dポイントカードやd払い、dマーケットなどのキャンペーンでもらえることが多い、期間・用途限定dポイント。従来はお買い物に利用するくらいしか利用価値がない感じでしたが、最近になって使い道が2つ増えました。
- 日興フロッギーを通じて株投資・現金化
- iDキャッシュバックとの交換
これです。今回はこの二つの期間・用途限定ポイントの使い道について違いを紹介していきたいと思います。結論、どちらが確実にお得ってわけではなく、使い方次第ですかね。
1)日興フロッギールートのメリット、デメリット
日興フロッギー(SMBC日興証券)を通じて株投資に利用することができます。100円単位で株式投資に利用できます。投資をし続けることもできますし、売却すれば現金化できます。
dポイント(期間・用途限定)→フロッギー(株)→出金(現金)
となるわけですね。
<メリット>
- 完全に現金化することができる
- 投資によるリターンが期待できる
- 購入額の0.2%のdポイントがもらえる
- フロッギーの記事を読むことでdポイントが貯まる
<デメリット>
- 買付時は手数料がかからないけど売却時には0.5%の手数料がかかる
- 売買が瞬間ではできないので、買付時と売却時の株価の変動をうける
- SMBC日興証券の証券口座開設が必要
こんな感じですね。売却時に手数料はかかりますが、売買で0.2%分のポイント還元があるので売買両方で0.4%のポイント還元があります。とすると売却時のコスト0.5%も差し引き0.1%にしかなりません。
口座開設が必要なのは面倒に感じるかもしれませんが、私の場合10分もかかりませんでした。※免許証(本人確認書類)、個人番号(マイナンバーカード、個人番号通知カード)が必要です。
2)iDキャッシュバックルートのメリット、デメリット
つづいてiDキャッシュバックはdカード(クレジットカード)またはdカードminiで利用することができます。
dポイントをiDキャッシュバックに交換することで、iD払いをするときに交換したキャッシュバックが消費されます。ポイント払いをするよりも良い点は「iD利用と同じようにポイントが貯まる」という点ですね。
- dポイント払い:ポイント付与対象外
- iDキャッシュバック払い:ポイント付与対象
となるわけです。iDによる支払いは「dポイントスーパー還元プログラム」の対象にもなります。これも含めると、通常ポイント1%+最大7%のポイント還元が受けられるようになります。
dポイントとしてそのまま使うよりもiDキャッシュバックとして使うほうが圧倒的にお得なんです。iDが使えるお店は、コンビニ、ドラッグストア、ファストフード、家電量販店といったように色々あります。
なお、iDキャッシュバックを利用するならdカード(クレジットカード)を持っておくと便利です。
それで、日興フロッギールートと比較してみましょう。
<メリット>
- 手数料をかけずに換金ができる(100%交換)
<デメリット>
- 現金ではないのでお買い物以外には使えない(貯金は無理)
- 6か月という有効期限がある
- 月間の交換上限は4万ポイントまで
また、細かいことですが、スーパー還元プログラムは5月から改悪されてしまう点や、最近のドコモはiDよりもd払いのほうに経営資源を投下しているっぽいので、最大還元ではないという点も留意しておくべきかと思います。
フロッギールートで現金化しておけば、iDだろうがd払いだろうが、あるいはPayPayでも楽天ペイでもどんな決済にもつかえます。
なお、かつてはiDキャッシュバックへの交換は通常ポイントのみでしたが、現在は期間・用途限定ポイントも交換できるようになっています。
お買い物でiD使うならiDキャッシュバックがお得、それ以外なら日興フロッギーがお得
まとめると、お買い物で日常からiDを利用している人ならiDキャッシュバックのほうがお得といえそうです。
一方で、途中でも書いたように、圧倒的に使い勝手がいいのは現金です。日興フロッギールートなら、売却すれば現金になるわけですから、どんな決済にも動かすことができますし、使わない(貯金する)という選択も取ることができます。
私自身は現金より強いものはないと思っていますので、期間用途限定ポイントについてはiDキャッシュバックよりは日興フロッギーの方で株投資&現金化を中心に考えていきます。