ドコモのクレジットカードのdカード。
ドコモのカードでありながら、NTTドコモの携帯電話料金の支払い時にポイント還元が付かないということで、カード保有者は多くても、実際には携帯電話料金の支払いには使っていない人も多いカードとして知られています。
ただ、このdカードでの携帯電話料金の支払いに新しい割引サービスが登場します。それがdカードお支払い割です。違約金(2年縛りの期間中解約の手数料)の引き下げとセットで発表されました。
dカードお支払い割とは?
dカードお支払い割とは、下記の3つの料金プラン(定期契約なし)を契約している方で、携帯電話料金の支払いをdカード、またはdカードGOLDにしている方が対象になります。
- ギガホ
- ギガライト
- ケータイプラン
ギガホ、ギガライトは2019年からのドコモの新料金プランとなっています。定期契約なしはいわゆる2年縛りがないプランとなります。
2年縛りがないのでいつでも違約金なしで解約できます。ただし、縛りありのプランと比較して料金が月額170円高くなっています。
dカードお支払割は、この170円分が割引されるというものです。
仮に4500円の月額プランを利用しているとしましょう。
- 縛りありプラン:月額4,330円(解約時は1000円の違約金)
- 縛り無しプラン:月額4,500円(違約金無料)
- 縛り無しプラン(dカードお支払割適用):月額4,330円(違約金無料)
となるわけです。dカードでドコモ料金を支払うと、月額170円オトクというわけですね。
dカードGOLDの10%還元の特典はもちろん継続
現在、dカードGOLDの保有者に対してはドコモ利用金額1,000円につき通常10ポイント(dポイント)が還元されるところ、100ポイントが還元される優待が行われていますが、こちらは今後も継続されます。
※この10%優待はdカードでの携帯料金支払いが前提ではありません。dカードGOLDは年会費1万円+税のカードですが、こちらの10%優待を前提に考えれば、月に1万円以上の料金支払いがあるなら、年会費を考慮してもdカードGOLDを作るほうがお得です。
利用額が少ない場合は通常のdカード(年会費無料)の方がいいかもしれません。
さらに、d払い、iD決済もお得になる(dポイントスーパー還元プログラム)
dカードお支払割による特典ではありませんが、ドコモがやっている「d払い」と「iD決済」のポイント還元キャンペーンである「dポイントスーパー還元プログラム」がお得になります。
dポイントスーパー還元プログラムは上記記事で詳しく紹介していますが、ドコモのサービス利用でd払いやiDによるポイント還元がアップする仕組みです。
その条件の一つに「ドコモの料金決済をdカードで行うことで+1%」というものがあります。dカードお支払割適用とイコールなので、適用されれば、街のお店でのd払いやiD決済でポイント還元率が1%アップします。
dカードお支払割を利用すべきか?そうでないか?
dカードお支払い割は月額170円の割引となります。
他社クレジットカードで現在ドコモ料金を支払っている方にすれば1%還元でも17,000円相当になるはずで、新料金プランを前提で考えるのであれば、dカードお支払い割に切り替えるほうがメリットが大きいです。
複数回線ある方は回線数×170円割引となるので、さらにメリットは大きくなると考えられます。
また、iD決済やd払いのポイントUP(dポイントスーパー還元プログラム)も考えるとさらにお得です。
新規にドコモの携帯電話を申し込みする方や機種変更をする方なら迷わずdカードお支払割を利用しましょう。dカードお支払割を併用するほうが圧倒的にお得です。
既存ケータイプランのユーザーは色々考える必要あり
一方で既存ユーザーの場合は少し考える必要があります。まず、旧プラン(シェアパック時代)から利用している方で、多回線運用をしている人はそもそもの料金プランを比較する必要があります。
特に、端末買い換えから2年以内の場合は「端末購入サポート」などの形の割引を受けているはずですが、契約を切り替えるとこのサポート(割引)が無くなりますのでご注意ください。
また、旧プランで解除料が発生する期間中であれば新プラン(ギガホ、ギガライト)への契約切り替えでも解除料が発生します。
既存ユーザーの場合は、前回の機種変更から2年以上経過しているのであれば新プランへの移行&dカードお支払割を考えてよいでしょう。
特に家族でシェアパックを利用している人、切り替えるタイミングが難しいので、は以下の記事で考察してます。参考にしてみてください。
dカードお支払割自体はドコモを利用するのであれば魅力的といえそうです。うまく活用していきましょう。