コンビニで販売されているブランドプリペイドカードが「バニラVISAギフトカード」です。Visaの加盟店で使えるブランドプリペイドカードです。
クレジットカードを持っていない人でもコンビニでバニラVISAギフトカードを購入すれば購入額面分のお買い物ができます。
- 購入金額は3000円~1万円
- 一部のVisa加盟店では利用不可
- 他の決済手段と併用不可
- 有効期限がある
ということで、あんまりメリットがあるようには感じませんよね。あえてバニラVISAを買うくらいなら普通にクレジットカードで買い物をすればいいのでは?という印象を抱く方も多いかもしれません。
実際、バニラVISAを普通に額面で購入して使うのであればメリットは全くありません。バニラVISAをお得に利用するのは「バニラVISAをお得に買うという前提」が必要です。
特にファミリーマート(FamiPay)でのキャンペーンが多いので、このキャンペーンと組み合わせるとバニラVISAをお得に活用できます。こちらの記事ではキャンペーン等を通じてバニラVISAをお得に購入する方法や活用方法、残高をしっかり使い切る方法などを紹介します。
バニラVisaギフトカードとは?
バニラVisaというのは、Visaプリペイドカードです。Visa加盟店で使えるブランドプリペイドカードとなっていて、Amazonなどのネット通販でのお買い物はもちろん、Visaカードが使えるお店でお買い物に使えます。
購入はセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどのコンビニで棚に置かれています。POSA(レジで有効化されるプリペイドカード)という形で販売されています。
参考: コンビニでお得にPOSAカードを購入するコツと裏技 セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ
上記のリンク先でも紹介していますが、コンビニでのPOSAカード購入時は「ポイント還元」が受けられるケースがあります。
バニラVISAギフトカードをお得に活用するという面からはこのコンビニでのPOSAカード購入時のポイント還元やコンビニが実施するキャンペーンを活用するというのが重要な攻略要素となります。
クレカを持っていない人でクレカ決済が必要なら必要が金額だけ購入しよう
多分、これが本来の使い方だと思います。
クレジットカードを持っていないという状況だけど何らかの理由でクレジットカード決済がをしなければならないという時に、その金額分のバニラVISAギフトカードを購入して使うという方法です。
バニラVISAは3000円~1万円の範囲であればバリアブルなので1円単位で購入できます。たとえば4658円の決済が必要ならその金額分をコンビニで購入すれば、そのお買い物で利用できます。いちいち出向くの面倒ですけどね……。
バニラVISAギフトカード購入キャンペーンを活用する
私が使っているのはこちらです。
バニラVISAは不定期に購入キャンペーンを実施することがあります。このキャンペーンを利用すれば数%~10%くらいお得にバニラVISAを購入できるケースがあります。これを活用しましょうというものです。
常設キャンペーンでも以下で紹介するファミペイ経由なら3%のポイント還元はとれますのでうまく活用していきましょう。
ファミペイ経由なら指定日のバニラVISA購入で3%還元
キャンペーンを上手に活用しましょう。
特にファミリーマートでバニラVISAギフトに関するキャンペーンが不定期で実施されることがあります。
たとえばファミリーマートのファミペイを利用すれば、毎月0と5と1のつく日ならPOSAカード購入時に+1.5%還元となるキャンペーンが実施されています。通常のポイント還元(0.5%)とファミペイへのチャージ時のポイント(1%前後)を考えると最大で3%ほどのポイント還元付でバニラVISAを購入できるということになります。
ファミペイ→バニラVISA→街のお店やネットショップでお買い物
というようにすることで街のお店のカードのポイント還元率を3%という高い還元とすることができるわけです。
ちなみに、ちょっと上級技になりますが、ステップボーナスを利用すれば還元率はなんと6.5%になります。詳細は上記のファミペイの解説記事をご覧ください。
バニラVisaギフトカードの注意点
冒頭でも軽く流しましたがバニラVISAギフトカードには以下のような注意点があります。
- 買い切り方のため、同じカードに追加入金はできません
- 有効期限があります。当然期限がくると残高は失効します
- 13歳未満の方は使用できません
- 紛失時や盗難時の補償などはありません
- 暗証番号を入力する決済では使えません(3Dセキュア非対応)
- 残高が9円以下になると使えません
- 他の決済手段と併用不可
- その他、使用できないVisa加盟店もあります
たとえば、盗難紛失補償はないため、基本的には買ったらすぐ使うというのが前提になります。また、残高が9円以下になると使えないので後で紹介する端数を使い切る方法である程度利用したら残高をゼロにしましょう。
他の決済(たとえばバニラVISA+現金)のような支払いもできません。
ガソリンスタンドや機内販売、会費の支払いのように、クレジットカード払いができてもブランドプリペイド払いはできないお店も一部あります。
バニラVISAの使い道と残高を使い切る方法
せっかく購入したバニラVisaの使い道をいくつか紹介します。基本的には街のお店やECサイトなどで利用可能です。また、PayPayの支払にも設定ができます(3Dセキュア非対応なので月5000円までの利用が上限)。
バニラVISAの使い道としての代表格に「Amazon」や「Suicaチャージ」が挙げられます。なお、バニラVISAギフトカードの残高は「こちら」から確認ができます。
Amazonギフト券(メールタイプ)
Amazonギフト券の購入が一番手軽です。メールタイプのギフト券なら15円以上1円単位で購入ができます。
枠にのところに金額を入れると任意の金額で決済できます。受取人のメールアドレスを自分にしておけば自分で受け取りが可能です。
>>Amazonギフト券(Eメールタイプ)
なお、バニラVISAは9円以下を残すと決済不可になりもったいないです。残高が少なくなったら使い切りましょう。
Suicaチャージ(モバイルSuica)
最近では交通系ICカードとしてSuicaをApplePayやGooglePayに登録して利用している人も多いのではないでしょうか?このモバイルSuicaとしてバニラVISAを通じてチャージが可能です。
まずはお手持ちのSuicaが登録されているスマートフォンをご用意
- Suicaのアプリを立ち上げる
- 入金(チャージ)
- クレジットカードでチャージ
こちらからできます。なお、登録したクレジットカードの変更については右下の「チケット購入Suica管理」のメニュー内に「登録クレジットカード情報変更」から変更できます。
前述のようにファミペイなどのキャンペーンを利用することでお得にチャージしたバニラVISAでSuicaチャージをすれば、普通にチャージするよりもお得になりますね。
なお、Suicaチャージはビューカード(JR東のクレカ)なら1.5%還元でのチャージなのでバニラVISA経由の方が還元率は高くなります。
このSuicaチャージ、以前はToyota Walletというルートがありましたが、同サービスがポイント付与を終了したため、バニラVisa経由のSuicaチャージが脚光を浴びています。
コンビニでポイント併用で使う
バニラVISAは注意点で他の支払と併用はできないという特徴がありますが、ポイント利用は可能です。ローソンやファミリーマートのように共通ポイントプログラムの加盟店であれば支払い時に「ポイント払い」も可能です。
たとえば、バニラVISAの残高が211円という場合で400円のお買い物をした場合、ローソンでPontaポイントカードで199ポイントを使って残りをバニラVISAで使うという手が可能です。