楽天モバイルが料金プランで打ち出してきた~1GB未満のデータ通信なら無料というプランを2022年7月から開始する新プラン(Rakuten UN-LIMIT VII)で実質的に終了となります。
あらたな料金プランでは上記のように3GBまでの利用は980円(税込1078円)となり、これまで1GB未満のデータ通信をしてきた人は0円→1078円という負担が生じるようになります。
一応以下のように経過措置がありますが、2022年9月からは有料化(ポイント還元で補填)、11月からはプラン通り有料化という形になります。
- 7月分:0円で継続可能
- 8月分:0円で継続可能
- 9月分:有料化だけどポイント還元
- 10月分:有料化だけどポイント還元
- 11月分:最低1,078円(税込)の料金が発生
これは新規は勿論、既存ユーザーも同様です。つまり、これまで0円で維持してきた人にとっても影響することになります。
楽天モバイルの既存ユーザーはRakuten UN-LIMIT VIIどうする?
楽天モバイルユーザーと言っても使っている人は以下のように分けることができます。
- 0円で維持している人
- SPU目的だけで維持している人
- 少しは他でも使っている人
- 0円ではないけどマックスまでは使っていない人
- データ通信をガンガン利用している人
このそれぞれのパターンで考えは全然違ってくると思います。
SPU目的だけで維持している人
楽天モバイル端末を文鎮替わりにしている人ですね。楽天市場のSPU(楽天モバイル契約で+1%)を目的としいると言い換えても良いかもしれません。
このタイプの人は、新プランになって有償化することで解約するか?それとも楽天市場の利用実績から考えて負担してでも維持するか?を考えることになります。
具体的には楽天モバイルのSPUは新プランになって+1%から+2%に実質的にアップします。1078円の料金から逆算をすると53,900円です。この金額を楽天の買い物で使っているというのであれば回線維持。そうでなければ解約というのが回答になりそうです。
0円維持をしているけど少しは使っているよという人
サブ回線としてちょっとだけ使っているよという人もいるかもしれません。ケータイはほとんど使わないからギガを節約してほそぼそ使っている人、あるいは他回線と併用(eSIMを利用)してRakutenLinkで無料通話だけを使っている人、あるいはサブ端末として利用しているという人でしょうか。
こうした利用をしている人は無料期間の間に、他社回線への引っ越しも含めて検討してみるのも良いかもしれません。
というように楽天モバイルユーザーを狙い撃ちとしたようなキャンペーンも展開されていますので、そうしたものを使うのもアリだと思います。
データ通信をガンガン利用している人はそのままでOK
楽天モバイルはデータ通信をガンガン使っている人なら格安です。一人暮らしをしているというのであれば自宅にあえて光回線を引かずに楽天モバイルの回線を使ってテザリングをしてPCやタブレットで通信しているという人もいるかもしれません。
そういう利用であれば、正直このままで大丈夫だと思います。このタイプの人は、Rakuten UN-LIMIT VIIは改悪ではなくむしろ改善だったといえます。
楽天モバイルの0円廃止は三木谷さんがいうように0円ユーザーはいらないって話
楽天の三木谷氏は「0円でずっと使われても困るというのが、ぶっちゃけた話かな。すごく正直に言って」と発言されたそうですが、今回の改悪自体はそうしたユーザーにとっては大きな改悪ですが、それ以外のユーザーにとっては改悪となる点はなく、むしろポイント還元のアップなどの改善が含まれています。
とはいえ、楽天モバイルを契約してきたユーザーの大部分とは言いませんが、かなりの方が「0円維持」をしてきた方が多いため、その結果として改悪となってしまう人が多かったという話になるのだと思います。
今後楽天モバイルを検討する方も、テザリングを含めてデータ通信し放題で無制限3,278円(税込)でありながら、楽天市場での利用分の2%還元というポイントアップを使えるという「楽天モバイルの回線を使う人」が対象になる感じですね。
最低限で回線を維持したいというのであれば、LINEMOなり、他のMVNOを使う方がよいでしょう。