楽天ポイント投資（楽天証券）でバイナリーオプションが利用可能に！やる価値はある？ない？

本ページにはプロモーションが含まれております
著者：しょうこちゃん

f:id:showchan82:20210314083849p:plain

楽天証券では、楽天ポイントを1ポイント＝1円として投資信託や株式投資に利用することができる楽天ポイント投資が可能となっていますが、こちらに新サービスとしてバイナリーオプション取引（らくオプ）でもポイントが利用できるようになります。

為替取引を利用したバイナリーオプションで一定期間後の為替レートが指定レートを上回るか下回るかということを予測するサービスで、予測通りとなったときに利益がえられるというオプション取引です。

バイナリーオプションは前述のように単純な取引で、上がるか下がるかだけを予想すればいいだけです。当たればペイアウト倍率に応じてお金が増えますし、外れたらオプション料（支払った額）がゼロになるだけです。

ゼロは100かの取引になります。一時はメチャクチャ利用されましたが、射幸性が高すぎるということで規制に規制がかかって現在に至っています。

短期のレートなんてほとんどのケースで予想できないです。チャート分析を駆使して攻略するなんて人もいるかもしれませんが、個人的にはやるならギャンブルと割り切った方がよいと思います。

バイナリーオプション取引は店頭取引で相手方は証券会社です。つまり、基本的には「顧客の儲け＝証券会社の損」となる取引です。

で、実はその取引全体については「月次取引実績」として公開されています。じゃあ、楽天証券はどうなのかというと……どーん。

直近だと取引されたバイナリーオプション取引のうち、顧客（投資家）に戻された金額は87％。利用者の84.8％が損をしている取引ということになります。

サービスローンチのタイミングは顧客に甘く、そして設定を徐々に絞っている様子がうかがえます。これは結構ひどい……

ちなみに、同じタイミングでバイナリーオプション大手の顧客損益率を比較して見てみると以下の通り。

他社は90％を下回ることはほぼ無く、この水準をみると楽天証券はかなり渋いことがわかります……。

また、他社でもトータルの還元率は高めとはいえ100％を超えているわけではなく、投資家は基本的には損をするように設計されている商品となっています。相対取引で相手は商売なんだからそりゃそうだよねって話ですけど。

バイナリーオプション（バイオプ）というと、SNS界隈では必勝法を売ります！などとキラキラしたアカウントなども話題になりました（通称オプザイル）。

リッツカールトンのスイートルームのような高級ホテルと組み合わせてバイナリーで儲けました～。みたいな投稿が散見されましたね。

最近でもtwitterのトレンドKWを除くと、その手の投稿やアカウントは見かけますね。ただ、最近はバイオプと直接的に書かないケースが増えているようにも思います。

これらのアカウントは実際に取引とかをするんじゃなくて、高額な情報商材（あるいはツール）を売ろうとしているだけですからね。

仮にそんな攻略法があるなら他人に売るなどは絶対にしません。だって売って既知の事実となった瞬間からその攻略法は使えなくなってしまうからです。儲かるなら売らずにその攻略法で稼ぎ続ける方が効率的です。

売る理由はそれが……ということです。

もちろん、中にはバイナリーオプションで稼いでいる人もいると思います。ただ、そういう人は逆にこうしたSNSアカウントには出てこないと思いますよ。

ポイント投資として必勝法や後出しなどのテクニックはありません。

バイナリーオプションはギャンブルじゃなくて投資という見方もありますが、それはこの投資商品を適切に利用すればという場合になります。FXなどの為替取引をしている人が上昇リスク、下落リスクなどをヘッジ（回避）するためにバイナリーオプションを利用するなら一つの有用なツールといえるかもしれません。

一方で短期の為替レートを予測するだけの裸オプションとして利用するなら、ほぼほぼギャンブルみたいなものだと思っています。

個人的にはあまりお勧めしませんが、割り切って遊ぶつもりなら別に止めはしません。パチンコよりは還元率高いんじゃないでしょうか。

ただし、前述の顧客損益率をみても、かなり設定が厳しいようですのであえて楽天証券でやる必要はないと思います。楽天ポイントが使えること自体がなにかメリットがあるかというとそんなことはないです。

楽天ポイント（通常ポイント）はほぼ現金と同等ということを考えると、バイナリーオプションで無理に利用する必要は無いでしょう。

ちなみに、バイナリーオプション自体をやるでのあればGMOクリック証券やIG証券な、先日ポイ活案件でも紹介した「外為どっとコム」などのほうがよさそうです。