ドコモやahamoの携帯電話料金の支払いにおいて最適なクレジットカードは何なのか?ということを検証したいと思います。
ドコモのクレジットカードというと10%還元などの特典のあるdカードGOLDが真っ先に頭に浮かぶ方も多いと思いますが、実はdカードGOLDはドコモ料金(ahamo料金)の支払いにはそこまで向いていなかったりします。
ただ、現在のドコモ料金の決済手段についてはケータイ料金のプランやらが複雑怪奇に絡まっており、一概にこのカードがお得!と言い切ることがが難しくなっています。とりあえず、色々と検証して自分にあったクレジットカードを探しましょう。
- ドコモのケータイ料金のお支払いをdカードに設定して1,000ポイントもらおう!
- dカード、dカードGOLDは実はドコモ料金支払いの最適解ではない可能性
- dカードをドコモ料金の支払いクレカにしてもよい人はどんな人?
- ドコモ料金・ahamo料金はどのカードで支払うべきなのか?
ドコモのケータイ料金のお支払いをdカードに設定して1,000ポイントもらおう!
2023年2月にドコモ料金をdカードに設定して支払いをすれば1000Pがもらえるキャンペーンをやっています。キャンペーンページは「こちら」です。
2023年1月末までにdカードを作っている人でdカードを支払先にしていない人が対象です。サポートに確認をしたところ「ドコモ料金」「ahamo料金」のどちらも対象となります。対象の方は2月末(2月28日)だけでもdカードに切り替えをしておきましょう。
dカード、dカードGOLDは実はドコモ料金支払いの最適解ではない可能性
まず、ドコモ料金(ahamo料金)といえば「dカードGOLD」が検討されると思います。ドコモの場合は料金の10%還元、ahamoの場合はパケット増量などがユーザー向け特典として示されています。
本カード自体の特典やメリットについては以下の記事でまとめていますので、ご一読いただけると幸いです。
別にケータイ料金の支払いをdカードにしなくてもドコモ料金は10%還元される
dカードGOLDの最大のメリットである10%還元。この特典はカード会員向けの特典であり、実はドコモ料金(ahamo料金)の支払いは関係がなかったりします。カードを保有していれば受けられる特典というわけです。
むしろ、実はドコモの利用料金はdカードのポイント還元の対象外となっています。dカードのポイント付与対象外の対象は「こちら」のページから確認できます。
そのため、いくら電話料金を使ってもdカードのポイントは付与されません。ドコモの10%還元というのは以下のような還元となっているわけです。
- ドコモ利用分の基本ポイント:1%
- dカードGOLDの特典:+9%
- dカード決済ポイント:0%
合計10%還元
なので、ドコモの利用料金についてはdカードではなく他社のクレジットカードで支払えばトータルとして貰えるポイントはアップします。仮に「リクルートカード(1.2%還元)」で支払ったとしましょう。
- ドコモ利用分の基本ポイント:1%
- dカードGOLDの特典:+9%
- リクルートカード決済ポイント:1.2%
合計11.2%還元
と、このようになるわけですね。
さらに、d払い・ドコモ払いの「電話料金合算」はポイント付与対象外になる
d払いでは決済方法をdカード払いにしておけばd払いのポイント+dカードのポイントの二重取りが可能です。
ただし、以下の画像のようにd払い(電話料金合算)で支払いをしてドコモ料金の決済をdカードにしている場合はポイント付与対象外になります。
なので、ドコモ料金をdカードで支払いをする設定にしている場合、d払い(電話料金合算)を利用するとd払い分のポイントしか還元されずもったいないです。これは非常に勿体ないことです。
一方で、d払いでdカード以外のクレジットカードを決済手段にしている場合、d払いのポイント還元がゼロになります。
非常に分かりにくいですよね……。表にすると以下のようになります。
d払い(カード払い) | d払い(電話料金合算) | |
---|---|---|
dカードで支払い |
d払い:0.5% |
d払い:0.5% クレカ分:0% |
他社クレカで支払い | d払い:0% クレカ分:カード還元率 |
d払い0.5% クレカ分:カード還元率 |
d払いで直接カード払いをするならd払い(dカード払い)が良くて、d払い(電話慮金合算)をするならドコモ料金は他社カードじゃないとポイント付与されないということになります。
なお、Amazonでのd払いは電話料金合算方式しか選択できないため、Amazonでd払いを使ったお買い物(Kindle100%還元本購入を含む)などを活用している人はdカードをドコモ料金の支払いカードに設定をすると損ということになります。
dカードをドコモ料金の支払いクレカにしてもよい人はどんな人?
以上から、クレカのポイント還元的にいえば、dカードGOLDは保有するだけでOKで、実際に支払いをするのは他のポイント還元率が高いクレカにしちゃうというのが最適解なわけです。
ただし、一部の特典や割引の利用についてはdカードをドコモ料金(ahamo料金)の支払いに充てていることが条件であるケースもあるので、そこだけ注意しておきましょう。
ドコモユーザーはdカードお支払い割があるのでdカード払いがお得なケースが多い
これまでdカードでのドコモ料金支払いは避けたほうが良いという話をしていながらちゃぶ台をひっくり返す感じですが、今後もahamoではなくドコモを利用するのであれば、ドコモ料金はdカードにしておく方がお得になります。
ドコモでは以下のプランを契約する場合はdカードで支払いをすることでdカードお支払割という割引を受けることができるようになっています。
- ギガホプレミア
- ギガホ
- ギガライト
- ケータイプラン
- はじめてスマホプラン
- U15はじめてスマホプラン
上記プランの場合、月額187円の割引です。かつては定期契約の割引と同額でしたが、現在は定期契約がないので、月額187円分だけdカードで支払いをするほうがお得です。
187円は仮に他社クレカで1.2%の還元率として考えたとき、15,584円相当です。
そのため、ドコモ料金+d払い(電話料金合算)による支払額が上記金額を超えない場合はdカードでドコモ料金を支払うほうがお得です。
ahamoは5GBのボーナスを受けたい人以外は特典なし
一方で、ahamoを利用している方は、dカードを決済方法にする特典は+5GBのボーナスパケットくらいしかありません。これが重要というのであれば良いですが、そうでなければahamo料金をdカード払いにするメリットは一切ありません。
がかかります。ahamoにしたいけど20GBじゃ足りない!という人はdカードで支払い充当してもいいかもです。逆に20GBで十分というなら不要です。
ちなみに、現在ドコモを利用している人も、よっぽどの理由がないならahamoに変更しても良いのでは。
ドコモ料金・ahamo料金はどのカードで支払うべきなのか?
ドコモ料金の支払いを行うべき、お勧めのクレジットカードについては、普通にポイント還元率が高いクレカで良いと思います。
ちょっと前まではドコモ料金を支払うクレジットカードの変更はドコモショップに行かないと無理みたいな状況でしたがようやくオンライン対応できるようになりました。マイドコモから変更手続き可能です。
還元率の高いクレジットカードとしては以下のようなカードがあります。
- リクルートカード(1.2%還元)
- 楽天カード(1%還元)
ちなみに、携帯電話料金の支払いはプリペイド系ではNGです。revolutもドコモ料金はダメっぽいです。
リクルートカード
常時1.2%還元の年会費無料カードです。貯まるポイントはリクルートポイントでPonta、dポイントのどちらにも交換できるのでポイントの使い道も豊富でいいですね。
なお、リクルートカードは公式のキャンペーンとして毎週金曜日10時~月曜日9時59分まではさらに+2000Pされるのでリクルートカード作るなら週末がおすすめです。
キャンペーンの詳細は「こちら」で紹介しています。
楽天カード
基本ポイント還元率は1%
年会費無料ですし、楽天市場もお得になります。持っていない人は新規作成で5000~8000ポイントがもらえる入会キャンペーンも常設でやっているので作っておきましょう。クレカ投信積立からチャージまで幅広く使えます。
楽天カードの入会キャンペーンについては「こちら」で紹介しています。
年間利用額をねらうのもアリかも
また、表面的なポイント還元だけでなく、年間利用額特典との兼ね合いも考えたいところです。()内はドコモ料金の支払いで貯まる通常のポイント還元率。
- エポスゴールド(0.5%還元):年間100万円利用で1%相当の+αのポイント還元
- 三井住友ゴールドNL(0.5%還元):年間100万円の利用で1万Vポイント還元
携帯電話料金は毎月定期的に発生する料金で年間でそこそこの金額になるということを考えると年間利用額ボーナスのために活用するのもアリかもしれません。
ドコモに限らずケータイキャリアって支払い料金複雑化プランナーとかを雇用しているですかね。ほんと複雑です。