
これまで王道とされていた「みずほルート(JQみずほルート)」に必要なクレジットカード(みずほマイレージクラブカード/ANA)が2026年1月21日をもって新規申し込みを停止しました。
これにより、これからポイ活でANAマイルを貯めようとする人にとって、交換レート70%を実現できるルートは、実質的に「nimocaルート」ひとつだけとなりました。
「九州や函館に行く必要がある」というハードルはありますが、それでも70%という高レートは代えがたい魅力です。今回は、全国のマイラーに残された「最後の砦」であるnimocaルートの構築方法と、必須となるオンラインでのポイント管理術を解説します。
ちなみにこの記事のお話は「ANAマイルを使って特典航空券(ないしはANAスカイコイン)で飛行機に乗る人」向けです。それ以外のマイル用途を考えている人にはほぼ役立ちません。
- なぜ70%にこだわるのか?マイルの価値を再確認
- ANAマイルの「nimocaルート」の全体像と必須カード
- 基本のポイント交換ルート
- 遠方ユーザー必須!nimocaポイントをオンラインで確認する方法
- nimocaルートはいつまで使える?改悪リスクと公式情報の整理
- まとめ:2026年は「旅行×マイル交換」のスタイルで!
なぜ70%にこだわるのか?マイルの価値を再確認

マイル初心者の方からすると「10,000ポイントが7,000マイルに減る(70%)のは損では?」と思われるかもしれません。しかし、マイルの世界ではこれが「錬金術」になります。
- 通常の交換(30~50%):楽天ポイントなどの直接交換すると、10,000ポイント → 5,000マイルが上限。悪いところは30%。
- nimocaルート(70%):10,000ポイント → 7,000マイル。
50%との比較でも差額は2,000マイル。 1マイルの価値は航空券の使い方次第で2円〜5円以上に跳ね上がるため、この20%の差は実質数千円〜数万円の価値差を生みます。手間をかけてでも70%を目指す理由はここにあります。
💡 補足:永久不滅ポイントについて
次点として「永久不滅ポイント」からANAマイルへの交換ルートがあります。この場合のレートは60%相当です(みずほマイレージクラブカード経由であれば永久不滅ポイント→ANAマイルは70%ですが、現在は新規のカード発行が終了しています。)
ANAマイルの「nimocaルート」の全体像と必須カード
このルートは、ポイントサイトのポイントを「nimocaポイント」に集約し、現地の交換機でマイルに変える手法です。
必須アイテム:ANA VISA nimocaカード
通常のnimocaカードではマイル交換ができません。必ず「ANA VISA nimocaカード」が必要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| カード名称 | ANA VISA nimocaカード |
| 国際ブランド | Visa |
| 年会費(本会員) | 初年度無料 2年目以降 2,200円(税込) |
| 継続ボーナスマイル | 毎年のカード更新時に 1,000マイル プレゼント ※1マイル2円換算で実質年会費を相殺可能とされる |
| 入会ボーナスマイル | 入会時に 1,000マイル プレゼント |
| ポイント還元 | Vポイント:利用200円(税込)につき1ポイント付与(還元率0.5%) |
| 搭載機能 | ・クレジット決済(Visa) ・nimoca(交通系ICカード) ・ANAマイレージクラブ |
| nimocaルート交換 | 対応(本カード会員限定) |
| マイル交換レート | 70%(10 nimocaポイント → 7 ANAマイル) |
| マイル交換単位 | 10ポイント以上、10ポイント単位 |
| 交換上限(年間) | なし |
| 移行手数料 | 無料 |
| 交換場所 | nimocaポイント交換機(主に九州・函館に設置)での手続きが必要 |
| 交換所要日数 | 申込後、マイル積算まで約1週間(実際は2〜3日で反映されることもあり) |
※ポイントサイト案件などはありません。直申込するしかないです。
ANA VISA nimocaカード公式サイト
基本のポイント交換ルート
- 各ポイントサイト(ハピタス、モッピー等)
- ポイント交換サイト(Gポイントまたは PeX)に交換
- Gポイント→nimocaポイント
※Gポイントなら交換完了まで約2〜3日とスピーディーです。 - 【現地交換機】→ ANAマイル(レート70%)
という流れになります。
おすすめルートのGポイント→nimocaポイント

ポイントサイトなどで貯めたポイントをGポイントという中継サイト(ポイント交換サイト)に集約しましょう。その上でGポイントからnimocaポイントにポイント交換します。交換から完了までは3日程度と短期で交換できます。
なお、1日のポイント交換上限は20000Pです。まとまったポイントを交換したい人は日をまたぐようにしましょう。
なお交換時に5%の手数料が発生しますが、こちらはGポイントでのポイント獲得があれば返却されますのでご安心ください。Gポイントの活用方法や手数料を無料化する方法については「ポイント交換サイト Gポイントの活用方法 ポイントのハブサイト 交換手数料を無料化する裏技」の記事で詳述しています。
交換をしたnimocaポイントの有効期限
nimocaポイントの有効期限はポイントが付与された日の「翌年の12月末日」までとなっています。そのため、有効期限は最短で1年、最長で約2年となります。意外と短いのであとめでまとめて交換しようという場合は1年の早めの段階で交換しておくと良いですね。
nimocaポイントからANAマイルへの交換上限はないため、1年分のポイントを貯めておき、旅行や出張のついでに「一撃で数十万マイルにする」という使い方が可能です。
なお、いつでもnimocaポイントをANAマイルに交換できるという人については必要な分だけをANAマイルに交換するようにするとマイルの有効期限(マイルを獲得した月(利用月)から36ヶ月後の月末まで)を無駄にせずに済みます。
nimocaルートの最大の欠点「現地に交換に行く必要あり」
このnimocaルートが全国区にならないのは「交換機がある場所(九州・函館)に行く必要がある」点です。 少なくとも1年~2年に1回は九州か北海道の函館にいってポイントをANAマイルに交換をする必要があります。
これらに行ける人であれば良いですが、そうでないというのであればこのnimocaルートは若干厳しい交換ルートということになりますね。
▼ 無理は禁物:移動費とのバランスを考えよう
わざわざコストをかけてまで……という方は無理をしない方がいいです。
70%の交換レートは魅力的ですが、その他のポイントでも50%程度の交換レートではANAマイルにポイント交換可能です。
仮に10万ポイントを交換するとして50%レートとnimocaルートの差は20000マイルです。1マイルの価値を2円程度とみても40,000円程度の差となります。このくらいのポイント交換ができる人であれば交換妙味もあるでしょうが、交換ポイント数が仮に2万ポイントだと差は4000マイル(約8,000円相当)となり、交通費を払ってまで……。という話になってしまいますね。
交換機はどこにある?主な設置エリア(旅行ついでに行きやすい場所)
- 福岡(天神・博多): 空港からアクセスの良い「博多バスターミナル」や「ソラリアプラザ(天神)」など多数 。
- その他九州: 大分、熊本、宮崎、佐賀、長崎の主要バスターミナルや空港バス窓口周辺 。
- 北海道(函館): 「函館空港」や「函館駅前バス案内所」など 。
✈️ 九州エリア(福岡)の場合
nimocaのポイント交換機(特にANAマイルへの交換用途)は、福岡空港内には設置されていないため、空港から地下鉄で移動した先の博多駅にある機器を利用するのが旅行者にとって最もスムーズです。
福岡空港から地下鉄で2駅(約5分)の「博多駅」に隣接するバスターミナルが、最もアクセスが良くおすすめです。
🦑 北海道(函館)の場合
nimoca(ICAS nimoca)は函館でも利用されていますが、函館空港には交換機がありません。JR函館駅を出てすぐのバスターミナル内にある案内所に交換機があります。
博多(福岡)も函館も観光地としても面白い地域です。エリア外の方も観光ついでにマイル交換をするのも良いと思いますよ。
遠方ユーザー必須!nimocaポイントをオンラインで確認する方法
現地に行って「あれ?ポイントがまだ反映されていない!」という悲劇を防ぐため、事前に残高確認は必須です。 通常、nimocaポイントはWEB確認できませんが、利用履歴照会サービスに登録しておけばWEB確認できます。
対象カード: スターnimoca、または クレジットnimoca
WEBでカード番号とメアドを登録 → 届いたURLから本人確認書類をアップロード → 本登録。なお、ANA VISA nimocaカードはクレジットnimocaです。
- 登録後、nimoca側での確認作業が入ります。
- 郵送での本人確認の場合は約2週間かかりますが、WEB完結なら比較的早いです。
そんなのいつでも確認できるようにしておいてよ…と思わないでもないですが、現在はクレカ登録とは別に、登録作業が必要です。
nimocaルートはいつまで使える?改悪リスクと公式情報の整理
2026年2月現在では特に改悪やルール変更に関する情報は出ていません。
現実的にnimocaルートはオンライン交換ができないという不便さから極端な利用者が多くないため、現在のレートを維持できているのかもしれません。
換言すると、みずほルートが新規終了となり、nimocaルートを使う人が増えてくると将来的に交換レート変更などの可能性も無きにしも非ずです。
まとめ:2026年は「旅行×マイル交換」のスタイルで!
「みずほルート」が閉ざされた今、新規で70%交換を目指すなら「nimocaルート」一択です。 「交換のために飛行機に乗るのは本末転倒では?」と思うかもしれませんが、LCCのセールや特典航空券で安く九州・函館へ行き、美味しいものを食べて、帰りに大量のマイルを持ち帰る。
そんな「マイル旅」を楽しむのが、賢い陸マイラーのスタイルと言えるかもしれませんね。
中国・関西エリアの方であればマイルではないですけど、JR西日本のWESTERポイントも貯めて、特典きっぷを予約して博多~大阪までの新幹線を50%OFF~75%OFFのポイント旅行と組み合わせてみるのも楽しそうです。