NTTドコモとリクルートは2020年1月30日にdポイントに関する業務提携を発表しました。時期的には2020年10月からとなっています。auとPontaが連携すると発表した後なので、今後の共通ポイント界隈にも影響を与えそうです。
dポイントとリクルート系WEBサービスの連携、Pontaとの関係も維持
リクルートグループのWebサービスにおける共通ログインIDである「リクルートID」と、ドコモの「dアカウント®」を連携し、「じゃらん」「ホットペッパービューティー」「ホットペッパーグルメ」など12のWebサービスを通して予約した、約20万店舗でのサービスのご利用で「dポイント」がたまるようになります。 たまった「dポイント」は、1ポイント1円として上記サービスで使えるほか、dポイント加盟店やd払い®加盟店でのお買い物などにもご利用になれます。 対応時期は、2020年度第3四半期を予定しています。
2020年10月以降から「じゃらん」「ホットペッパーグルメ」「ホットペッパービューティー」など12のWEBサービスでdポイントを貯めたり、使ったりできるようになります。
現状は「Pontaポイント」が貯まるようになっていますが、ユーザーがポイントを選択することができるようになるようで、dポイントかPontaポイントのどっちかを貯めるって感じになりそうです。
dポイントユーザーサイドからすれば大歓迎
いちdポイントユーザーの私からすれば、大歓迎です。
dポイント⇔Pontaポイントはこれまでも可能ではありましたが、制限もありましたし、通常ポイントしか交換できません。
一番使いたいのはキャンペーン等でもらえる期間・用途限定ポイントなので、この使い道がふえるのは単純にありがたいことです。
Airペイでのdポイントの取り扱いも開始
この他、リクルートが提供しているAirレジというレジサービスで使える「Airペイ」というモバイル決済サービスにおいて、dポイントにも対応するそうです(2020年4月)。
モバイル決済でもこうしたポイント加盟店が増えるのはいいですね。ちなみに、小売店とかやっている方は、クレジットカード決済も簡単に導入できるのでぜひ!
初期費用とはほぼゼロから始められますよ。
auのポイントがPontaポイントに移行することが原因?
ここからは独り言
auのポイントは2020年1月現在はWALLETポイントという独自のポイントになっています。ただ、こちら2019年12月に2020年5月を目途にau WALLETポイントがPontaポイントに統合するという話になっています。
dポイントとPontaポイントは共通ポイントカードの中でもバチバチの関係ではなく、相互のポイント交換が可能になっているなど良好な関係にあります。
しかし、Pontaにauのポイントが入るとなるとちょっと話は変わってくるのかもしれません。
予定通りならdポイント(ドコモのポイント)をPontaポイント(auのポイント)に直接交換ができてしまうわけです。ANAマイルとJALマイルが交換できるようなものなので、すこし考えにくいかなと思っています。
となれば、リクルートとしてはこれまではPontaポイントが使えたけど、ポイント交換でdポイントユーザーもとれていたのに、交換停止になると困るということで、マルチポイントに進んだというところでしょうか。
実際、ローソンだってPontaとdポイントの両方に対応しているわけですし、ファミマなんて、Tポイント・楽天ポイント・dポイントと3つのポイントに対応しています。
リクルートポイントはどうなる?
あと、リクルートポイントという自社ポイントはどうするんだ?
クレジットカードの「リクルートカード」については年会費無料のカードとして知られていますが、ポイント還元は「リクルートポイント」として行われています。
そして、それを等価交換でPontaポイントにしているって感じです。ここもPontaポイントだけじゃなくdポイントにも交換できるって感じになるのかな?