私が実践しているポイ活投資術を紹介します。ポイ活投資術というのは、投資・資産運用に「ポイント活用」のエッセンスを加えた運用術となります。造語です。この、ポイ活と投資(資産運用)というのはとっても相性がいいです。
このブログでも紹介していますが、ポイントを稼げる案件というのは色々あります。それを駆使して月に数万程度のポイントを貯め、そのポイントを使って運用していくことで、手軽に資産運用を始めることができます。
すでに、資産運用をしている人にとっても、ポイントサービスをうまく活用することによって、入金力を高めることができます。仮に、ポイントサービスを活用することで月1万円分の入金力を高め、これを10年、15年、20年というように長く続けると「複利効果」によってその差は指数関数的に広がっていきます。
やれるところからで構わないと思いますし、やりやすいと感じたものからでも良いと思います。うまーく活用していきましょう。
ポイ活で月3万円投資できれば老後問題は解決?
ポイ活で月に3万円分のポイントを獲得したとしましょう。そして、この3万円分のポイントを実際に投資(資産運用)に回したとします。
あなたが仮に30歳だとして年5%運用で30年間運用を続けた場合どうなるか?最終的な積立資産は「24,967,759円(約2500万円)」になります。
- 10年運用:465万円
- 20年運用:1233万円
- 30年運用:2496万円
少なくとも私が5年以上ポイ活をしている中の経験では、月によって上下はあるものの平均して月3万円くらいはポイ活で獲得できているはずです。そう考えると30代くらいまでの人なら、毎月3万円分のポイ活をうまくこなしてポイ活投資することで、いわゆる老後2000万円問題は実は解決できちゃうわけです。
さらに、ポイ活分だけでなく毎月のお給料などの収入からの分も積立に回せばより早く資産形成ができていきます。ちなみに資産運用のキモでもある複利効果を高めるコツは「より長く」「より多く」の積立が効果的だとされています。既に資産運用をしている人もポイ活で貯めたポイントを運用に回して入金力を高めることでより効率的な資産運用が可能になるはずです。
もちろん、ちょっと大げさですし、今のようなポイ活が未来永劫続くというわけではありません。ただ、現在できるタイミングでやっておけば少なくとも5年後、10年後には大きな資産上のアドバンテージなっていることは間違いないと思います。
貯めたポイントは投資に回すことが可能になった
かつてポイントというものは基本的に「買い物などの消費に使うもの」でした。
ところが、現在は共通ポイント(Tポイント、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント)はすべてが投資サービスと連携しており、貯めたポイントで株式や投資信託などの運用商品の買付に利用することができます。
- Tポイント→SBI証券
- Pontaポイント→auカブコム証券、CONNECT証券
- dポイント→SMBC日興証券
- 楽天ポイント→楽天証券
- LINEポイント→LINE証券
その他のポイントもポイント交換によって最終的にこれらのポイントにできるものが多く、そうしたポイントは積極的に運用をすることができます。
ポイ活投資で毎月3万円の積立をするための基本的なやり方
ポイ活投資を始めるには何はともあれポイントを貯めなければなりません。私は以下の点をうまく組み合わせてやっています。
- 決済でポイントを獲得する
- キャンペーンで獲得する
- ポイントサイトで獲得する
- +αでポイントが貯まる仕組みを作る
- 家族みんなでやる
- ポイント交換で増量する
といったことが挙げられます。
決済でポイントを獲得する
決済については「キャッシュレスのキャンペーン」などが挙げられますね。たとえば○○ペイで決済すれば10%ポイント還元、20%ポイント還元などです。
うまくキャンペーンを攻略していけば月に数千ポイント程度は比較的簡単に手に入ることが多いです。
最近はd払いやauPAY関連が結構大きめのキャンペーンをやっていますね。ふるさと納税のような節税と組み合わせることができるサービスとお得な決済の組み合わせなどは相性抜群です。!
なお、決済でのポイント獲得は支出を伴うので、無駄遣いには気をつけましょう。いくら還元率が高いお得なお買い物でも支出ばかりしていては意味がないです。
あくまでも必要な支出をする際はお得な決済キャンペーン等を利用するという方向で行きましょう。
キャンペーンで獲得する
金融機関が開催する色々なキャンペーンと組み合わせるというものですね。
銀行、証券会社などは比較的「キャンペーン」をやってくれます。中には簡単な条件で万単位のポイント還元や現金還元になるようなものも多くあります。
爆益キャンペーンもあれば、爆損キャンペーンもありますが、その辺は私が分析していきます。
- LINE FXの取引1回で最大5000円還元
- BITMAXでの暗号資産取引で実質数万円の利益
- auカブコム証券での投信買付で数万ポイント還元
- LINE CFDの簡単な取引1万円還元
- 外貨預金の設定で毎月1500ポイント獲得
直近では上記のようなキャンペーンが美味しかったです。こうしたキャンペーンは不定期ではあるものの上手く利用していきたいです。私はこうした案件にアンテナを張っていますので、このブログやtwitterなどをフォローしてもらえると情報が入りやすいかと思います。
ポイントサイトで獲得する
ポイントサイトはポイ活の中でも「基本」ともいえるポイントの獲得方法です。ポイントサイトと呼ばれるサービスを通じてお買い物や資料請求、会員登録、アプリDL、口座開設といったような様々なサービスを利用すると、ポイントサイトを通じてポイントを獲得することができます。
中には一撃で1万円を超えるようなポイント還元となるような案件も少なくないので高額案件を美味しく狙いましょう。ポイントサイトの仕組みについては「ポイントサイトとは」の記事でも詳しく説明しています。
また、リアルタイムのおすすめ案件については「 今がお得なポイントサイト案件、キャンペーンのまとめ 一撃高還元なポイ活案件を攻略 」の記事でも紹介します。
+αでポイントが貯まる仕組みを作る
もう一つ、私が好きなのはポイントを貯める「仕組み」を構築することです。こまごま、コツコツした内容に見えるかもしれませんが、私が実践する多くは毎日ポチポチクリックしたりするのではなく、一度設定をすればあとは自動~半自動で動き続けるような仕組みを作っています。
仕組みの運用自体は月に1時間も時間はかけていません。
コツコツクリック系(時間があるときなど)
私自身はこうしたキャンペーンを活用するだけでも月に2000ポイント(円)以上は自動的に稼ぎ出しているはずです。チリツモですが、手間がかからなければ長期的には美味しいです。
詳しくはリンク先をどうぞ。
最後のコツコツクリック系は賛否両論あると思いますが、空き時間にボーっとするくらいなら1日に1、2分使うのは決して悪くないのでは。
夫婦や家族でやる(みんなでやる)
ポイ活投資は一人でもできます。ただ、可能なら夫婦のように一人よりも二人、二人よりも三人でやる方がいいです。
ポイ活投資はどうしてもポイントキャンペーン等を活用する機会が多いです。そしてこうしたキャンペーンは一人当たりの上限が設けられていることが多いです。
そのため、一人よりも二人で協力してやっていく方がより少ない労力でよりたくさんのポイントを貯めやすかったりします。たとえば、高還元のFX案件などをこなすとき、一人でやるより二人でやれば倍です。万単位のポイント還元がある案件などは夫婦、家族で取り組みましょう。
なお、家族でやる場合、未成年者の方は金融商品への投資などについて制約がありますのでご注意ください。また、こういうのは家族の理解も大切です。暴走をして家庭仲が不穏になるようなことがあっては元も子もありません。
ポイント交換で増量する
ポイ活投資で最大限に活用したいのは「ポイント交換」です。これらで貯めてきたポイントはすぐに現金化するのではなくて、ポイント交換というキャンペーンを利用することでさらにお得にすることができる場合があります。
年に一度のお祭りになっている「dポイント交換増量」はモチロンですが、それ以外にも不定期でポイント交換によってポイント価値(金銭価値)が増量となるキャンペーンは多くあります。
必ずしも「投資」に結びつかないケースもありますが、1円のポイントが1.5円相当になるといったポイント交換案件は大きな節約につながるはずです。そうやって現金支出を抑えることができた分を現金で投資に回しましょう。
ちなみに、増量キャンペーンは珍しいことではありません。直近で見ても以下のような案件がありました。
- Vポイントのアプリチャージで20%増量(2021年)
- 永久不滅ポイントをPARCOポイント交換で20%増量(2020年)
- dポイントへのポイント交換15%増量キャンペーン(2020年)
- PontaポイントのauPAY限定ポイント最大100%増量キャンペーン(2020年)
- QUOカードPayへのポイント交換増量キャンペーン(2020年)
- Rimpleコイン(換金可能)への100%増量キャンペーン(2020年)
私は、ポイ活においてポイント交換での価値増量は非常に重要だと思っています。むしろポイ活投資の真骨頂かと思います。
ちなみに、ポイント投資(運用)に利用できないケースもあると思いますが、その分だけ消費に必要な資金を減らすことができるはずです。たとえば、1万円分のポイントを1.2万円分のポイントに増量できたら、普段の生活で2000円分が浮く事になります。その浮いた分はぜひ、追加で投資に回しましょう。ポイントの貯め方、交換については下記の記事でもっと詳しく紹介しています。
そうすればポイント投資に使えないポイント増量であっても実質的には投資資金として活用できます。
ポイ活投資におすすめの金融機関と活用法
ここまでに挙げたような内容でポイ活投資をしていくにあたって必要となる金融機関とそのおすすめの活用方法を紹介していきます。
ポイ活投資は何らかの形で貯めたポイントを運用にまで回していく必要があります。
- SMBC日興証券(日興フロッギー )
- 楽天証券(+楽天カード+楽天銀行)
- マネックス証券
- LINE証券
- tsumiki証券(エポスカード)
- CONNECT証券
このあたりがポイ活投資と相性の良い金融機関になります。
SMBC日興証券(日興フロッギー)はdポイントとの相性抜群
dポイントはSMBC日興証券と連携しており、日興フロッギーというサービス内において、dポイントを使って現物の株式を購入することができます。100ポイント(円)単位で株式に投資ができるのが特徴で小額投資が可能です。
特に、最近はポイント還元(バラマキ?)に積極的で10%還元、20%還元、50%還元というような驚異的なキャッシュレスキャンペーンを連発しています。そんなキャンペーンをお得に活用するだけでなく、そうして獲得したポイントを資産形成に活用していきましょう。というお話です。
また、年1回のポイント交換で増量キャンペーンはまさに「お祭り」です。
- d払いで○○%還元キャンペーン
- dポイントのポイント交換でポイント増量キャンペーンが超トク!
- 記事クリックで毎日dポイントが貯まる
これらを利用してdポイントを上手に貯めることができれば、そのdポイントを日興フロッギー利用すれば株式資産を効率的に積み上げていくことが可能です。
さらに、日興フロッギーでは記事を読むだけで毎月dポイントがもらえるキャンペーンを継続中です。月々100ポイントくらいですが、コツコツと積み上げて投資に使えるので、手出し無用で資産形成(株式投資)ができていきます。
ETFを利用して「変動リスクを取らずに現金化する方法」もありますので、dポイント投資で殖やしたポイントは日興フロッギー経由で現金化することができます。
ポイ活しながら資産運用を始めるには一番の証券会社だと思います。
楽天証券は楽天ポイント経済圏との併用がお得(楽天証券×楽天カード)
楽天証券は楽天ポイント経済圏を活用している人にとってはマストといえる証券会社です。ポイ活投資をするうえでも非常に重要な証券会社です。
- 楽天カード×楽天証券で毎月500P(カード&証券)
- 楽天キャッシュ積立で毎月ポイント獲得
- 毎月クリックポイント(還元)がある(銀行・カード)
- 貯めたポイントを消化できる(証券・カード)
- 振込受取でポイントがもらえる(銀行)
- 配当金受取PGが使える(銀行+単元未満株)
楽天カードと組み合わせて毎月500Pを獲得する
楽天証券は楽天カードを使って投資信託の積立が可能となっています。さらに、投資額の1%相当の楽天ポイントが貯まります。これを利用した投資方法です(月5万円まで)。
ポイ活的投資術としては、リスクの小さい投信を積立投資してすぐに投信を売却するという方法で、運用ではなく5万円に対する1%分の楽天ポイント(月500ポイント、年6000ポイント)を目的とするという運用方法もアリでしょう。
また、2022年からは楽天キャッシュ(電子マネー)を使った投資も可能になりポイントも貯められるようになりました。
参考①:楽天カード積立の攻略
参考②:楽天キャッシュ投資の攻略
値動きの少ない国内債券型のファンドを毎月購入する設定にしておき、購入後に即売却するという方法なら、ポイントだけを上手に獲得できます。
ちなみに、即売りではなく、長期的な積立にももちろんお勧めで。楽天証券の場合はつみたてNISA口座でもクレカでの積み立てが可能です。
SBI証券×三井住友カードの積立投資&ポイント獲得
SBI証券×三井住友カードも、2021年6月30日からクレジットカードを使った投信積み立てを始めます。前述の「楽天証券×楽天カード」とほぼ同じ形です。
還元率は0.5%~5%とカードによって差があります。2021年12月10日設定分まではキャンペーンでさらに+1%となります。うまく活用すれば楽天証券並みかそれ以上のポイント獲得が可能です。
このほか、Tポイントと紐づけをすれば、SBI証券も投資信託の保有残高に応じて「投信マイレージ」という形でポイント獲得が可能です。また、Tポイントを使って投資信託の買付も可能になります。投信即売りでポイント獲得でもヨシ、中長期で積立していくでもヨシの証券会社です。
マネックス証券はクレカ投信と使い勝手良い
大手ネット証券のマネックス証券です。クレカ積立(マネックスカード)が利用可能で積立額の1.1%のポイントがたまります。ポイント還元率は1.1%と他社と比較しても高く利用メリットが非常に大きいです。
貯まるポイントはマネックスポイントですが、Tポイントやdポイントなどの共通ポイントとも交換することができます。
LINE証券を利用したタイムセール攻略法&FXやBITMAX
LINEの証券会社であるLINE証券が不定期に実施している「株のタイムセール」を利用する投資方法です。3%、5%、7%の株の値引きがあり、値引きされた価格で特定の株を購入することができます。
翌朝には売却できるので、一晩で株価が3%以上下がらなければ損をしないという投資になります。タイムセールに参加して株を割引き価格で買って翌朝売るだけのお仕事です(笑)
直近の利益額は千円ちょっとくらいになっているので、メインの運用手段とはなりませんが、ちょっとした小遣い稼ぎですね。各回ごとのリターンの記録や実際にいつタイムセールがあるのか?については「LINE証券、株のタイムセールを攻略!最大7%オフで株が買える」の記事でまとめていますので、こちらもどうぞ。
このほか、「ナイトセール」という決算時期に行われるセールもあります。こちらの方がより戦略性が必要ですが、ハマればおいしいです。
また、LINE証券はLINEポイントを使って入金可能ですので、LINEポイントを実質換金(現金化)できてしまいます。LINEポイントって意外と出口が少ない一方で、色々なキャンペーンでポイントを貯めることはできるので、そうして貯まるポイントの出口としても良いですね。
また、FX口座開設&1取引で最大5000円がもらえるキャンペーンや、BITMAX(暗号資産)に関する取引キャンペーンが頻繁にやられていて美味しいです。特に、LINE FXの一撃最大5000円還元キャンペーンはFXを利用したポイ活案件の練習としても最適です。
tsumiki証券×エポスカードの積立投資&ポイント獲得
前述の楽天証券×楽天カードとほぼ同じ仕組みです。エポスカードとマルイ系の証券会社のtsumi証券で投信の積立投資をするとポイントが貯まります。
ただし、基本のポイント還元率(0.1%~0.5%)が低めなのと投資可能な投資信託が4つしかないという点はネックです。楽天証券×楽天カードは1%ですからね……。
ただし、長い目で見ればメリットもたくさんあります。
特に、この運用を続けていると年会費無料のエポスカードが「エポスゴールド」に年会費無料のままアップグレードできるようになります。こうなると途端に魅力がUPします。
「エポスカード×tsumiki証券でポイ活投資!エポスゴールドがお得だし、目指そうと思う」の記事でも紹介しています。
- 積立投資の基本ポイント(0.1%~0.5%)
- 年間利用額に応じたボーナス(50万円で2500P、100万円で1000P)
年間利用額ボーナスがもらえます。このボーナスには「tsumiki証券での積立」も含まれます。なので合計だと最大で1.5%分のエポスポイントを貯めていくことができます。ちなみに貯めたエポスポイントは「Pontaポイント」と交換することができ、後述するCONNECT証券などでポイント投資が可能です。
なお、tsumiki証券の口座かエポスカードを通じて申込となります。
CONNECT、StockPointと提携したポイント運用→株投資が可能
CONNECTは大和証券グループのネット証券です。スマホトレードに特化した証券会社となっており、最近ではIPOなどでも人気です。
StockPoint for CONNECとというポイント運用サービスと連携しており、ポイント運用で投資した株式を1株単位で実際の株式として運用も可能です。StockPoint for CONNECTでは、Pontaポイントを使った株投資も可能です。
株主になろうキャンペーンなどのキャンペーンも積極的です。詳しくは以下のページでサービス内容等をご確認ください。