楽天ポイントを貯めている人で、貯めた楽天ポイントをもっとも効率的に利用する方法の一つして「毎月12日~最長24日の楽天カードの決済代金にポイントで充当する」という方法があります。
すでに当然のように利用している方も多いかもしれませんが、ポイント充当は楽天ポイントの実質的な現金化と同じです。楽天ポイントは他の共通ポイントと違って外部のポイント交換のルートがあまり強くないので、実質現金化である楽天カードポイント払いは非常にお得なポイント利用法(出口)の一つだと思います。
こちらでは楽天カードの楽天ポイント充当のお得さと、それ以外の楽天ポイントの使い道(出口)を比較していきます。
- そもそも、楽天カードの決済代金をポイント充当するってどういう意味?
- 楽天ポイントを楽天カードに充当することで得する理由
- 注意点、あくまでも使えるのは通常の楽天ポイント、期間限定ポイントはすぐに使ってOK
- ポイント充当の作業と一緒にやっておきたいこと
- 楽天ポイント経済圏で楽天カードは必須
- 将来的なキャンペーンに備えてポイントのまま保管するなら「ポイント運用」や「ポイント利息」が便利
そもそも、楽天カードの決済代金をポイント充当するってどういう意味?
正式にはポイントで支払いサービスと言い、楽天カードの前月利用分の精算額に貯めている楽天ポイントを充てる事ができるサービスです。
利用期間:毎月12日~最長24日まで
利用できるポイントは楽天ポイント(通常ポイント)です。1回に充当可能なポイントは50ポイント~3万ポイント(ダイヤモンド会員は50万ポイント)、月間に5回まで利用可能で、充当可能なポイントは10万ポイント(ダイヤモンド会員は50万ポイント)が上限となっています。
ちなみに12日から実施可能ですが、楽天カードの前月利用分のポイントは毎月13日に入っているので13日以降くらいでやるのがよいと思います。
ちなみに楽天カードの引き落とし先銀行は「楽天銀行」にされている方が大部分かと思います。楽天銀行は2営業日前の前日が締め切りです。7月27日の「2営業日前の前日」ですから7月22日が今月の締め切りですね。
>>楽天カード(ポイントで支払いサービス)はこちら(要ログイン)
楽天ポイントを楽天カードに充当することで得する理由
仮にあなたが楽天ポイントを5000P保有しているとしましょう。
この5000Pを使う時に楽天ポイントを使うのと、楽天ポイントを使わずに一旦、楽天カードで支払いその支払い分を後からポイント充当するのとでどう違うのかを見ていきましょう。
楽天市場でのお買い物でポイント利用するのとポイント充当するのとの比較
お買い物に利用した場合の還元率の違いを見ていきます。仮に、5000円相当のお買い物をするとしましょう。この時に、楽天ポイントをそのままお買い物に使う場合と、楽天ポイントを使うのではなく、先に楽天カードで支払いをしてその支払い分を後からポイント充当するケースで比較します。
前者は5000P利用で支払いゼロ。後者は先に5000円の支払いが生じますが、カードにポイントを充当すれば支払いはゼロなのでどちらも同じです。
【注意】
楽天カードの利用を楽天市場でしか利用していない場合、「楽天カードでお支払い後、引落日当日に引落がされた楽天市場のお買い物分のみ対象となります。」とあるため、引落金額<楽天市場での楽天カード利用額となりポイント還元が減少する可能性があります。ポイントで支払いサービスを使う場合、楽天カードの利用が楽天市場のみという方はご注意ください。
楽天ポイントを買い物で利用した場合 | 先に楽天カードで決済し後でポイント充当した場合 | |
---|---|---|
通常ポイント(1%) | 50P | 50P |
楽天カード決済ポイント | 0P | 50P |
楽天カードSPU分 | 0P | 50P |
楽天プレミアム以上のSPU+α分 | 0P | 100P |
0か5の付く日に買い物した場合 | 0P | 100P |
合計 | 50P(1%還元) | 350P(7%還元) |
見ていただくとわかるように、もらえるポイントに大きな差が出てきます。
楽天カードの決済ポイントは引き落とし額ではなく「決済額」が計算元になっているためです。どうみてもポイント充当の方がオトクですね。
楽天市場でのお買い物にポイントを使うのであれば、ポイントをそのまま使うのではなく、一旦楽天カード経由で買い物をした上で後からポイント充当するほうをお勧めします。
楽天証券で投資信託にポイント充当するのとを比較
続いては、楽天市場で使う以外のケースです。
ポイ活&投資に大活躍するのが、楽天カード×楽天証券の組み合わせで投資信託を楽天カードで買ってポイント獲得するという技です。まだやっていない方は、投資に興味がなかったとしても年6000円相当が儲かる案件なのでぜひやりましょう。
楽天証券では投資信託を購入するときにポイントで投資をすることもできます。実際に楽天ポイントを使って投信を購入しているという方も多いと思います。
実はこの場合も、ポイントを使って投資信託を買うのと楽天カードを使って投資信託を買うのとでは、カード払いの方がオトクです。楽天証券では楽天カードを使った時の積立でも1%分のポイントがたまります。
たとえば、5万円分の投資信託を買うとして「楽天カードで購入」「楽天ポイントで購入」という場合を比較します。
お分かりかもしれませんが、楽天カードで買えば1%分のポイントが付与されます。一方でポイント充当の場合はゼロです。そして、楽天カードの支払金額にはポイントが充当できます。言い換えると、投信を買った5万円分に対して充当できるわけですから、実質的に5万円の投資信託を49500円で購入したというように考えることもできるわけです。
ちなみに楽天市場のSPUに「500円以上を1P以上使って投資信託を買うと楽天市場のポイント還元が毎月+1%」という特典があるので、私は月初に1回だけ1P利用で投資信託を買っています(積立投資信託の設定時に1ポイント以上利用する設定にしておいてもOKです)。もっとも、楽天カードで投資信託を購入できるのは月5万円までなので、もっとたくさん投信を買いたい(積立投資したい)という場合は話が変わってきますね。実質的にポイントを現金化できるわけですし。
こちらの方法もお勧めではあります。
街のお店でのポイント利用も楽天カード決済&後からポイント充当がお得
基本的にどちらもポイント利用でもポイント還元はあります。
ただし、楽天カードが使えるお店であれば、楽天カードで決済したうえで後でポイント充当をする方がポイント還元率自体は高くなります。
同じく5000円相当のお買い物をした場合で見ていきます。
楽天ポイントで利用した場合 | 楽天カードで決済し後でポイント充当 | |
---|---|---|
楽天ポイントカード提示分(1%) | 50P | 50P |
楽天カード決済ポイント | 0P | 50P |
街の利用で+1%キャンペーン | 0P | 50P |
合計 | 50P(1%還元) | 150P(3%還元) |
※街の利用で+1%キャンペーンは楽天市場で楽天カードを月に2万円以上利用した場合、街のお買い物(楽天グループ以外での決済)のポイント還元が+1%されるというキャンペーンです(上限1000P)。
このように、楽天ポイント加盟店でのお買い物でもポイント利用よりも、カード決済をして後からポイント充当がよいです。
楽天ペイもポイント利用よりも楽天カードでキャッシュにチャージして買い物する方がよい
楽天ペイでも楽天ポイントを使って決済ができます。
なお、楽天ペイを使う人はポイントを使うのではなく、楽天カードを使ってチャージをする方がお得ですね。さらに言えば、楽天ギフトカードをお得にチャージすることで+αのポイント還元を狙う方が確実にお得です。
詳しいやり方は「楽天ギフトカードをお得に買う方法 最高のポイント還元率で楽天ギフトカード(楽天POSA)を購入 」で紹介しています。
注意点、あくまでも使えるのは通常の楽天ポイント、期間限定ポイントはすぐに使ってOK
とはいえ、楽天カードの決済代金に充当できるポイントは楽天の通常ポイントだけです。楽天の様々なキャンペーンで手に入る楽天ポイント(期間限定ポイント)や楽天キャッシュなどを充当することはできません。
楽天市場で貯まるポイントのうち「通常ポイント」は正直言って少し貯めにくいところがあります。
SPUやお買い物マラソンなどのキャンペーンなどで貯まる大量ポイントは「期間限定ポイント」なのでこれには使えないんですね。
期間限定ポイントについては楽天市場でのお買い物に使うか、町のお店で楽天ポイント払いでお買い物に使いましょう。なお、楽天市場内で利用するのであれば、毎月18日の「いちばの日」でお買い物に利用するのがよいと思います。
ちなみに、すこし余談とはなりますが楽天スーパーDEALの方でもらえるポイントは基本ポイントとして還元されます。なので、同じポイント還元になりそうなら値引きされるよりもDEALでのポイントバックの方がお得度が高まります!覚えておきましょう。
ポイント充当の作業と一緒にやっておきたいこと
ポイント充当のためにわざわざe-NAVIにログインしたわけですから、同時に「作業」は終わらせてしまいましょう。
クリックしてポイントでポチポチポイントゲット
e-NAVIにログインしたら「クリックしてポイント」も一緒にクリアしておきましょう。ポチポチするだけでポイントがもらえます。
何件くらいあるかはその時々ですが毎回10件以上はポチポチできているはず。わざわざそのためだけにログインするのは時間効率悪すぎですので、ポイントで支払いを利用したときに一緒にポチる感じでよいでしょう。
>>楽天カード(クリックしてポイント)はこちら(要ログイン)
ま、数円単位の収入ですけど、一連の流れでやれちゃうので私はポチポチやってますよ。
街のお店でポイント2倍キャンペーンにエントリー
毎月エントリーが必要な常設企画です。楽天市場で月に2万円以上お買い物をすると、楽天系サービス以外での楽天カードの還元率が2倍(2%)になるというキャンペーンです。要エントリーなのでお忘れなく。
場所はe-NAVIログイン>キャンペーン内にあります。
リンクは「楽天市場で2万円以上楽天カードをご利用で街での楽天カードの今月ご利用分がポイント2倍(毎月開催・要ログイン)」です。
これは楽天市場で買い物をする人ならぜひとも活用しておきたいキャンペーンだと思います。ちなみに、街での利用というのリアル店舗に限りません。楽天系以外という意味です。
楽天ポイント経済圏で楽天カードは必須
こんな感じです。楽天ポイント経済圏において楽天カードはポイント獲得面だけでなく、楽天ポイントの消化においても強い力を発揮することになります。
楽天ポイント経済圏を活用するなら絶対に作っておくべきカードです。
ちなみに、カード作成で5000P(毎月1回不定期実施のキャンペーン期間中なら7000P~8000P)がもらえます。また、そのタイミングでポイントサイト経由で楽天カードを作成すれば1万円以上のポイント還元になります。
待てる人はそのタイミングを待つのも手だと思います。詳しくは以下の記事で(随時更新!)
将来的なキャンペーンに備えてポイントのまま保管するなら「ポイント運用」や「ポイント利息」が便利
ちなみに、楽天カードへのポイント充当以外にも戦略的にポイントを保有するという手もあります。
楽天ポイントでは不定期に楽天ポイントを他社ポイントに交換する際の増量交換などのキャンペーンを行う場合があります。こうしたキャンペーンの実施に備えて楽天カードへのポイント充当ではなくポイントのまま保管しておくというのも一つの手です。
ポイントをポイントのまま貯めておくのであれば、「ポイント運用」か「ポイント利息」のどちらかを利用しましょう。
必要な際は出金(ポイント)できるので無駄なく貯めておけます。
楽天ポイント運用
楽天ポイントをポイントのまま疑似投資できるサービスで楽天証券を使ったポイントによる株や投資信託の買い付けとは別サービスです。通常ポイントをこちらの運用の方に入れておけば、運用によるリスクはありますが、貯めているポイントを無駄にせずに運用が可能です。
楽天ポイント利息
雀の涙ほどではありますが、ポイント利息というサービスもあります。こちらだと元本割れのリスクなくポイントを預金的に運用可能です。