ソラチカゴールドカード(ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD)は2020年3月より申し込みが開始となった、ソラチカカードの上位カードとなります。PASMO付きのJCBブランドのANAカードとなります。
PASMOが付帯しており、東京メトロの利用でもポイントが貯まります。
そんなソラチカゴールドですが、非常に強い入会&カード利用のキャンペーンが実施されます。最大300万円利用で22万マイル以上がたまるということでANAマイラーの方には魅力的なキャンペーンです。
そんなキャンペーンと決済金額を上手に獲得するための方法、コツについても紹介していきます。
- ソラチカゴールドカードの基本
- 入会キャンペーンでのANAマイルを大量獲得
- とはいえ、300万円の決済修行をどうするかは課題
- 貯めたマイルはどう使える?
- ソラチカカードはANAマイラーのマイル延命にも効果的
ソラチカゴールドカードの基本
- 年会費: 15,400円(税込)
- 家族カード年会費: 2,200円(税込)
- ETCカード: 発行手数料・年会費ともに無料
- ポイント還元率: 0.5%(Oki Dokiポイント)、マイル還元率は1.0%
- たまるポイント: Oki Dokiポイント、ANAマイル
- カードブランド: JCB
- カード発行会社: 株式会社ジェーシービー
- 付帯保険:
- 海外旅行傷害保険(最高1億円)
- 国内旅行傷害保険(最高5,000万円)
- 国内・海外航空機遅延保険
- ショッピングガード保険(海外・国内ともに最高500万円)
- その他の特典:
- 入会・継続マイル: 2,000マイル
- 搭乗ボーナスマイル: 25%
- 空港ラウンジサービス: 国内32空港とハワイ・ホノルルのラウンジが利用可能
- メトロ乗車ポイント: 平日20ポイント、土・日・祝日40ポイント
- 電子マネー: QuickPay、PASMO(オートチャージ機能、定期券搭載可能)
- スマホ決済: ApplePay、GooglePay
ANA JCBカードのゴールドカードという位置づけになります。ただし、SFC(スーパーフライヤーズカード)の発行は行っていません。
特徴としては本カードがあればJCBのOkiDokiポイントやANAマイルを「メトポ」と好レートでポイント交換ができるようになります。
※ゴールドではない通常のソラチカカードでも可能
入会キャンペーンでのANAマイルを大量獲得
ソラチカゴールドカードの入会キャンペーンを活用すると、最大で230,500マイルを獲得することが可能です。以下はその内訳です。
- 入会ボーナスマイル:2000マイル
- JCB主催のキャンペーン:最大158,500マイル
(対象外)過去2年間にANA JCBカードをお持ちの方は対象外となります。2年以上前に解約していればOK。 - ANA主催キャンペーン:最大 70,000マイル
これに加えてポイントサイト経由による還元もあります。年会費のかかるゴールドカードですが、
ポイントサイト(ハピタス)経由でのカード作成で4600円相当
まずはANAマイルとは直接関係ないですが、ソラチカゴールドカードの作成はポイントサイトを経由しましょう。現在はハピタス経由の還元が高く4600円相当のポイントがもらえます。
>>ハピタス会員登録
※登録無料です。私は認定ユーザーなので上記から登録をすると+100P追加でもらえます。ハピタス(ポイントサイト)についてもっと詳しく知りたいという方は「ハピタスの評判と活用法」や「ポイントサイトのしくみ」の記事で解説していますのでよろしければご覧ください。
JCBキャンペーンボーナス: 126,500マイル(要、エントリー)
ANA JCBカード Oki Dokiポイントプレゼントキャンペーン
- 9月30日(月)までに申し込み、2024年10月31日(木)までに入会
- エントリー&決済条件を満たす期限は2024年12月31日(火)まで
過去2年間にANA JCBカードをお持ちの方は対象外となります。
2年以上前に解約していればOK。
ANA JCBカードへの入会と各種条件の達成で特典がもらえるキャンペーンです。ソラチカゴールドカードの場合は以下のマイル、ポイントがもらえます。
- 入会ボーナス:2000マイル(自動)
- (JCB)カード利用額に応じて
- 30万:2000OkiDokiボーナスポイント(実質9000マイル)
- 70万:3000OkiDokiボーナスポイント(実質13500マイル)
- 100万:8000OkiDokiボーナスポイント(実質36000マイル)
- 150万:12000OkiDokiボーナスポイント(実質54000マイル)
- 250万:17000OkiDokiボーナスポイント(実質76500マイル)
- (JCB)300万円以上利用:50000マイル(有効期限1年)
単純にキャンペーンにエントリーした状態で300万円の決済をすればすべて満額の獲得ができます。
さらに、300万円の決済に対して1000円につき1OkiDokiポイントが付与されますので300万円で3000ポイントになります。これは30000マイル相当になります。
2種類のOkiDokiポイントとANAマイル交換率
ANA JCBカードでのお買い物で貯まるポイントはOkiDokiポイントというJCBのポイントです。このポイントは通常のOkiDokiポイントとOkiDokiボーナスポイントがあります。
通常のお買い物ではOkiDokiポイント、キャンペーン等でもらえるのはOkiDokiボーナスポイントになります。本キャンペーンでは通常の決済分はOkiDokiポイントになりますが、「カード利用額に応じて:最大17000OkiDokiボーナスポイント」のキャンペーンでもらえるのはOkiDokiボーナスポイントになります。
- OkiDokiポイント→ANAマイル(1ポイント=10マイル)
- OkiDokiボーナスポイント→ANAマイル(1ポイント=3マイル)
とマイル交換レートが異なります。
一方、このOki Dokiボーナスポイントは1ポイント=3マイルでANAマイルに直接交換するのではなく、一度メトポ(PASMOのポイント)に移行してからANAマイルにすると4.5マイルにすることが可能です。
- 直接交換:17000P→51000マイル
- メトポ経由:17000P→85000メトポ→76500マイル
このように増量できます。ソラチカカード限定の技になりますが、キャンペーンで貯めたボーナスポイントは「メトポ経由」にすると良いですね。
【余談です】
東京メトロのポイントはPASMO向けのメトポとTo Me CARD向けのメトロポイントの二つがありましたが、24年4月にメトロポイントクラブ(メトポ)に統合しています。詳しくは「メトロポイントとメトポの統合 To Me CARD会員は要手続き」の記事などが参考になるかと思います。
ということで交換ルートも上手に使えば獲得マイルは以下のようになります。
- ボーナスポイント:2000マイル
- カード利用額に応じて:最大17000OkiDokiボーナスポイント:76500マイル
- 300万円以上利用:50000マイル
- 300万円利用時の通常ポイント分:30000マイル
合計:158500マイル
ANAカードに入会してハワイに行こうキャンペーン
ANAカードに入会してハワイに行こう!ANAカード新規入会キャンペーン|ANA
先ほどとは「別」のキャンペーンです。
2024年9月30日までにANAカードを発行して一定額の利用をすることでマイルが還元されるというキャンペーンになります。
- 申込期間:~2024年9月30日(月)
- 決済期間:~2024年11月30日(土)
ソラチカゴールドカードはANAゴールドカード扱いになりますので、150万円の利用で70000マイルがもらえます。先ほどのANA JCBカードのキャンペーンを満たせばこちらも自動的にクリアという事になりますね。
- 10万円:3000マイル(有効期限1年)
- 50万円:15000マイル(有効期限1年)
- 100万円:40000マイル(有効期限1年)
- 150万円:70000マイル(有効期限1年)
先ほどのJCBカードのキャンペーン分も含めると最大228500マイルになります。すごい。
とはいえ、300万円の決済修行をどうするかは課題
300万円というと非常に大きい数字ですよね。
また、本キャンペーンは最大マイル獲得が気になるところですが、最大「還元率」というところで見ると実は300万円が最大ではなかったりします。
下のグラフはキャンペーン期間中の決済金額別のマイルの獲得数と決済金額に対するマイルの還元率となります。
マイル還元額
このように、JCB主催、ANA主催のキャンペーンは金額帯ごとにドカンと獲得が増えていく仕様になっています。そのため、この変わり目の部分で還元率が大きく変動します。
マイル還元率
こちらは決済金額10万円ごとのマイル還元率をグラフにしたものです。こう見ると300万円も確かに高いですが、100万円、150万円という決済金額のところの方が「還元率」というところで見ると高くなっています。
つまり、何がなんで300万円というわけではなく100万円、150万円の決済でも十分にお得なキャンペーンであることがわかります。
とはいえ、ソラチカゴールドカードの決済修行はどうする?
ANAカードの決済修行はどうする?というという点ですね。
ANA JCBはクレジットカードの中でもチャージ系に対するポイント付与は厳しめです。
ただし、今回のキャンペーンについては通常のショッピングのポイント還元(1%分)が付与されないようなチャージ系の取引であっても購入額には算入されそうです。
ちょっとタイミングは限られますが2024年7月18日まではJCBギフトカードの購入で2万円以上のお買い物だと送料が無料になるキャンペーンもやっています。ポイントサイトの「フルーツメール」経由だと+0.6%のポイントも付きます。
>>フルーツメール会員登録
※登録無料です。国内でも歴史のあるポイントサイト。入会で1000pt(100円相当)
夏ギフトなどにも使えますし、自分用に考えてもよろしいかと。
その他、クレジットカードの決済額を増やすいわゆる決済修行に関しては「 クレジットカードの決済額を増やす決済修行のやり方 ふるさと納税、立替、税金、チャージなどを比較 」の記事なども参考にされてください。
貯めたマイルはどう使える?
貯めたANAマイルについては特典航空券としても利用可能です。ANAスカイコインに交換して航空券代としても利用できます。
- 国内線の特典航空券として利用:1マイル=2~5円くらい
- 国際線の特典航空券として利用:1マイル=5~12円くらい
- ANAの飛行機代として利用(SKYコイン):1マイル=1円~1.7円
ざっくりとこんなイメージです。仮に1マイル=2円として計算した場合228500マイルは457000円相当となり、今回の300万円の決済に対して15.2%もの還元率になります。
100万円決済なら17.6%、150万円決済なら18.8%もの還元となります。
あんまり飛行機乗らないんだよね……。という人には基本おすすめできないキャンペーンになりますが、一部のマイルは航空券以外にも使えます。ANAマイルはANA Payとしても利用可能です。この場合、1マイル=1円相当としてANA Payにチャージして通常のお買い物でも利用可能です。
- 毎月5万マイル(5万円)までチャージ可能
- 1回あたりのチャージ:1万マイルまで
マイルの価値を考えた場合は当然特典航空券ですが、ANAPayに逃がすというルートであっても前述のマイル還元率と同様の還元が取れるわけです。ANA Payの残高は楽天証券経由で実質現金化もできてしまうわけなのでANAマイラーでなくても正直かなりウマイ案件だと思います。
今回のキャンペーンでANA Payに流せるのはJCB主催の利用金額に応じてOkiDokiポイントがもらえるキャンペーン分だけです。ご注意ください。
ANA Payについては「 ANA Payのお得な使い方と活用方法 ANAマイルを貯めるのにも決済手段としてもお得 」の記事をご覧くださいませ。
また、楽天証券(楽天キャッシュ)を利用した資産運用や残高の現金化・換金の手法に関しては「楽天キャッシュ投資 電子マネーで積立投資を攻略 チャージを工夫したポイ活投資でお得に投資」の記事もご覧ください。
ソラチカカードはANAマイラーのマイル延命にも効果的
ソラチカカード、ソラチカゴールドカードの両方に言える特典の一つとしてANAマイルの「延命(有効期限の延長)」に力を発揮します。
ソラチカカードのユーザーはANAマイルを「メトロポイントクラブ(メトポ)」に交換をすることができます。交換レートは10000ANAマイルを10000メトポに交換をすることができます。そして10000メトポは9000ANAマイルに交換することができます。
10%目減りはしますが、有効期限がきそうなANAマイルをいったんメトポに交換をすることで、ANAマイルの有効期限を延長させることができます。