dポイント投資は、アクティブコースとバランスコースという二つの運用コースがあります。今回はその二つのコースの違いと、それぞれの特徴をもう少しだけ掘り下げていきたいと思います。
どのような相場状況でどのように投資をするべきか?というところの判断材料になるかと思います。
二つのコースの違いと特徴
アクティブコースは積極的な運用コース、バランスコースは安定的な運用コースとなっています。それぞれの値動きを見ていただくとその違いが分かります。
アクティブコース
アクティブコースの方が上昇時の上がりが大きい反面、下落時の影響も大きいです。一方でバランスコースは値動きの方向性はアクティブコースと同じですが、上下の変動ががマイルドです。
これは当然といえば当然で、この二つのコースはまったく同じ投資信託に投資をしており、投資配分を変えているだけだからです。
上記記事でも紹介している、「 THEOグロース・AIファンド(世界の株式中心)」と「THEOインカム・AIファンド(世界の債券中心)」です。
- アクティブコース(株:債券)=80:20
- バランスコース(株:債券)=45:55
dポイント投資に適しているのは基本的にはアクティブコース
基本的に、このブログで紹介しているdポイント投資は値上がりしそうなとき追加して、値下がりしそうなときは引き出すという投資方法です。
そのため、値動きが大きなアクティブコースを中心に追加 or 引出を判断するのが妥当ということになります。
だって、上昇する時はアクティブコースなら+1%でバランスコースなら+0.5%ならアクティブコースがいいですよね。
なので、基本は「アクティブコース」です。
株安、円安の時はバランスコースが上回るケースも
一方で基本的にと書いたのは例外もあるからです。
- 追加しているけど、下げそうな時
- 円安・債券高の相場の時
この2つの時はバランスコースで運用するほうが有利となります。
14時以降に株価が大幅下落したときのヘッジ
こちらはリスクヘッジ的な運用手段です。
2020年5月からは、14時のポイント追加の最終判断の後、17時50分まではコースの変更ができるようになっています。
たとえば、14時の段階ではプラスだったけど、14時以降に相場が急落したというケースです。この場合、アクティブコースのままにしておくよりも、バランスコースにスイッチすることで株価下落のダメージを抑えることが可能となります。
値動きがマイルドなバランスコースの利点ですね。
円安・債券高の相場
株式市場が下がった一方で、債券が買われる相場というものもあります。
一般的に株式(株価)と債券(債券価格)には負の相関関係があるとされており、反対方向に動く性質があります。
株価の上昇≒債券価格の下落、株価の下落≒債券価格の上昇というわけです。もちろん、“傾向”なので、株高債券高、株安債券安という状況もあるわけですが、傾向としては逆の動きをしやすいです。
そのため、株安債券高の相場の際で、特に円安に進んでいるという相場の場合、あえてアクティブコースではなく、バランスコースにスイッチをするほうが収益率が高くなることもあるわけです。
まとめ
通常時は、基本アクティブコースでdポイント投資を「する」「しない」を判断するスタイルでOKです。
その上で、14時以降に相場が急落してしまった。というような場合にはバランスコースへのスイッチを18時(17時50分まで)に判断するという形になりますね。