ネオモバがSBI証券に統合 統合後はSBI証券のS株扱いへ 大量株保有の人は要注意

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著者:しょうこちゃん

ネオモバ(SBIネオモバイル証券)がSBI証券に統合されることが発表されました。

ネオモバとしてのサービス自体はSBI証券内で継続的に実施される(ネオモバコース)というものが案内されていましたが、2022年11月22日にネオモバコースとしての存続はされず、SBI証券に吸収されると発表されました。

ネオモバでは定額手数料という点から沢山の種類の銘柄をたくさん保有するということが可能でした。私も「楽天銀行配当金受取プログラム」と併用するために活用してきました。ところが、これがSBI証券のS株扱いになるというのであれば話は随分変わってきます。

売却時のコストが大幅アップするため、同戦略は取りづらくなりました。ネオモバで単元未満株投資をしてきた人は後処理を考えましょう。

SBI証券に統合されると最低55円の売却手数料がかかる

統合における最大の問題点はこの単元未満株の売却コストです。

ネオモバの場合は月50万円以下の売買であれば220円の手数料がかかるだけで、何回売買しても手数料は定額でした。

ところが、SBI証券では現在単元未満株株(S株)の購入手数料は無料となっていますが、売却時の手数料は0.55%(最低手数料55円)が発生します。

この最低手数料が重く、たとえば200円の株を1株しか保有していないとして、それを売却するとSBI証券のS株だと55円もの手数料がかかります。手数料率は驚きの27.5%に達してしまいます。これは絶対に避けたいところです。

1株を保有し続けるという選択はあり?

SBI証券統合のまま保有し続けても良い株はどんな株でしょうか?以下の該当する要な株式であれば、ネオモバに預けたままにしておいても問題ありません。

  1. 長期的に買い増しをして100株(1単元)以上にする予定である
  2. 1株として保有することに価値がある株式である(端株優待銘柄など)
  3. 単元未満株だけど長期にわたって売らなくてもいいと思っている株

これらに当てはまらない銘柄については、ネオモバとして売買できる内に売却処分しておいたほうが良いと思います。

SBIネオモバイル証券で単元未満株を売却するときの注意点とサービス停止のやり方

ネオモバでは取引をしなくてもサービスを利用していると220円~の月額手数料が発生することになります。一方で毎月200Pが貰えるという特典は早期に終了するので、売却を考えている方は早めに取り組むのが良いです。

ネオモバでの保有株(単元未満株)を売却する(月間50万円超だと手数料UPに注意)

1か月の売却金額は50万以下となるようにしましょう。50万を超えると手数料が220円→1100円に上がってしまいます。もし50万円以上保有しているなら2か月に分けて売却するほうが良いです。

今月の売却額については「アプリ>右下メニュー>マイページ>取引・サービス設定>サービス利用料徴収履歴」から確認ができます。翌日にならないと確定値にはならないのでギリギリの方は確認をお忘れなく!!

売却が完了したらサービス利用を停止して月額手数料をゼロにする

ネオモバはサービスを継続していると毎月220円の手数料(サービス利用料)が発生します。ただし、これは一時停止中となれば停止できます。売却が完了したらその月の内に一時停止の手続きをしましょう。

ネオモバにログインをしてマイページ下段にある「ネオモバのサービス利用状況の確認・変更はこちら」をタップして、その先にある利用状況画面で手続きをします。これで完了です。これを忘れてしまうとサービス終了まで無駄に220円を毎月取られてしまいます。

残す株はSBI証券に先に移管していくのもアリ

どうせSBI証券にネオモバの株が移管されるのであれば、今後のことも考えて先にSBI証券へと移管をするのもアリです。

SBI証券には「国内株式の入庫1回につき100P(円)」が貰えるというキャンペーンを常設で行っています(SBI証券メインポイントサービス)。

これを利用します。ネオモバで単元未満株を保有しているであればそれを1株SBI証券に移管するわけです。月500Pまで付与対象なので沢山銘柄を持っている人は月5銘柄を上限にSBI証券に移管していくというのもポイ活的に有効ですね。

以下で説明するようにネオモバから最適な脱出を考えると最低でも2023年8月1日以降は売却ができなくなるので早めに移管しておくと自由度が増すという意味もあります。

  1. SBI証券の口座を作る(同一名義)
  2. メインポイントサービスに申し込みをする
  3. SBIネオモバイル証券に株式移管申請書を送る

これだけです。ちょっと面倒かもしれませんが月5回の申請をしておけば100P×5=500円相当がもらえます。ネオモバで保有する単元未満株の内、今後も継続的に保有しておきたいというものは早めにSBI証券に移しておくのもアリだと思います(ポイントももらえるし)。

なお、ネオモバの口座はあるけどSBI証券の口座がない人は自動的に口座が作られます。それは勿体ないので、事前にポイントサイト経由でSBI証券の口座を作っておきましょう。

今ならポイントサイトの「ハピタス」を経由してSBI証券の口座を開設&5万円以上の入金をすると9,000円相当のポイントがもらえます(取引不要)

ハピタスに会員登録をする(無料)

②ハピタス内の「楽天証券」のページから申し込みをする
※上記ページ内にポイント対象条件としていくつかのルールがあるので必ずそちらも確認してください。

ネオモバであるうちに単元未満株を売却するおすすめのスケジュール

ということで、ネオモバがSBI証券に統合される時期(2024年1月)までには1株保有のような小額の単元未満株はネオモバの手数料体系で売買できるうちに処分(売却)しておくべきです。

タイミング的には2023年12月末までの売却が期限です。

とはいえ、実は様々なサービスや特典の終了を考えるともっと早めに動きたいところです。

  1. 2023年2月末まで(ネオモバFXがある人限定でポイントを無駄なく消化できる)
  2. 2023年6月末~7月末まで(毎月付与の200Pは一応もらえる/最後の200Pは捨てることに……)
  3. 2023年12月末まで(サービス上の取引期限)

2023年2月末まで(ネオモバFXがある人限定でポイントを無駄なく消化できる)

もうこのタイミングは終了してしまいました。

2023年2月末までに売却をしてサービスを停止します。
こうすれば3月に200Pが付与されます。

ネオモバFXでは1ドル単位からFX取引ができるので買付時に期間固定Tポイント分を指定して買付、そしてすぐに売却をします。これで実質的に最期に獲得した200ポイントも現金化できます。

2023年6月末~7月末まで(毎月付与の200Pは一応もらえる/最後の200Pは捨てることに……)

ネオモバのポイント付与は2023年6月利用分をもって終了となります。つまり、2023年7月3日に付与される200ポイントが最後となります。7月分の手数料を払っても8月以降はポイント付与はありません。

6月末でやめる手もありますが、その場合でもどうせ7月分に付与される200Pは使ったら220円の手数料がかかるため、6月末でも7月末でもコスト的には同じことになります。

8月分の手数料からは完全に真水のコストとして220円の負担が生じることになりますので、7月までにはネオモバでの売買を停止(サービス停止)することをおすすめします。

2023年12月末まで(サービス上の取引期限)

12月までは一応通常の買い付けと売却のみは可能ですが、あまりそれをやる意味はなさそうな気もします。

さようならネオモバ

私はネオモバの保有株数がかなり多いので、ちょくちょく処分をして2023年2月末までには保有株の内、端株優待銘柄や長期的に買い増しをして単元株化したいものを除いて処分してしまおうと思います。なんだかんだでネオモバは端株優待や楽天銀行の配当金受取プログラムで色々と稼がせていただきました。

さようならネオモバ、ありがとうネオモバ。