
SBI証券のクレカ積立は、三井住友カード以外にもJCB、東急カード、アプラス、オリコなどを使えます。ただし、カード会社に対応した仲介口座への変更が必要で、選べるポイントやポイント投資の扱いまで変わることがあります。
おすすめは「最大還元率が一番高いカード」ではなく、普段の買い物で条件を満たせて、年会費を差し引いても得になるカードです。積立だけのために買い物を増やす必要はありません。
まずはこの条件で選ぶ
- 積立以外で年100万円を無理なく使う:三井住友カード ゴールド(NL)やOliveゴールドを比較。
- 対象のJCBカードをすでに使っている:月間ショッピング利用額に応じて、SBIを含む利用社数を選ぶ。
- 東急カードを使い、TOKYU POINTの出口がある:東急の加算率と月5万円の境界を確認。
- 買い物の利用条件を増やしたくない:年会費無料のAPLUS CARD withやオリコを比較。
- 使えるカードを比較|三井住友以外は仲介口座もセットで選ぶ
- 年会費を払って高還元にする価値はある?
- JCBは月間利用額に合わせて1社・2社・3社を使い分ける
- 東急カードは月5万円までの条件とポイントの使い道で選ぶ
- 仲介口座のデメリット|カード変更だけでは済まない
- 口座開設から積立までの順番と締切
- 迷ったら、買い物の条件を増やさず続けられる1枚から
使えるカードを比較|三井住友以外は仲介口座もセットで選ぶ
積立は合計で月100円〜10万円。NISAのつみたて投資枠、成長投資枠、特定口座、一般口座で利用できます。カードを増やしても、SBI証券1口座のクレカ積立上限が増えるわけではありません。
| カード・必要なコース | 積立の還元率 | 年会費・選ぶときの条件 |
|---|---|---|
| 三井住友カード/Olive 通常のインターネットコースでも利用可 |
通常0〜4% Olive関連の上乗せは別判定 |
一般は無料、ゴールドは5,500円(条件達成で翌年以降無料)。2年目以降の一般・ゴールドは年10万円未満の対象利用だと通常付与0%。 |
| JCBオリジナルシリーズ JCB仲介口座 |
一般0〜0.5% プレミアム0.5〜1% |
カードS・Wなどは無料、JCBゴールドは通常11,000円。積立以外の月間利用額で還元率と対象上限を判定。 |
| 東急カード 東急カード仲介口座 |
5万円以下:0.25〜2.5% 5万円超:0.25% |
ClubQ JMB一般は通常1,100円、ゴールド6,600円。月間上限1,250P。年齢・ランク等の条件で加算。 |
| アプラスの対象カード SBI新生銀行仲介口座 |
0.5〜1.5% 券種で異なる |
APLUS CARD withは無料で0.5%。アプラスゴールドは1%、通常5,500円。ラグジュアリーカードは年会費が高く、積立以外の価値も必要。 |
| オリコの対象カード オリコ仲介口座 |
基本0.5% 200円につき1P |
年会費無料のOrico Card THE POINTなど。カードごとのポイント種類や期間限定優遇は別途確認。 |
| UCSの対象カード UCS仲介口座 |
0.5% | Uポイント/majicaポイントを普段使う人向け。UCSマークがあっても家族カード等は対象外。 |
| タカシマヤの対象カード 高島屋の仲介口座 |
一般0.3% ゴールド0.5% |
すでに百貨店の特典目的で保有する人向け。積立分は高島屋の年間利用額の加算対象外。 |
| 大丸松坂屋などJFRカード JFRカード仲介口座 |
一般等0.25% ゴールド等0.5% |
QIRAポイントが貯まる。通常の百貨店での買い物還元率とは別の制度。 |
表は継続利用時の基本条件を中心に比較しています。年会費は税込で、初年度無料や入会キャンペーンは含めていません。Visa・Mastercard・JCBという国際ブランドが一致するだけでは対象になりません。例えば、他社発行のJCBブランドカードはJCBオリジナルシリーズではありません。
年会費を払って高還元にする価値はある?
比較するときは「年間の積立ポイント+継続特典−年会費」をまず計算し、その後に日常の買い物還元や付帯特典を足します。積立だけの比較と、カード全体の損得を混ぜないことが大切です。
| 月10万円を1年間積み立てる例 | 積立ポイント | 年会費差引後 |
|---|---|---|
| 年会費無料・0.5%のカード | 6,000P | 6,000円相当 |
| 年会費5,500円・1%のカード | 12,000P | 6,500円相当 |
| 年会費11,000円・1%のカード | 12,000P | 1,000円相当 |
1P=1円相当、各還元条件を12か月満たす前提です。月5万円積立なら、1%カードと0.5%カードの差は年3,000Pに縮まります。高い年会費を積立ポイントだけで回収できるとは限りません。
JCBプレミアムカードをすでに買い物や旅行目的で持っている人なら、積立のための追加年会費はかかりません。一方、SBI証券の積立だけのために新規発行するなら、無料カードとの差を確認して選びましょう。三井住友カードの継続特典を含む比較は個別記事にまとめています。
JCBは月間利用額に合わせて1社・2社・3社を使い分ける
JCBのクレカ積立はSBI証券、松井証券、マネックス証券で各社月10万円まで設定できます。ただし、ポイント対象上限は3社合計で、積立以外のショッピング利用額によって変わります。
| 月間ショッピング利用額 | ポイント対象の積立合計上限 | 月10万円ずつ使う目安 |
|---|---|---|
| 5万円未満 | プレミアム:10万円(最大0.5%) 一般:付与なし |
プレミアムなら1社 |
| 5万円以上〜10万円未満 | 10万円 | 1社 |
| 10万円以上〜15万円未満 | 20万円 | 2社 |
| 15万円以上 | 30万円 | 3社 |
月5万円以上の対象ショッピング利用で、プレミアムカードは最大1%、一般カードは最大0.5%です。利用額の集計は前月16日〜当月15日。積立額、年会費、対象外の電子マネーチャージ等は含みません。
「月5万円使えば3社30万円すべてに1%」ではありません。月5万円なら1社、月10万円なら2社、月15万円なら3社が、各社月10万円を全額ポイント対象にできる目安です。NISAを利用する金融機関は同一年に1社なので、複数社で積み立てる場合は課税口座も使い分けます。
東急カードは月5万円までの条件とポイントの使い道で選ぶ
東急カードは、一般カードでも年齢やTOKYU POINTプログラムのランクなどにより加算できます。ゴールドカードには+0.75%がありますが、年会費差を積立だけで取り返せるとは限りません。
例えば最初の5万円が1%の人なら、月5万円で500P、月10万円で625P。積立額を倍にしてもポイントは倍になりません。最大2.5%の条件を満たす場合も月間上限1,250Pです。
TOKYU POINTを普段の買い物やANAマイルに活用する人には、単純な現金還元率とは違う魅力があります。ただし、ANA TOKYUカード自体は東急カード積立の対象外です。積立用とマイル交換用の2枚持ちは、個別記事で条件を確認してください。
仲介口座のデメリット|カード変更だけでは済まない
仲介口座は別の証券会社の口座ではなく、SBI証券の口座に仲介先を設定したものです。既存のSBI証券口座を使い、対応コースへ変更して利用します。仲介先を複数同時に設定してカードを使い分ける仕組みではありません。
| 変更前に確認すること | 実際に影響する内容 |
|---|---|
| 利用できるカード | JCB・東急・アプラス等は対応コースが必要。カードだけ登録し直しても利用できない場合があります。 |
| 積立ポイントと保有ポイント | カード積立で貯まるポイントと、投信保有で貯まるメインポイントは別の制度。仲介先で選択肢が変わります。 |
| ポイントでの買付 | 東急カードコースでは投資信託のポイント買付ができません。UCSもポイント投資には非対応です。 |
| 変更にかかる時間 | 他社仲介の解除、移行先の受付停止期間、カード登録期限が重なると、翌月の積立に間に合わないことがあります。 |
| 仲介先独自の優遇 | 現在の仲介口座に紐づく特典やキャンペーン条件から外れる可能性があります。残高やカードだけで判定しない特典に注意。 |
JCBカードで積立をすることと、投信保有ポイントがJ-POINTになることは同じではありません。貯めるポイントだけでなく、SBI証券内で使いたいポイントが使えるかまで確認しましょう。
口座開設から積立までの順番と締切
年間・月間利用額と年会費を比較
未開設なら口座開設。既存口座は必要な仲介変更
決済方法・銘柄・金額・預り区分を設定
SBI証券口座がまだない人は、本人確認を含む口座開設から始めます。下の広告リンクは通常の口座開設用です。三井住友カード以外を使う場合は、開設後に対応する仲介コースへの変更が必要です。各仲介先への直接申込を条件とするキャンペーンは、この経路では対象外になることがあります。申込特典を利用する場合は、指定された経路を優先してください。
| カード会社 | 翌月買付の設定締切 |
|---|---|
| 三井住友カード・オリコ・JFR | 毎月10日23:50 |
| 東急カード | 毎月5日23:50 |
| アプラス | 毎月15日23:50 |
| UCS | 毎月3日23:50 |
| タカシマヤ | 毎月8日23:50 |
| JCB | 毎月9日(JCB公式の案内) |
新規設定・設定変更後の注文希望日は原則として毎月7日・8日・9日から選択します。以前からの設定で別の日を利用している場合も、金額変更などで元の日へ戻せなくなることがあります。締切後は「クレジットカード決済履歴」で翌月分の決済・発注予定を確認してください。
迷ったら、買い物の条件を増やさず続けられる1枚から
私なら、すでに持っているカードで積立条件を満たせるかを最初に確認します。新しく選ぶなら、年100万円利用のゴールド、JCBの複数社活用、東急のポイント出口という順に、自分に関係する条件を絞ります。どれも合わなければ、無料カードで0.5%を受け取る方法でも十分に比較対象になります。
ポイントは投資収益とは別です。投資信託には値下がりや信託報酬等のコストがあり、還元分を上回る損失も生じます。積立額はカードの上限ではなく、続けられる投資予算で決めてください。