毎月の固定費の中でも携帯電話料金というのはその存在感を増しています。2019年の総務相家計調査によると年間に約103,466円で月々では約8,600円とされています。
そんな携帯電話料金。ポイ活をうまく絡めれば実質的に手出しゼロで回線維持できるとしたら結構すごいですよね。今回は楽天モバイル編です。楽天グループの金融ポイ活を利用することで、追加の支出はほぼゼロでポイントで通信費を補うことができます。
うまく活用していきましょうね。
- 楽天グループの金融ポイ活で実質的な楽天モバイルの回線料金を無料にする
- 楽天モバイルの回線料金を無料にするために必要なもの
- 楽天グループの金融ポイ活で楽天モバイルの通信料金を実質無料にする
- 【事前準備】楽天ポイントの金融ポイ活の準備編
- 【毎月やること】13日以降に投信の売却手続きをするだけ
- 夫婦でやれば黒字回線化まで金融ポイ活で行ける
- 単身でも「もうちょっと」頑張れば完全無料化もできる
- 楽天モバイルは買い物ゼロでもキャッシュレス投資だけで実質無料化できる
楽天グループの金融ポイ活で実質的な楽天モバイルの回線料金を無料にする
楽天モバイルは第4のケータイキャリアとして存在感を日々増していますね。回線が弱いという印象があるかもしれませんが、最近では下手したらドコモよりも回線状態が良い場面もあったりします。
格安SIMではない楽天モバイルで、回線保有者には様々な楽天グループの特典もある楽天モバイルを”実質ゼロ円(無料)”で回線維持するための金融ポイ活を紹介します。
ちなみに金融ポイ活というのは投資や投資関連サービス、金融機関のキャンペーン等を利用してお買い物のように消費をしてポイントを獲得するのではなく、お金を動かすことによってポイントを獲得するポイ活のことです(私が勝手に呼んでいます)。
実質的な支払いはほぼゼロにしたうえでポイントを上手に獲得し、その獲得したポイントで楽天モバイルの回線料金を実質無料化します。
楽天モバイルの回線料金を無料にするために必要なもの
- 楽天モバイルの回線契約
- 楽天証券の口座(無料)
- 楽天銀行の口座(無料)
- 楽天カード(一般カードでOK 年会費無料)
この4つが必要です。
いずれも無料で口座開設やカード作成が可能です。むしろ、これらにはポイントサイト案件がありますので、これらをそろえるだけで3万円くらいは利益がでます。まずは作っておきましょう。
楽天モバイルの回線作成
今回の中心となるのが「楽天モバイル」ですね。
- 3GB以内:1078円
- 20GB以内:2,178円
- それ以上:3,278円
というのが基本料金です。家族がいる場合は料金がマイナス110円されます。この回線料金を実質無料にしてしまおうという話です。とはいえ今回の記事では最小維持コストである1,078円のところを対象にしています。
さて、まだ楽天モバイル回線がない人は三木谷キャンペーンを利用して楽天モバイルを作るのがおすすめです。現状ですとMNP(乗り換え)経由であれば14000円相当の楽天ポイントがもらえます。こちらを利用するだけで実質1年分以上の楽天モバイルの回線料金に相当する還元を受けることができます。
>>三木谷社長 キャンペーンリンクで申込
※楽天モバイルにポイントサイト案件はありません
なお、三木谷キャンペーンの詳細については「楽天モバイル 三木谷社長キャンペーンで14000ポイント還元 活用法とルール、注意点」の記事。また、楽天モバイルってそもそもどうなの?という方には「楽天モバイルのキャンペーンと特典一覧」の記事で楽天モバイルの解説もしています。
楽天証券の口座開設
楽天証券という証券会社の口座も必要になります。
ネット証券の中ではSBI証券と並び二大ネット証券となっています。こちら口座開設についてはポイントサイト経由で口座を作ると5000円相当のポイントがもらえます。これは獲得しておきましょう。
>>ハピタス会員登録
※登録無料です。私は認定ユーザーなので上記から登録をすると+100P追加でもらえます。ハピタス(ポイントサイト)についてもっと詳しく知りたいという方は「ハピタスの評判と活用法」や「ポイントサイトのしくみ」の記事で解説していますのでよろしければご覧ください。
>>楽天証券案件ページ
※ハピタス会員登録済みの方はこちらから申し込みできます。
楽天銀行の口座開設
同じく楽天グループのネット銀行です。
今回のスキームで絶対に必要というわけではないのですが、これがないと資金移動とかが面倒になりますので楽天銀行の口座も作っておきましょう。
こちらも同じくハピタス経由で1200円相当の還元があります。
>>ハピタス会員登録
>>楽天銀行案件ページ
※ハピタス会員登録済みの方はこちらから申し込みできます。
楽天カードの作成
楽天グループのクレジットカードです。年会費無料の一般カード~ゴールド、プレミアム、ブラックカードとランクがありますが、今回のスキームでは年会費無料の楽天カード(一般カード)を作りましょう。こちらもポイントサイト案件があります。また、紹介キャンペーンや公式キャンペーンも併用可能です。
①招待リンクをクリック(ここでは申し込まない)で1000P(楽天ポイント)
紹介リンクをクリックして楽天IDでログインすれば+1000Pもらえます。ちなみに、同ページ内に申込のボタンもありますが、ここから申し込みはしないでください。ここはエントリーだけにしておき、次に紹介するポイントサイトで申し込みをしてください。
>>紹介キャンペーンにエントリー
※上記は楽天IDでログインするだけ。申し込みは②のポイントサイト経由がお得です
②ポイントサイト経由で申し込みで+6000円相当
楽天カードの申し込みはポイントサイト経由で申し込みをしましょう。こうすることで+6000円相当の還元となります。
>>ポイントインカム会員登録
※登録無料です。上記のリンクから登録をすると+250円相当が追加でもらえます。ポイントインカム(ポイントサイト)についてもっと詳しく知りたいという方は「ポイントインカムの評判と活用法」をご覧ください。
③楽天カードの公式キャンペーンで5000P(楽天ポイント)
楽天カードの公式キャンペーンとして常設で以下のキャンペーンをやっています。
- 入会特典:2000ポイント(通常ポイント)
- カード利用特典:3000ポイント(期間限定ポイント)
カード利用特典は楽天カード到着後に1回以上買い物するだけでOKです。
全部やればこれだけで3万円以上は浮きますね。
楽天グループの金融ポイ活で楽天モバイルの通信料金を実質無料にする
さて、ここからが本題です。
とりえず、楽天モバイル、楽天証券、楽天銀行、楽天カードが全部そろっている前提でお話を進めていきます。
スキームの全体像としては楽天証券と楽天カード、楽天銀行で楽天ポイントを毎月1000ポイント以上獲得して、そのポイントで楽天モバイルの電話料金・通信料金を支払ってしまうというものです。
最初に初期設定や毎月のちょっとした作業は必要ですが一度組んだらあとはほぼ手間なしです。
【事前準備】楽天ポイントの金融ポイ活の準備編
まずは準備編です。大変そうに見えますが、基本的には最初に1度やるだけでOKです。2か月目以降に関しては次に紹介する「毎月すること」だけで済みます。最初はちょっとめんどうかもしれませんがサクッと終わらせましょう。
楽天銀行と楽天証券を連携。楽天銀行は楽天ID連携もしておこう
まずは楽天銀行は楽天IDとの連携と楽天証券の口座連携しましょう(楽天会員リンク登録)。そうすることで「ハッピープログラム」という楽天銀行の利用で楽天ポイントが貯まるようになります。
また、楽天銀行と楽天証券の口座を連携する「マネーブリッジ」をすると楽天証券の資金を楽天銀行で管理できるようになります(普通預金金利もUPします)
- 楽天銀行と楽天IDを連携(ハッピープログラム)
- 楽天銀行と楽天証券を連携(マネーブリッジ)
まずはこれをやっておきましょう。なお、ハッピープログラムに関しては別記事「 楽天銀行のお得な活用術 ハッピープログラムと毎月の現金プレゼントキャンペーンで銀行ポイ活 」でも詳細に解説しています。今回の内容にはやや蛇足なので興味がある人はのちほどご一読ください。
ちなみに楽天銀行の口座には10万円ちょっとくらいをいれておきましょう。これは楽天カード決済の事故防止のためと、楽天銀行に10万円以上の残高があると会員ステージが「アドバンスト」になりATM利用料金や他行振込手数料などが月1回無料となります。
楽天モバイルの料金支払いをポイント払いにしておく
楽天モバイルについて「my楽天モバイル」から支払い方法のところを楽天ポイントで充当するといった設定にしておいてください。「楽天ポイントの利用方法」から「すべてのポイントを使う」に設定しておきましょう。
楽天カードの引き落とし口座を楽天銀行にしておく
楽天カードのeNaviから設定できます。これも一度するだけでOKです。カード作成時に楽天銀行口座があればそのまま設定できます。
楽天証券で投資信託の積立投資を設定する
楽天証券で積立投資の設定をします。投資するのは投資信託で価格変動の少ない「東京海上・円資産バランスファンド(円奏会)」などがおすすめです。この際に楽天カードを使って積立投資をする設定にしておきましょう。
楽天カードによるクレカ積立は楽天証券の代行手数料が年率0.4%未満のファンドは決済額の0.5%しかポイント還元されません。そのため、代行手数料が0.4%以上でかつリスク(変動率)の小さいファンドをチョイスするようにしましょう。
上記における「おすすめ」という表記はその点においてであって、同ファンドが値上がりするといった意味での推奨ではありませんのでご理解ください。
なお、楽天証券のクレカ積立のサービスについては別記事「 楽天カード積立のお得な攻略法 年間12000ポイントが貯まるクレカ投信積立のやり方と注意点 」でも詳細に解説しています。より詳細に理解したい方はこちらの記事もご覧ください。
- 楽天証券にログインする
- 投資信託を検索する
- 投資信託詳細ページで「積立注文」をタップ
- 引落方法で「楽天カードクレジットカード決済」を選択
- カード番号等を入力して登録
- 積立金額(100,000)
- 分配金コース選択(どれでもOK)
- 口座選択(特定口座)
- 目論見書を読む
- 設定を完了する
この流れとなります。これで毎月12日までに設定をすれば翌月から指定した金額でクレカ積立が始まります。この積立分の1%相当の楽天ポイントが貯まります。
【毎月やること】13日以降に投信の売却手続きをするだけ
毎月12日の翌営業日には購入した投資信託が売却できるようになっていますので、楽天証券にログインして投資信託を13日以降に売却してください。
※2021年6月19日以前に積立設定をしている人は毎月2日以降、2024年8月24日以前に設定をした人は毎月9日以降に売却できます。
この結果、マネーブリッジをした楽天証券での売却代金の10万円が口座に入金されます。投資信託を購入した楽天カードの請求が楽天銀行に入りますが、売却代金が入金されているため問題なく決済されます。
後は毎月これを繰り返すだけです
このクレカ積立の結果、10万円のクレカ積立分の1%分の楽天ポイント。つまり1000ポイントを獲得することができます。事前の設定で、楽天ポイントを使って楽天モバイルの料金を支払うようになっているため、1000Pが充当されます。この場合、月々の楽天モバイルの利用料金が3GB未満であれば1078円+ユニバーサルサービス料から1000Pが引かれた80円程度の請求で済むことになり、ケータイ料金を実質無料化することが可能となります。
もちろん、即売却する必要は必ずしもなく中長期で保有するという方針でも構いません。投資判断については皆さんにおまかせいたします。
夫婦でやれば黒字回線化まで金融ポイ活で行ける
一人でやる場合はどうしても楽天モバイルの料金を全額ポイントで補うことはできませんが、これを夫婦でやれば話は別です。
楽天証券のクレカ積立は一人当たり利用可能なので夫婦でやればそれぞれ1000Pを獲得できます。また、夫婦なら楽天モバイルの「最強家族プログラム」を適用することができます。
結果としてそれぞれ月額料金が110円OFFされますので実施負担額は968円にまで下がります。ユニバーサルサービル用を入れても1000円未満なので楽天証券のクレカ積立で獲得したポイントで夫婦そろってケータイ料金を実質無料化することができます。
単身でも「もうちょっと」頑張れば完全無料化もできる
また、単身のケースでも楽天証券(&楽天カード)以外でもちょっとだけ工夫すれば完全無料(1078ポイント以上の獲得)は可能です。
今回の楽天カード積立になれたら、楽天証券で使える「楽天キャッシュ投資(積立)」もやってみましょう。ほぼ同じスキームで楽天キャッシュで積み立てをすると0.5%分のポイントが貯まります。月額5万円まで利用可能なのでこれで+250ポイント(楽天ポイント)が獲得できるので、これによって毎月1250Pを獲得でき、楽天モバイルの料金は完全にカバーすることができます。
参考記事:楽天キャッシュ投資 電子マネーで積立投資を攻略 チャージを工夫したポイ活投資でお得に投資
※さらに楽天キャッシュはチャージルートを工夫するとさらに+αのポイントも獲得できます。楽天キャッシュのチャージをお得にするチャージルートについては「 楽天ギフトカードをお得に買う方法 ファミペイ、ANA Pay、楽天Edyルートなどお得な購入ルートを検証 」をご覧ください。
楽天モバイルは買い物ゼロでもキャッシュレス投資だけで実質無料化できる
楽天ポイントは比較的貯めやすいポイントです。
今回はあくまでも金融系で貯められるポイ活に絞っていますが、
- モバイルユーザーはSPUで+4%
- 楽天トラベルで毎月10%OFFクーポン
のようなお買い物(消費)で得ができる要素もあるので、こういった金融ポイ活要素も入れれば楽天モバイルは非常に使いやすい、持ちやすい回線の一つになろうかと思います。
ぜひ上手に活用してみてください。
>>三木谷社長 キャンペーンリンクで申込
※楽天モバイルにポイントサイト案件はありません