楽天モバイルはRakuten UN-LIMIT VIIの新プランになってから0円維持ができなくなりました。その結果、解約も相次いでいるらしいですね。今後この楽天モバイル回線を活用する場合は以下の2つのどちらかの方向性で活用するという二極化が進みそうです。
- 維持費を抑えたうえで楽天市場などのポイント獲得を最大化して黒字化する。
- どれだけ使っても3278円/月という価格帯を利用して回線をフル活用する
なるべく維持費を抑えたうえで楽天市場などのポイント獲得を最大化して黒字化する
楽天モバイル回線の契約があれば楽天市場は+2%還元(11月からはダイヤモンド会員ならSPU+3%還元)になるわけなので1078円の月額料金から逆算すると36000円くらいの買い物をするなら維持費を超えた還元になります。
さらに「モバイル決済で+1%」なども活用すればよりお得感があります。
参考:楽天市場のSPUの最新情報、楽天市場のお買い物がお得になる常設キャンペーンを攻略しよう
これはこれで楽天経済圏を活用している人はなら選択肢としてはアリだと思います。
どれだけ使っても3278円/月という価格帯を利用して回線をフル活用する
もう一つは楽天モバイル回線のどれだけ利用しても3278円/月というプランをフル活用していくという方法です。
楽天モバイルは自社回線エリアであれば利用量無制限で3278円で回線を維持することができます。この上限価格はMNOの中では最安です。スマホとしての回線利用はもちろん、楽天モバイルはテザリングも開放していますので(無料で利用できますので)、スマホ端末をテザリングして自宅や外出先でパソコンやインターネット接続機器をネット接続することもできます。
今回の記事はこちらの回線をフル活用する前提での楽天モバイル活用法を紹介します。
- 楽天モバイルのスマホ端末のテザリング(Wi-Fi)を活用する
- 複数人が利用するならPocketWiFi(Rakuten WiFi Pocket 2C)を使う手も
- 楽天モバイル回線を使って自宅の光回線を解約するのはアリ?ナシ?
- 楽天モバイル回線をつくなら回線キャンペーンを複数活用しよう
楽天モバイルのスマホ端末のテザリング(Wi-Fi)を活用する
テザリングというのは、スマホを利用してインターネットに接続することを指します。
- 自宅
- 職場
- 外出先
- 自動車、バス、電車などの中
といった具合でスマホのインターネット回線を利用して電波が届く場所であれば利用できます。
パソコンだけでなく、ニンテンドーSwitch、タブレット、Alexaなどのスマートスピーカーといったインターネット接続が必要な機器も利用できます。
テザリングには「Wi-Fi接続」「Bluetooth接続」「USB接続」の3つがありますが、ごく一般的で汎用性が高いのはWi-Fi接続を利用する方法だと思います。
ただし、Wi-Fi接続はバッテリーを消費するため、充電ができない環境での長時間利用は注意してください。
Rakuten BIGやRakuten HandなどによるWi-Fi接続によるテザリングのやり方
実際にRakuten BIG(楽天モバイルの端末)を利用してWi-Fi接続によるテザリングを進めるための方法・流れを紹介していきます。
- ホーム画面を下から上にスワイプ
- 設定(歯車)
- ネットワークとインターネット
- アクセスポイントとテザリング
- Wi-Fiアクセスポイント
- 標準は「OFF」なのでこれを「ON」にする
- アクセスポイント名を変更する(そのままでもOK)
- アクセスポイントのパスワードを変更しメモする
これで楽天モバイル端末側の設定は完了です。端末によってテザリングの初期設定のやり方は異なる場合がありますが、ほぼ上記と同じような流れでできます。2~3分かからずに終わるはずです。
あとは、ノートパソコンやタブレットなどのWi-Fi接続の設定を見てみると(7)で決めたアクセスポイント名が表示されているはずなのでそれに(8)のパスワードを使って接続してください。
接続が完了すればあとは、楽天モバイル回線を利用してそれらの機器がインターネット接続できます。
私は福岡市在住ですが、楽天モバイルの4G回線でテザリングしたところ、パソコン接続の回線速度は50Mbps程度でした。Youtubeの閲覧も特に問題なく再生することができました。
5G回線も利用できれば理屈上では光回線以上の回線速度になるのでしょうけど、福岡市の私の住まいエリアでは5G回線がまだ来ておりませんので未確認です。
複数人が利用するならPocketWiFi(Rakuten WiFi Pocket 2C)を使う手も
一人の利用ではなく、複数人で利用する。また、複数の端末を常時インターネット接続しておきたいというような場合はPocketWiFi端末を利用する手もあります。
楽天モバイルでは「Rakuten WiFi Pocket 2C」というポケットWiFi端末を販売しており、現在は「1円セール」も行っています。
このタイプなら自宅に固定的に置いておいてもいいし、旅行などで外出する際も複数の端末を同時接続しておくことができます。一般的な光インターネット回線の場合、データ通信をしてもしなくても毎月固定額がかかりますが、楽天モバイルならデータ通信をしない場合は3GB未満:1,078円(税込)で回線維持ができますので、無駄がありませんね。
>>Rakuten WiFi Pocket 2Cの1円セール会場はこちら
楽天モバイル回線を使って自宅の光回線を解約するのはアリ?ナシ?
楽天モバイルの電波が届いている前提になりますが、楽天モバイルの端末一つがあれば、それをテザリング接続しておけばPCやタブレットなどを接続してネット接続ができます。
動画のアップロードやオンラインゲームなどをするなら固定回線がある方が良いと思いますが、そうでないなら楽天モバイル回線を使って自宅の光回線を解約するというのも一つかもしれません。
※1日に10GBを超えるデータ通信をすると通信制限がかかります
固定光回線はプロバイダ料金も含めると月額5000円くらいはするので、それを節約できるのは結構大きいのではないでしょうか。
個人利用の話とはちょっと変わるかもしれませんが、小規模な店舗とかポップアップストアなどのお店は、電話回線引いて光回線を導入してネットに接続するよりも、楽天モバイルを一台おいてそれを電話兼、Wi-Fiルーター代わりにすれば3278円/月で済むというのはよさそうな気もします。
一方で以下のような注意点もあります。
- テザリング利用をするとバッテリー消耗が激しい。端末の電池寿命自体が短くなる場合がある
- 端末を外に持ち出すと自宅の回線がつながらなくなる
- データ通信無制限とはいっても大量のデータ通信をすると制限がかかる場合がある
家族がいらっしゃって複数人で自宅でインターネットを使っているという方には向きませんが一人暮らしで自宅でもパソコンやタブレットを使ってインターネット接続をしたいけど、固定回線・光回線を導入するにはコスパが悪い……という方にとってはスマートフォンをRakuten UN-LIMITにしてスマホとモバイルルーターを兼用とすることで通信費用を大きく節約できる可能性があります。
なお、2023年6月1日からはRakuten最強プランが始まり、au回線のローミングが強化されます。繋がりにくさが大きなデメリットとされていた楽天モバイルが大きく改善されそうですね。
活用できそうな方は利用してみましょう。
楽天モバイル回線をつくなら回線キャンペーンを複数活用しよう
楽天モバイルの回線を新規に作るのであればキャンペーンを複数併用しましょう。楽天モバイル公式サイト上に掲載されている以外でも楽天モバイルは様々なキャンペーンを実施しており併用ができる場合があります。
最新のキャンペーンは以下の記事でもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。