2023年に登場した楽天銀行（第一生命支店）。最近はBaaS（Banking as a Service）として銀行がバンキングサービスを他の事業者向けに提供するケースが増えています。銀行機能を他の事業会社が自社サービスに取り込むことが可能なサービスですね。
代表格としては住信SBIネット銀行の「NEOBANKシリーズ」でしょう。そして、楽天銀行としては初の外部サービスとの連携サービスとなります。ちなみにJRE（JR東日本）とも話を進めているので、近いうちに「楽天銀行（JRE BANK）」ができるかもしれません。
さて、今回はそんな楽天銀行（第一生命支店）について、その特徴やサービス内容、通常の楽天銀行支店との違いについて紹介していきます。
- 楽天銀行口座との「併用」して口座を持つことは可能
- 楽天銀行（第一生命支店）の口座開設のやり方
- 口座開設の招待キャンペーン実施中
- 楽天銀行の通常支店と第一生命支店の違いとお得な使い道
- 基本的には「サブ」としての扱いがよさそうな楽天銀行第一生命支店
楽天銀行口座との「併用」して口座を持つことは可能
まず、楽天銀行（第一生命支店）は取扱いとしては楽天銀行の一支店という扱いになります。楽天銀行では音楽名（ジャズとかロックとか）といった支店名がついていますが、第一生命支店はそれとは別の支店となります。
楽天銀行の口座は一人一口座ですが、この第一生命支店は例外としてもう一つ口座を作ることができます。つまり、第一生命支店を作れば楽天銀行の口座を一人2口座持てるということになります。
楽天銀行（第一生命支店）の口座開設のやり方
口座開設は「専用アプリ」から行います。
- 専用アプリのダウンロード
- 第一生命補資産形成プラスのアカウント作成
- 口座開設の手続き＆本人確認書類のアップロード
- 郵送でキャッシュカード等が届き初期設定
という流れになります。口座開設までは数日必要になります。
なお、口座開設の際にハッピープログラムの登録が可能で、楽天IDと連携させることで残高などに応じてATM手数料が最大月7回まで無料、他行振込手数料は最大月3回まで無料となります。
口座開設の招待キャンペーン実施中
2024年1月、2月は紹介プログラムの利用の上で口座開設をすると1500円が還元されます（通常は500円）。特典の利用は以下のキャンペーンページから楽天IDでエントリーして、口座開設をすれば対象となります。
口座開設後はデビットカードの利用キャンペーンや各種サービスの利用で現金や楽天ポイントが還元されるキャンペーンも実施中です。
楽天銀行の通常支店と第一生命支店の違いとお得な使い道
基本的にはほぼ同じサービスが利用可能です。
- ハッピープログラム（楽天IDと連携してポイントを貯める）
- 各種楽天銀行のキャンペーン
- 楽天証券との連携（マネーブリッジ）は可能だけどどちらか一つ
- 一部のサービスは第一生命支店では利用不可
などは利用可能です。そのため、楽天銀行（通常支店）と楽天銀行（第一生命支店）の両方を作ることで楽天銀行で実施している特典を両取りすることが可能です。
なお、楽天銀行はWEB版、アプリ版の両方でサービスが利用可能ですが、第一生命支店は専用アプリのみしか利用できません。WEB版（ブラウザでログイン）は利用できませんのでご注意ください。
ハッピープログラム（楽天ID連携）は両支店でそれぞれ別に登録できる
楽天ポイントが貯まる「ハッピープログラム」についても、通常支店と第一生命支店でそれぞれ別に登録が可能で、それぞれでポイントを貯めることができます。ポイントの二重取りができる一方で、楽天銀行の通常支店でスーパーVIPのような手数料無料条件を満たしていても、第一生命ではベーシックのままとなるような場合があり、どちらでも振込手数料無料とするなら、両方で条件を達成する必要があります。
獲得できる楽天ポイントが増えそうというメリットとしてとらえることができる部分もある一方で、振込手数料無料などの回数が欲しい人からすれば両方で条件達成する必要があるというデメリット面もあるといえそうです。
キャンペーンは楽天銀行通常支店ど第一生命支店で別々に登録可能
たとえば楽天銀行が毎月実施している常設プログラムである「国内外の入金・送金・ATM利用で現金プレゼントプログラム」は他行から3000円×5回の入金があれば150円が貰えるというキャンペーンですが、通常支店と第一生命支店との間で両方で条件を満たせばどちらも還元が貰えるようです。
「 給与振込を活用！銀行の自動入金・自動送金（振込）を活用した銀行ポイ活術 」でも紹介しているような銀行ポイ活が非常に捗りますね♪
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なお、キャンペーンによっては対象外となるものもあるようです。
キャンペーン詳細に、「本プログラムは第一生命支店のお客様は対象となりません」とか「本キャンペーンは一部提携支店においては対象外となります」という記載があるケースが見られます。
言い換えるとこうした表記がないものについては第一生命支店出も対象になるものだと考えています。
なお、こうした第一生命支店が対象外のキャンペーンであっても第一生命支店のアプリからエントリーできたりするのでちょっとややこしいですね……
楽天証券との連携（マネーブリッジ）は可能だけど、どちらか一つ
楽天銀行と楽天証券の連携であるマネーブリッジは第一生命支店でも利用可能ですが、すでに通常支店で利用している場合は連携を解除した上で第一生命支店で連携しなおしが必要となります。
楽天銀行と楽天証券をマネーブリッジすると普通預金金利UPといった特典がありますが、第一生命支店ではその特典がないので楽天証券連携は通常支店でやっておくほうが良いですね。
一部のサービスは第一生命支店では利用不可
以下のサービスは楽天銀行（第一生命支店）では対応していません。
- ビジネス口座
- マネーブリッジによる普通預金金利優遇
- 入出金明細ダウンロード
- Viberで送金
- Facebookで送金
- 楽らくワリカン
- 海外送金
- 楽天銀行コンビニ支払サービス（アプリで払込票支払
- 外国為替証拠金取引（FX）
- 保険商品
- 特別運用商品（楽天信託）
- 楽天銀行カード
- 楽天銀行ジョーヌカード
- 楽天銀行セディナカード
- CASHb for 楽天銀行（キャッシュバック）
- 提携サービスかんたん申込（公営競技を除く）
- 楽天toto購入時の支払い口座への設定
- 楽天銀行口座から楽天キャッシュチャージ
- 楽天ペイ（楽天銀行口座払い)
- 楽天キャッシュ【プレミアム型】への入金
- 楽天edyチャージ
- 楽天アフィリエイトの報酬受取
- 楽天宝くじでのくじ購入
基本的には「サブ」としての扱いがよさそうな楽天銀行第一生命支店
楽天銀行（通常支店）にはできて、楽天銀行（第一生命支店）にはできないことはあるけど、その逆はないため、楽天銀行（第一生命支店）は楽天銀行の通常支店の下位互換のようなイメージ。
ただ、楽天銀行が実施するキャンペーンには「併用」できるものもあるようなので楽天銀行通常支店と第一生命支店の両方でキャンペーンを利用したい場合など活用の場はあります。
そのため、楽天銀行の口座を開設するのであればまずは通常の楽天銀行口座を開設した上で、さらに楽天銀行の口座が欲しいという方が併用するべき口座というイメージです。
通常の楽天銀行の口座開設についてはポイントサイト案件がありますので、まずは先に楽天銀行（音楽支店）を作ってから楽天銀行（第一生命支店）でよいと思います。
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