dポイント投資のアクティブコースはTHEOグロースAIファンドという投資信託が80%を占めています。なので、このファンドの価格がどうなるかを予想すれば、今日のdポイント投資の価格も予想ができるわけです。
じゃあ、どうやってそれを予想するかって話ですが、実は公開されている情報である程度は予測できます。
これは、グロースAIについて運用会社であるお金のデザイン社が開示している情報です。赤字は私が加工したものですが、組み入れ上位5銘柄がありますね。これで全体の84.57%を占めています。
なので、これらの投資先からある程度、予測できるわけです。
グロースAIファンドが投資している上位銘柄
- VANGUARD VALUE ETF 19.15%
- VANGUARDMID-CAP VALUE ETF 19.1%
- POWERSHARES QQQ TRUST SERIES 19.08%
- VANGUARD FTSE PACIFIC ETF 14.18%
- iSHARES MSCI JAPAN ETF 13.06%
※調査日時点
リンク先は、ETFの情報ページです。
前日比、値動きも含めて確認することができます。dポイント投資で重要なのは前日比になるので、ある程度予想できるわけです。
※この構成比に関する情報は2018年5月時点の保有銘柄となっています。
最新のTHEOグロースAIファンドの投資状況については「THEOグロースAI月次リポート」のページから確認することができます。
上記の表現だとわかりにくいと思うので、どんなファンドでどんな投資をしているETFなのかを順番にまとめたのが下の通りです。アルファベットは米国ETFとしてのコードです。
- VTV(アメリカの大型バリュー株)
- VO(アメリカの中型株)
- QQQ(NASDAQ100連動)
- VPL(日本、オーストラリア、韓国、香港、NZ、シンガポール)
- EWJ(日本株連動のETF)
こんな感じです。上位3銘柄(ETF)が米国株を投資先としており57.33%を占めていることになります。かなり大きいですね。
VPLは太平洋地域の先進国銘柄、上位は「サムスン」「トヨタ」「AIA」などで日本株も含まれます。EWJは日本株のみです。ということで日本株の影響度は高く見積もっても20%くらいという事になります。
米国ETFについてもっと知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。
海外ETF投資(米国ETF投資)のメリットとデメリット | Money Lifehack
前日比を構成比で加重平均してあげて合計を計算すればおおよその前日比がわかります。これを前日のグロースAIファンドの基準価額に掛けてあげれば増減がわかります。
ドル建ての米国ETFを仲値で日本円水準に計算する
もう一つ重要なことは、投資は米国ETFなのでドル建て運用されているという事ですね。なので計算をするときに重要なのは為替レートになります。
1%円高になれば、全体相場が同じだけ押し下げられたのと同じことになります。その点については以下の記事で紹介しました。
基準となる為替レートは仲値(10時頃の銀行レート)が基準となります。
実際のところ、別に1ポイント単位で正確に当てる必要があるわけでないので、最終的なところはある程度おおざっぱでも大丈夫です。
私の場合は、この程度のおおざっぱな計算である程度は数字を予想しています。
dポイント投資(ポイント運用)サービスでのアクティブコース、バランスコースはこのファンドが用いられている
このブログのメインテーマでもある「dポイント投資(dポイントを利用したポイント運用サービス)」における「アクティブコース」「バランスコース」はこのTHEOグロースAIファンドともう一つのTHEOインカムAIファンドという二つのファンドの組み合わせで計算されています。
- アクティブコース(株:債券)=80:20
- バランスコース(株:債券)=45:55
株=グロースAIファンド
債券=インカムAIファンド
と読み替えていただけます。
つまり、このグロースAIとインカムAIの具体的な予測値がわかれば、当日変動のdポイント投資の結果も読めるということになります。
THEO+ドコモを始めたら現実の運用状況がもっと詳しくわかる
THEOグロースAIファンドで運用されている内容をもっと詳しく知りたい方は、THEO+ドコモに口座開設をするとわかります。口座開設は無料でできます。
口座開設後にポートフォリオの運用スタイルを選択するところで
・グロースを100%にする→THEOグロースAIファンドの運用ポートフォリオとほぼ同じ
・インカムを100%にする→THEOインカムAIファンドの運用ポートフォリオとほぼ同じ
にできます。
資産構成をみると具体的なファンド名(ETF名)がでますので、それで現在の運用状況を知ることができますよ。