2019年6月以降、ふるさと納税の還元については還元率を3割以内とするように決まり、金券類、家電製品などの換金性の高い商品は返礼品として認められなくなりました。このためか、それまで順調に伸びていた寄付額(ふるさと納税額)は2019年度は減少に転じています。
そんな、お得度が下がったふるさと納税なのですが、今になって再びお得度が急上昇しています。還元率が50%を超えるような商品が登場しています。
新型コロナウイルスの影響により消費・需要が低迷した食材や名産品や特産品などが厳しい状況にある中で、供給過多となっている商品の受け皿として、ふるさと納税の返礼品が受け皿となる形で「緊急支援品」としてキャンペーンを行っています。
また、農林水産省の補助事業として国産農林水産物販売促進緊急対策(元気いただきますプロジェクト)を受けて「ニコニコエール品」という形で今だけの返礼品の「増量」も行われています。
もっと大々的にPRされてもよさそうなものですが、国(総務省)としては、ふるさと納税の還元率に対して五月蠅く規制をしてきた手前、それを翻すようなPRはできないのでしょうか……。
ともあれ、トクをしながら生産者にも還元できる大きなチャンスです。うまく活用していきましょう。
30%以上の還元もOKのふるさと納税の返礼品
ふるさと納税の返礼品は寄付額の30%以内というルールが2019年6月より厳格化されています。そのため、ふるさと納税のお礼の品の内容も数年前と比較するとインパクトが無くなってきた感がありますね。
一方で、新型コロナウイルスの影響もあり、インバウンド客の激減、結婚式や大型イベントの自粛、外食自粛などによって行き先を失っている食材が多数あります。
そんな特産品等の需要を喚起するために農林水産省が国産農林水産物販売促進緊急対策(元気いただきますプロジェクト)という補助事業を始めました。
その補助事業の一環として「ふるさと納税」が選ばれています。公的な補助(助成)の結果、還元率は50%を大きく超えるものが登場しており、「ニコニコエール品」として登録されています。
上記の例なら従来の還元率が30%であれば、その1.9倍の還元になれば、0.3*1.9=0.57となりますね。つまり還元率57%ということになります!
大々的に告知されないのは、それまで総務省が還元率をベースにしたPRに苦言を呈してきたことや、大々的な還元を行っていた泉佐野市との間での裁判が行われてきたことなども関係しているのでしょうか。
真偽は分かりませんが、すくなくとも、今のタイミングでのふるさと納税がお得であることは間違いありません。
私たちの寄付がコロナで打撃を受けている生産者の方たちの助けになるだけでなく、お得なお礼の品で私たちも得できます。上手く活用していきましょう。
ニコニコエール品×d払い×d曜日で得しよう
(追記)
寄付しようと手続きしようとしておりましたが、対象の自治体がd払いに対応していないところがほとんどでした。失礼しました……。
ニコニコエール品はふるさと納税寄付サイトの「ふるさとチョイス」で受け付けています。こちら、ご存知の方も多いと思いますが、ふるさとチョイスでは「d払い」を利用して寄付をすることができます。
そしてd払いのネット通販(ネット決済)は毎週金曜日と土曜日は「毎週おトクなd曜日」としてエントリーだけで+2%還元、1カ月に3店舗で利用すれば+5%還元が可能となっています。通常のd払いのポイント還元と加えたら最大6%還元にできます。
このポイント還元とニコニコエール品と組み合わせればメチャクチャ得できますね!
たとえば5万円の寄付をしたとしましょう。実際の自己負担はふるさと納税の寄付限度額内(金額は寄付者の今年の所得によって異なります)であれば2000円で済みます。
一方で還元されるのは以下の通りです。
- d払いポイント還元(6%相当):3000ポイント
- お礼の品(50%相当):25000円相当の返礼品
となり、2000円の自己負担で28000円相当が還元されるということになります。
対象商品については「こちらのページ(ふるさとチョイス)」から確認できます。
ふるさと納税というと皆さん年末(11月~12月)にかけて実施される方も多いと思いますが、この時期だからこそのお得案件もあるわけですね。