昨日は、「グロースAIファンド」の価格算出方法について紹介しましたが、本日はdポイント投資で利用されているもう一つのファンド「THEOインカムAIファンド」の方の価格予想の方法を紹介します。
これは、インカムAIファンドの運用会社であるお金のデザイン社が開示している情報です。赤字は私が加工したものですが、組み入れ上位5銘柄がありますね。これで全体の81.15%を占めています。
また、上部に価格推移も乗っていますが、「グロースAIファンド」と比較するとかなり値動きは緩やか、ほとんど動いていないということがわかります。
インカムAIファンドが投資している上位銘柄(ETF)
- ISHARES IBOXX INVESTMENT GRA
- ISHARES 7-10 YEAR TREASURY B
- ISHARES 20+ YEAR TREASURY BO
- ISHARES MBS ETF
- ISHARES JP MORGAN USD EMERGI
リンク先は、マーケット情報ページです。
前日比、値動きも含めて確認することができます。dポイント投資で重要なのは前日比になるので、ある程度予想できるわけです。
※この構成比に関する情報は2018年5月時点の保有銘柄となっています。
最新のTHEOインカムAIファンドの投資状況については「THEOインカムAI月次リポート」のページから確認することができます。
ちなみに、上記のファンドの内容は以下の通りです。
- 米ドル建ての先進国の投資適格社債
- 米国債(7年~10年)
- 米国債(20年以上)
- 米国政府機関が発行および(または)保証したモーゲージ・パススルー証券
- 新興国の国債や政府保証債などを対象
こんな感じです。すべて債券への投資となっていますね。最初の投資適格というのは信用格付け機関がBBB以上の格付けを付与しているという意味になります。
ISHARES IBOXX INVESTMENT GRAについては国債ではなく社債が投資対象となっていますが、基本的には規模が大きく安定性の高い会社が中心です。ただし、全くリスクがないわけではないです。
米国でもエンロン事件のように、まさかという事案がありました。実際にエンロンが破綻したときは日興のMMFが元本割れするというまさかの事態になったようにリスクゼロってわけではありません。
と、ずいぶん話がそれましたね……。
dポイント投資におけるTHEOインカムAIファンドの影響
設定来のインカムAIファンドの値動きです。値動きはかなり緩やかです。投資対象となっているのは投資適格債券が中心なので
- 市場金利下落→プラス
- 株価下落→プラス
- 為替レートが円安→プラス
となります。
1)市場金利が下落
債券価格は「金利が下落=上昇」となります。マーケットの金利が下落するといことは、すでに発行されている既存の債券の価値(金利)が相対的に上昇することになるため、価格が上がるのです。
2)株価下落→プラス
一般的に債券価格と株価は負の相関関係があるとされます。債券価格が挙がれば株価は下がり、債券価格が下落すると株価は上昇するというものです。
3)為替レートが円安→プラス
中でも、実際の価格の影響は投資対象(ETF)の価格変動よりも、ドル建てであることを考えると為替レートの影響の方が圧倒的に大きいと考えられます。
それは以下の記事でも紹介していますね。
株安・円安時に最適なTHEOインカムAIファンド
そのため、dポイント投資のバランスコース(インカムファンドの割合が45%)の場合はどちらかといえば、株安+為替レートが円安のタイミングがおすすめということになります。
dポイント投資は今回紹介したTHEOインカムAIファンドともう一つのTHEOグロースAIファンドを組み合わせたポイント運用サービスです。
上記のように価格変動が「予想」できるうえ、dポイント投資は即時投資・即時売却ができるため、ほぼ負けない後だしじゃんけん投資をすることができます。
THEO+docomoで資産運用もできる
後出し投資はできませんが、ここで紹介したTHEOグロースAIを使ったロボットアドバイザー投資をTHEO+docomoで運用することができます。
ロボアドバイザーによって、あなたの運用資産や年齢、取れるリスクに合わせてロボアドが自動運用してくれます。THEO+docomoを利用すれば、dポイント投資の1日あたりの投資上限の引き上げ(2000P→10000P)という特典も利用できます。
私も絶賛利用中です。