LINE Payの利用時におけるポイント還元率は前月の決済額で「マイカラー」が決まり、カラーによってポイント還元率が0.5％～2.0％まで変動する仕組みとなっています。
これが2020年5月1日10時～「LINEポイントクラブ」として変更される予定です。最高3%還元と還元率アップ。
気になるのは通常のポイント還元率もそうですけど、LINEスマート投資（ワンコイン投資）の行方ですね。3%にアップするなら嬉しいですが、その可能性は残念ながら非常に小さいと思います。
どう変わる？
- 会員ランクは4段階
- 過去半年間の獲得ポイントで振り分け
- チャージ&ペイ利用時の還元率は最高3%
- ただし、Visa LINE Payクレジットカードが必要に
となります。
こんな感じです。6カ月で5000Pなら、ワンコイン投資をしている投資家は余裕でプラチナになれますね。還元率が3%というのであれば素晴らしいです。
※1にある注意点を熟読する必要があります。
チャージ&ペイご利用にはVisa Line Payクレジットカードを発行する必要がありますとなっていますね。また、ポイント還元が「LINE Pay利用」でななく「チャージ&ペイ利用時」となっている点も気になるところです。
「チャージ＆ペイ」とは、5/1からご利用可能になる「Visa LINE Payクレジットカード」を「LINE Pay」に登録いただくことで、これまでのように事前に銀行口座や現金で残高をチャージしなくても、コード支払いが可能になる新機能です。 お支払い金額は、クレジットカード料金としてまとめてお支払い（後払い）となります。
ふーん。
ワンコイン投資終了のお知らせ？
LINEスマート投資のワンコイン投資はマイカラーの対象取引なので投資額の2%分が還元されます。週10万円まで投資できるので40万円×2%＝8000ポイントがもらえる投資です。
ワンコイン投資はLINE Pay決済扱いですけど、銀行口座からのデビット引き落とし的な扱いなので、おそらくチャージ&ペイ利用という扱いにはならないと思います。
3%還元になれば狂喜乱舞ですが、クレジットという支払方法だと後払いになって週10万円×4＝40万円といいう信用供与はNGです。理由は以下の通り。
金融商品取引業等に関する内閣府令148条2号
同一人に対する信用の供与が十万円を超えることとならないこと。
チャージ＆ペイ説明通りだと後払いになるので、月40万円の投資は10万円を圧倒的に超過することになります。
楽天カード×楽天証券での投信のクレカ購入が月5万円上限なのは上記の金商業府令があるからですね。投資から支払いまで月をまたぐので5万円×2カ月＝10万円の上限額としているわけです。
ワンコイン投資でもチャージ&ペイに対応するなら月間の投資額を5万円以下とするようにしないとこの規制に引っかかることになります。
以上から考えると、LINE Payのチャージ&ペイの3%還元でワンコイン投資ができる可能性はほぼ無いと思います。
4月20日追記：チャージ&ペイ以外の決済はポイント還元対象外
チャージ&ペイ以外の決済方法だとどうなるのか？とういことですが、2020年4月20日に追加情報がリリースされました。
なお、事前チャージした残高から支払う「コード支払い」、「LINE Pay カード」など、「LINE Pay」の既存のお支払い方法(＊2)も引き続きご利用いただけますが、お支払い時の「LINEポイント」還元は対象外となります。
＊2チャージ残高での「コード支払い」、「LINE Pay カード」、「請求書支払い」、「Google Pay/QUICPay+」（Android対応端末のみ）、オンライン支払いのほか、クレジットカードを登録して「LINE」各種サービスでのお支払いをする場合を含みます。（Visa, Master, JCBに対応）
引用元：https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3193
ということです。その為、銀行口座からのデビット支払いやLINE Payの残高支払いはポイント付与の対象外となるようです。
付与率が下がることは予想していましたが、まさかのゼロ回答とは……。残念すぎます。
ワンコイン投資が「チャージ&ペイ」にどうにかして対応するというウルトラQが無い限りは、ワンコイン投資はオワコンになりそうです……。
