBANKサービスを2023年10月より開始し「MATSUI Bank」のサービスを開始します。NEOBANKとは住信SBIネット銀行がBaaS(Bank as a Service)として銀行サービスを外部に開放しているサービスです。T NEOBANK、JAL NEOBANK、第一生命NEOBANKのようにアプリやサービスの中に銀行サービスを組み込むことで銀行以外の事業者が銀行機能を提供することができるようになるものです。

MATSUI Bankはネット証券大手の松井証券がこのBaaS(NEOBANKサービス)を利用して開始するネット銀行サービスです。MATSUI Bankの預金残高と松井証券はオートスイープによって資金の即時入金・即時出金が可能となります。

※MATSUI Bankの利用は松井証券の利用者限定となります。
※現時点で口座開設はできません。

MATSUI Bankの特徴

MATSUI Bankの特徴としては現在のところ発表されているプレスリリースによると以下の点が挙げられます。

  1. 業界最高水準の年0.2%の普通預金金利(オートスイープ対応)
  2. MATSUI Bankデビットカードでのポイント還元1%
  3. ATM利用手数料、他行振込手数料は月5回まで無料

証券会社×銀行はシナジー高い

金利については最近ではほかの銀行もやや上げてくるところが増えていますが、0.2%という水準は現状だと最高水準です。松井証券の投資用の資金はオートスイープ機能によりMATSUI Bankの普通預金として無駄なく利息が付きます。
NEOBANKシリーズの銀行ってホントに銀行機能必要??って感じの提携会社も少なくないように思いますが、証券×銀行っていうのはそこそこシナジー高そうな気がします。ゼロからあたしく銀行を開業するよりはるかに低コストで運用可能ですし。

ちなみに、5大ネット証券大手といわれるのは「松井証券」「楽天証券(楽天銀行)」「SBI証券(住信SBIネット銀行、SBI新生銀行)」「auカブコム証券(auじぶん銀行)」「マネックス証券」の5社ですが、この中で銀行を持っていないのは松井証券、マネックス証券の2社した。

ここで松井証券も銀行サービスを展開し銀証連携サービスを提供できるようになりました。

なお、マネックス証券に関しては旧新生銀行(現SBI新生銀行)と業務提携を進めていましたが、新生銀行はSBIグループ入りしてしまいましたね……。また、7大ネット証券という場合には「GMOクリック証券(GMOあおぞらネット銀行)」と「岡三オンライン証券」が含まれますが、こちらも銀行はありません。ただ、同社も2024年前半にはGMOおあぞらネット銀行のインフラを利用した金融サービスを開始するということです。

デビットカード機能は1%還元でまずまずの高い還元

また、MATSUI Bankにはデビットカード機能もありMATSUI Bankデビットカードだとポイント還元率は1%です。還元は松井証券ポイントによる還元です。同ポイントは1ポイント1円として松井証券での投資信託購入などにも利用できます。

また、dポイントなど他社ポイントにも交換することができます。直近ではドコモのdポイントへのポイント交換で15%、20%増量などのキャンペーンの対象にもなっていますので、これを含めると実質1.15~1.2%というように考えることもできますね。

参考:貯めるべきポイントの選び方とポイント交換・ポイント増量の活用術

ATM利用手数料、他行振込手数料は月5回まで無料

なお、ATM手数料、振込手数料については月5回まで無料なのは、ほかのネオバンクと同じスペックですね。自動送金もできるので「振込による銀行ポイ活」なんかをやっている人は無料の振込回数を確保できるというメリットもあります。

MATSUI Bankの口座開設は松井証券口座が必要、新規キャンペーンも実施

なお、サービス開始時は口座開設キャンペーンが実施される予定とのことです。

  1. MATSUI Bankで1000P(要、松井証券口座):1000P
  2. 期間中に新規NISA口座開設(松井証券)&5万円以上入金:4000P

(2)についてはNISA口座開設が必要となります。NISA口座は一人一口座しか持てませんので少し慎重に考えてもよいかと思います。

一方の(1)の方は非常にハードルが低いのでこちらはぜひやっておきましょう。

松井証券口座がない人は松井証券口座開設が先に必要

先だって松井証券の口座開設をするならポイントサイト案件を利用しましょう。現在、ハピタス経由で1500円相当のポイント還元があります。証券会社としては決して高い水準ではありませんが、松井証券はずっとこんな感じの還元です。
口座開設のみなので案件としては簡単です。

>>ハピタス会員登録
※登録無料です。私は認定ユーザーなので上記から登録をすると+100P追加でもらえます。ハピタス(ポイントサイト)についてもっと詳しく知りたいという方は「ハピタスの評判と活用法」や「ポイントサイトのしくみ」の記事で解説していますのでよろしければご覧ください。

>>松井証券案件ページ
※ハピタス登録済みの方は上記のページから直接申し込みが可能です。

なお、松井証券口座開設と同時にMATSUI BANKの口座開設もできます。

松井証券口座がある人はMATSUI BANKの口座申し込みを行う

MATSUI BANKのアプリをAppStoreやGooglePlayからダウンロードしてください。そのうえで、そちらのアプリ上から口座開設を行います。なお、ログインの際には松井証券のログインIDとパスワードが必要になります。

松井証券のネット証券としてのちょっとした解説

松井証券は、ネット証券の第一人者、パイオニアとして活躍していました。1日定額制の手数料(ボックスレート)を初めて採用した証券会社です。もともとは地場証券でしたが、現在は大手ネット証券の一角に挙げられています。

一方で、最近ではSBI証券や楽天証券などの攻勢に押されてしまいあまりぱっとしない印象でもあります。とはいえ、直近では、投資信託の保有によるポイント還元を引き上げるなどの対応を予定(2023年11月1日)しており、改善も見られます。

投信の保有ポイントは11月に大きく改善

投資信託の保有ポイントは2023年10月まではコストの高い投信ではないと還元が少なくあまり魅力的とは言えませんでしたが、2023年11月1日からは大幅改善され、現時点で還元の大きなSBI証券と並ぶ水準となります。

dp-invest.hateblo.jp

投信保有ポイントは残高が大きくないうちは還元も少ないですが、資産形成が進むと馬鹿にできない還元となります。

新NISAでは国内外株式の売買手数料無料

比較的手数料の高い印象がある松井証券ですが、2024年1月~の新NISAにおいては国内株式の売買手数料が無料になるなどのコスト面でも強みがあります。とはいえ、NISA口座限定ではありますが……。

松井証券のIPO応募は申込がしやすい

松井証券はネット証券大手ということもあって、IPO(新規公開株)の幹事証券として名を連ねることが多いです。
割り当て株数が多いとは言えないかもしれませんが、実は抽選時の資金拘束がないので、当選したときだけ送金すればOKと申込が非常にやりやすいです。とりあえず申し込みだけしておくという形でもそのうち当選することがあるかもしれません。

※多くのネット証券ではIPOの申込時には相当額の資金が入金されていることが条件です。

あとは松井証券でクレカ積立を始めてくれれば……

個人的な希望ですが、松井証券はすでに「MATSUI SECURITIESカード」というクレジットカードを発行しています、あとは、同カードを使ったような形で投資信託のクレカ積立なんかを始めてくれたらうれしいなぁと思うところですが、この辺りはどうなんでしょうかね。

期待して待っておきたいと思います。